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菓の世界の主な住民

全体公開 8585文字
2017-02-10 01:35:33

現在、確認されているもののみの記載となる。
今現在も菓の魔王の手によって増え続けているので全ての把握は不可能ではないかと予想される。
もしかしたら、製作者の彼でさえ把握しきれていないのではないだろうか
  ---菓の世界『お菓子な世界の生物たち』

現在、確認されているもののみの記載となる。
今現在も菓の魔王の手によって増え続けているので全ての把握は不可能ではないかと予想される。
もしかしたら、製作者の彼でさえ把握しきれていないのではないだろうか
  ---菓の世界『お菓子な世界の生物たち』



〇菓の魔王
この世界の長であり創造主でもある魔王。
城でだらだらしていたり、自分の能力の実験や新しいお菓子生物の作成をしていたりする。
それ以外はお菓子の食べ歩きや、他の魔王や友人知人のところへ遊びに行ったりしているので割とこの世界にいないことも多い。

〇始まりのお菓子生物
城の最奥、菓の魔王の自室に居るらしい菓の魔王が初めて作成したお菓子生物。
菓の魔王がごくたまに話題にする程度でその正体は誰も見たことがなく、どんな姿をしているのかも知られていない。
菓の魔王との会話を通じて伺い知れることは、菓の魔王が特別に気に入っている存在であることだけである。


○お菓子生物

〇お菓子動物
聖界に生息している動物をモチーフにされた、菓の魔王が擬似生命を吹き込んだお菓子。
捕食する対象が作成されたときに決まっており、他のお菓子動物を捕食するものやお菓子植物を食べるものなど様々。
基本的には元になった動物に近くなるよう菓の魔王が頑張って調整してある。

菓の世界に放たれた野生のような動物たちがその種類の大半を占める。
菓の魔王が戦闘に使うために作成されたお菓子動物もいる。彼らはだいたい菓の魔王の城に住まわせてある。


▼通常種

《りんごウサギ》
果物であるリンゴを櫛切りにし皮を繋げたまま半分ほど向いてV字にすることで耳を表現したものを体とした、兎のようなお菓子動物。
小さな手足も兎の体を模したようにあるが、体と接触しているはずの関節にあたる部分が離れているように見える時がある。
しかし、元気に跳ね回っていたりするので、何ら問題はないようである。

《サトウクジラ》
粉末状の砂糖が砂漠のように広がっている地域に生息している全長10m以上のクジラの姿をしたお菓子動物。
特に何をするでもなく悠々と泳ぎ、飛び上がってみたり砂糖を吸い込んで上部から潮のように吹いてみたりして遊んで過ごしている。
好奇心旺盛で、時に踏み入った他生物に飛びかかってじゃれつく。が、その巨体故にそれだけで潰してしまうこともよくある。
現在、目撃されているのは10~20mが十数頭ほど。

《ジンジャークッキー》
人型のクッキーで見た目はジンジャークッキーそのままである。
ただ、二足歩行で移動し、小さな物であれば両手で挟んで持ち上げることもできる。
体の構成はクッキーだけであるが、柔軟性に富んでおり関節はなく肘や膝などは曲がりしなる。
初めは菓の魔王が気まぐれで製作したお菓子動物だったが、知らぬ内に自我を持ちコミュニケーションを取り合うようになり、思考して行動出来るようになっていた。
言葉を話すことは出来ないのでジェスチャーで意思疎通を図る。思考も行動も難しいことはできないので首を傾げる。
現在は菓の魔王の城内で、手入れや雑用をせっせとこなしている。
ちなみに生姜は入っていないので味は普通の美味しいクッキーである。

《マシュマロゾウ》
全身がマシュマロで構成されたゾウ。
一般的なゾウの容姿よりも、絵本に描かれるような丸みに富んだ姿をしている。
体内に取り込んだチョコやジュースなどを鼻先から大量に放出することが出来る。
一見した体積以上の量を取り込むことが出来るようだが、体が膨れることはないように見える。
現在、桃色・黄色・青色の薄い色をしたものが目撃されているが数が少なく、これも菓の魔王が気まぐれで製作したものの可能性が高い。

