第一回トーク:地獄鮫で裏話
第二回トーク:トロンと裏話
@fu_re_re_ra
【メタ次元から特殊召喚だ!】
※深く考えてはいけない
凌牙「この企画は、俺とⅣでぶっちゃけトークをしようっつー趣旨なわけだが」
Ⅳ「(収録済みの内容を見て)ぶっちゃけ過ぎじゃね? 特にこの(カンペを指差し)璃緒の件とか」
凌「黙ってるの疲れた。正直今は反省している」
Ⅳ「赤裸々な王族事情を知らされたオレの嘆きは無視か」
凌「道連れになってくれよ」
Ⅳ「今明かされる衝撃の真実が多すぎてツッコミ切れねえよ」
■作品同士の繋がり
Ⅳ「今まで150作っつートンデモねえ量に出演してきたわけだが」
凌「ロクな目にあってねえのは気のせいか?」
Ⅳ「そこは気付いたら負けだ。毎回読み切りに見せかけて、実は繋がってる。マップがコレ」

Ⅳ「主な長編をまとめてみたぜ。こんなふうに、だいたい五つの次元に分けて展開してる。オレ主役『悲哀なる決闘者』で凌牙たちと拗らせたまま『イリス話』に突入とか」
凌「『シャークを学校で幸せにし隊』で世話になった学校のやつらと『自分の半分』でスケートリンク行ってる、とか」
Ⅳ「どの話がどこに当てはまってんのか、想像してくれたら嬉しいぜ」
■各作品裏話
(イリス・夕虹)
凌「このよ、トロンと卒業デュエルする前。この『二枚の写真』って……」
Ⅳ「うわ、よく気付いたな」
凌「やっぱ『真夜中のオーケストラ』の二枚目の写真と同じか?」
Ⅳ「確かに仕込みだ。ファンサービスってやつだな」
凌「じゃあ続編? 繋がってんのか」
Ⅳ「いや、パラレルって奴だな。繋がってるとも解釈できるようにわざと同じ表現を使ってる」
凌「じゃあ?」
Ⅳ「二枚目は、花嫁衣装の母さんが写ってる。父さんと……自分で言うのもなんだが、よく似てる。ミハエルは、年々、母さんに似てくる。その話をすることもいつかあるかもしれないな」
(お酒の話)
凌「母親と言やぁ、確かお前と同じで酒に弱いんだったか」by凌牙お前と
Ⅳ「ああ。凌牙は酒強ぇよな」
凌「まぁな。で、Vも弱ぇんだったよな」
Ⅳ「……(引きつった顔)」
凌「おい?」
Ⅳ「凌牙、悪いことは言わねえ、酒飲んだ兄貴に近づくな。いいな、絶対だぞ、フリじゃねえからな、逃げろよ、マジ逃げろ、死ぬ気で逃げろ。友としてオレはお前が兄貴の毒牙にかかる所を見たくねえ」
凌「急にどうした!?」
Ⅳ「口に出すのもおぞましい……」
凌「ちょっと待てお前の兄貴、酒癖どうなってんだ」 ※抱き付き癖、キス魔
(凌牙の父親たちの話)
Ⅳ「(Ⅳ体目ギミパペのカンペに目を通しつつ)なあ凌牙、これずっと気になってたんだけどよ」
凌「あ?」
Ⅳ「溺れる夢見て、名前の由来が出てくるシーン(後編冒頭)、凌牙の父親→ナッシュ王の父親→バリアンのドン千って流れだろ?これってよ」
凌「あー、気付いたか。それ副題『三人の父親』な」
Ⅳ「やっぱそういう意図なのかよ…面倒なのに見込まれてんなお前」
凌「時々夢に出てきて『我の力を継ぎし息子よ』とかご大層な文句並べてくる」
Ⅳ「お前それ大問題じゃねえか…!」
凌「あと『ちゃんと飯も食わねば大きくなれないぞ』とか言ってくる」
Ⅳ「それ必要なの!?暇だなバリアンの神!?一瞬スゲー深刻に戦慄した俺の心配を返せ!」
(シャークを学校で幸せにし隊)
凌「もう入院なんてしねえ…しねえ、よな?」
Ⅳ「人はそれをフラグと言う」
Ⅳ「アニメの凌牙が、死亡回数4、入院回数5」
凌「追加されたのが、死亡+1(神代凌牙の心臓)、入院+2(Ⅳ体目ギミパペ+信じる意味を知ってる)。計死亡5回、入院7回」
Ⅳ「まだまだ増えるらしい」
凌「増やすなよ!!」
Ⅳ「『Ⅳ体目のギミックパペット』は、筆者が『そうだ、シャークの入院回数を増やそう』って書いた物語らしい」
凌「それ完璧『そうだ京都に行こう』のノリじゃねえか!!ふざけんな!!」
Ⅳ「あとちょっとオレを監禁したいって…(小声目そらし)」
凌「…………Ⅳ」
Ⅳ「(現実逃避)」
凌「そういや、拘束シーン妙に描写に気合が、」
Ⅳ「凌牙言うな」
凌「なんで遊戯王は男の拘束シーンばっかなんだろうな…」
Ⅳ「ファンサービス、じゃね…?(遠い目)」
凌「誰へのだよ…」
