@Tw300ss
『雨の夜のNo.1嬢』
雨かぁ~。溜息ついて着替える。白い長いワンピース。地味だし蒸し暑い。しかも裸足。ミュール履きたいし、ペティキュアしたいのに。黒い髪を解かす。長髪、うっとおしい。ベリーショートにしたい。でも、私、この辺りのNo.1嬢じゃない?ぱっと出の中年男や古株のババァに負けるわけいかないし。
ライトを付けた車が走ってくる。男女二人組のペア。私はヘッドライトの前に躍り出た。急ブレーキを掛けて飛び出した運転手にボソリと告げる。
「○○まで連れて行って下さい。」
翌日、街に下りて通行人のスマホを覗く。
『昨夜、雨の夜に車に乗せた女が○○霊園の前で消えた。』
その呟きのRT数とふぁぼ数を見て、私は小さくガッツポーズを決めた。
これで300字丁度です。サンプル作品は随時募集してます。