@ayame0601s
「あの男、ね」
髭切は私へ視線を定めたまま、独り言のように呟く。
私へ背を向け、肩越しに見ていただけの彼は、そのままこちらへ振り返った。
その表情に、思わず体が硬直する。口元に笑みは浮かべているものの、表情にぬくもりの感じられないそれは、久しぶりに見るような気がした。
「彼に言った?」
髭切はそう問いながら、私に近づく。柔らかい声色だった。けれどそれが、余計に私の恐怖感を煽る。
「な、にを……」
「ほら、あの時に会った彼。僕達の事、何か言った?」
目の前まで来た髭切は、私を見下ろす。背の高い彼に見下ろされると、ただでさえ威圧感を感じるのに、今はその冷酷さも加わって、ぞっとするものが肌を走っていく。
「い、え、何も、言ってません」
本当の事を言っているはずなのに、呼吸が震える。
髭切は腰を軽く屈めると、私と目線を合わせてきた。小首を傾げるようにして、私の瞳を覗きこむ。
彼の瞳に捉えられ、身が竦み上がった。
細められた目元。薄く開いた唇は緩い弧を描き「本当?」と言葉が零れ落ちる。
「僕達は銀が苦手でね。体が受けつけないんだ」
唐突に髭切は語り出す。口など挟めるはずもなく、ただ黙って頷いた。
「大抵の傷は治るけど、銀製のものはどうにでも駄目で。それを知っているなんて、僕達の事に詳しいとしか思えない」
髭切の言葉を聞きながら、昨夜の膝丸の様子を思い出した。
止めどなく流れる血液。
全く血が止まらなかったのは、髭切の言うように、銀製のもので傷を負ったからかもしれない。
でも、本当に鶴丸が……?
頭は混乱していた。鶴丸が、そんな事をするだろうか。彼が人を傷つける様子が、思い浮かばない。膝丸が、嘘をついているのかもしれない。
けれど、あの時──髭切達と居合わせてしまった、あの時の、鶴丸の表情。
真っ先にラインへ送られた「無事か?」の文字。
様々な事が脳裏を駆け回る。
ただ、もし……もし本当に、鶴丸が、膝丸を襲ったのなら。
真っ先に疑われるのは私だ。
「言って、ません……言ってません。私は、何も」
本当の事なのだから、毅然とするべきだ。そう思うも体は震えて、それが発する声にまで伝わる。
震えを抑えるように下腹部に力を入れた。それでも、震えはおさまらない。
髭切はそんな私を、じっと見ていた。まるで、心の中を読み取られそうなその視線に、思わず目を逸らしたくなる。
彼は一度瞬きをすると「そっか」と呟いた。
「疑ってごめんね。一応、聞いておこうと思って」
あっさりそう言って、笑みを深めると、屈んでいた姿勢を戻した。
返事をする事も出来ず、彼を見上げる。彼の本音は、私には一生分からないのだろう。今ので本当に疑いが晴れたのかすら、分からない。
「さて。どうしようか」
考えるように視線をずらし、髭切は呟く。
鶴丸への処置を考えているその言葉に、ぞくりと肌が粟立つ。何気無いその一言は、温度を感じない。
髭切から膝丸へ視線を向ければ、目が合った。彼はどういうつもりなのか、無意識のうちに確かめたかったのかもしれない。
けれど一瞬合った視線は、すぐに逸らされる。その真意も、私には計れない。
「あの、」
髭切に視線を戻し、声を絞り出した。
彼は静かに私を見やる。
「あの、何かの間違いじゃ……」
「間違い?」
口元には薄い笑みをたたえたまま、髭切は目を細めた。
その問いに、恐る恐る頷く。
「彼は、そんな事をする人じゃありません。人を、ナイフで刺すなんて」
「……」
「そ、それに、暗くて見間違いの可能性も」
髭切は、何も言わずに私の言葉を聞いている。その無言は圧力に変わって、私の肺を締め付ける。
少しの間、沈黙が流れた後、髭切はゆっくり口を開いた。
「僕達は、君達より夜目が利くんだ」
その声は、穏やかなものに聞こえた。それはまるで、私に言い聞かせるような声色にも思える。
「それと、僕は弟が嘘をつくとは思っていない」
きっぱりと、断言された口調。それを聞きながら、それはそうだ、と頭の片隅で冷静に思う。
血を分け合い、長年連れ添った弟の言葉を、信じないはずがない。
その言葉に、何も言えなかった。正確には、どう返事をすればいいのか分からなかった。
彼は、そんな私の心情を察したのだろう。君は、と言葉を続ける。
「自分の身を案じるなら、変な気は起こさない方がいいよ」
そう牽制されてしまえば。
私はただ、頷く事しか出来なかった。
自室に戻り、ベッドに横たわる。
