1巻ずつ詳しくあらすじ紹介しながらツッコミをいれているので新世界より漫画版をこれから読む人(いる?)、ネタバレ踏みたくない人、漫画版の情報を手に入れたくない人は読まないことをオススメします。そして、かなり長いので、暇つぶしにどうぞ。
@satoru_and_shun
【全体的感想】
漫画はアニメ前提として描かれているため基本アニメ未読にはよく分からない仕様となっている。さらにアニメはアニメで原作を読んでいないとさっぱりな部分もあるため、結果省略に省略を重ねやはり原作を読まなければ分からないということになる。そしてそんな感じではあるものの、漫画の話は原作に沿っているという訳ではなく、ところどころ話の流れを借りた全くの別物になっているので、これは好みが分かれるだろうなあ…というより、大丈夫なんかこれ、という感じでした。でも最終巻で貴志先生のコメントが載っていて、アニメ版に似すぎても遠すぎてもまずいので、その難題を克服し見事に独自の世界を創り上げたと仰っていたので、良いのでしょう。私は良いことにしました。まあ、アニメ版をなぞるだけなら、わざわざ漫画にする必要はあったのか?となるのでね。そういうことですかね。
そしてちょいちょい辛いのが厨二のノリがあるところ。笑
巻が進むにつれて話もシリアスになるので薄れていくんだけど、それでも最終巻までしっかりと入れ込んできているので、そこは胃がヒュッとなった。
まず話の核となる呪力について、清浄寺での呪力の付与儀式の話が一切カットされていて、更にここをカットしたことによって離塵師の登場がカットになっている。呪力の凍結もクソもない。さらに真言のことにも一切触れていない。ということは瞬はどうなるのか?ということだけれど、それは巻ごとの内容の方で触れるので後々。というか、この呪力というものについての重要なシーンをカットして、いきなりミノシロモドキからお前らには愧死機構というものが備わっててな、とか言われても、は?って感じじゃない?私はSFながらも宙に浮いているファンタジーではなく、地に足ついてそういう形ないものに対しての細かいロジックとか、最後まで続く重要な伏線が新世界よりの醍醐味であると感じているから正直入れて欲しかったなーという気持ち。そしてこんなにも張り巡らされた伏線という伏線をことごとく消滅させている漫画、見たことない。逆にすごい。
そしてどうでもいい話だけど、個人的に漫画版の太陽王がすごく嫌い。私の嫌いなタイプのモブおじさんの気配を感じた。
以下、巻を追いながらのあらすじと感想。
【第1巻】
主に麗子にスポットが当たっている。作者は麗子が好きなんだろうなという気持ち。
1巻からぶっ飛ばし勘が良すぎる早季さん「呪力の使えない子供は殺されるんだ!」
いやいや、話の主軸を!ここで!?笑
殺すとか殺されるとか、12歳の初期時点で既にそんな概念あったらアカンやつやん、と一人で突っ込んだ。
麗子処分後、搬球トーナメントカットのためすぐに夏季キャンプに突入。
守が八丁標の外の立ち入り禁止区域に行くのは嫌だ、なぜなら悪鬼と業魔が出るかもしれないから、というここの場面で初めて悪鬼と業魔の説明があるが、たった2コマにされている。そして、バケネズミが溺れているところに遭遇して助ける。しかしこのバケネズミは塩屋虻コロニーのバケネズミなので、スクォンクではない。(この時点でスクォンクの伏線は消滅)
真里亜が守にびっくりするほど始終冷たい。
瞬がキャンプファイヤー中、明朝僕についてきたら八丁標の外でしか知り得ない秘匿され続けた真実を見せることができると言い出す。(なんじゃそら)
