@sawa_tui
黒バス原作読み返してて辛抱堪らなくなったので考察&感想書く。書かせて。
主に黒子、キセキ(特に緑間)、高尾中心に書いたもので、腐要素はないつもりですが。書いた人間はチャリア=カップル認識な腐女子であり、読後の一切の苦情は受け付けませんのでご了承ください。
ポイントごとにまとめました。
ポイント①タイトルが最高
藤巻神の中に、最初に主人公・黒子テツヤと、そのライバルたるキセキの世代がいたんだろう。物語の根幹にあるのは「リターンマッチ」。主人公はライバルに自らのバスケを否定され、その名誉を取り返すために戦いに挑む。だから「黒子のバスケ」。略して黒バス。シンプルかつストレートで良い…!
ポイント②ライバルキャラが魅力的
空気を吸わないと人は死にます、レベルの常識だけれど、ライバルキャラが皆んな素敵ですよね…!キセキの世代もそのチームメイトも。
改めて読んで気になったのが、「黒子のバスケ」とその対極にある「キセキの世代(帝光中)のバスケ」の定義について。
ざっくりまとめると
>黒子のバスケ
試合に勝っても楽しくなければ意味がない。
どんな相手にも全力で真剣に、ルールを守って戦う。
>キセキの世代のバスケ
試合に勝ちさえすればオールオッケー。
ルールは守る。
このキセキの世代のバスケ、構成していた当時のメンバーはと言うと
青峰:傷つけられたから傷つけ返す。自分が苦しいから他人を思いやる余裕はない。精神年齢:思春期。
黄瀬:考えが浅い。精神年齢:思春期手前。
紫原:鈍感かつ幼い。精神年齢:小学生くらい。
緑間:練習しない周りにイライラ。悪ふざけはしないが周りを止めもしない。精神年齢:思春期。
赤司:覚醒して勝利至上主義に。精神年齢:??
あくまで個人的な印象ですが、キセキの世代は精神年齢別に三組に分けたい。
①黄瀬、紫原
精神年齢が比較的幼い=子供の残酷さで、全中決勝戦(明洸戦)の所業をやってのけちゃう。
元々はバスケを楽しんでいた→黄瀬
元からバスケが楽しいかは微妙→紫原
の違いは大きいけど、黒子と再会した時の「自分なんかしたっけ?」な感じは共通。気持ちが幼いから、さほど罪悪感がなかった。
②青峰、緑間
グループ①に比べると精神年齢が年相応。青峰より緑間の方が変人具合はともかく頭が良いので、必然的に緑間が副リーダーポジにおさまったのだろう…。
(秀徳だと他メンバーが大人なので、逆に手のかかる幼女キャラになる)
スレちゃった青峰→練習に来なくなる。悪ふざけに加担する。
周りに呆れている緑間→練習は続ける。悪ふざけに加担しないが止めもしない。
二人の性格の違いが行動や態度に差として現れたのだと思う。
グループ①の二人が黒子にフレンドリーなのに対し、この二人はそうでもない(の割に本人がいない所では気にかけている)点が共通。
③赤司
精神年齢がどうこうというより、黒子の対極にいる存在で、対極に至るまでのキャラ背景が重い。魅力が底のように深い。
黒子=民主主義革命家、赤司=絶対王政の皇帝と考えると「かつては身分や立場の差を乗り越え国の未来のため手を取り合っていた二人が、政変ののち革命家と弾圧する王に…」みたいな気分になる。何言ってるかよくわかんないけど。
5人が5人とも作中で大きく成長する。
特に黄瀬。生意気なジャリガキが爽やか青年になるくらいの精神的成長を遂げました…!