《ミズアメーバ種》
巨大な液体または半液体状のお菓子が意思を持って活動しているお菓子動物。
粘度や色、習性が多種多様であり、派生と思われる種が多く存在している。
移動せずその場でじっと待ち、獲物が甘い匂いに誘われて触れると捕食するアオミズアメーバ。
口に含むとシュワシュワと炭酸が弾けるメロンソーダ味のミドリミズアメーバ。
ミズアメーバ種で最も移動速度が早いと言われているアカミズアメーバ。
寒天で構成されているために這って移動できず転がって移動するミズアメーバモドキ。
どんな寒冷地でもいつも溶けかけのチョコミズアメーバ。
他の生物の姿形を真似るバカシミズアメーバなんてのもいる。
特に特殊なのが、シロミズアメーバで、主に女性もしくはメスにあたる動物に襲いかかる。
しかし、生殖などはしないのでどういう目的なのかは不明。また、男性も襲われたという報告もあり女性限定というわけでもないらしい。

《カニパン》
ふっくらでバターたっぷりの生地の蟹をモチーフにしたパンの体を持つお菓子動物。
中身はクリーム、チョコ、あんこ等様々で体の色もバラエティに富んでいる。
横向きにちょこちょこと歩き、基本的に無害な存在で専ら被捕食者を担っている。
表面は薄い飴で覆われており水気を気にせず生活できる体になっている。

《カメパン》
メロンパンが甲羅になった亀をモチーフにしたパンの体を持つお菓子動物。
外はサクッと、中はもっちりで甲羅の色はクリーム色から緑色程度の個体差がある。
たまに腹にクリームなどを入れている個体も見られるが、繁殖の際に親の気質を引き継ぐわけではない。
亀らしく歩行速度は遅く、のそのそと歩く。
表面は薄い飴で覆われており水気を気にせず生活できる体になっている。

《わたパカ》
体毛が綿菓子で出来ているアルパカの体を持つお菓子動物。
もふもふしている。ひたすらもふもふしている。べたつきは不思議と全くない。
色には個体差があり、ピンクや薄緑、水色や薄黄色など色とりどりであるが遺伝ではなく生まれた子は親の色の因子を引き継がない。
しかし、味は一様に同じである。甘い。

《グミサソリ》
全身がグミで構成されたサソリの体を持つお菓子動物。
一般的に赤が多いが、たまに青や緑や黄色などの色を持つ個体も確認されている。
ただ、何故か他のお菓子動物のように構成されたお菓子に強度が依存しない性質が適用されておらず、ただのグミと同じく柔らかい。
そのため挟まれても痛みを感じず、大きさも一般的なサソリより一回り大きい程度なので全く脅威はない。
味は普通のグミ程度。稀に現れる『きらめく黄金サソリ』は大変美味しく、逃げ足もさほど早くないので積極的に捕獲したい。

《ショコラオウル》
全身がガトーショコラで構成されたフクロウの体を持つお菓子動物。
羽の縞はビターとミルクの層になっていて口当たりも良く、香りもとても良い。
鳴き声は小さく、物音をほとんど立てないので発見するには匂いに注意する必要がある。

《ホシイモノコ》
全身が干し芋で構成された胴部分が太った蛇のような体を持つお菓子動物。
聖界ではツチノコと呼ばれているものらしい話を菓の魔王が聞いてノリで作った。
そのおかげで個体数も少ない上に繁殖能力も与えられなかったため現在、生存している個体のみである。
更に、特殊な能力もないので普通の蛇のように這って移動するだけである。ちなみに毒もない。

《ポッキールーパー》
体が求肥、エラがチョコで覆った細い棒状のクッキーで構成されたウーパールーパーの体を持つお菓子動物。
エラは徐々に伸びて、長くなると自然とポッキリと折れて丁度良い長さになる。
動きが非常に緩慢で、聖界のウーパールーパーよりも遅いので一部界隈では『水底のナマケモノ』と呼ばれる。

《お魚クッキー》
全身がクッキーで構成された魚類の体を持つお菓子生物の総称。
形や大きさ、元になったであろう姿は様々だがその習性はほとんど同じものである。
同じ魚たちが群れを作り回遊する。自分よりも体の小さなものを食べ、小さなものほど発生する数が多い。
繁殖は確認されていないので、特別な行動での繁殖を行わないか、もしくはそもそも繁殖を行わない可能性がある。

《ケンピバッタ》
体が芋けんぴ、羽が飴で構成されたバッタの体を持つお菓子動物。
聖界では『オンブバッタ』と呼ばれるものが元となっていると思われるが、稀に『ショウリョウバッタ』サイズも見られる。
姿通りバッタ同様、跳躍力に優れていて発達した足で飛び上がり羽をはためかせて飛距離を伸ばす。