明朝、筑波山の頂上に登った瞬は皆に感動的な朝日と富士山を見せる。どうやら、瞬は早季が八丁標の外を探検して綺麗な景色を見たいと言っていたので、その夢を叶えたかったらしい。その夜、これから先も早季が夢を叶える時に隣にいたいと実質上の告白をする瞬。ここのシーンにてナイトカヌーの代わりとなる。
翌朝この前助けたバケネズミがやってきて逃げろと言って去っていったので後を追いかけてみたらそいつが土蜘蛛のバケネズミに殺されるところに遭遇。土蜘蛛のバケネズミに見つかり、そいつが仲間を呼び大群に追いかけられることになって森に逃げる。けど結局5人で逃げ切って、スクィーラに助けられ、塩屋虻コロニーにて宿泊。すごい。
部屋は男女で別れて、守がすやすや寝ている中瞬と二人話す覚がなぜか黒のタンクトップを着ていたので、そういうことか、と思ったけど気のせいだったみたい。
第2巻へ続く。
【第2巻】
コロニーに毒ガスを撒かれ、窮地に追い込まれた1班。弱気になる守への真理亜のモラハラが止まらない。
結局天井に穴を開けて脱出する作戦に。瞬が穴を空ける役で、その他は崩落してくる土砂を受け止める役。中々穴を掘り進めることができない瞬が限界を超えようとした瞬間、プツンと糸が切れ、業魔化。(笑うしかない)
抑えられない強力な呪力によりとてもビッグな穴が空き、脱出成功。
瞬、高熱により倒れたため、覚がおぶってた。
外に出たら援軍の大雀蜂軍が登場。奇狼丸と初対面を果たす。(ここで覚と奇狼丸、運命の出会い)
一方その頃、神栖66町では鏑木肆星が瞬の家の前で見つけてきた頭と尻尾が融合してぐるぐるしてるムカデを倫理委員会に提出し、青沼瞬が業魔化したと報告。処分が決定。(瞬は今筑波山なのになんで瞬の家の前にこのムカデ落ちてんねんという矛盾)
近くまで船で先生たちが迎えに来てくれていて、瞬は体調を治すという名目で無瞋上人に託され早季たちは船で帰ることに。しかし、早季は帰りの道中先生たちが瞬が業魔化したという情報を盗み聞きし、一人で引き返す。残された瞬は無瞋上人から最後の言葉があれば聞くと言われてすべてを察する。早季が瞬のところにたどり着くと、瞬は一人でなんかめっちゃでかいススキに囲まれていて(瞬なにやってんの?)早季は頑張ってそこに割り入った。なんかわからんけど業魔化した事実を早季に伝え、さよならをしてススキを割ってどこかへ行ってしまう瞬。湖に沈もうとしたところ、しつこく追いかけてきた早季が瞬にずっと好きだったと告げる。(逆では?)ここで気づいたけどすばるの存在皆無です。
そして突然夢を叶えに行こうと言って、空を夜にしてオーロラを出現させた瞬は早季をお姫様抱っこして空高く飛んで宇宙へ。(爆笑した)
まるで、宇宙を旅してるみたい!と言いつつも日本列島を見下ろす様子は完全に大気圏外にいる二人である。息とか、生身で大丈夫なのだろうか。
ここで瞬、早季にミノシロモドキを探せと伝え、まさかの宇宙から早季を手放す。流石瞬、規模がでかい。
早季が次に目覚めたら、そこには良がいた。
第3巻に続く。
【第3巻】
瞬の代わりとなった良に違和感を感じながらも、自らキスして欲しいという大胆な早季。唇が触れる瞬間に両手で良の顔面を拒否る。そりゃないわ。良はじゃあ、といった感じでほっぺにちゅーをするも、その後早季にゴシゴシに拭かれる。かわいそうな奴め。
そんなこともあり、夏祭りに良と来たくなかった早季は真理亜を選び楽しんでいた。そのおかげで、良と覚が夏祭りデートする羽目に。覚まじ乗り気じゃなくて笑う。覚、よほど良との夏祭りデートがつまらなかったのか、突然良に夏季キャンプの時、物凄い劣等感とそれ以上の尊敬をお前に抱いた、一生勝てないけどずっと隣にいたい親友だって、けど俺が尊敬していた男は良…お前なんかじゃないっ…!と思いっきり良を侮辱し始めた。大丈夫かお前。てか、2巻にそんな描写は一切なかったけどな、と思った。そして良、退場。
