@nonono_P
型月=TYPE-MOON
半分くらいは前提の説明なので、目が滑る人は、半分くらいスクロールして読み飛ばして下さい。
FGOでなんか色々言ってたけど、魔術師とか魔術協会とかわからないよ!っていう人も、ほぉら…型月世界楽しいよ…っていう説明をした上で、だから今後はこうなるんじゃないかなっていうやつです。
型月作品は、作品ごとに微妙に世界線が違います。
なので、設定も若干違うこともあるが、世界観の基本はほぼ同じ。
ちなみに、
zeroは前日譚だがstay nightとほんの少し違う平行世界。
Apocryphaはstay nightの第三次聖杯戦争から分岐した平行世界。
EXTRAは1970年代から派生した平行世界。
strange Fakeは第五次聖杯戦争終了後から分岐した平行世界。
FGOの分岐点は不明だが、2004年での冬木市が最初の開催地という時点でstay nightとは大きく異なる。
【型月世界の魔術師】
彼らは基本的に一般的な価値観からかけ離れており、自分本位である。
正確に言うと「自分の家系」が最終的に数百年後になってでも目標に到達すれば良い、という人達であって、自分がその途中であっても一向に構わない。
またそのために一般社会から見れば非人道的な実験も普通にする。それが目的のためならば。
目標のために自己研鑽し、自分の代で届かなかった場合、自分の研究結果を「魔術刻印」として次の代に託す。
(魔術回路は魔術を行うためのエンジンみたいなもの。魔術刻印は設計図みたいなもの)
基本、魔術刻印は一子相伝。
跡継ぎが途中で死んだ時のための予備の子を用意しておく、ということもする。
最悪跡継ぎがいない場合、分家に託すときもある。
直系の跡継ぎがすぐにいない場合、お家騒動になって分家に土地や財産を分割されて持って行かれて、跡継ぎにはほぼ何も残らなかったりもする。
世代が重なれば重なるほど、魔術刻印(各代の研究結果)の量は増えていくため、世代が長い家系の方が魔術師世界では有力視される。
(なので、三代程度しかないウェイバー・ベルベットは馬鹿にされた)
またITや電子機器など、魔術の神秘性を脅かすものを嫌うため、現代でも携帯電話を使わないものもいる。
魔術の研究には土地や材料など、お金がかかる。
【魔術師の共通の目標】
各々方法は問わないが「根源」に至ること。
「根源」とはゼロにして始まりの大元であり、全ての原因。
始まりだからこそ世界の全てを導き出せる究極の知識。
一般常識程度の知識(科学等)では根源に至れない。
人に知られていない神秘(魔術)こそが根源へ至るための一番有利な手だから、魔術師は魔術を用いて方法を探っているに過ぎない。
根源を目指すものを「魔術師」、根源を目指さずただ魔術を使うものを「魔術使い」と呼ぶ。
魔術師は魔術使いを嫌う傾向にある。
【魔術】
魔術は神秘である必要がある。
一般常識(例えその分野では最先端の専門知識であっても)になってしまったら、根源へ至るための有利な手ではなくなってしまう。
簡単に言うと「不思議なもの、存在しないものだと思われている方が強い」。
みんなが「魔術師って存在しててなんかバーンとかできる」を絵空事だと思っているうちはいいけれど、それが日常になるとダメ。
だから基本的に魔術師は一般人から魔術を隠す。
(魔術師の自治組織である魔術協会の最優先事項は「神秘の秘匿」)
だから基本的に魔術師は自分の研究を公開しない。
資金や時間を費やせば、その時代の文明で実現可能な結果は「魔術」。
どうやっても不可能なものが「魔法」と呼ばれる。
魔力でコンクリート壁に穴を開ける、という結果なら、時間がかかってもドリルや重機で同じ「結果」が得られる。
科学が未発達の時代には多くのことが「魔法」だったが、最近では文明の発達によりほとんどの魔法は魔術に格下げされた。
たとえば時間旅行(FGOは特異点だから可能であってあれは時間旅行ではない)は現在不可能なので、それができれば魔法だが、未来にタイムマシンができてしまえばただの魔術になる。
【魔術協会】
魔術師たちによって作られた自衛・管理団体。魔術を管理し、隠匿、魔術犯罪の防止法律を敷く。
一般社会で魔術がらみの事件を起こしたら処刑するのもここ。
ポイントは「神秘の漏洩」を防ぐことなので、神秘が漏れていなければ何人殺していようが、拷問していようが問題はない。
(隣町が大爆発とか、要はニュースになって魔術が露見するような事があれば・ありそうならそいつを消す)