Ⅳ「そういや『神になり代わられる』でお前触手シーンあるらしいぞ」
凌「ちょっと待てそれ聞いてねえ!!!!」
凌「俺も大概えらい目に遭ってるが、シリーズ通して見るとお前も大概じゃね?」
Ⅳ「・高台から落下×3(真夜中・同居話・凌牙ブチ切れ)
・発狂×2(ギミパペホラーハウス・凌牙ブチ切れ)
・監禁・拷問×2(Ⅳ体目・神なり)
・洗脳×2(Ⅳ体目・ギミパペホラーハウス)
・頭殴られて失神×2(真夜中・凌牙ブチ切れ)
・何かヤバイ力で失神×2(遺跡・神なり)
・失明×1(ファイナルダンス)
・石化・死にかけ・死亡×1(ゼアルⅢ・地獄に片足・不老不死凌牙)」
凌「(やっべ地雷だった)ちょ、フォ…」
Ⅳ「父さんに精神攻撃されたり(真夜中)、目の前で幼女が車に跳ねられたり(イリス話)、唯一の友に裏切り者って罵られながら火攻めで拷問されたり(遺跡)」
凌「あああわかった!!わかった!!トラウマ刺激した俺が悪かった!!とりあえず黙れ!な?」
Ⅳ「この後レディスノーホワイトでまた監禁歴増える…もうやだ…(しくしく)」
凌「奢ってやるから元気出せよ…」
(神代凌牙の心臓)
Ⅳ「遊馬も大概だが、お前も訳わかんねえ運動神経してるよな」(by凌牙の心臓)
凌「……」
Ⅳ「凌牙??」
凌「……バリアライトには身体能力を引き上げる作用があってだな」
Ⅳ「ちょっと待て嫌な予感が」
凌「………俺と璃緒の体育の成績が爆上がりしたのは事故の後だったりする訳なんだが」
Ⅳ「やっぱりじゃねえかウワア!闇が深え!」
凌「『神代凌牙の心臓』冒頭で遊馬と鬼ごっこするシーンは、それを描くための伏線だった。さすがに色々アレなんで、名残だけ残ってソレには言及してねえ」
Ⅳ「アッほんとだ七皇全員運動神経が良いっぽい描写がさりげなく入ってやがる…」
凌「闇闇言うけどよ、お前のモンスターだって相当…」
Ⅳ「あ?可愛いだろうが」
凌「いやそうじゃねえし、そこは大いに反論したい所だが」
Ⅳ「んだとこの可愛さが分かんねえとは!だいたいだなぁ、(以下延々とギミックパペットのちょいグロの良さについてトーク)」
凌「(ジャイアントキラーが『小人の操り人形』って時点でも割とアレなのに、ディザスターレオなんざ『三人の人形を踏み台にした小さな獅子』……アレ見た時ぶっちゃけ『アッこいつ闇深えぞ』って思った)」
Ⅳ「だからこの細かな細工に愛が、って聞いてんのか凌牙」
凌「(無自覚っぽいんだよなあ…)」
(ようこそレディスノーホワイト)
Ⅳ「お前さ、シスコンの癖にオレと璃緒が一緒にいてもあんま文句言わねえよな。レディスノーホワイトでも、璃緒といても妙に、むしろ歓迎してるっつーか……?」
凌「……Ⅳ、俺はな、王族だった訳だ」
Ⅳ「アッこのパターンさっきもあった」
凌「当時は血筋が重んじられて、近隣諸国じゃなく近縁者から妃を取ることも普通に多くてだな」
Ⅳ「いやあのすげえ嫌な予感がするんだけどコレ聞かねえとダメ?」
凌「結論から言うと前世で俺とメラグは婚姻関係があった」
Ⅳ「やっぱり!!!知りたくなかった!!」
凌「つってもあいつ巫女になったから自然破棄されたんだが…当時兄妹っつっても異母兄妹だったんだ、当時は合法だったんだよ」
Ⅳ「あのぅ、凌牙さん…スゲー聞くの怖えんだけど、ぶっちゃけ現在はどのようでありましてございますか」
凌「安心しろ心の底から普通に兄妹だ。だが、言い辛いんだが、璃緒は無自覚に引きずってる感じが時々しなくもなくてだな」
Ⅳ「ああぁぁぁ……わかった、言いたいことが読めた。お前それ危惧して口出し控えてんのな…」
※注釈)
国の犠牲となり得る巫女に、王の実妹は考え辛い。
(仮にナッシュ死亡後、メラグの嫡男が次期王位だが、巫女は子を産めない点も不自然である)
ナッシュは前王の正妃の嫡男、
一方メラグが第8側室の一人娘。異母兄妹。という設定。
メラグの王位継承権は低く巫女としての役割が充てられた。なお、ナッシュ死後の連合国指揮権は、他の連合国の王族に移譲され、候補はナッシュの義兄(他の連盟国から嫁いだ王族の妃の実兄)であったが、優秀な指導者であったナッシュ亡き後、国の命運は定かではない。
【二人へ質問】
① Q.二人の間に暗黙の了解はありますか?