真理亜と別れ、一人で花火を見た瞬間何故か早季は突然瞬と麗子のことを思い出す。謎すぎて草。もう名前思い出してもうたやん。瞬がミノシロモドキを探せと言ったことも思い出した早季は、皆にそのことを伝える。瞬の遺言ならやらないわけないだろ!と覚。なんなんお前…遺言いうなや…
こうして早季たちは再び筑波山へ向かった。
筑波山でミノシロモドキを見つけて、色々情報を聞き出して、ボノボ型の愛の社会への話を聞いたら真理亜が早季への感情は偽物だったのかと騒ぎ立てて仲違いしてしまう。ミノシロモドキを守が呪力で遠くに放り投げてしまったので一旦帰ることに。数日後の放課後、覚と早季は不浄猫の存在を探りに中庭に忍び込んで、あっさり倫理委員会に捕まって富子様とお話をする。因みに覚が富子様の子孫ということは一切明かされなかった。
一方その頃、早季と仲直りをしようと思い立った真理亜が外に出ると不浄猫に襲われてしまい、守が助けに来て、二人で逃亡。真理亜が何故処分対象になったかというと、ミノシロモドキの話を聞いてから心理テストの結果に乱れが出たので、らしい。呪力がちゃんと使えてるんなら良くね?と思う。結局喧嘩別れになったまま早季に会うことなく、神栖66町を離れることに。辛い…因みに守は別に処分対象でも何ともないらしい。
それを覚と二人で3日以内に連れ戻してこいと言われて、真理亜の痕跡をたどる。3日探しまくったが、季節的に恐らく夏の延長線なのでかまくらを作る必要がなく、かまくらはカット。まあ、なくて良かったよな、とも思う。
夏季キャンプをしたところに行くと真理亜の手紙が置いてあって、それを読んで泣き出した早季を見て、何故か覚が号泣しながらどうして俺達はたった2人にならなきゃいけなかったんだ…!と言う。なんでお前が泣くんや。
早季は切り替えが早いので、真理亜が戻ってこれる町を私が創らなきゃ!とポジティブシンキング。ここで早季の青春時代が完結。
因みに覚、この後話の流れで幼少期に毎晩おねしょしていたことを自ら暴露。
第4巻へ続く。
【第4巻】
26歳になった早季と覚。覚はなぜか妙法農場の皆さんに、早季との関係が知られているという面白いことに。建部先生からプロポーズする決意は固めたのかと聞かれている。そして、粘菌採取に出かけ乾さんと会ったら、プロポーズについて自分の経験談を含め切々とアドバイスをされる。てか乾さん結婚してた。勝手に独身のイメージが強かったのでびっくり。というか町中に知れ渡っている覚のプロポーズ事情が面白すぎる。そして夜、早季と二人で食事する時にプロポーズしようと思い、1ヶ月練りに練ったレシピと先輩から分けてもらった美酒を用意し(くそ萌えた)、完璧なシチュエーションにていざプロポーズしようと思うも、早季は26歳にもなったのに全然町を変えられていないと悲しんでそれどころではなくなった。プロポーズ大作戦、失敗に終わる。
緊急会議の最中、先史文明の大量破壊兵器についての話題になって、不安になった覚はしれっと早季の手を握る。会議中にいちゃつくのはおやめください。そして真理亜と守はもう死んだと伝えられ、ショックで寝込んでしまった早季。倒れ込んでしまった早季を見て、早季は結婚とかプロポーズなんて考えられないほど自分を追い詰めていたってことだ…と今まで一人浮かれポンチ野郎だった自分にショックを受け頭を抱える覚。めちゃおもろい。
その後、夏祭りに行って、早季が真理亜たちの幻想を見て追いかけ、泣いてしまったのを前にして、突然早季を幸せにしたい、だから俺と結婚してくれ!とプロポーズをして抱きしめる覚。お前は本当に結婚のことしか頭にないんだな。早季に笑ってほしい的なこと言ってるけどとりあえず結婚したくてたまらないらしい。早季も幸せになりたい!と同意し婚約成立。