《ピーピーゼミ》
全身がラムネで構成されたセミの体を持つお菓子動物。
羽に穴が開いており、羽を素早く動かすことで風を通して笛のような音を出す。ただ恐らくこれは求愛行動ではない。
ピーピーゼミの繁殖はある時期に雄雌関係なく全てが鳴き群れを作る。群れが一定数まで大きくなると半分に分かれる。
そこから初めて繁殖を始めるのである。鳴くことは、むしろ繁殖の時期以外にすることである。

《ヒューヒューゼミ》
全身が黄色がかった飴で構成されたセミの体を持つお菓子動物。
羽に穴が開いており、羽を素早く動かすことで風を通しても笛のような音はならない。謎である。
ピーピーゼミと同じ行動と習性、繁殖などもほぼ同じなのに何故、菓の魔王は彼らに鳴く機能を与えなかったのか。
何故、鳴いていないのに雄雌を判別できるのか。そもそも雄雌があるのか。鳴きもしないのに羽に風を通す行動をするのか。
今日も彼らは羽を素早く動かし、風が肩透かしを食らったヒューヒューという音をかすかに響かせている。

《ミートリパイ》
空飛ぶミートパイ。正直に言って、そう言う他ない。
手足はなく、円盤型のミートパイに直径と同じほどの翼が生え、羽ばたいて飛翔する。

《ちんすこう》
お菓子動物とお菓子植物を成長過程で行ったり来たりする不思議なお菓子生物。
お菓子生物である木の実時代。熟すと手足が生え地面に落ちて、お菓子動物になる。その個体が成体になると背中からお菓子植物が生える。
発見した学者が聖界の少数民族の出で現地の言葉で「ほうちすぃくおう(落ちて這うもの)」と名付けられたのが形を変えて現在の名前に落ち着いた。

《ポッピンキャラメル》
延々とキャラメルポップコーンを生成し続けるラクダの姿をしたお菓子動物。
一つ、もしくは二つのコブからキャラメルポップコーンが弾け出てその場にばら撒きながら砂漠を歩き続けている。
同じ周期で、同じルートを巡るので背中に乗って砂漠を巡ることが出来る。
ただその時、出来立てのポップコーンを食らうことになる。
ちなみにキャラメルのみを食し、体を構成しているお菓子は何か分かっていない。

《ヤドコロネ》
全身がチョココロネで構成されたヤドカリの姿をしたお菓子生物。
中でも殻部分はチョココロネそのものであり、一番美味な部分でもある。
ビターチョコからホワイトチョコまで豊富な個体差がいるが、お菓子生物特有の見かけと硬度が伴わない性質が強い種である。

《コッコちゃん》
黄色の玩具の鶏のような姿をした砂漠地帯に生息するお菓子動物。
全身がバニラの風味がする濃厚なプリンで構成されていて、カラメルソースの膜で覆われた卵黄らしきものが腹の中心に存在している。
その味は非常に評価が高く、別名「至高のプリン」とも呼ばれ、美食家の間では驚くほど高額でやり取りされている。
しかし、物理的にも鮮度的にも足が早く、捕獲及び食品としての提供が困難であるため最高の状態を口にするためには、食したい当人がこの逃げ回る拳大の生物を生け捕りにする必

要がある。
名前の由来は第一発見者であるコッコ・リ・ドルフロの愛称が広まったことで有名である。

《背負いデンデンムシ》
きなこアイスの殻を背負った黒蜜寒天の体を持つデンデンムシの姿をしたお菓子生物。
現在、この一種のみしか確認されていないが他のお菓子生物を鑑みるに、他の味のものも出現するであろうことが予想される。
デンデンムシ同様、移動速度は遅く、基本は樹木の表皮や岩陰などに這っている。
もちろんお菓子生物ではあるので他種と同様、食性までは同じではないようではある。

《わたあめタータル》
大きな陸亀の姿をしたお菓子生物。甲羅の頂点に空いた穴から綿飴を煙のように排出する。
その様子から「煙突亀」や「竈亀」とも呼ばれることがある。
甲羅や体は甘くサクサクとしたパイで構成されており、近づくと香ばしい匂いがする。
歩行は遅いが、自身に危機が訪れた時には周囲に背中から大量の綿飴を噴出し目くらましを行う。
そのため綿飴目的の襲撃者は命を脅かさない程度で適度に襲い掛かる。