凌「遠慮なくズカズカ言い合う間柄ではあるがな。俺の場合は不正の後の一年間、Ⅳの奴は施設時代、のことは聞かない、みたいな暗黙の線引きは、何となくある」
② Q.Ⅳに前世のことは話す?
凌「俺は別に隠してない。どっちかっつーと話してる方だと思う。昔は昔だ。璃緒やドルベ相手だとかえって話しづらい事もあるから、そういう意味じゃかえって楽だ。話すことで過去として割り切りやすいっつー部分も、無えわけじゃねえから」
③ Q.バリアン時代の話は?
凌「あー……いや、話さねえし、聞かねえな、あいつも」
④ Q.相手の地味にイラっとする所は?
Ⅳ「オレがラーメンすするの苦手(※音を立てないテーブルマナー文化育ち)なの知ってて醤油ラーメンの店ばっか連れてく所」
凌「白い服に跳ねろって念じてるんだが中々成功しねえ」
⑤ Q.相手に知られたくない些細な秘密はありますか?
Ⅳ「つい出来心であいつらの名前付けた人形があること……」
凌「あいつのプロ戦、録画して研究ノート作ってること……」
⑥ Q.それを知ってるはいますか?
凌「ベッドの下に隠してたら大掃除の時に璃緒に見つかってよ……エロ本だと思われたらしくて『それⅣに似てる別人だから』って言い訳したらすげえ顔された。死にたい」
⑦ Q.相手に知られたくない重大な秘密はありますか?
Ⅳ「(右眼、見えねえんだよな。だいぶ。RUM使ってから余計にだって事だけは、こいつには)」
⑧ Q.秘めた本音をどうぞ
凌「こいつ馬鹿じゃねえの」
Ⅳ「突然の友からの罵倒がオレを襲う」
凌「友とか馬鹿じゃねえの」
Ⅳ「全否定!?」
凌「(…一度てめえを殺した挙句のうのうと戻って来た人外で、動く死体で、そもそも俺が神代凌牙なのかも怪しいのに、)友とかやっぱり馬鹿じゃねえの」
⑨ Q.相手が嘘を付く時の癖を教えて下さい
凌「体をこっちに構え直す。ちょっと目そらす。あいつは基本的に嘘吐きだ」
Ⅳ「語尾がいつもより荒くなる。喧嘩ごしの癖に少し唇を噛んで言い淀む。嘘をついてる自覚が無いのが厄介だな」
⑩ Q.相手の体のパーツで好きな部分は?
凌「………ツラ。……(目そらし)チッ、他に取り柄もねーだろ」
Ⅳ「眼。ガチギレしてる時が良い。正直ちょっとそそる。屈服させてぇ」
⑪ Q.身体的なコンプレックスはありますか?
Ⅳ「あー、兄弟の中で俺だけ八重歯なこと」
凌「は??なんで?」
Ⅳ「なに言ってんだこいつみたいな目すんじゃねえよ凌牙。欧米じゃ悪魔の証って言われんだよ、上流階級なら普通は矯正するモンだ。けど、オレちょうどその時期に施設行ったから」
凌「あー、そういう」
Ⅳ「今から矯正はな、治療中の見目スゲー悪くなるから、オレの職業的に無理だし」
凌「エセ貴族も色々面倒だな」
Ⅳ「言っとくけどエセじゃねえし。五代前だけどちゃんと勲章も賜ってる由緒ある家柄なんだからな」
凌「へー。ほー」
Ⅳ「聞いてねえなコイツ」
Ⅳ「お前の屋敷だって結構なもんだったじゃねえか。家柄とかどうなってんの。ナッシュの子孫?とかそこらへん」
凌「正直よくわからねえ。なんかどっかの分家だって小せえ頃聞いたことあった気もするが、聞きそびれた。どっちも他界してるし聞けねえ」
Ⅳ「親戚とかいねぇの」
凌「本当に血繋がってんのか怪しいレベルで遠いのはゴロゴロいるが。つか、まともな親戚がいたら、屋敷放置で中学生二人暮らしとかしてねえよ」
Ⅳ「悪りぃ」
凌「別に今さら。家紋とか見るに、俺の子孫っつーより、メラグの身内の筋とかそこらじゃねえかと思ってる。璃緒の予知とかは巫女の家系の影響じゃねーかなと」
Ⅳ「ああ、言われてみるとそんな感じが」
凌「俺子供いなかったしな、俺の妃の分家ってこともあるかもしれねえけど、そうなると俺と血繋がってねえしな。さすがに似てるしどっかで血ぃ繋がって、」
Ⅳ「待て凌牙、待て待て待て。今サラッと聞き捨てならねえ単語が聞こえて来たんだがお前結婚してたの!?」
凌「あ? 一応俺18まで生きてたんだぞ。結婚適齢期が14の時代にその歳で国王に妃が居なかったら問題だろうが」
Ⅳ「え、マジ? 冗談とかじゃなく?」
凌「つか、王族はだいたい生まれた時に慣例で許嫁が複数決まってる」
Ⅳ「マジかよ…しかも一夫多妻かよ…何人いたんだよ」
凌「会ったことねえまま俺死んだのも居たし、正確な数は忘れた」
Ⅳ「(頭抱え)」
凌「お前って結構観念が古風だよな」
Ⅳ「お前の常識がぶっ飛びすぎなだけだと思う……」
凌「人聞き悪いこと言ってんじゃねえよ。昔は昔だ。今に持ち込むほど常識ズレてねえよ」
Ⅳ「今明かされる衝撃の真実すぎて友の常識的な言葉を信じ切れないオレがいる」
⑫ Q.腐・R18は書かないんですか?書いて!