その後、バケネズミたちの奇襲が始まり、広場に戻った二人。バケネズミが何の算段もなしにここまでするか?と不審がる覚。この戦いは本当にただの悪あがきなのか…?と言う覚に対して考え過ぎよ、と早季。すると、考えすぎなんてない!と珍しく声を荒げた覚。お前の命がかかってるんだ、考えすぎなんてない!と大ゴマで描かれた真剣な表情をしたこの覚に全世界が恋してしまったと私は思った。覚くん、考えすぎなんてないって台詞、大事なことなので2回言いました。いやあ〜この台詞、女として生まれたからには覚に一度は言われてみたい言葉No. 1です。ありがとう及川先生。(ここで初めて感謝した)
私、もしかして覚に叱られたいのかもしれない。初めて気づいた。こんな真剣な顔して怒りながらも私のこと心配だから故、とか言われたら惚れてまうやろ。やはり鬼気迫る覚はどこの世界も良いことが証明されてしまった。これはすごい手柄である。
そして、両親から念押しされて早季を守り抜くことを誓い心臓を捧げた覚一行は病院へ向かう。私の嫌いな太陽王が悪鬼と遭遇して死亡した。
病院編はあまり変化なし。
第5巻へ続く。
【第5巻】
病院から脱出、が特に舟で悪鬼に追いかけられもせず、オリキャラの全人学級1年生が2人途中乗車してきて普通に町に戻る。ということで元よりノンケ覚のことなので、舟の上で踏ん切れないなんてことは一切ないし、生成りのアロハを着る機会も失ってしまった。代わりといっていいのか、4巻の私服でアロハシャツっぽいの着てたよね。どうしても着せたかったのかな。
そして舟に途中乗車してきた子供たちの名前は聞いてびっくり、新見翔と坂井遙香。なんと新見さんが若返りました。代わりに、富子様のお付きの人になっていたのが鳥飼進という若いにいちゃん。鳥飼宏美の弟らしい。ここからもうオリキャラ祭りで訳がわからん。話をややこしくするな。まあ、何故ここにきてオリキャラを出したかというと、この先早季といちゃいちゃさせる女の子が必要だったからだと思う。正直覚で我慢して欲しい。
因みにこの新見翔という少年、遙香ちゃんのことが好きなんだけど皆の前ではクソ罵倒し、後からお前は超かわいいし性格良いなどと言って褒めちぎるという完全なDVクソ野郎である。そういう待遇をされて照れて喜ぶ遙香ちゃんを見て、最近の若い奴が何言ってるのか分からない…!とジェネレーションギャップを感じてショックを受ける覚と早季。うそだろ…俺もうおっさん?と覚。かわいい。
鳥飼進と合流し早季一行は悪鬼から逃げることになるんだけど、この鳥飼進という男、真理亜と守が死んでくれてヒャッハー酒がうめえ〜!というようなクソオブクソなので、すごい悪鬼に殺されるフラグが立ちまくっている、が、先に言うけどこの人最後まで死なずに生き残る。何故か。そしてここで気づいたんだけど、新世界より、という題名にも深く関係してくる「家路」の話題が一切ない。なので、別に避難放送かける必要もなく、鳥飼は東京までついてくる。
肆星対悪鬼の決着がついて、殺される寸前の肆星氏がお前達だけでもここから逃げろ!といってくれたにも関わらず、行ってどうなる…もう誰も悪鬼を止められない…どこに逃げても追ってくる…殺される…逃げたって全部無駄なんだ!と絶望する覚。いや逃げろよ。なんでめちゃめちゃ弱気なの?早季を守るの完全に忘れてるやろ!案の定、早季から平手打ちをくらい、しっかりしなさい!と喝を入れられる。私だったらこの覚、情けなすぎてプロポーズの話はなかったことにして欲しいわ。早季えらい。
そして乾さんと奇狼丸と合流し、(覚と奇狼丸、運命の再開)ニセミノシロモドキを手に入れ東京に向かうことに。