所属するメリットは協会が保つ莫大な霊地やら何やら。
魔術協会も世界に一つではない。
FGOに関係のある魔術協会は二つ。
[時計塔]
西洋魔術がメイン。
ロンドン郊外に位置する中世と近代の入り混じった街、四十を超える学生寮(カレッジ)と百を超える学術棟と、そこに住む人々を潤す商業で成り立つ巨大な学園都市。
封印指定された魔術師たちが幽閉されている特別区画がある。
「封印指定」とは一代限りで到達不可能な領域に至った魔術師に送られる称号。
奇跡とも言える希少能力を永遠に保存するために、その魔術師を「貴重品」として「保護(一生涯幽閉)」する。
「ホルマリン漬けの標本にされるようなもの」とも言われる。
最高の名誉ではあるが、次の世代に研究成果を引き継げないため、大体の魔術師が逃げ出す。
・魔術を隠匿し、隠れて血族のみに伝える「隠者」。
・領地に引きこもり、全力をもって魔術を極めようとする「賢者」。
の二種類に分かれる。
逃げたといって追われる訳ではなく、神秘の秘匿が成されているうちは成果が出るまで放置される。
非人道的行為に手を染めようが、神秘の秘匿に影響しない限りは大丈夫だが、神秘が漏洩した場合「封印指定執行者」が協会から送られ、強制封印実行&証拠隠滅を行う。
また一代限りで生まれた特異体質の"一般人"も対象になる可能性がある。
十三の学部に分かれていて、各学部を統括する学部長を「君主(ロード)」と呼ぶ。
基本貴族(表の世界でも貴族)で、最短でも五百年、最長で二千年の歴史を持つ。
学部ごとの結束は固く、個人間の争いからが学部争いに発展することもある。
それとは別に派閥もあり、血統を重視する「貴族主義派」、血統は劣っても才能があればいい「民主主義派」、派閥争いに興味はない「中立派」がある。
アニムスフィア家は、天体科の貴族主義派。
当主が死亡した際に、スムーズに当主継承されないと君主を乗っ取られる場合もある。
時計塔の魔術師には階位(称号)があり、最高位から順に
・冠位(グランド):幻の称号。蒼崎橙子。
・色位(ブランド):大半の君主はここ止まり。ケイネス。
・典位(プライド):エルメロイII世の弟子は十年以内にここ以上になっている。
・祭位(フェス):特殊な名誉階位。実力は色位から開位までピンキリ。エルメロイII世、バゼット。
・開位(コーズ):主人公(FGOクリア後)
・長子(フェス)
・末子(フレーム)
[アトラス院]
別名「巨人の穴倉」。錬金術がメイン。
外部との交流は基本的に無く、「ここで作られたものを、決して外に持ち出さない」というアトラス院の大原則。
それを二千年以上、そのルールを頑なに守ってきた。
初代院長が演算した世界の終末(人類の滅びの未来)を確定されたものとして、その滅びの到来を少しでも遅くすることが目的。
人類が長く生き延びられるのならば種として変態・退行しても構わないと考えている粗織。
世界の終わりを回避するために、世界を滅ぼしかねない兵器を七つまで作り上げ、その段階で自分たちの限界を認め、これを封印した。
神秘の秘匿を最も徹底しており、アトラス院創立時に七枚だけ発行した「契約書」がないと手を貸さない。
これを回収することもアトラス院の目標の一つ。西暦2000年までに四枚は回収したが残りの三枚の行方は分からない。
と、ここまで長々と前提を書いてきたので、上記を読み飛ばしてもらっても構わない。
ちなみに、「人理継続保障機関フィニス・カルデア」。
フィニス=完(終わり)
カルデア=天文学・占星術を発達させていた地域
ここまでの前提の上で、カルデアの異質な点。
・「人類史を何より強く存続させる尊命の下に、魔術・科学の区別なく研究者が集められた」
魔術師が科学者と協力しうるのか。
科学者が魔術師と協力しうるのか。
根源を目指さない魔術師は魔術師ではなく魔術使いである。
魔術使いもたくさんいるにはいる。
人類史の存続の方向性から根源を目指すという可能性もあるにはあるかもしれない。
・「アトラス院が霊子演算装置・トリスメギストスを始め多くの技術をカルデアに提供」
上記にあるように、アトラス院は決して外には持ち出さない。
びっくりするほど引きこもっている。
そのアトラス院が協力するというのは、本来ありえない。
国連だろうが何だろうが、そんなのは魔術師には関係ない。
例の契約書が存在するのか、それとも初代が演算した世界の終末がこのグランドオーダーだったのか。