Ⅳ「誰だこの質問したヤツ!!」
凌「残念ながら非常に多数から同じ質問が来てるので特定不能だ」
Ⅳ「orz」
凌「泣くな。結論から言うと、書かないと筆者は言ってる。その点だけはホワイトだよな」
Ⅳ「他の諸々がハード過ぎるけどな!!」
凌「諦めとけ。というわけで、そっち方面は望み薄だと思ってくれ。伝言だが、筆者の信条は『エロは書かないエロく書く』だそうだ」
Ⅳ「それもどうよ…」
凌「被害者主にお前だしな」
Ⅳ「人があえて言わなかったことを!!!」
⑬Q.外国語ってどのぐらい話せますか
凌「そういやお前って何気にバイリンガルなんだよな。馴染みすぎてて忘れる」
Ⅳ「2カ国じゃなくて5カ国話せるぜ?」
凌「うわ、うぜ」
Ⅳ「酷えな!?」
凌「ちなみに内訳は?」
Ⅳ「独・英・デンマーク・日。スウェーデン語は聞きゃあ分かるけど苦手」
凌「つか母国語どれだよ」
Ⅳ「父さんの英語と母さんのドイツ語が7:3で混ざった感じ。母さんの生家がドイツでよ。母さんが生きてる間は結構家でもドイツ語が多かったが、その後は、移り住んだ先がデンマーク語だったからそっちを覚えた。おかげで結構ごちゃごちゃになってんだ。日本語を覚えたのはその後だ。フェイカーの研究の拠点が日本に移ったから、12までは結構何度か年単位で日本行ったり来たりしてたんだよ。日本語は他と混線しなくてかえって楽だな。むしろスウェーデン語はそろそろ忘れそうだ」
Ⅳ「そういやドイツ語で思い出したんだが、カイトってどこの血筋なんだ? あいつ時々兄貴とドイツ語で話してんだが」
凌「あ?ドイツ語?……そういや謎だな。あんま気にしたことねえが、確か……アルプス?じゃなかったか? スイスってドイツ語使うんだろ?」
Ⅳ「でも天城だろ? オマケにフェイカーのやつ、アメリカ国籍だぜ」
凌「えそれ初耳なんだが。つか、ん?フェイカーって天城なのか??天城フェイカー?」
Ⅳ「違和感が凄いな」
凌「今度機会あったら聞くか…いや聞いていいのか?」
※スイス(アルプス)出身、共用語はドイツ語、一緒に住んでた祖母はスイスに嫁いだ純日本人で自宅では日本語が多かった。天城は祖母と母の旧姓。日本とスイスのハーフの母と、アメリカ国籍のフェイカーが結婚して産まれたのがカイトとハルト。故にカイトとハルトはスイス出身の日本人クオーターである。
なお、フェイカーはアメリカ国籍はハーバードで研究職に就いていた頃に必要に迫られて取っただけで元々は多国籍の血筋ゆえ、カイト視点自分にどこの国の血が入ってるのか良くわからない。フェイカーとフェイカーの父母とは不仲で疎遠だったため、カイトは遠慮してその辺りを父に聞いていない。ハルトが自分のルーツに興味を持つ年齢になったら聞いてみようと思っている。母は多分知ってたがハルトを産んだ時に亡くなっている。
カイト視点、祖母に育てられたので、母は既に遺影の中の人である。不仲でこそ無かったが、実の所、実母という感覚は薄い。カイト視点、一緒に生活するのが家族であって、半分離縁状態だった父や鬼籍の母は、血の繋がりがあっても家族という感覚が乏しかったのだ。
それは、実の所カイトにとって「引き離されてしまえば家族でなくなる」という思い込みを呼んでおり、Mr.ハートランドにハルトから引き剥がされた時の身を粉にした凄まじい抵抗の一因となっているのだが……その話はいずれ。
Ⅳ「お前はどうなんだよ。英語のテストとかあるだろ?」
凌「………読む方は人並みに。喋る方は無理。聞き取れねえ」
Ⅳ「アレは?お前の国って確かカリブ海にあったろ。そっちの言語覚えてねえの?」
凌「石板文字は覚えてるが発音は全く思い出せねえ。どっちにしろ古代ポセイドン王国の共通言語はとっくに断絶してるし、残ってるとしてもどっかの島の原住民の方言に少し残ってるとかそんな感じだと思う」
Ⅳ「そりゃあ……うん、会話には成らねえよな……」
◇◇◇
閲覧ありがとうございました!第二回に続くよ!ゲストは仮面のあの人!