《アマグモ》
体高1~3mほどの蜘蛛の姿をしたお菓子生物。
菓の世界上空にある雲を模した綿飴に生息している。飛行能力を持った者しか観察できなかったが、極稀に落下してくる個体もあるためほぼ蜘蛛の姿をしていることが確認された。
生態としては糸で巣を作らない地蜘蛛のようだが、食性は不明。足場である綿雲で団子を作りしばしば地上へ投げ落とす習性だけが判明している。



▼戦闘種

《ケルベロス(ミックスケーキ)》
ショートケーキ、チーズケーキ、チョコケーキの三つ首を持つ巨大な犬の魔獣のような姿をしたお菓子動物。
体はふわっふわのスポンジをホワイトチョコ、シュガー、ビターチョコの層で構成されているが異様に強靭な肉体をしている。どういう原理かは不明。
鋭い牙や爪で切り裂くか、それぞれの首から吐かれる蜂蜜や酷い不快感を催す甘い息で攻撃する。
現在、確認されている個体は菓の魔王が従えている2体だけである。

《センベイコウ(瓦煎餅)》
高さ4m、体長6m程度の異常な硬度を持つ煎餅の鱗で全身が覆われたセンザンコウ型のお菓子動物。
ある魔界を散歩中に出会い、戦闘した魔物に感銘を受けた菓の魔王がモチーフにして製作した。
攻撃力と防御力が高く、自重があるにも関わらず筋力のおかげでそこそこ俊敏でもある。
全ての鱗の縁が刃物のように鋭利になっており、先まで覆われた尾を振り回して攻撃する。
または丸まってタイヤのように高速回転しながら相手を削り潰すか、自重を利用して衝突するため襲い掛かる。
体に対して口が小さく、噛みつくことはない。
硬いお菓子を好んで食べるため、その小さな口ではあまり一度に大量に食べることが出来ず体躯を維持するために日常の大半を食事に費やしている。


▼特種

《大福カバエル》
全身が大福で構成された、カバの体にカエルの顔をしたお菓子動物。
大きく開かれた口から、口内もしくは体内に入ることで搭乗する。乗り物にされるべく生まれたお菓子動物。
野良としても放たれているが他のお菓子動物よりも個体数はそれほど多くない。
もちろん食べたら大福だが搭乗空間の確保のために餡子の量は控えめになっている。

《ザクロベア》(1048)
ザクロで全身を構成された、体長30cmほどのテディベアのような姿をしている。
中身が裏返っているように可食部である粒が表面を覆っている状態で、粒をもいで食べることも出来る。
菓の魔王の能力実験の産物であり、更なる能力向上においての助手として主に城に棲んでいるらしい。
個体としては戦闘能力を特に有していないが、自身でお菓子動物を製作するという他のお菓子生物にはない特殊能力を持つ。
能力は全体的に菓の魔王には劣るが、体長50cmほどの通常種程度であれば、もそもそと作り始める。
製作されたお菓子動物は知能が低く非常に攻撃的で、お菓子生物以外を積極的に攻撃する。
ちなみに、ザクロベア自体はジンジャークッキー程度の知能を有している。
現在、確認されている個体は1体だけである。

《バームクーヘンゴーレム》
バームクーヘンの体を持つ、体長2m前後の丸太を組み合わせたような姿をしているお菓子動物。
能動的な行動は行わず、指示に相槌をうったりリアクションを返したりする程度である。
姿を見ることが出来るのは菓の魔王が召喚するときで、生息地は確認されていない。


〇羊羹の洋館
《アイスの亡霊》
洋館に無数に生息している亡霊のように透き通っている推定お菓子生物。
亡霊とは呼んでいるが二足歩行で移動しているが、その顔に表情はなく足元もおぼつかなくヨタヨタと歩く。
大の大人が2人で担ぐような丸太を1人で持ち上げるほどの腕力を持っているが、動きは遅く個々の戦闘力は期待できない。

