@yuzuya_9th
【あらすじ】
時は永く続く『間の大陸』との大戦下、平行世界・日本。
仮想昭和日本国『瑞穂』において、遺伝子操作により兵器化された妖に対抗するため、『特殊武装部隊』――通称『特武』――が組織された時代。
新人隊員・古賀大介は、士官学校卒業とともに特武九班に配属される。
個性の掃き溜めと呼ばれ、特武のなかでも異色の存在である第九班。
怪しい噂が絶えないこの班に加わることになった彼の運命やいかに――
・妖(あやかし)
妖怪やモンスターと呼ばれる生物。
妖は動物のいち分類のような扱いであり、実際その姿も動物に近いものがほとんどである。ただし、科学では証明しきれない力を持っている場合が多い。近代になり科学が優勢になってくると、彼らは森など住む場所を追われ、その数は減少の一途を辿っている。
・遺伝子操作技術
この世界では科学技術が遺伝子関連に特化して発達している。特に妖については解析が進んでおり、はじめは不老不死の研究などが行われていたが、やがて兵器開発にも使われることとなった。
その一方で、人間の遺伝子に関しては発展途上。解析完了にはまだまだ遠いと言われている。
・マガイモノ
遺伝子操作により兵器化された妖のこと。瑞穂では、「禍々しきもの」「妖のまがい物」という意味でこの名称を使っている。正式名称は遺伝子操作型特殊生体兵器。普通の妖と違い、死ぬと砂になって消える。自然の摂理を曲げられたそれらが土に還ることはない。
・瑞穂(みずほ)、瑞穂国(みずほのくに)
東洋の島国。「国王は君臨すれども統治せず」の体制をとっている。建築物などは西洋化が進んでいるが、服装は和服もまだ多い。国花は桜。
・特殊武装部隊(対妖特殊武装部隊)
通称・特武。マガイモノに対抗するため組織された部隊。現在は橋の上での戦闘を主な任務としている。また、かつて投下された不発弾(マガイモノが封印されている)の処理や、呪術テロと呼ばれる妖を用いたテロの対応にあたることもある。
もとは陸軍のいち部隊だったが、現在は独立した組織として存在する。独立の際に軽く揉めたため、いまだに陸軍とはあまり仲が良くない(ただし小学生レベルの言い合いになるくらいである)。海妖と対峙することのある海軍とは定期的に情報交換をしたりしている。
・間の大陸(あいだのたいりく)
現実世界でいうユーラシア大陸と南北アメリカ大陸の間に存在する大陸。高い技術力を持ち、各大陸に繋がる『橋』に兵器を送り込む。ブリッジ協定は結んでいるものの、その目的はもちろん、国であるのかさえ不明である。各国は『間の大陸』からの攻撃に対抗するため、それぞれ特武のような組織を持っている。
・ブリッジ協定
大陸同士をつなぐ巨大な橋の上でのみ戦闘を行うという協定。この協定により、現在は国内に被害が出ることは殆どない。
・医務室
本部にある医療施設。九班はよく怪我をするため、お世話になることが多い。設楽医師がいるところ。
・参謀室
特武のブレーン。作戦本部。本編での高野の所属はここ。
・報告書
戦闘後に本部に提出する報告書。その日に戦ったマガイモノの情報を報告する。集められたデータは資料室に保管されている。