X以外のSNSでの投稿にはPrivatter+がおすすめです

ねむりひめ

全体公開 3782文字
2018-01-04 21:14:21

いつぞや書いてたヴァンパロエロ完成したので上げなおし。
BHは半ヴァンピーロ。Rと血を交換することでBHの過去も心の内も全てRの知るところに。半ヴァンピーロになることによってBHは一度死を経験するため、後遺症で表情の欠如、思考が鈍く、眠りが深い。死している間にRに求められたせいで足が悪いという設定。

Posted by @acbh_dmc4

眠りつつも頬をうっすらと上気させ、可愛らしい声を上げる。
3度目の開放を彼の中で果たして、これでお仕舞いにしようと唇にそっと口付けを落とした。

彼の長い睫毛が震える。
鼻にかかった甘えた吐息が彼の覚醒を知らせる。
これで仕舞いにしようと思っていたのに、期待にまた自身が首を擡げた。
キュウキュウと締め付ける下肢の心地よさに、うっそりと笑みを浮かべる。

「起こしたか」
「な、・・・・・・に・・・」
「可愛らしく寝ているから、思わず愛したくなってしまった」

腰を緩く揺すると、可愛らしい彼はひくりと肌を震わせ中を締め付けてくる。
小さく上がった悲鳴は唇と一緒に飲み込んでやる。
目覚めてしまったのだから気を使う必要もない。申し訳ないとは思うが、一晩中付き合ってもらう事としよう。
好き勝手に彼の口の中を蹂躙し、息すらも飲み込むように互いの舌を絡める。
途中、酸素を求めて逸らされようとする唇を追って、逃がさぬように顎を掴み、噛み付くようにまた彼の唇を貪る。
健気に応えようとする彼の手は、縋る様に私の袖を掴み、震えている。
ああ堪らない。
なぜこの男は私を煽るのがこうもうまいのか。
愛しくて意地らしくて可愛らしくて堪らない。
キスを解いてやれば空気を求めて湿った吐息を大きくつく。
波打つ胸に誘われるように美味しそうに色づき主張をする果実に舌を這わせる。
舐めて吸い付き、時に緩く噛んでやれば、鼻にかかった甘い声が降ってくる。
もっともっとと胸を反らして強請る。
下から腰を突き上げてやれば堪らないと頭を打ち振って何とか快楽を逃がそうともがく。

獲物が追い詰められていく様は、いつでも私の血を歓喜に沸き立てる。
しかしお前に触れれば触れるほど私は渇く。
全てを喰らってやりたい、お前をこの身の内に取り込み二度と外へ出られぬようにしてやりたい。

くしゃりと彼の指が私の髪をかき乱す。
震える肌に宥めるような口付けを落としてさらに揺さぶる。

「たまにお前が憎らしくなる」
…………!」
「私をこんなに虜にしておいて、夜になれば素知らぬ顔で私を置いて一人夢の世界に逃げるのだ」
「うぅ……んっ!な、ら、俺も完全なヴァンピーロ、にっ」
「望んでいないだろう?」
「貴方が、望むなら俺も

涙に濡れ美しく光る金の瞳を私に向け陶然と嘯く。
ウソツキめ……オナジモノなど求めていない。
現にお前は吸血を嫌がり、人を避けて不自由な体でも半ヴァンピーロであることを望んでいる。
お前はただ私と一緒になる道を選んだだけだ。
分かち合えないこの孤独と、この胸を狂おしく掻き乱す禍々しい情念を、この子は理解しない。
酷薄に笑みを浮かべて彼の瞳を覗き込む。
耳許でお前は私のモノだ、と囁けば返事の代わりに彼のナカがキュウと私を締め付ける。

「貴方は、俺の血で俺の心を全て知っているのに俺を信じてくれないっ」
「お前は弱いからな。弱さは私への恐怖を生む。絶対的な力の前に人は畏怖するものだろう?」
「恐怖など……一度は貴方に死を齎された。俺の命も、魂も貴方の物だ例えなぶり殺されたとしても、俺は貴方であれば、幸せを感じるでしょう」

切なそうに眉根を寄せながら、私に一生懸命応えようと言の葉を紡ぐ。
それはまるで麻薬のように私の心を狂わせる。
ああ、このまま朝など来なければいいのに一晩中、いや永遠にこのまま交わり、熔けて混ざり合ってしまえたら
首筋に歯を立て、赤く迸る彼の血を舐め味わう。
ピリッとした痛みに、それすらも快感として受け取る彼の悩ましい吐息が、耳元で妖艶に私を誘う。
何度彼の中で達しても満足出来ない私は、ひたすらに腰を打ち振るい彼を攻め立てる。
両の足を大きく開かせ、上から圧し掛かるようにして穿てば苦しそうにしながらも健気に私を飲み込みもっと求めろと言わんばかりに締め付ける。
もうそこには言葉など必要なく、欲を貪り全てを奪うまで止まることがない。
彼が意識を飛ばしかけては引き戻すように揺さぶって欲を注ぎ続ける。
私の欲で徐々に彼の胎が膨れ、まるで孕んだ様なその膨らみにそっと手を這わす。
もう一度彼の膣で私の種を育てさせてやりたいが、ああ息子一人であんなにも執着するのだ。
もう一人増えたらもういっそ相手にもされないような気がして出来ずにいる。
だから密かに、こうして胎が膨れるまで注ぐのを止められない。