《かき氷の夫婦》
口が縫われた寡黙なモルド・ノーデンアイゼン卿、目が縫われた口喧しいメッセル婦人。
両人とも元人間で、菓の魔王とザクロベアの研究によって生み出された半人半菓生物。
その体は半分以上が氷菓で構成されている。他の館の住民もアイスや氷の者が多く洋館は全体的にひんやりしている。
頻繁に言い争い(婦人の一方的な)をしているが2人で洋館を管理し、使用人や住人とともに取り仕切っている。


〇お菓子植物
聖界に生息している植物をモチーフにされたりされなかったりする、菓の魔王が擬似生命を吹き込んだお菓子。
菓の世界に漂っている魔力を吸収しつつ成長する。
種類の一部は元の植物に似せたものであるが、菓の魔王の気まぐれで誕生したものがその過半数を占めている。

ごく一部、戦闘用のお菓子植物もあるがお菓子動物と違って城でなく各生息地ですくすくと(?)育っている。


《バームクーヘンの大木》
なんとなく大きいほうがいいかな?と思ってとにかく大きくしたが、割と邪魔になったので生息地が世界の端の方に追いやられた可哀そうなお菓子植物。
枝が少なく、幹がまっすぐに伸びる習性があるので建材に使えそうだが、切り倒すと硬度がバームクーヘンに戻るのでおすすめしない。
そのまま頑張って削って穴をあけたなら洞窟のようにして扱うことは出来る。

《水餅茸》
ほぼ水分で構成されているキノコの姿をしているお菓子植物。
一部のお菓子植物の根元にひっそりと生える習性があり、あまり見かけることが出来ない。
その上、採取するとすぐさま萎み始めることと、20℃以上の気温もしくは体温などに触れると蒸発し始めることもあり希少価値を高めている。
味はほんのりと甘く、かじると潤沢な水分が口内に溢れるので一口で食べる必要がある。

《ぎょくざ》
『王様の座るすごいイス』ということを聞いてマシュマロとシフォンケーキで作られたすごいイス。
座り心地と触り心地が徹底的に追及されており、同時に非常に強靭であるが柔軟性を損なわないこだわりの逸品。
菓の魔王が座るとちょうど膝が直角になる高さまで沈み込み、まるでそよ風に包み込まれている感覚を味わえる。
いつもはお菓子生物を1日とかからず作り出す菓の魔王が1週間かけて作り上げられた。
そのおかげで納得のいく、玉座に仕上がった。
ちなみにあくまでお菓子植物を素体として作成したので魔力の許す限り自己修復する。
保持している魔力が少なくなってくるとほのかに酸味が出る。

《さとうきび》
まごうことなきサトウキビである。
聖界にも自生している普通のサトウキビが、何故か菓の世界に適応してしまい新種のサトウキビになった。
ただし通常のサトウキビと比較すると、2~3倍ほど糖度が高い代わりに生育が遅く、そして背丈が2倍ほど高く成長する。
そのためか重量も倍ほどあり、硬度も比例して増す。



〇その他

・ベルト=オット=モン(452jp)
ある日からお菓子しか食べられない体になってしまった人間。それまでは普通の人だった。
聖界で生まれ育ったが体に異常を感じ、次第に生活しづらくなり、ある事件が起きてお尋ね者になり行方をくらませた。
風の噂で耳にしたお菓子で出来た世界へと何とかたどり着き、生存と自身の力の制御のために現在、菓の世界に隠れ住んでいる。
右目を眼帯で隠し、やや褐色がかった肌の男性。愛用の大振りのナイフとお菓子動物の残骸を加工した道具でお菓子だらけの世界で生き抜いている。

・カラフルベア(2295)
マカロンやワッフル、チョコやクッキーなど様々なもので構成されている40cmほどのテディベアのような姿をしている。しかし、発見されるたびに体を構成しているお菓子の種類が変わる。
その理由として、自身の体に傷がついたり欠損した場合、周囲にあるお菓子を使って自分を修理し始めるからである。また、同じようにして他の生物を治すことができるらしいが確認はできていない。
菓の魔王いわく『いつの間にか居た』とのことで、お菓子生物ではない可能性もある。
基本的に無害であり、小さな体ながらひたすら菓の世界を歩き回っているようでなかなか出会えないことから『幸運の小熊』とも呼ばれている。

・芸術家オリジン
お菓子動物にインスピレーションを感じて移住した変わり者。お菓子動物を題材にした像を製作している。甘い香りがしそうなリアルなお菓子動物はとても人気だ。
時々オリジンと菓の魔王がお菓子動物談義をしているところを目撃されることがある。


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