翔と遙香はどうしても東京に行きたいと志願した。というのも、実は遙香の業魔化が進んでおり、この窮地にて一役買って英雄になれば、処分対象から外してもらえるのではないかと思ったかららしい。
ということでなんと東京に向かう人数、6人と1匹。多いな。
第6巻へ続く。
【第6巻】
東京に着いた一行。潜水艦でも何でもない普通の船を降りた覚が突然オオオニイソメに横腹をがっつり食われ水中に引きずり込まれた。正直まじで死んだと思った。だってこんなに話が違うのだからもうどうなってもおかしくないと思ったからだ。覚ー!と悲しむ早季さんを横目に海からひょっこりと無傷で復活した覚。どうやら間一髪のところで乾さんが助けてくれたらしい。びっくりさせやがって。
一晩とりあえず海岸沿いで過ごした後、翌朝出発しようと思ったら見張りを買って出た乾さんが真っ二つになって死んでいた。離脱早くね…
そんな乾さんを見て号泣しながら取り乱す鳥飼進。鳥飼姉弟と乾さんは幼馴染だったらしい。進、お前乾さんのこと好きだったんだな…
東京地下へ進んだ一行、待ち受ける様々な奇怪な生物たちをクリアしながら先へ進む。頭上から落ちてくるチスイナメクジの美味しいシーンは鳥飼に奪われてしまった。
何故か皆そろって一旦地下から地上に。援軍が押し寄せているため、早季、覚、奇狼丸はサイコバスターを取りに、他3人は援軍殲滅のため海岸へ。
まだサイコバスターを手に入れてないのに、奇狼丸との連携プレーの作戦を実行する。なんか水蒸気で撃退した後(?)、悪鬼たちは自分たちが引きつけておくからその間に一人でサイコバスターを取りに行けと早季に命じる覚。悩んだけど承諾した早季を見て、奇狼丸がお二人は多くを語らずとも理解し合えておられる、素晴らしい関係ですね、と言う。それに対し覚、こんな関係だからこそ未だに聞けないこともある。と何かいい感じの陰りのある表情をする。(お?)
奇狼丸、俺はお前を信用していないからな、見極めてさせてもらうぞ!という覚にお気の済むままに、と奇狼丸。なんかいい感じの雰囲気が滲み出ている。
その頃、鳥飼たちは海岸にて殲滅作業を進めていたが、突如巨大化したオオオニイソメが現れバケネズミを真っ二つにしていく。この様子を見て、鳥飼は遙香の漏出した呪力のせいでオオオニイソメが巨大化してしまい、乾さんを殺したんだ!という結論に至る。遙香の業魔の力によりバケネズミと悪鬼さえも殲滅しようと思い遙香をめちゃくちゃ責め完全な業魔に仕上げた。業魔になった遙香は辺りを一掃し、死にかけた翔と鳥飼の傷を治し、自ら海に沈んで命を絶った。業魔化の気配が消えたことによって遙香が死んでしまったと察知した早季は、また守りたかった子を失ってしまったと絶望する。そんな早季の前に瞬が現れ、追いかけていくとサイコバスターの在り処に辿り着く。早季、やけくそになってこのまま戦って頑張って生き残っても千年後の未来にはまた状況逆転してるかもしれんし千年後なんか私関係ないじゃない、今苦しみ抜いてまで戦う意味はあるの!?と言ったらマジであかんことを言ってしまう。けれど瞬にうまくなだめられて、頑張ることにする。サイコバスターの形がアニメ版よりだいぶんシンプルになっている。毎回描くの大変だもんな。早季、瞬に一番大切な人のいない世界は寂しい、と言ったら瞬、もう早季の一番は僕や真理亜じゃない、と全否定。ずっと前から一番大事な人はそばにいたんだよ、と早季に言うけれど、いや、お前がそれを言うなと…確かに今の早季には覚が一番大切かもしれないけれど、最初から覚のことが好きだったわけじゃないし、瞬が業魔にならんかったら瞬と結婚してたわけだし、なんなの。よく分からない。
