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一緒にチョコを食べて欲しかっただけ

@fuka_tofu
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2018-03-05 22:56:36

書きたいところだけ書いたから短いよ!
BLだよ!

「ただいま〜〜」
 仕事を終えて、ニールは疲れた顔で家に帰る。
「ん……甘い、匂いが……」
 玄関から居間に向かって歩いていると、微かに甘い香りが漂っていた。
「何だろう」
 その日一日家に居た恋人が何か用意しているのだろうかと少し期待して居間のドアを開ける。
 すると、ちょうどダイニングテーブルに腰掛けていた恋人がニールを振り返って歯を見せて笑った。その口もとには何か茶色い粉が付いている。
「エドマンド君、口に何か付いてますよ。何食べてるんです?」
 ニールが目ざとく口元の粉について尋ねると、エドマンドは少し笑ってテーブルの上に置いてあった箱を手に取り、ニールに見せた。
「貰い物のチョコ。ちゃんとニールの分もあるよ」
「ボクも食べていいんですか?」
 そう言って目を輝かせるニールを見て、エドマンドは何か思いついたように口の端を上げた。

 ニールが色とりどりのチョコレートの入った箱を眺めながらどれを食べようかと迷っていると、ぽんと肩を叩かれる。
「何ですか、エドマンドく……っ!?」
 振り返るなり、エドマンドに唇を重ねられる。
「む、ぅ………………」
 それで終わりと思いきや、口をこじ開けるようにして舌を捩じ込まれ、ニールは思わず声を漏らす。
 逃げ出さないようにか腰にしっかりと手を回されているせいで思うように抵抗できず、腰に回された手を掴んで剥がそうとすることしか出来ない。

「どんな味だった?」

 しばらくそうしたあと、唇を離してエドマンドは意地悪そうに笑う。我に返ったニールは恋人からの問いには答えず、耳まで赤くしたまま顔を背けた。
「なあ、ニール? ニールってば」
 機嫌を損ねたか、と溜息を吐くエドマンドの口に丸いトリュフチョコレートが押し込まれる。
「むぐ」
 押し込まれたチョコレートを咀嚼しながらニールが何を考えているのかと首を捻る。下を向いたままでは顔色が読めないと頬に手を触れようとすると、先にニールの手が襟に伸びてきた。
「その、失礼します、ね」
 緊張した声と共にニールに襟を引かれ、控えめに口を吸われたかと思えば、探るように舌で唇をなぞられた。
 口を開けてニールの舌を受け入れると、控えめに舌を絡めてくる。その様子が可愛らしくて、エドマンドはわざと何もせずに恋人のしたいようにさせることにした。


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豆腐屋ふうか
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