おまけ↓
◇◇◇
【Ⅳ→凌牙へ】
「凌牙お前、幸せか?」
「ああ」
尋ねたら、こちらが驚く程の即答だった。
ビックリして瞬きしていたら、凌牙は飄々と前を進んで
こっちを不意に振り返ったかと思ったら、ゆったり、不敵に笑った。
嗚呼、お前、幸せなんだな。良かった。
待ち合わせ場所は変更だ。
【凌牙→Ⅳへ】
「Ⅳ、お前、幸せか?」
尋ねたら、こっちが驚くくらいビックリした顔をされた。
しきりに瞬きして、鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔でポカンと口を間抜けに開けていたⅣは、
もう一度、名前を呼んでやったら、パチン、と一つ大きく瞬いて
じわじわ、顔を綻ばせて、目元をくしゃりと細めて
笑った。親に頭を撫でられたガキみたいな顔だった。返事は聞かなくても良いらしい。
第二回トーク
凌牙「コレ 続 く の か よ!!」
Ⅳ「今回はゲストが登場だ。栄えある一人目はこの人!」
トロン「体は子供、頭脳は大人!その名もー!」
凌「名探偵じゃねえよ!よりによってお前かよ!」
トロン「えーひっどーい。歓迎してくれても良いじゃない?ということで、頼りになるサポート役から悪役まで変幻自在!僕ケーキ大好き、トロンですー!ぱちぱちー!」
Ⅳ「(にこやかに拍手している)」
凌「(苦虫を噛み潰したような顔で付き合いで雑に拍手している)」
ト「前回の収録見たよ、面白いコトやってるねぇ」
凌「何でお前なんだ…もっとこう、居るだろ、遊馬とかカイトとか」
ト「ひっどいなぁ。コレでもキミたちに次いで出番多いんだよ?」
凌「えっ」
Ⅳ「えっ」
Ⅳ「(資料ぱらり)………マジだ」
凌「主要登場シーンがある長編だけでも10作品以上…だと…?(希望が、凌牙お前と、イリス、夕虹、心臓、Ⅳ体目、ホラーハウス、真夜中、悲哀etc)」※企画時。現在はその3倍以上
ト「実は遊馬やカイトより、登場率だけなら高かったりするんだよねー」
Ⅳ「筆者、実は父さんびいき、なのか?」
ト「単純に役の使い分けがしやすいってことらしいよ。サポート役として優秀だし、ほら、僕ぐらいじゃない?悪役ができるのって」
凌「あー」
ト「悪役は枯渇気味なんだってさ。だから白羽の矢が立ちやすいのはあるよねー」
Ⅳ「確かに、父さんの役回りは少し特殊だよな」
凌「そうでなくても色々やらかしてるからだろ…」
ト「否定はしないけど☆」
Ⅳ「いやあのまぁ…切り取り方の問題だよな」
ト「でも、これだけ悪役もやってるのに『筆者さんの所のトロンパパが好きです』ってお便りは、実は結構多かったり」
Ⅳ「!そうなのか」
ト「優しくて愛情深くて大好きですってさ。嬉しいよね。ありがとう!」
Ⅳ「(嬉しそうな顔)」
凌「(そんなⅣを見て呆れたようにため息)」
ト「僕の役回りで面白いのは、『蓋を開けてみるまで悪役か味方か判らない』って所さ。なかなか味だろう?
最新話の『Ⅳと記憶喪失』は、そんな僕の役の特性が最大限活かされた話だと思うから、ぜひ楽しんでね!」
ト「そんな訳で、今回はお便りを募集してみたよ!トーク番組の鉄板だよね」
凌「順応してやがる…」
《おたよりコーナー》
Q.凌牙のどこが好き(というか気に入ってる)のですか
ト「大事な息子の大事なものは、みんなとびきり大事だよ(笑顔)」
Ⅳ「父さん…!(パァァ)」
凌「……で、ぶっちゃけると?」
ト「人外なのに僕より人間臭いの本当に面白いよね!(笑顔)」
Ⅳ「と、父さん……!?」
凌「うっわこれだよ(げえっと舌を出す)」
Q.もらって嬉しかった贈り物は何ですか?
