長い。超~~~~長い。しかもずっと語っている。小ネタもあるけど語りが長い。それでもよければどうぞ。
@chocolabbite
戻ってきた。
まずそう思った。
舞台中央に置かれたボール。
シューズの踏み切り音。
転がるボールとともに暗転、そして。
小学生の日向が街中の電器店のテレビで「小さな巨人」と出会う。
まるで、初演の冒頭シーンを2年前に戻ってもう一度観ているみたいだった。
もちろん、ボールはmortenからMIKASAに変わってるし、日向の周りの人たちも人数が多すぎる。途中で本来そこにいないはずの中島くんも出てくるし、日向に声を掛けてくる友達も声が違う。
それでも、この冒頭シーンで私は「戻ってきた」と思って泣いた。私の大好きだった、全力で追いかけた「演劇ハイキュー」が戻ってきた気がして、自然と涙が出た。もう二度と会えないと思っていた大事な友達が、ひょっこり帰ってきたような。そんな予期せぬ嬉しい再会だった。
思えば、再演で抜け出せないほど舞台ハイキューにどっぷりと浸り、新作公演と聞いて意気揚々と観に行った「烏野、復活」でまさかのミュージカルのような演出を観て裏切られた気持ちになり、その後の公演チケットを全部破り棄てたくなって、それでもなんとか自分の中で消化して残りの公演を観た。
「勝者と敗者」で枯れるほど泣いて、公演直後の新作発表がないのもあってこれで舞台ハイキューは終わりなんだと思ってまたさめざめと泣いた。
「進化の夏」でこれ以上ないほど演出に激怒して、「こんな舞台が今後も続くなら二度と舞台ハイキューは観ない」とまで思った。
今回の「はじまりの巨人」も、青城vs.伊達工が映像になると聞いて「進化の夏」の吐きそうなくらいの怒りを思い出し、チケットは最小限にとどめた。大千秋楽もライビュでいいやと思って、取りもしなかった。
そんな期待など捨てて惰性だけで公演を観に行った私は今日、もう何度目か分からない裏切りにあった。
これまでで一番大きくて、一番嬉しい裏切りだった。
まさか、戻ってくるなんて思ってなかった。
もう一度、あの熱を感じられるとは思わなかった。
冒頭シーンだけで涙を滲ませていた私は、OPで完全に涙腺が崩壊した。
日向・影山vs.ウシワカの構図、それをぐるりと囲むように動く一筋の光、回り出す舞台。
「バレーボール、排球。コート中央のネットを挟んで2チームでボールを打ち合う。ボールを落としてはいけない、持ってもいけない。3度のボレーで攻撃へと繋ぐ、球技である」
何も見なくても打てるくらい頭に刷り込まれた、初演から変わらない群唱。多分初演(と再演)のときと同じ、アレンジなしのOPテーマ。
このOP始まってほんの1分くらいのシーンでボロボロ泣き出してしまって大変だった。このとき私は「演劇ハイキューが本当に帰ってきたんだ」と訳もなく確信していた。
キャラクター紹介と原作のコマを合わせるプロジェクションマッピングも初演のにすごく似てた。特に武田先生・烏養さんのところは初演の山口・月島の流れに似てたし、日向の登場時にドアをガラガラッと開ける仕種も初演のOPとそっくり。意識的に初演の仕掛けを取り込んできてるとしか思えない。おかげさまで開始10分もしないうちに何度も泣く羽目になりました本当にありがとうございます。
日向の小学生時代のシーン、光が円を描く演出、初演の構図に似せたOPのプロジェクションマッピング。
ここまで揃えてきたのには絶対に意味がある。
原点回帰。
この言葉が一番しっくりくる。
紆余曲折あったけれども、演劇ハイキューは春高代表予選を迎えてもう一度原点に戻り、ちゃんと「試合」とそれに連なる「物語」を見せてくれた。これが観たかったんだ私は!よく分からない寸劇やら中途半端な二次元化やら妙にハッキリ映るモニターやら、そういうのは求めてない(全部「進化の夏」でやられた)。 プロジェクションマッピングと演者による人力のパフォーマンス、それだけでいい。
ウシワカじゃないけどシンプルが一番いい。
秋公演も、この原点を忘れずに、シンプルで力強い物語を魅せて欲しいと思う。
だって青城戦だし!
