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忍たま転生パロ小ネタ集【RKRN】

全体公開 5031文字
2014-01-03 02:10:16
Posted by @sa__za_n_


忍たまの転生パロの小ネタ集め。
まだ暫定設定だけど。


◆地上で捕まえた彼らの魂魄のうち、魄に記憶を封じ込めて地上に封印する。
代償は福富と下坂部の四魂のうち、二つづつ。

しかし失敗もあり
小平太を初めとする体育委員会。潮江文次郎。

しかし、転生してきた上記のものには始めから記憶を持っていたものが多く、イレギュラーと呼ばれる。

実は上記は妖怪と化したのでであり、五百年死ななかったのだから当たり前と言えばそうである。
福富、下坂部の死後には魄の守り手を勤めた。




……、なぁ作兵衛。」
「一体揃って何の用だ?左門、三之助。」
「一回聞きたかったんだ。なぁ、お前『昔』のこと覚えているんだろ?」
……は?何を馬鹿なこ――
「私には分かるんだ。作の体の動き、無意識下の反射……、ただ平和の中で生きていただけの中学生とは、全く違う!」
「何を、言って、んだ。」
「なぁ、忘れたのかよ。約束しただろ!!また、何十年たっても又皆で逢おうって。なぁ作兵衛!!」
泣き出しそうな親友に作兵衛はただ俯くことしか出来なかった。


■「なぁ、金吾。」
「なんですか?兄さん?」
「私はさぁ、三十の時に病でぽっくり逝ったんだよねえ。」
「ええ、お見舞いに行きましたよ。」
「金吾は、何で死んだんだ?私みたいに病じゃないのだろう?」
「えっと、私は、忍びの任務中に喜三太ときり丸に殺されました。先輩が死んでから、五年ぐらいたった頃でしたか……。」
「そうだったのか……、今思えば惨いことだよなぁ。友に殺され殺すのも。あの頃は、当たり前だ仕方ないと思っていたけれど。」
「ですね。私の代にも何人か鉢合わせて殺りあった奴がいたらしいですから。」
「どっちも地獄だよなぁ。まぁ輪廻しているなら、あまり地獄のことは考えずともいいか。」
―――――――――
■「左吉ッ!」
「彦、先に行け、俺は団蔵を引き付ける、だからその隙に密書をふぶ鬼に渡してくれ。」
「でもッ!そしたらお前死ぬつもりだろう!?囮になって!!」
「あぁまあな。でもまた会えるさ。輪廻転生って知ってるか?この間、しんべヱが言ってたんだ。」
「なんで。そんな非科学的なことを言うんだ?お前、迷信は嫌いだっただろう!?」
「怪士丸も伏木蔵も云っていた。だから、俺は信じたい。」
「私は、信じられないよ。来世なんて不確かなもの、信じない」
「彦四郎。」
「だからッ!絶対死ぬな。団蔵だろうが、庄左ヱ衛門だろうが、アホのは組なんかに殺されるなよ。」
「ああ……。伝七や一平によろしく。―――じゃあまたな。」
「ああ。またな。」


「ッ!見つけたぁ!庄!」
「貴様が、タソガレドキ城からの密書を運ぶ使者かッ!」
……くっ。」
「団!追えェ!」
「逃がすかよっ!」



「ふぶ鬼ィ!八方斉!」
「サラストランク三位!彦四郎!密書は!?」
「確かにここにある。……私たちの任務は、これで終わりだな!?」
「ああ。これで……、タソガレドキ城とドクタケ城の戦が終わる!ありがとう。―――ま、まて。もう一人はどうしたんだ!?」
「オーマガトキの雇った忍びに追われた。相方は足をやられたから、囮に志願したんだ。私は今から助けにいく。お前は先に密書を!!」
「しかし、いいのかッ?」
「良いから早く行けっ!……なぁふぶ鬼、もし私達が帰らなければ、遺書が家にあるんだ。しんべヱに渡してくれないか?」
……、あぁ。分かったよ。今福彦四郎」
「ありがと、恩に着るぜ。」「止めてくれ暑苦しい。」