ト「ミハエルが四歳の時にくれた絵の話、したことがなかったっけ。僕はその頃、妻を亡くしたばかりでね、ひどく落ち込んでいた。そんなとき、ミハエルが僕の絵をかいてプレゼントしてくれたんだ。そしたらね、僕の隣に、羽の生えた妻が並んでいてね。誰を描いたの、って聞いたら、ミハエルが僕の上を指さしたんだ。ああ、そうか、見えなくてもそばにいるのか、って、僕、ずいぶん泣いてしまってね。ミハエルは幼かったから、覚えていないんだけどね」
Q.各々の戸籍について
Ⅳ「なぁ、そういや、イリスの戸籍って、結局どんな方法使ったんだ?」
ト「神代と血の繋がりのある鬼籍の子の籍を買い取ったよ」
Ⅳ「え゛」
ト「正確にいうと、行方不明扱いになるね。1歳当時に水難で、生存は絶望的だった子が居てね。イリスは戸籍上、その子であることになっているよ」
ト「戸籍上だけでも社会的に生きてて貰わないと困る場合ってあってねぇ、これ以上は秘密。聞かない方が良いと思うよ?」
Ⅳ「(チラッと引きつり笑い)」
凌「(無言で首を振る)」
凌(神代の人間は全員、鬼籍の戸籍で生活になっちまったな……)
凌「そういや、トロンって戸籍とかって…」
ト「僕?札束積めば何でも買える国の身分証明、見たい?」
凌「戻れなくなりそうだからやめとく(げんなり)」
Ⅳ「父さんの行方不明届けは、兄貴が研究を相続する時にもう死亡宣告の手続きを踏んじまってて…復権しようにも、本人だって証明する方法がねえだろ」
ト「まーフェイカーに復讐するのに復権なんて邪魔なだけだったし。紙切れ一つの話だからねぇ」
Ⅳ「凌牙って、なんだかんだオレ抜きでも父さんと関わってること多いよな…新作の【アイを埋める】でも、二人でお茶?してっし…(じとっとした視線)」
凌「うっわ、このファザコン心底めんどくせえ!」
ト「まーアレってフェイカーのラボで凌牙の身体検査した後のできごとなんだけどねー。結果説明にかこつけて呼び出して色々とね」
凌「割と真面目な話をしてたはずなんだがな…何でこんなファザコンとつるんでんだろうな俺……」
※中略※
トロン「そんなわけで、まだまだ楽しく引っ掻き回す予定かな!」
凌牙「帰れ!!」
トロン「さて、と。子供たちは帰ったし…ここからは、大人の時間だね。
あの子たちが居たら不都合なこと、聞きたいんだろう?(薄く笑う)」
Q.「ハルトの『病気』の話」について
トロン「ああ、アレ? 知ってるよ。なかなか意地の悪い質問をするよね。ふふ、いいよ。答えてあげる。
僕がナッシュを恨むか、と聞きたいかい? 答えは否だ。僕の考えは変わらない。
僕はドミノ理論派なんだ。ドミノの最初、物事の根以外は連鎖の結果でしかない。
なら、途中にいたあの子がストッパーとなり得たからって、大きな流れのほんの誤差に過ぎない。総ては幾多に重なる必然の結果でしかないだろう?
僕は合理主義者なんだ。言い方を変えれば、執着あるほんの一握り以外はどうでもいいのさ。
だって僕、フェイカーとマッチポンプ組んだベクターだって面白いと思ってるからね。利用してるのはお互い様だよ。利用する者とされる者、必ずしも一方的とは限らないよ? 承知で契約してるなら、上手く『使』えない方が悪いのさ。
ドミノの始めは。
全ての始まりはどこにあったのか。フェイカーが僕を裏切ったことか。
否。ならば、ハルトが得た病が全ての元凶か。答えは否だ。
石を投げられるのは、罪なき者だけさ。────ああ、聖書の一節だよ。機会があれば引いてみるといい。
結局の所、必然だけで全ては回っているのさ。
息子の命を救う手段を求めたフェイカーを。
糾弾するには。僕は息子を使い捨て過ぎた。
ああ、そうだね、逆を言えば。
もし、僕が息子を切り捨てずに、復讐する道を選んでいたとしたら。
僕はフェイカーを轢き殺しても許さなかっただろう。僕は結構そういう苛烈な所があるから。
もしもの話さ」
Q.ご自身の精神年齢はおいくつくらいだと思いますか
トロン「おやおや、なかなかスレスレの所を選ぶじゃないか。僕にとっては難しい問題だなあ。
生きていれば今年で知命(50歳)だけど──僕の自我は異世界でずいぶん変質したからねえ。見た目通りの年齢どころか、〝生前の〟年齢すらしっくり来ないかな。強いていうなら、享年5歳という認識はあるよ」
Q.何になら命を賭けられる?
トロン「もちろん、可愛い息子たちだよ。あの子たちの未来のためなら何でもするさ。それに正直、僕の寿命って何ともいえないだろう。そうやって無事に潰えることができたなら、幸福と言えるんじゃないかな。できることならもう、息子たちに置いて逝かれたくないからね。それにほら、僕、妻に先立たれてるからさ。息子にまで先立たれるとか、勘弁して欲しいよ」
Q.トロンは様々な怒りの感情を見せますが、「何があっても譲れない、許せない」ような一線はありますか?