一方その頃、悪鬼一行から奇襲を受けた覚と奇狼丸。スクィーラと奇狼丸がバケネズミ語で一瞬対話した後、一旦避難する。そして、なんて話していたのか奇狼丸に聞くと、訳すまでもないただの罵りです、と言う。「あの時語った独立の野心は嘘だったのか!?」そして、「我が心にそれが潰えたことはない!」と言っていただろう!と奇狼丸を問い詰める覚。ここでバケネズミ語を習得していた覚登場!株が上がった。独立の野心とはなんだと奇狼丸を呪力で縛って責めまくる。はぐらかしをする奇狼丸に痺れを切らし、言えー!奇狼丸!とめちゃくちゃ怒る覚。因みに怒ってる顔面かっこいい。奇狼丸が何故本心を言えないとわかっていながらこのような責めを…と覚に問う。一瞬そういうプレイを楽しみたいのか?と私も思った。すると覚は、お前を初めて見た時、お前に憧れたんだ。と……私と同じく固まる奇狼丸に、覚はこう続けた。外来種をものともしない兵隊、そんな軍を指揮し敵を駆逐する姿に心が震えた、目を奪われた、誰にも言えないけど本当だ、俺はお前を尊敬していた。
覚、お前……奇狼丸に恋してるやないか……早季のプロポーズよりも何倍もロマンチックな言葉を吐く覚、まさかの奇狼丸エンド。訳のわからない告白をされ戸惑う奇狼丸。完全に二人の世界。奇狼丸×覚がこんなところに落ちていましたよ!世の奇覚の人!(いる?)俺は本心を言ったからお前の本心を聞かせろと再び奇狼丸をすごい形相で問い詰め出す覚。覚、お前の性癖はどうなっているんだ。人間を殺し支配から独立したいけど、それよりもコロニーを、女王を守りたい、と奇狼丸が告白。互いに本心を言い合って深い仲になったのか、にやり、と目を合わせて微笑み出す二人。なんやこれ。
そして、サイコバスターを手に入れてきた早季と合流。早季は覚のいる場所を教えてくれた瞬にありがとう、さようなら、と言っていた。決別してもうた。
早季は瞬からお前の好きなやつは覚やで、と刷り込まれたので、覚に再開するや否や抱きしめて、すべて終わったら結婚して子作りしよ!とぶっ飛んだことを言い出した。この流れでキスをする覚と早季の邪魔しないように岩の影に隠れ気配を消した奇狼丸の顔といったらもう修行僧さながらであった。
第7巻に続く
【第7巻】
サイコバスターを悪鬼に投げつける作戦実施。早季の作戦を聞いてやろう!と快諾し、早季に生きて帰ろうな!と言いつつ実はその作戦が成功するとは思ってないし犠牲はつきものなので、サイコバスターを投げて悪鬼と一緒に死んでやろうと決意をした時の覚の顔が悪役ばりに不敵でこの漫画史上一番かっこよかった。死にたがりはいい顔しやがる。
早季の作戦を聞いているとき、突然モノローグで、俺は小さい頃早季に特別な感情は持っていなかった、むしろ瞬が好きだった。と突然の覚瞬宣言。うそやん、とつい口に出してしまった。ノンケ覚に今更瞬が好きだったと言われても信じられない。あんな結婚に夢中だった男がホモなわけないだろ、と憤りさえ感じた。ここから覚の言い訳をノーカットでお楽しみください。
小さい頃…俺は早季に特別な感情を持ってはいなかった…むしろ俺は瞬が好きだった。何をしても勝てない幼馴染といるのが何より楽しかった…もちろん、早季の瞬への想いにはうっすら気づいていた。早季の気持ちを知っていたから…年月が経ち早季を少しずつ仲間から女性として好きになっていくほど…俺の気持ちに早季が応えてくれるほど…鈍い痛みが増していった。早季の心に近づけば近づくほど聞けなくなる…!俺と瞬…どちらが早季にとっての一番なのか…過去のことに囚われている自分の情けなさに泣きたくなる。それでもどんなに辛くても!俺は早季が好きだから…!…せめて相手が…瞬でさえなければ…こんなに辛くは…