貧血で怠い体が沈みこんでいく感覚の中、脳内では色々な思考が飛び交って、忙しない。
昨夜の、膝丸の様子。流れる血に、瀕死状態だった彼の姿。
目の前で感じる「死」という恐怖と、焦り。それを、本当に鶴丸が引き起こしたというのだろうか。
鶴丸の姿が脳裏に浮かぶ。大学の時の事も、釣られるように次々と思い出した。
彼は、大学時代から明るかった。彼のそばにいれば自然とポジティブになれるし、おちゃらけているかと思えば、悩みを親身に聞いてくれる真面目さもある。
そんな彼は、孤児院出身ともあって、尚更親近感が湧いたのかもしれない。
机の上にある、両親の遺影にふと目をやる。
『これは、きみのご両親か?』
あれは、宅飲みをするために、鶴丸達を自宅に呼んだ日だった。普通だったら気を遣って触れないようにするところを、彼は気負う事なく聞いてきたのだ。
両親を亡くしたのは幼い頃だったし、変に気遣われるより、鶴丸のように普通に接してくれる方が有り難かった。
幼い頃に事故で両親を亡くした事を話せば、鶴丸も同じく、両親がいない事を明かしてくれた。
孤児院出身なのだとも、普段と同じ調子で話してくれたのを、今でも覚えている。
それがきっかけだった気がする。鶴丸と、ここまで仲良くなれたのは。他にはない繋がりを感じた気がして、仲良くなるのが早かったのだろう。
だからこそ、彼はとても大切な友人だ。
そんな彼を信頼しているし、人を傷つけるなんて──ましてや、人をナイフで殺そうとするなんて、とてもじゃないけれど思えない。
けれど、胸に引っ掛かりがあるのも、確かな事で。
鶴丸と飲んだ日の事を思い起こす。帰り際の、鶴丸のあの表情。
髭切と膝丸を見ていた、何かを探るような険しいあの表情は、明らかに含意のあるものだった。
「鶴丸……」
目を瞑れば、彼の茶目っ気溢れる笑顔が浮かぶ。
髭切と膝丸は、鶴丸に接触するだろう。彼らは、鶴丸が自分達の正体に勘づいたと、疑っている。そうじゃなくても、膝丸へ致命傷を負わせた相手だ。このまま易々と見逃すとは、到底思えない。
鶴丸の身が、危ない。
このままでは、殺されてしまうかもしれない。
それなのに、私は──?
私は、このまま何もせず、成り行きを見守っているだけでいいのだろうか。
静かに目を開ける。
ゆっくり立ち上がり、机に放置していたスマホを取る。
指は、無意識のうちに震えていた。ラインを開き、鶴丸の文字を探す。
行動を起こしてしまえば、もう後戻りは出来ない。
でも、それでも。今行動しなかったらきっと、一生、後悔と後ろめたさを背負って生きていく事になるのだろう。
震える指のせいで、タップを誤り、何度か誤字を打ってしまった。
なんとか打ち終わり、深呼吸した後、送信ボタンを押す。
〈直接話したい事があるんだけど、時間作れないかな?〉
*
翌朝。気怠い体を無理やり起こし、仕事へ行く準備を始めた。
寝不足を訴える体は重い。顔を洗いに一階へ降り、自室に戻って化粧をする。のそのそと準備をする合間、何度も携帯を確認した。
画面には、相変わらず通知がない。
昨夜は、遅くまで鶴丸からの返信を持っていた。
鶴丸に会ったら、直接話す事。何度も何度も内容を頭の中で確認して、シミュレーションをして。
強く、決意もして。
いつ鶴丸から返事が来てもいいように、心積もりをしていた。
それなのに、鶴丸からは一向に返事が来ない。今朝確認しても、ラインは既読にすらなっていなかった。
嫌な予感が、胸に兆す。
鶴丸の身に、何かあったのではないか。私の初動は早いと思っていたけれど、髭切達の行動の方がもっと早かったのだろうか……。
それか、相手は膝丸だ。膝丸とやり合った際に、大怪我をしたのかもしれない。
不安が、足元に絡み付く。そこから徐々に這い上がってくる感覚に、頭を振って否定する。悪い事を考えると、本当にそうなってしまいそうな気がしてしょうがない。
とりあえず朝食を取ろう。そう思い、一階へ向かう。
そして、こんな日に限ってだった。洗面所から出てきた膝丸と、たまたま出くわしてしまったのだ。
「あ……」
思わず、声が溢れる。その一声は、膝丸に出会ってしまった事への気まずさを表してしまった。
膝丸は、私を視界に入れると一瞬目を見開いた。しかしそれもすぐ、いつもの真顔に戻る。
「……おはようございます」
「……ああ」
お互い一拍分間を開けるという、なんともぎこちない挨拶。気まずい。鶴丸の件があるせいか、いつも以上に居たたまれず、落ち着かない。