「ああ、やはりおまえだったのか。」
深く覆面を被り、鋭い眼をした忍びはその覆面の下で笑ったようだった。
「何を笑う。お前は今から俺に殺されるのだというのに。」
「私は貴様なんかに、殺されてやるわけには行かないな。『神馬の御使い』。」
忍びは、なにが楽しいのかだくだくと朱い血を流しながら、からからと笑った。
下には白浪の逆巻く崖っぷちにまで追い込まれていて、なにをそんなに余裕ぶっているのか団蔵にはわからない。
「タソガレドキからの密書は、何処にやった。」
「さぁ?そろそろ相棒がドクタケ忍者隊に渡しただろうか。」
「なんだとッ!?」
「私は囮なんだよ。足が死んだからな、囮役を引き受けたのさ。僕を殺していくと良いさ。くくくっ。」
団蔵が、忍びの足を見やれば確かに黒い中に一段黒々と濡れている箇所が見て取れた。
―――ならば、こいつを殺ってから、庄左ヱ門を助けに行くのが得策か。
チャキとクナイを構え団蔵は無音で忍びに躍り掛かった。
「頭は少しばかり成長したようだな、団蔵。」
自身の本名を言い当てられたうえに軽々と避けられ、団蔵は目を丸くする。
「まさか、……っお前!」
「知らぬ方がいいだろう?なぁ加藤団蔵。」
忍びは鋭い眼を緩め、傷ついていない足で軽く地を蹴った。
「また、来世で逢おう。」
ふわりと宙に浮く忍びの肢体。逆巻く黒白の海に投げ出されてゆく。
団蔵が手を伸ばせども間に合わず、若い忍びは小さくなってゆく。


「***ぃいいいいぃ!!」
団蔵の、叫び声は闇夜に紛れ込んで霞んで消えたのだった。

―――――――――――

■潮江家の予兆

「っていう夢を見たんだ。何だと思う?兄ちゃん達。どうかしたの、もん兄ちゃん、三木兄ちゃん。」
……その夢の話、左吉には言うんじゃないぞ。」
「う、うん。分かったよ。でも何で?」
「あの子は恐がりだからな夢に出てくるっていって泣いちまうよ。」
「お前は何ともないのか?団蔵。」
「うーん、何か懐かしかったけどさ。何ともなかったよ。」
「そうか……。あ、団蔵!早く行かないと学校遅れるぞ!左吉とさもはもう行ったんだからな!!」
「わぁっ!!い、行ってきまーすッ!」

「あの話……、“前”に福富に聞いた話と酷似している。」
「えぇ。先輩、あの子も思い出すのでしょうか。」
「家族で、思い出していないのはあいつ一人、もしかしたら……って! あ゙あ゙っ!!しまった、田村っ!!」
「何ですかっ!?」
「高校に遅れるぞ!ヘルメット二つ持って来い!」
「あー!しまったああ!!」






■思い出したこと
「はじめまして。僕は鉢屋庄左ヱ衛門です。」
庄左ヱ門は、手を差し出した。
……俺は、今福彦四郎だ。庄左ヱ門、学級委員長委員会でも宜しく。」
彦四郎も、手を差し出した。互いに何かを感じ、その正体が分からぬままに手を合わせた。
互いの手が触れた、その瞬間だった……

庄左ヱ門の脳裏に凄まじい爆発が起こった。押し込めていた何かが暴れ周り、箱をばらばらに壊した。

「思い出」が、体中に、染み込んでいった。

「彦四郎……?」
庄左ヱ門は、茫然と呟いた。彦四郎も同様らしく、口をパクパクさせて庄左ヱ門の瞳を見つめた。
「もしかして……思い出した……?」
彦四郎の問いに庄左ヱ門は、こくりと頷いた。
「忍び……、忍術学園?」
「あ、ははははは!!なんだお前、ほんとに庄左ヱ門なのかッ!」
「君こそ……私は輪廻転生なんか信じてなかったんだけどなぁ。」
ふむ、と腕を組み考え込む庄左ヱ門に、彦四郎は思わず吹き出した。
「相変わらず冷静だな!!」


■哀しい友
「しんべヱ?どうしたの?」乱太郎は突然うつむいて黙ってしまった親友を心配そうに覗き込んだ。よくあることだけど、親友だから心配だった。
「あ、ううん?何でもないよ。今日の晩御飯何にしようかなって考えてたの。」
「ホントかぁ?なぁ、しんべヱ?」
きり丸も心配そうだ。
「ううん、僕は大丈夫!あ、早く行かないとタイムセール始まっちゃうよぉ!ほら行こう?」