トロン「僕あれだけ好き勝手やったからねえ…だから、息子たちがどんな無茶をしようと、たとえそれがどんなに愚かに思えても、あの子たちの望みを遮らないことだけは決めてる。
トーマスがナッシュの前に立ち塞がったように、ミハエルとクリスが時間稼ぎとわかっていて自分たちを使ったように、あの子たちがいつか再び、自分の望みを押し通す日が来たとしても。どれほど心が引き裂かれても、僕は僕をあの子たちの望みのために使うよ。
けど、『変質』だけは許せない。
たとえ、あの子たちが泣こうがわめこうが、僕と同じ『変質』に身を投じようとしたら──……脚を切り落としてでも止めるだろう」
※「シーローズ・アミュレット」で凌牙に激怒したのは、これに抵触する行為だったから
Q.遊馬とアストラルについてどう”見”えてる?
トロン「見ての通り、僕の左眼はとうに失われてて、この世のものじゃない。だが、元はそこまでよく”見”えるわけじゃなかった。アストラルがぼんやり認識できる程度さ。今の”見”え方は、ハルトから奪い取った力 だ。アストラルもハッキリ見えてるよ、かつてのハルトがそうだったようにね。
とはいえ、遊馬がアストラルの半身だとわかるほど目が良ければ、もっと違った形で抱き込んでいたさ。WDCの時点では、あくまで遊馬は「一馬の息子」としか考えていなかった。遊馬やアストラルにとって、幸運なことだっただろうね。凌牙 と違って、僕に壊されないで済んだんだから」
Q.異なる世界線 には、その証拠となる「マーカー」があるそうですが、詳しく教えてください。
トロン「おや、どこで聞いたんだい、その話。ふふ、いいよ。順を追って話そうか。
たとえば「君と過ごす何年め」冒頭で、クリスが「新しいRUM」の開発に難渋しているシーンがあるね。
この「新しいRUM」が再登場するのは200年後。「ハートランド250年」で、僕らの遠い血筋として黒咲隼が受け継いでいることが明かされている。つまり、「君と過ごす何年め」は、一歩間違えればハートランド崩壊と隣り合わせだったことがわかる。この「世界線の繋がり」の証拠になる物体を、僕らは「マーカー」と呼んでる。
他の例を挙げよう。
トーマスはどの世界線でも、肌身離さず「写真」を持ってる。だが、その「枚数」と「隠し場所」が違うんだ。これが「マーカー」だね。
あの子は幼い頃の家族写真と、もう一枚、母親が映った写真を隠し持ってる。
「Ⅳの母国」では、母親の写真を、パスポートと一緒にスーツケースに保管していたね。
「イリス話」の卒業デュエル前も、二枚の写真を部屋から持ち出して、後に神代のリビングの写真立てに飾っている。
ところが「真夜中のオーケストラ」では、凌牙たちと撮った写真が万が一にも見つからないように、財布に入れて肌身離さず隠していた。
だからこの三つの世界線は、同時に成立しないことを示している。
あの子は、復讐の最中、母親の写真を僕に「捨てろ」と言われるんじゃないかと怯えていた。要らないものだと断じられるのを心から恐れていた。だから隠し場所を変えてるのさ。僕のひどい仕打ちのツケなんだよ。
あの子が母親の写真を凌牙たちに自分から見せたのは、あの子がようやく安堵できるようになった証だ。凌牙 たちには、感謝してる。
あとは、神代家の間取りかな。
神代家は二階建の4LDKで、一階がリビングと物置部屋、二階が三部屋になってる。
「同居話」の冒頭に、トーマスが最初、一階の物置部屋に寝泊まりする描写があるだろう。「同居話」ではトーマスは一階の物置部屋を片付けて暮らしているが、「イリス話」はそこに暮らしているのはイリスだ。
二階は階段側から向かって、璃緒の部屋、空き部屋、凌牙の部屋になっていて、「イリス話」の場合だけ、真ん中の空き部屋が開放されてる。だから、トーマスの部屋が何階にあるか、で、これが「同居話」なのか、イリス不在の「イリス話」なのか、見分けることができる。この場合は「Ⅳの部屋の位置」が「マーカー」だ。
「マーカー」は物だけに留まらない。たとえば、ドルベの呼称。ドルベはトーマスを「あの男」や「彼」と呼んだり、「トーマス」と呼んだりしている。どの呼称がどの世界線に対応しているか、よく見てみるのも面白いかもね。
こうして並べると、どれもトーマスにスポットが当てられてることがわかるだろう? けど、これは本当は凌牙 の違いなんだよ。トーマスはただ、それに振り回されているだけなんだ」
Q.「近い世界線」は夢に見ることがあるそうですが、じゃあ「遠い世界線」は認識すらないの?
トロン「僕たちは僕らの史実に基づく役者だからね、役者 側に明かされている情報 も、そうでない情報 もある──といったところかな。だから認識できる世界線も、持ってる情報 次第。僕から言えるのはこのくらいかな。
……ああ、そうだね、これだけは言っておこうか。僕は他の子と違って、『未来の凌牙がもたらした情報』を憶えているよ」
Q.トロンのそういう思考って元々?それともバリアン世界で培ったもの?
