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オニギリの謎

全体公開 1 3046文字
2017-09-20 22:35:25

安全チームのマオが、オニギリと初めて出会うお話。

Posted by @HoagieCoco

俺はマオ、安全チームのアブノーマリティの作業担当している、
以前は、別のチームの担当をしていたが、
安全チームにアブノーマリティを一体追加したことにより、配属された。
このチームの作業担当は、まだ俺一人だけだ。

そんなある日、
安全チームに新しい職員が加入した。
見た目は、この会社にふざけて入社したのかと思うぐらい変なヤツだと思った。


おにぎりのキャラクターの顔をしているヤツだった。



普通のヤツなら精神的に狂ってしまいそうな会社なのに
上の奴らは何故こんな奴を採用したのかも分からない

「せっしゃ、オニギリと申す者でござるる」
早速、俺に話しかけた。

日本の侍や忍者のような口調
礼儀正しく挨拶をする。

「俺は、マオだ。よろしく

早速、彼について質問したくて仕方がなかったが、
仕事は、待ってはくれない
彼は、アブノーマリティを扱う事ができるのか

今までも新しく加入した社員は、
アブノーマリティの作業に耐えられずにパニックを起こしたり自殺するような奴らを沢山見てきた
もうそんな奴を見るのはごめんだ。

オニギリの担当するアブノーマリティは、母なる蜘蛛だった。
母なる蜘蛛は、主に精神的ダメージを与え、最悪な場合、蜘蛛の糸に巻かれ殺されるケースもある。

初日から奴に当たるのは、運が悪すぎる。

管理人からの指示が出た。
オニギリは、顔色変えず母なる蜘蛛の収容室へ向かっていった。

そして数分後、彼は何事もなく全く辛い表情もせず戻ってきた。

「大丈夫だったか?」

「何も問題ないでござるる

普通なら初日で精神が狂いそうなはずなのに、まるで初めてじゃないような感じ

その後も彼は、色んなアブノーマリティの対応をするが
嘆くこともなく黙々と作業をする。



休憩時間、人気が無い小部屋、俺が落ち着ける唯一の場所だ。
オニギリの事が知りたく、オニギリもその部屋に招いた。


「なぁ、オニギリ
「なんでござるるか?」

「お前、このロボトミーに入社する前は何をしていたんだ?」

その質問をした時、オニギリは少し黙り込んで、
「・・・・・・ここが初めてでござるる」

「そうかなんでお前にその質問をしたかって言うとな、
元からアブノーマリティに慣れているような感じがしたからだ。」

「・・・・・・・・」
オニギリはまた黙り込んだ。

「何か言えない理由でもあるのか?」

すると、オニギリのポケットのスマホの着信音が鳴り始めた。

「すまぬ少し
オニギリは席を外し電話の対応をした。




しばらく経ち、俺の所属しているチームに新たな社員が二人入ってきた、
タシャという男性職員とジョージアという女性職員。
少し問題はあるが、チームワークは、かなり良かった。

しかしその日も、同じ時間になると
オニギリは、かかってくる電話の対応をしているのに不思議と感じていた。
けど

最近、その電話がかかると、
オニギリの表情は不安そうな顔をしている。


「なぁいつも同じ時間にかかってるけど、何の電話なんだ?」

「・・・・・大したことじゃないでござるる」

まただ言えない事になると彼は、少し黙り込む。
そして、また電話の対応で席を外した。

さすがに俺も我慢の限界だった
気づかれないように後を追った。

そして人っ子一人いない廊下で電話の対応をしていた。
俺は、物陰に隠れて、電話の会話を聴いていた。




『まだ、終わらないのか?』
電話から相手の声が微かだが聞こえる。

まっまだでござるる
不安そうに電話の対応をしている。

『早くしろその施設さえ潰せば、こっちの仕事が楽になるんだ




『従業員もろともその施設を破壊しろ生存者も構わず殺せ』





!!??」
相手がその言葉を聞いた時、
オニギリも俺も固まった。

この施設を職員もろとも潰すだと
何を考えているんだ

オニギリお前は




「聴いてたんでござるるな
電話を切ったオニギリが声を出す。

俺がつけてきた事はバレていた。

「悪いがな
物陰から隠れていたが姿をだした。



「いや悪いのは、せっしゃでござるる
もう隠す必要もないでござるる
オニギリは、被り物を外した。

その素顔は、
黄色い目をした黄緑と赤色のポニーテールをした髪をした見た目は、
女性かと勘違いする姿をしていた。

彼は、泣いていた

「オニギリやっぱりお前、一人で苦しんていたのか

「マオどの達いや皆を殺す事なんて、出来るわけないでござるる



「けど決めるのはお前次第だ。」

?」

「その仕事か、俺達の仕事か、
俺はどちらでも構わない苦しみたくなければな

「すまぬが・・・・今は決められぬ



その後何日か経ち、
4人の仲はより深くなった。
タシャもジョージアは相変わらずだが、
アブノーマリティの対応に慣れていた。

「今日も問題なく済んで良かったな!」
タシャは、腕を伸ばし背伸びをしていた。

「あまり調子こいてると痛い目みるぞ?」

「分かってるってマオ~」

「どうしましたか?オニギリさん」
ジョージアが浮かない顔をしているオニギリに気づく

なっ何でもないでござるるよ!!」
最近のオニギリは、いつもこの調子だ。


休憩時間の事だ。
人気がない廊下でオニギリが俺達が所属しているチームの長、ネツァクと話をしているのを見かけた。

「オニギリ
何を話しているかは聞き取れなかったが、
話を済ますとネツァクに連れられ
管理人のオフィスへ入っていった。



その後オニギリは、しばらく欠勤していた。
ネツァクに理由を聞いても分からないと答えた。


俺は、この前の事を思い出す。
もし電話の件を話しているのなら
オニギリは、タダじゃ済まされない、
特にこの会社に至っては


次の日、俺は、いつもの場所へ向かっていた。
オニギリと二人きりで会話していた場所

扉を開けると、見覚えがある
おにぎりの被り物をしていた職員が座っていた。

「オニギリなのか?」

ただいまでござるる」
オニギリだった。
被り物していても笑顔はハッキリと分かった。
「大丈夫だったのか?」

「何の事でござるる?」
心配したが、オニギリは状況を読めていない状態だった。

「ここずっとせっしゃは、有給休暇を取っていたでござるるよ
久しぶりのロボトミーの仕事でござるる!」

「いや、そうじゃなくて今までこの時間帯にかかってた電話の話だ・・・・!」
しかしオニギリは、分かっていなかった。

「電話かけてくる者などおらんでござるるよ」

するとあの電話がかかる時間に
再び電話がかかる

「またでござるるかいつもこの時間に知らぬ者からかかって来るでござるるから、
無視してるでござるる」
そう言うとオニギリは、電話を切った。

オニギリの様子が全く違う
今まで対応していた電話の事を覚えていない。

だが他の事タシャやジョージアの事、俺の事はしっかり覚えている。

どうしてだ




その日は、各部署のセフィラ達が用があると言い全員不在だった。

それ以降かオニギリからかかっていた電話がかからなくなった







つづく?


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