・「各種の研究や実験は国連の承認の下で実施」
神秘の秘匿はどうした。
国連の承認の下、ということは、
事象記録電脳魔・ラプラス
疑似地球環境モデル・カルデアス
近未来観測レンズ・シバ
守護英霊召喚システム・フェイト
霊子演算装置・トリスメギストス
この5つの科学ではなく魔術である仕組みを。国連に説明するということは、イコール神秘の漏洩にあたるのではないか。
・人類と世界の危機なのに抑止力が働かない。
散々型月ファンの間で疑問視されていたこと。
ただし、FGOでは「正常な時間軸から切り離されている特異点では抑止力が働かないかもしれない」らしい。
「抑止力」とは集合無意識によって作られた、世界の安全装置。2通りある。
アラヤの抑止力=人類の持つ破滅回避の祈り。
:霊長の守護者(生前に世界と契約し死後を売り渡した人間)、超能力者。
ガイアの抑止力=星(地球)が思う生命延長の祈り。
:自然霊、真祖、ガイアの怪物(プライミッツマーダー)。
どちらも世界を滅ぼす要因が発生した瞬間に出現、それを抹消する。
誰かに意識される形ではなかなか発動せず、一般人をなんとなく後押しする形で発現する。
本人には後押しされている自覚はなく、結果的に滅びの要因を排除した人間が人々に「英雄」と呼ばれる。
(ここまで書いてて思ったけど、主人公はこれなのでは…?)
そしてその「英雄」はその後「霊長の守護者」に組み込まれるとも言われる。
霊長の守護者は「人を保護する」というよりも「人という種を保護する」ので、「その場にいるすべての人間を殺戮しつくす」ことで人類すべての破滅という結果を回避させる最終安全装置。
人間を後押した程度では手に負えない場合は自然現象として発動し、要因を周囲ごと消し去る。
・マシュの存在が酷いと責められること。
(型月世界で)普通の魔術師があの中にいないので、みんな怒ってましたがアレくらいの事は魔術師的には普通のことだと思います。
おそらくダ・ヴィンチちゃんは、生前は魔術師ではなくて魔術使いだと思う。
子を成すことも、良い血統を残すために、良い魔術回路を持つ血統と行います。
子供に魔術刻印を受け継がせるのも、相当な激痛を伴います。
世の中に知れ渡らなければいいので、人知れず人体実験もする。
(この辺りはロード・エルメロイII世の事件簿を読もう!)
命が短いホムンクルスも生み出す。
(zeroのアイリ、stay nightのイリヤはどちらも十数年の命前提)
なので、マシュの寿命がどうのということは、さほど酷いことには思わなかった。
感想には何度か書いているけれど、「そういう生命」なのだし、それを憐れむのは逆にその生命に対して失礼だと思う。生み出した業はともかくとして。
・主人公のその後
「一般人」とは言っているものの、どの程度の一般人なのかが分からない。
(魔術回路がなくてもマスターにはなれる。例:zeroの雨生龍之介、Apocryphaの六導玲霞)
時計塔の称号である、階位「開位」を授けられているので、確実に時計塔とは接触しているし、魔術回路はあるのだと思われる。
世界を巻き込んだ大事の顛末の責任は主人公にはないにしろ、恐らく時計塔で証人喚問を受ける。
過去、冬木の街を巻き込んだ大騒動になった時に、遠坂凛は責任を問われているが、それは彼女がその街の管理魔術師だったから。
主人公よりも、アニムスフィア家の責任追及をされる可能性が高い。
(悪くなくても誰かが責任取ってくれた方が分かりやすいし、その分他の貴族に旨味がある)
アニムスフィア家の現当主(オルガマリー)は死亡したため、上手く引き継がれていれば、分家辺りから出てきた次の当主が処罰を受ける可能性はある。
そうなると主人公は時計塔内で、アニムスフィア家の保護を受けることもできず、所属していないためどこかの教室(学部)の保護を受けることもできないことになる。
世界を救った功績が讃えられたのか、現代魔術科の教師(ロード・エルメロイII世)が出てて舌先三寸で丸め込んだ可能性もある。
また、国連が絡んでいるため、容易に処分できない可能性もある。
何にせよ、上記にも書いたが、魔術世界に一般世界が絡んできているという状態が想像が付かない。
即死毒が効かないなどの謎の特異体質はあるものの、万が一封印指定を受けても、逃げ出してカルデアに篭って生活or研究している限り、恐らく何もされない。
・マシュのその後