トロン「さて、どこから話そうか。僕の生前の研究分野は覚えてるかい? 考古学と多次元宇宙論の融合、つまり世界中に残された遺跡の痕跡を元に、別次元への入口を探るのが僕の生涯の研究テーマだった。ミハエルが先史遺跡 、クリスが宇宙 カードに関心を持ったキッカケでもある。そう、だから、一馬の案内で、あの遺跡──異世界の扉にたどり着いたあの瞬間は、僕の研究人生の集大成となるはずだった、皮肉なことにね。だから元々、生前からずっと、僕の思考はパラレルワールドの認識に向いてる。そういう意味では、生前からと言えるかもしれないね。とはいえ、現在の人格の大部分は、バリアン世界で変質した結果かな。
異世界の物質は、この「セカイ」の異物だ。磁石の反発のようなものさ、バリアライトもアストライトも、「人間界」に対して強烈な反作用を持っている。この「今の世界を離れて別次元に飛ぼうとする力」を利用して、今、僕らは、異世界への完全自由渡航を可能とする研究をしている。一馬がアストラル世界から回収したアストライト──覇者のコインは消費してしまったが、あの戦いで遊馬が無事にアストラル世界に渡れたのはこの力によるものだ。『シーローズ・アミュレット』で、実験中にバリアライトにかけた負荷が、時間移動を可能にした。アレも同じ原理だ。ならば、多量にバリアライトが溶けた凌牙 の体は──? この先の未来、あるいは過去。凌牙が何度も時間を超えることになるのは、必然だっただろうね」
Q.遊馬の元にホープが、アストラルが帰ってくるための必要な要素は?
トロン「ひとつ確実に言えるのは、アストラルは使命を果たさない限り、戦いを途中で投げ出したりしないということさ。アストラルが遊馬と別の道を選んだ理由の一つは、新たな危機に「分かり合えるまで戦い続ける」道を選んだこと。逆にいえば、遊馬の元にホープが、アストラルが帰ってきたとしたら、それは、戦いが終わったことを意味するだろうね」
Q.生涯墓に持っていくつもりの秘密を、ひとつ教えてください。
トロン「……へえ? 怖いもの知らずだね。そう、そうだね……僕がWDCで他の決闘者の記憶を奪ってたのを憶えてる? 最近は大人しくしてるけど、しばらくすると腹が病んで病んで仕方ないんだ。我欲 ってとっても美味しくて、愛みたいな無私はとても不味い。でもね、いちばん重要なのは──喰った記憶が、まるで自分のモノのように感じられる、ってことさ。
さて、僕は「バイロン・アークライト」の記憶を持っているが……いくらか記憶に欠けがある。
それは、バリアン世界で変質する際に取りこぼしたのか、あるいは────異世界の狭間で、死人バイロンの記憶を喰った、化け物がいたのか。
我はバイロン・アークライト
それとも、成り代わった記憶を喰う化け物か
さぁ、証拠は有りや無しや?
────さて、ここまで聴いたからには。
……ふふ、冗談だよ。キミが口をつぐんでいる限りは、ね。
Q.凌牙との関係について
トロン「あの子はね、七皇の子たちの生活みたいな、社会的なことはカイトを頼るんだよ。
でもね、自分の体の事だと一切僕の所に来る。いざって時、僕なら都合の悪い事は伏せておけると踏んでるのさ。
カイトは正直過ぎて融通が利かないからね、秘密事には向かないんだ。
うん?構わないよ。
多少の子供の無茶を聞いてあげるのも、大人の務めだからね」
トロン「さっき、僕の出番が多いのは悪役が足りないからだーなんて言ったけど。実はそれは理由のほんの一部でしかないんだ。僕の役割は意外と替えが利かないからね。
そう、大事な役割の一つが、
『ナッシュを子供扱いできるのは僕だけ』
ということだったりするんだけど。
僕はね、案外あの子にとって最後の砦だったりするのさ。あの子の意図しない所でね。
そう、いうならば、『神代凌牙』の因業は深い。
同じ人外同士、仲良くしようじゃないか。案外、"誰もいなくなった"とき最後にそばにいるのは僕だったりしてね? ────なーんて。本気にした? 冗談だよ。今はまだ、ね。
そうそう、画面の向こうのキミたちにだけ、ヒントを。
僕の身長、止まってると思う? 伸びてると思う?
おや、どうしたの、青い顔しちゃって。勘のいい子だね。
そう、つまりはね。僕が人の道を踏み外したかどうかは、あの子がまだ人間に留まっているかどうかのラインと直結してるんだ。実はね。
おや、作品を見直そうとしているかい?
後出しのカンニングはいけないよ。悪い子には、罰ゲーム……なぁんて。ふふ、冗談だよ。
あいにく、読み直しても。
尻尾を出すような真似はしてないよ。僕だからね。