「なぁ、乱太郎。」
「なぁに?きりちゃん。」
「偶にさ、しんべヱが、大人にみえないか?……姿じゃなくて、言葉とか、雰囲気がさ。」
……そう言われてみれば……たまに、あるね。」
ふと思い出すのは同年代より子供っぽくて、おおらかな親友。でも、確かに偶に突然悲しげな顔をしたり、忍者のような動きをする事があった。
「しんべヱには、何かあるんじゃないか?俺、なんか胸騒ぎがするんだ。」
きり丸の真摯な言葉に、乱太郎も肌が粟立つのを感じた。


「わ、わぁ~!!しんべヱのお家すっごく大きいねぇ!」
「い、一体何坪あるんだよ……。」
あまりの大きさに乱太郎ときり丸は、あんぐりと口をあけた。
「あ、そっか。二人は実家に来るのはじめてだっけ、此処が僕の家だよ~。あ、佳奈子!矢次郎!」
にこにこと笑いながら、母屋から駆けてくる可愛らしい少女と壮年の男にしんべヱは手を振った。
「お兄様~!お帰りなさいませ!」
「しんべヱ様!!言ってくださったらお迎えにあがりましたのに!」
「やだなぁ、友達と来てるのに、迎えなんか良いんだよぉ。」

「きりちゃん。何だろうこの状況……。」
「金持ちって、腹立つなっ」


「あ、あれ?もしかしてしんべヱの家って、ここ?」
「あ、あ!金吾ォ!?どうしたの?」
「私の借家もこの近くなんだ。福富って書いてあったからさ。やっぱり堺なんだなぁ。」
「あはは。私もびっくりなんだよ。あ、じゃあさ、金吾も一緒に遊ぼうよ!」
「え?良いのかなぁ。乱太郎ときり丸と遊ぶんじゃなかったの?」
「金吾に見せたいものがあったんだ。本当は“みんな”に見せたかった、んだけどね。」



「ねぇ、この箱に入っているの何かわかる?」

そう訊ねる信平は、なぜか小さく微笑んでいた。此処は室町時代からある倉の、さらに地下の隠し部屋。そこには山のように積まれた木箱や、漆塗りの桐箱、一目見ただけで博物館がのどから手が出るほど欲しがるだろうと思われるものばかりがあった。

「俺の、鬼童丸かい?」

細長い漆塗りの桐箱には、綾織りの組み紐が捲かれていた。信平の指がゆっくりと紐を解き中身をさらす。僕は紙を口に挟むと息を呑んでそれを見つめた。
嗚呼、其処には半生を共にした鬼切りの異名を持つ僕の愛刀がいた。
刀油を懐紙で拭い去れば、乱れの波紋が美しい一振りの芸術品が現れた。

「ははっ、すごいよしんべヱ!」


「七松の兄ちゃんだ!」
「おぉ!金吾のトモダチで、もんじの弟の団蔵じゃないか。」
「兄さん、どうしたんですか?」
「や、あのな。滝がメールで今日のご飯はなにが良いかって訊いてきたからなー!金吾はなにがいい?」
「何でも良いんですけどね……。滝兄さんのご飯は美味しいですし。」
「私もそう言ったんだがなあ、じゃあ鯖の漬け焼きと、味噌水(ミソウズ)でいいか?」
「はい!!」

「七松ぅ。」
「なんだよ、潮江。」
「お前兄ちゃんと話すとき何で敬語なの?」
「え……、あ、ああ。只の癖だよ。僕んち古い家だからさ。」
「へぇ~。そういや左吉も兄ちゃんたちに敬語だなぁ。」
「まぁ、そうだろうなぁ。左吉もだし。」
「へ?」
「や、何でもないよ。」


「三郎兄さん。」
「なんだい?庄。」
「彦四郎の事なんですが。……他の人達は、“前”の委員会ごとに家族を作っていますよね。」
「ああ。」
「彦四郎は。昔に先輩が仰っていた、私の双子の弟なのですか。」
「あはは、それじゃあ質問じゃなくて確認じゃないか。それに私は先輩じゃなくて、兄さんだよ。」
「はぐらかさないでください。答えは、どうなんですか。」
……、知りたいかい?」
「ええ、」
「いつか、気付くだろうと思っていたけれど、案外早かったなぁ。」
「こう見えても、一応先輩より長生きしましたから。先輩が早死にしすぎだったんですよ。」
「まぁ、そうだねぇ。私も25で逝くとは思ってなかったよ。あはははは!」
「先輩……。」
「兄さん、だ。答えはねYESだ。今福彦四郎は、今福家の養子なんだ。私達、鉢屋家に売られてね。」




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