タプタプと欲を孕み柔い胎に添えられた私の手に、彼の手が触れる。
彼の顔を見下ろせば、彼はその胎を愛おしそうに見下ろしていた。
苦しいだろうに、私の暴挙に後に不満は言いつつもいつもこうして赦されている。
彼が私を拒むことはない。
そしてようやと私は彼の穏やかな美しい貌に我に返る。

こんなにも私を愛してくれているのに傷つけたくないと、負担をかけたくないと言いながら、私は彼に苦痛ばかりを強いてしまう。

もう、お仕舞にしよう。すまなかった

最早苦しさに冷や汗となっていた彼の額の汗を拭う。
快楽とは程遠い拷問のような私の行為のせいで口も利けないのだろう。
しかし虚ろな彼の瞳がゆっくりと私に合わさり、力なく首を振った。
震える彼の両手が私の頬を包み込む。
何かを訴えたいのだろうか、苦し気な唇が何事か形作るが、震える吐息以外、何も奏でることはなかった。
一先ず、この胎の中のものを堰き止めている栓を抜いてやろうと腰を引けば、彼の手が私の肩に落とされ僅かに力を込めて握られた。

「苦しいだろう?今、中のものを掻き出してやるから」

彼の頬を彼が私にそうしてくれたように包み込み、彼の瞳を覗き込んであやす様に言ってやる。
しかし、彼は駄々っ子のようにイヤイヤと首を振ると、僅かに首を起こしてキスを強請った。
無理をしていることは明白だった。
それでも健気に求める姿に、胸が苦しくなった。

嗚呼、お前はどれ程私を甘やかせば気が済むのか。
それだから私は際限なくお前を求めてしまうのだ。

ぎゅうと彼を抱きしめ、唇を合わせるだけの口付けを何度も交わす。
彼の頭を抱え、宥める様に彼の背を撫でる。
吸いつくような滑らかな肌にまた溺れたくなって、緩く首を振り自嘲する。
どれだけ彼を苦しめれば気が済むのか。もう十分ではないか。
ゆっくりと彼の中から自身を抜き出そうと腰を浮かせる。

や、」

掠れた短く細い声が上がった。
同時に不自由な彼の足が私の腰を僅かに締めて抜去を阻む。
どれも簡単に退けてしまえるほど弱い抵抗だったが、私は彼のその仕草に困惑し、彼を見つめた。
譫言のように嫌だと繰り返す彼に、もしや苦しみに魘され判別が出来ずにいるのではと思い至る。

「エツィオ、無理をするな。腹のモノを出せば楽になる。私が悪かった随分無理をさせた」
「ぃ、や抜かないで
「エツィオ?何故?」
「愛、して

散々愛し合って、最早拷問のようになってしまっているのに何故、今になって”愛して”と言うのか足りないのだろうか、それとも伝わっていないのだろうか?
いいや、彼はきっと自分が何を言っているのかわかっていないのだ。

「エツィオ
「あいして……

美しい涙が眼尻を滑り落ちてゆく。
私の首に彼の両腕が回され、彼がその熱い唇で私に触れる。
降り注ぐようなキスの雨と苦し気に歪む彼の相貌のちぐはぐさに混乱する。

「らい、にならないで

掠れた涙声で懇願するように訴えられる。
何故?こんなに愛しているのに嫌いになる?

ふと、この子が目覚めた後の会話を思い出す。
私はこの子に何と言った。
ほんの軽口のつもりで、「憎らしい」と言ったのではないか。
そして、今夜は一度も彼に伝えていない。

「愛してる、エツィオ」

彼の涙を拭い、笑んで伝えれば安心したようなどこか嬉しそうな顔をして、彼は両目を閉じた。
いつぞやのように事切れた様に眠りにつく彼に、私はずいぶんと寂しい思いをさせてしまっていたのだと気付いた。
自分の思いが伝わらないもどかしさは彼も一緒なのだ。
生前は聡明だった彼の事を思えば、きっと私の焦燥よりもよっぽどもどかしく、歯がゆかったことだろう。

彼の中からようやと自身を抜く。
コポリと私が出した大量の子種がシーツを汚す。

さて、これから後始末が大変だ、と息をつけばタイミングよくノックの音が部屋に響いた。


****
オマケ

R「あ、すまない。風呂を沸かしてもらえるか?あと、ユリウスに今日は休みをいただきたいと
アネッタ「ええ、もう伝えてありますよ。お風呂も準備が出来てます。領主様。もうお昼を過ぎております」
R「…………(^Q^)」
ア「あ、あとエツィオ様はレオナルド様の所にお勉強に行っておりますので」
R「助かる……
ア「………
R「……ええと、何かな?」
ア「一応3日ほどお休みを頂きたいと教皇様には伝えておりますが」
R「……助かる」
ア「奥様の機嫌、直ると良いですね」
R「誠心誠意努力するとしよう」

もくじ


投稿にいいねする


© 2026 Privatter All Rights Reserved.