さっと通りすぎてしまおう。早く朝食をとらないと、仕事に遅刻してしまう。そう言い聞かせるように、足を進めた。
膝丸の前を通りすぎるタイミングで、一応会釈する。
「おい」
通りすぎた直後、声をかけられた。
全く予想もしていなかった事に、肩が大袈裟なくらい跳ねてしまった。
恐る恐る振り返れば、やはり彼に呼ばれたらしい。私の苦手な、強い眼差しがこちらを向いている。
「……はい、何でしょうか」
冷静を装う努力をしながら、返事をする。何故、話しかけられたのだろう。内心で不安が募り、心臓は忙しない。
「傷は大丈夫か」
膝丸は、いつもと変わらない表情で言った。淡々とした口調と、彼から出る気遣いはちぐはぐで、意味を捉えるのに一瞬遅れてしまう。
傷……と頭の中で復唱した後、彼の目線の先に気づいた。
首元。首筋の咬み痕の事だと、その時やっと理解する。
「あ、はい。もう大丈夫です」
そう答えれば、彼は「そうか」と呟く。その表情は、心なしか安堵のものが浮かんでいた。どうやら、心配してくれたらしい。
そんな彼の様子に少し驚きつつ、再度会釈した。会話はそこで途切れたため、今度こそ居間へ向かう。
昨日からの膝丸の気遣いは、今までの印象からは意外すぎる。色んな意味で、心臓が落ち着かない。恐怖としか感じなかった彼への印象を、どう固定すればいいのか分からなくなっていた。
膝丸に心配された、首筋の傷。
彼に咬まれた痕は、残ってしまうだろう。
首筋には、自分でも見るのを躊躇うほどの、深い咬み痕が生々しく残っている。牙が肌に食い込み、皮膚を裂いた部分は窪んでいた。その周りは赤く腫れ、痛々しい。実際に、まだズキズキとした痛みが居座っている。
ハイネックなものなど、首を隠せる服装じゃないと、とてもじゃないけれど外に出られない。
この傷を見ると、否応なしに一昨日の事を思い出した。そして、分からなくなる。
私が膝丸を助けたあの行為は、果たして正しかったのだろうか。
起こした行動は、自分の気持ちに偽りの無いつもりだったけれど、鶴丸の事を考えると、裏目に出ている気もする。
そんな事を考えながら居間に入れば、すでに髭切の姿があった。
「おはよう。貧血はどう?」
普段と変わらない口調で彼は言った。
貧血の理由は何も話していないけれど、彼はほとんどを知っているのだろう。
「おはようございます。今日はだいぶ良くなりました」
返事は、上辺のものになってしまう。それを知ってか知らずか、それともさして気にしていないのか「そっか。なら良かった」と微笑む彼は、いつもの様子だった。
まるで何事もなかったように、普段通りの生活が始まる。
何事も、なかったかのように。鶴丸の存在がすっぽりと抜け落ち、あの件が全くなかったかのように。
鶴丸から連絡がないまま、結局一週間が経過してしまった。
この一週間、あまりに代わり映えの無いライン画面に、なんとか変化を加えようと躍起になっていた。仕事の休憩時間を使って、鶴丸に電話したりもしてみた。鶴丸に直接だったり、彼の会社にだったり。安否を確認するために、なりふり構っていられない。
それなのに、鶴丸へは直接かからないし、彼の会社は臨時休業中だ。
個人の会社だから、小さいものだとしても、まさかこのタイミングで臨時休業だなんて。
光忠に相談もした。鶴丸と連絡がつかないのだけれど、何か聞いていないか、と。けれどどうやら、彼も連絡が取れないらしい。
これはいよいよ、鶴丸の身に何かあった説が濃くなってしまった。光忠は、警察に届け出をしてくれたらしい。
警察に届け出をしてくれても、もし……もし本当にあの兄弟の手にかかってしまったのなら、見つかるだろうか。
鶴丸の身を案じながらも、私は普段通りの生活を送らなければいけない。
仕事へ行く準備を終え、いつものように居間で朝食を取りながら、目の前に座る髭切を盗み見る。
毎朝、同じ光景。視線を少しずらせば、ソファーにはテレビを見ている膝丸の姿がある。
この一週間、彼らに変わった様子は全くなかった。
兄は紅茶を飲みながら新聞に目を通し、弟はソファーに座ってテレビを見る。
夜も、特に血のにおいを纏って帰ってくる事はなかった。
落ち着いた、穏やかな様子に思える。けれど冷静なその姿で、今まで何人も殺めてきたらしいのだから、尚更怖いものがある。
「どうかしたかい?」
突如、髭切が口を開いた。こちらを見ず、新聞に視線を落としたまま、言葉を溢す。
思わず肩が跳ねた。焦りから、心臓が緊張し始める。
「え?」