ポイント③光と影という概念の面白さ
②でライバルキャラを挙げたものの、キセキの世代とタイマン張るエースは基本的に「光」である火神。
「影」の黒子が直接火花を散らし合う同じ立ち位置のキャラは高尾・黛のみ。対戦チーム的には秀徳・洛山のみになる。
そのため
海常→黄瀬(光)主体
桐皇→青峰(光)主体
陽泉→紫原(光)・氷室ダブルエース主体
の3チームとの対戦では、「光」&「影」が力を合わせ圧倒的な「光」を倒した形なのに対し、秀徳と洛山は「光」は「光」同士、「影」は「影」同士ぶつかり合う試合展開になるのが特徴的。
主人公が影(サポート役)ってだけでも珍しいのに、さらに対決にもバリエーションがあるとか凄いですよね。構成が見事すぎる。
ちなみ影ランキングは、1位=黒子2位=高尾・黛 です。高尾と黛の対決は描かれなかったため。
ポイント④勝利の意味がありすぎる
割と「いや、話し合おうよ!」とフィクションに対して思ってしまうつまらない人間です。
でも黒バスはもう勝つしかない。別に試合に負けても地球滅びたり人死の出るデスゲームなわけじゃないけど、勝たなければ相手の心は動かせない。自分達のバスケを証明するしか、主人公・黒子テツヤの願いは叶えられない。
黒子の凄いところは自分が負かした相手に「また戦いましょう」って言うとこで、彼はきっと罪を憎んで人を憎まずなんだなあと感心しました。
友人・萩原を傷つけたのがキセキの世代なのは明らかです。でも彼は「勝利ってなんですか?」と「キセキの世代が獲得した勝利」を憎み否定しようとはしても、敗北し変わり始めたかつてのチームメイトをなじったりしない。かつての相棒の笑顔にし、ヒロインを笑顔にし、とにかくもう男前過ぎて…。
とにかく主人公が勝利する意義の深い作品だなあと。生きてるうちに黒子テツヤに惚れられてよかった。
ポイント⑤誠凛と秀徳
ポイント③で黒子と同ポジションが居るのは秀徳と洛山の二校だけと書きましたが、洛山はラスボスなので除外。ラスボスへの挑戦者ポジションを誠凛と同じくし、なおかつ一年生「光」&「影」コンビがいるのは秀徳だけになります。
この2チームの在り方が近しいことは作中でもちょこちょこ示唆されています。(降旗の「ずっと見ていたいなー」とか)
だからこそ
秀徳vs洛山戦で敗れた緑間が「このチームに足手まといなどいない」「次は勝つ」と意見をぶつけて手を差し出すが、赤司が握手を交わさないシーンと
誠凛vs洛山戦で勝利した黒子に「次に勝つのはオレ達だ」と赤司が手を差し出して握手を交わすラストシーンが
対比されているようで、美しい構成にグッときました…。大丈夫秀徳次の大会では緑間がゾーン入って勝つし…!
ポイント⑥高尾と黒子
私はこの二人のライバル関係が大好きです。
二人の違いは
帝光中出身かどうか
=試合でキセキの世代に負けたかどうか
同じチームなら当然負けることはないわけで、中学生時代の二人はお互いに対照位置に居たのではないかな〜と感じる。
キセキの世代と共に戦って苦しんだ黒子。
キセキの世代に敗北し悔しさを覚えた高尾。
それでも二人ともバスケ続けてるし、すごく気が合うんじゃないでしょうか…。とりあえず今日も二人のデュエソンを聴く。
ポイント⑦高尾(秀徳)の出番タイミング
高尾時点で物語を見ていくと
○中学でバスケ部に入る
○3年の試合で帝光にボロ負けする
○悔しくて引退後も練習する(打倒、キセキの世代!)
○秀徳高校に入学(4月頭)
○秀徳バスケ部に入る=緑間が居て驚く
緑間に突っかかり張り合う
洛山戦回想シーンこの時期?
→「今更敵意抱いても意味ないし認めさせてやる!」
○真ちゃん乗せたチャリアカーを漕いで誠凛vs海常の練習試合へ行く(4月末ぐらい)
○インターハイ予選決勝リーグで誠凛と戦い敗北→雨の中二人でお好み焼き屋へ→お好み焼きを真ちゃんの頭へ載せる騒動(5月末くらい)
○夏休み海合宿で誠凛と鉢合わせ。火神にアドバイスする緑間を発見し、黒子と隠れた後にバレる。(7月)
○先輩達とインターハイ準々決勝(桐皇vs海常)を観戦。こっそり見にきていた緑間をつかまえる。(7月末)
○wc都予選スタート
vs杉並西→勝ち
vs霧崎第一→勝ち
vs誠凛→引き分け
緑間が笑うようになった、のモノローグ
バニシングドライブで黒子に抜かれる「ちくしょう!ちくしょう!ちくしょう!」
vs泉真館→勝ち、wc出場決定
(11月中)
○wcスタート
誠凛vs桐皇を観戦
vs大仁多→勝ち
vs洛山→負け 準決勝のため三位決定戦へ
誠凛vs海常 戦後の黒子に話しかける+緑間お迎え
vs海常→勝ち 黄瀬不在 三位決定
決勝戦を観戦
(12月中)
他にも色々あるかもですが
まず4月ひと月で心境の変化が凄い→
それほどまでに緑間の練習姿勢に感心したのか?
5月末〜WC予選までですっかりコンビに→この間のエピソードがドラマCDなどに
この半年弱で秀徳はチームとしてまとまっていく
緑間&高尾は黒子&火神にアドバイスしたり、試合中解説したりで、つまりは秀徳は古のギャルゲー主人公の友人ポジ…。いいや私の中では主役だ…いんどみたぶる聞く…。
ポイント⑧緑間と高尾
緑間と高尾はなぜ、主人公組に近しいタイプのコンビになったのか。
>緑間のポジション
パスをもらってシュートを撃つので、センターなどに比べると
>緑間にこれまで「影」がいない
黒子と青峰の相性の良さが飛び抜けていると指摘していた 黒子を自分の影とは感じていなかった
>緑間がめちゃくちゃ真面目に練習していたから
キセキの世代にかつて負けた高尾からすると
スレた青峰
チャラチャラした黄瀬
はさすがにイラつきそう(同学年だし)