以下、小ネタやら気付いたことやら。時系列はバラバラ。
○けいたさんの大地さんがまた観られることが嬉しすぎて最初の「烏野ー、ファイ!」で泣きそうになった………(´;ω;`)
○OPダンスに今まで対戦してきた学校の振りが全部入ってるのめちゃくちゃ嬉しい!!
○ウシワカvs.日向のところ、どうせなら青城メンバーを後ろのスクリーンに映して、日向が思い出してるような演出にすればよかったのに~
○青城を貶された日向、遠くからでも圧が凄かった………怖いくらいの圧だったよ………さ須賀(笑)
○トイレ前の出会いがちゃんとあった(笑) 上手く映像使ってきてて、ここは素直によかったと思う
○「質実剛健」の説明をこさかくんが噛んでめっちゃすが日向にいじられてた……質じちゅ剛健………
○条善寺の運動能力の高さは異常。音駒とか梟谷も身のこなしが軽い人多かったけど条善寺は全員のレベルが高い。例えるならメンバー全員が福永くんて感じ。バク転バク宙をバンバン決めてくるから目が釘付け。リンボーダンスもやっちゃうし、単純にすごい!
○マネさんもちゃんといた!条善寺はマネさんも含めての物語だから削らずに入れてくれてたのは本当にありがたい
○東京代表戦もやっちゃうのかよおおおおお!!!!これは別枠でちゃんと見せて欲しかったのにいいいい!!!!!(´;ω;`) なぜなら木葉くんが活躍するから!!!
○たくみくんの木兎さん、全っ然違和感ない……!よしもとくんの木兎さんをすごく丁寧に拾って引き継いでくれてるのが分かった。ありがとう本当にありがとう………!(´;ω;`)
○たかさき赤葦もゆーきくんにわりと似せた感じに仕上げてくれたので新・梟谷はすんなり受け入れられました。ありがとう
○東京代表戦のやつ、日向がマイク持ってしゃべり出したときにめっっっっちゃ嫌な予感がしたんだけど(蘇る伊達工戦のトラウマ)、思ってたのと違った………よかった……………( ;∀;)
○バスのシーンで田中さんがイタズラでツッキーのズボン下ろしてた。これは2階席だからこそ見えたんだと思う
○和久南!和久南!わくわく~!👏👏
○応援団楽しい!
○和久南はダンスのキレがすげえ………かなり速くて難しいダンスなのに全員できっちり揃えてきてるところに「チーム和久南」を感じる。条善寺とは違った意味で身体能力が高いチーム
○烏養監督と小学生たち再登場!次郎やってたのがしょーりくんだったんだけど、たけしくんの癖強い感じをちゃんと引き継いでてめっちゃ笑ったwww
○トランポリンの枠に埋まる一郎
○医務室に向かう大地さんの「頼むぞ……!」が理想的すぎて泣いた(´;ω;`)
○初演で初めてかずまくんの縁下大先生を観て、それからずっとこの和久谷南戦はかずまくんの縁下で観たいと思っていたから、夢が叶った。ありがとうかずまくん
○「サッコォォォォイ!!!」に泣いたし「俺に価値はない」にも泣いたし「多分一番わかってますから」にも泣いたし「安心してんじゃねえよ」にも泣いた………ちからあああ(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
○中島くんのもう一度やらせてくれよ……!もよかった………きっと大千秋楽では涙腺崩壊すると思う(私の)
○まさかの白鳥沢全員集合(映像で)
○次回作の予告が映画の予告みたいで格好よかった。死んでも観に行く
▼ダメ出し
○やっぱり青城vs.伊達工は生で観たかった………さらに言えば扇南戦も角川戦もちゃんと試合して欲しかった。常波戦を筆頭に、ハイキューには無駄な試合はひとつもない。たとえ人気のキャラが出なくても、たとえたった数話で終わる試合だとしても、すべての試合にちゃんとエピソードがあって、意味がある。だから、どんなに小さな試合でも拾って欲しかった。常波戦を掬い上げてくれたすがくんならあるいは、と思ったけどダメだったか………やっぱ卒業決まっちゃったから余裕ないのかもね
○影山役の影山くんは滑舌と体幹とトスのモーションとスパイクのモーションを何とかしてくれ。頼む。観ててめちゃくちゃ気になってしまう。少なくとも滑舌は役者やってるなら致命的だぞ……頼むからなんとかして