以上です。どうでしょう。私は多分10回くらいこのシーンを繰り返し読んだけれど、まじで全く理解できなかった。瞬という互いが一番好きだった人物を媒介にして男女の仲になった覚と早季の関係を示したかったのかな?それにしても結局正真正銘のノンケ覚だったわけだから無理すんな!お前は下手に瞬を好きとか言って話をややこしくするな!と私は言いたい。瞬が好きだった、という言葉さえなければ何となくわかる。かまくらをカットしたせいでよくわからないことになっているんだと思う。なんかしっくりする解釈があったら是非教えていただきたい。ただ、このモノローグのところで早季を抱く覚と、賢者モードでムキムキな上半身を晒している面白い覚が拝めるので是非読んでほしい。どっちつかずでイラッとするけど。そして作戦実行し失敗、悪鬼にニセミノシロモドキを投げつけ、再び回想シーンへ。6巻終わりの結婚して子供作ろ!と言った早季の瞳を見て、今までと違う…この目は今俺だけを…!と思ったところで、早季の背後に瞬が現れる。瞬は怒ったような顔をしてなんか喋ってて、それを見ながら覚が、ああ…そうか…早季だけじゃない。俺もさよならも言えず消えた瞬のことを引きずっていた。だからこんなに苦しかったんだ…と納得し、「ああ…任せろ…!必ず幸せにする!」と声に出して返答。それを見た瞬はグーサインを送りながら消えていく。正直地雷です。なんやこれは。中途半端にここで覚瞬絡ませるなら瞬が業魔化する前までの時になんか仲良いエピソードくらい一個入れとけよ!と思う。てか、今の今まで引きずっていたなんて自覚していなかったのなら、むしろ引きずっていなかったのでは?お前は瞬が好きなのか、早季が好きなのか、奇狼丸が好きなのか、ハッキリしろ!ノンケはノンケを突き通して早季のおっぱいだけを揉んでてほしいものだ。
回想から戻り、悪鬼にサイコバスターを投げつける覚、この糞ガキ!俺が親のところに送りつけてやるよ!って、そんな…仮にも同級生だった子らの子供をそんな風にいうなんて、マイナス2億ポイントです。
その後、瞬の助言により愧死機構を発動させて悪鬼を仕留める最後の作戦を思いついた早季は二人に作戦を話す。めっちゃ覚青ざめてる。快諾した奇狼丸をよそに、やっぱりイヤだ!奇狼丸が犠牲になるなんて、俺が言うのは違うってわかってるけど絶対イヤだ!と子供のように駄々を捏ねる覚、めっちゃ面白い。諦めてくださいと奇狼丸が覚を諭すが、覚が言うこときかないので、早季に未来を託したいというのは嘘だったのか!?と問い詰めたところ、でも、だけど、お前が死ぬんだぞ!と今にも泣きそうな顔。最後まで奇覚、いちゃついておった。
無事作戦は成功し、鳥飼と翔と合流後神栖に帰還。
あとは割と原作通り。でも戦争記念館に、東京大決戦という名で東京に行った各自が等身大フィギュア化されているけれども、覚はサイコバスターを投げるところが採用されてて笑う。
ラストは花畑で目覚めた早季が海辺に行くと、真理亜、麗子、瞬、覚、守がいて走っていくというところで終わる。
自分用に覚書をするつもりで書いたけれども意外と楽しんでしまった。
誤字脱字あると思いますがご容赦を。
すごい軸のぶれた覚が気になった方は是非読んでみると面白いかもしれません。
私はまさかの奇狼丸×覚にめちゃくちゃ笑った。
なんやかんや書いたけれども、最後まで気持ち良く独自の切り口で描き切っておられるので、読んだらそれなりに達成感は味わえます。
そして、アニメ、原作が読みたくなります。メディアとしてこんなに展開するということはやはり新世界よりは名作ですね。それをさらに実感できただけでも読んだ甲斐がありました。
ここまで長々と読んでくださった方、誠にありがとうございました。
以上。