マシュが元々ホムンクルスなのか、人間なのかは不明だが、個人的にはホムンクルスの可能性が高いと思っている。
(寿命や身体の問題、調整のしやすさなどから)
(追記:デザインベイビーということで一応は人間なのかな。違いってあっただろうか)
魔術師的な視点から見ると、マリスビリー・アニムスフィアはマシュというデミサーヴァントを作り出した、「一代限りで到達不可能な領域に至った魔術師」。
つまり封印指定対象だと思われる。
だが、マリスビリー・アニムスフィアは既に死亡。
その「存在の保護(一生涯幽閉)」はできない。
後継者のオルガマリー・アニムスフィアも既に死亡。
ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが死亡した時のように、魔術刻印の回収も不可能。
魔術刻印を株分けした分家のどこかがアニムスフィアを継ぐ事になると思われるが、デミサーヴァントを作る技術というのは恐らく、時計塔の法政科が出てきて回収すると思われる。
(分家に力があって素早く動ければ何とかなるだろうが、恐らく第一便で法政科来そう)
マシュに魔術回路があるかは不明だが、魔術師ではないため封印指定は受けないと思われる。
またフォウ(プライミッツマーダー)の力で短寿命の実験体ではなく、普通の寿命を持つ人間にもなっている上、彼女の中のギャラハッドも座に帰ったと可能性がある。
なので既に彼女はデミサーヴァントの素質を持つただの人間かもしれない。
(ただギャラハッドはまだマシュに残っているかもしれない)
しかしどの道「成功例」にはかわりがない。
魔術師にとって彼女はただの「魔術の成果物」でなので、こちらも速やかに回収保管保護される(つまり封印指定と同じ扱い)か、どこかの魔術師の研究の被験体になる可能性が高い。
何故なら持ち主(アニムスフィア家)がいないから。
アニムスフィア家がスムーズにお家相続を行い、当主がマシュを持ち物として保護する場合のみ、彼女は時計塔の手から逃れられると思われる。
マシュの場合は、存在が秘匿されていたため、国連とは関係なく魔術師間でどうとでもできる。
ダ・ヴィンチちゃんが「どうにかする」とは言っていたが、彼女がどうにかできるのは恐らく戦う範囲のことで、「現代の問題」にそこまで手を出すことはできないと思う。
何故なら彼女(彼)は「既に死んだ過去の人間」だから。
現代をどうにかできるのは、今を生きている人間、がFGOのテーマでもあったはず。
ただロマニ・アーキマンの正体や存在、観測結果や結末への過程を誤魔化すことはできると思う。
・カルデアのその後
同じくダ・ヴィンチちゃんが「どうにかする」とは言っていたが、これも魔術協会から誰か新しい管理者がやってくるとしか思えない。
そして死亡フラグが凄い。
上記に書いた通り、時計塔は派閥争いが激しいので、アニムスフィア家が上手く相続できなかった場合、天体科を引き継いだ所だカルデアも引き継ぎそう。
貴族派(アニムスフィア家も貴族派だけど)の場合、オルガマリーと同じく主人公は嫌われそう。
ロード・エルメロイII世が来てくれるのが一番ハッピーエンドなんだけど、アーチボルト家は弱小貧乏貴族になっているので、可能性は限りなく低い。
・魔術世界のその後。
ロマニ(ソロモン)が「これで本当に神代は終わる」と言っていた通り、恐らく2016年を最後に魔術は衰退する。
というか最初から、FGOの公式サイトに書いてあった。
「西暦2015年。魔術がまだ成立していた最後の時代。」
(ゲーム開始時は2015年で終わる予定でしたが、間に合わなくなったので、各種テキストは2015年のままです)
ソロモンの魔術はほぼあらゆる西洋魔術の基盤となっているので、過去、未来から完全消滅(ほぼ魔法の領域)した場合、ソロモンは「なかったこと」になる。
(それがどのレベルかはちょっと分からない)
基盤が消えると、現代魔術も消え失せるはず。
西洋魔術以外の東洋魔導(呪術、修験道)はその限りではない可能性がある。
EXTRAの世界線では、大気のマナ(魔力)が枯渇したので、魔術師はウィザードとして別の活動方法を取っているが、マナは存在しても方法論自体が消えるFGO世界ではどうなるのか予想がつかない。
グランドオーダーが終わって、常に過労して、ただひたすら自分の「しなきゃいけないこと」をし続けなくて良くなった、本当に自由な「人間」になったロマニに、今後は何がしたいか聞きながら、のんびりコタツで蜜柑が食べたかった。