「何か言いたそうに感じたから」
彼はそう言うと、目線だけを上げた。黄金色の瞳と、視線がかち合う。
ただ目が合っているだけなのに、やっぱり胸の内を見透かされそうで、何とも居心地が悪い。
「あの、いつも思ってたんですけど……」
動揺を隠すように、なるべく間を置かずに口を開いた。
「その紅茶、何か香料が入ってるんですか?」
「ん?」
「なんだか、いい香りがするので」
私の問いに、髭切は手元の紅茶へ目をやった。彼の飲む紅茶からは、いつもハーブか何かの香りが立つ。何の香りなのか不思議に思っていたのは、本当の事だった。
話題を上手く紅茶に向ける事が出来たかは、定かではないけれど、そわそわした気持ちは変わらない。
「ああ、この紅茶」
カップを軽く揺らしながら、髭切は微笑む。
「薔薇だよ。薔薇の香料を入れてるんだ」
「あ、薔薇……言われてみれば、確かに」
「人にとっては、美容に良いらしいよ」
「そうなんですか」
「飲む?」
「じゃあ、明日からください」
即答すれば、髭切は楽しそうにくすくす笑った。その屈託のない表情に少し場が和んだ気がして、くすぶっていた緊張感がわずかに緩む。
彼の動作ひとつをとっても端麗に見えるのだから、紅茶の効力にも説得力がある。
「人にとっては、美容に。僕達にとっては、飢えを紛らす事ができる」
紅茶の水面に視線を落としながら、髭切は言った。想像もしていなかった言葉に、意味を捉えるのが遅れる。
「飢え……」単語だけ抜き取って呟けば「そう、飢え」と、彼もおうむ返しに返事をした。
「そんな頻繁に、人を襲って血を飲む事が出来ないからね。食事までの、繋ぎ」
「そう、なんですか」
「人間の血を飲むより、薔薇を食すほうが、君達にとって印象がいいかな」
髭切の口から、ふ、と吐息のような笑みが溢れる。嘲笑しているかのようなその笑みは、自身に向けたものなのか、私達人間に向けたものなのか、分からない。
どう答えるのが正解か分からず、思わず黙りこむ。
髭切は私の返事を期待していなかったようで、カップに口をつけ、静かに紅茶を飲んだ。
髭切は、毎朝変わらず、薔薇の香料を落とした紅茶を飲んでいる。それは、鶴丸と連絡がつかなくなった直後もだった。
飢えを凌ぐために飲んでいるのだったら、鶴丸と接触はしていないのだろうか。接触していたら、その血を飲みそうなものだ。それなら、髭切が紅茶を飲んでいるうちは、まだ接触していないのかもしれない。
ほとんど願望のような憶測もむなしく、鶴丸が行方不明になって、ついに一ヶ月近く経ってしまった。
行方不明の原因が原因であるため、私から事を広げるのは良くないかと思い、光忠が唯一の情報源だった。こまめに彼とやり取りするも、鶴丸の安否は確認できない。
だんだんと、諦めの気持ちが広がっていく。もしかしたら、もう駄目なのかもしれない。
それでも、朝と仕事の合間と、夜のラインチェックは欠かさなかった。諦めの気持ちが胸を占領しつつも、期待は隅っこに居座っていた。
鶴丸のライン画面を開く。未読のままの、私のメッセージ。
見る度に落胆していた気持ちは、徐々に慣れへと変化していった。
そんな、ある日の事。
仕事の合間に、習慣的にスマホを開けば、光忠からの着信が残っていた。
光忠とはラインのやり取りが主で、電話は珍しい。急ぎの用なのかもしれない。もしかしたら……という期待が胸を過る。
もしかしたら、鶴丸の事かもしれない。
休憩時間に、直ぐ様リダイヤルボタンを押した。職場なら、あの兄弟の目を心配する事なく、電話ができる。
プルルル、と無機質な呼び出し音が鳴る。回数が増えていくたび、緊張から心臓が速度を増した。3回、4回、5回……。プツッと途切れ、息を呑む。
「ただいま電話に出る事が出来ません。ピーという……」
機械的な声が耳に届き、溜めていた息を吐き出した。無意識のうちに、呼吸を控えていたらしい。
また、後で電話しよう。そう思った直後、いきなりスマホが震え、思わず落としそうになった。
画面には、光忠の文字。
落ちつき始めた心臓が、再び早鐘を打つ。
深呼吸を、ひとつ。
画面に指を沿わせ、恐る恐る耳に近づけた。
「……もしもし?」
緊張から呼吸が震え、出た声は情けないものになってしまった。
光忠の、低くてよく通る声を想像する。しかし実際聞こえてきたのは、予想もしていないものだった。
「よぉ。久しぶりだな」
彼は、私の名を呼ぶ。
その声は、この一ヶ月間、私が聞きたくてやまないものだった。