@acbh_dmc4
手紙を書いた。年若い自分に向けた愛の手紙だ。
心に浮かぶ情熱と思いの丈を、
随分とあの子には辛く当たってしまった。
きっともう、私の言葉は届かないのだろう。だが伝え続けるしかないのだ。
あの子への愛を。
この想いを綴った手紙が読まれず捨てられているのは知っている。
かつての自分はそうしていたのだから…
ただ、一通だけ…あの人から貰った手紙を捨てられずにいた…。
最後に貰った手紙。
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手紙厨なRエッちゃん、BHにラブレター書きまくる。
BH、最初の1~2通は開けたけど、内容が下らないと見るや読まないで捨てる。
だからRが書いて寄こした愛の手紙の内容は知らない。
だがBHがRの年齢となって、自分が年若い自分へと手紙を渡すようになり、未来の自分が何を綴っていたかわかって切なくなる。
読まれないと分かっていても綴り続ける。
Rも未来の自分に最後に渡された手紙だけは読まずに持っている。
BHに最後に手紙を書いたら、かつて未来の自分から貰った手紙を読もう。
自分は最後にBHに何と書くのだろう?楽しみなような、永遠に来ないで欲しいような。
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かつて、読まずに捨てた手紙が何通あったのか、残念だが覚えていない。
こうして年若い自分に当てた手紙を数えて当時を想う。
手紙を書いた。何通も、何通も。読まれずに捨てたかつての手紙を。
最後に書いた手紙は渡せなかった。渡す前に道が閉ざされてしまった。
手元に残る新しく己が書いた手紙と、彼から渡された古びた愛の手紙。
自分はこの渡せなかった手紙の前に何と書いたであろうか。いや、分かっている。…分かっている。
古びた手紙を震える手で開封する。
ああ何故だろう、自分が書いたものだと言うのに……
いつもいつも、自分の中にある情熱とありったけの愛情を込めて、沢山の愛を囁いていた。
読まれず捨てられた愛の丈を。
『―Ti amo.―』
この、シンプルな一言だけの手紙が、まさか捨てずに捨てられずに残るとは、
「Ti amo...」
ああ、ああ……
渡せなかった手紙はどうしようか、もし……また未来の自分に逢えたとしたら……
あの子ではなく、あの人に送ってみようか…送れるだろうか…渡せるだろうか…今度は捨てられず、読んでもらえるだろうか…
「Ti amo...Ezio...」
*****
Eエチ男に出逢えたとしても、妻子持ちのEを見て色々と躊躇するR。
でもEは分かっているので手紙を貰えないか?と微笑みかける。
戸惑いがちに渡される手紙を受け取って、「私も愛しているよ」とEに優しく告げられた辺りでタイムリミット。
Rも「私も……!私も愛していた!」と想いを告げる。
想いは遂げられた。結ばれなくとも。
自分(R)にも愛しい女(ひと)が待っている。
それをお互いにわかっている。二人の想いが寄り添えた、それだけで報われたエツエツ。
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