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アンケート#17 リプレイ

全体公開 10624文字
2018-05-27 22:15:17

ネタバレがある アンケート以外のシナリオネタバレはありません

Posted by @yga262yf

わりと処理をミスっている

シナリオ公開元 https://enquete-17.tumblr.com/start

気がつくと、きみは真っ白な部屋の、
真っ白な四角いテーブルを前にして、四角い椅子に腰掛けていた。
決して広くはなく、この空間にはそれらのものしか存在しない。
扉さえもその場には存在しないのだ。

きみは、どうにもこの部屋に来た時のことをはっきりと思い出せそうにない。
どこかの扉を開いたら、真っ白な光に包まれ──気がつけば、ここにいたのだ。
しかし、きみはもはやこんな状況すら、
「不可思議な現象」のひとつ、と捉えてしまうことが出来るだろう。

きみは、冷静に周囲を見渡す。
すると、いつの間にか目の前に数枚の紙とペンが置かれていることに気がつく。

一番の上の紙に目を通すと、こんなことが書かれている。


いろいろな ことに つかれてしまった あなたへ
17もんの アンケートへ ごきょうりょく ください
このアンケートには かならず ほんとうのことだけを かいてください
うそつきさんは 17の せかいへ こんにちは!

どういうことだろう、と頭を捻らせるが、思いつかない。
しかし、この紙を見た途端、きみの中にある渦巻く狂気のようなものが取り払われ、すう、と、気持ちが落ち着くのを感じる。

気持ちの落ち着いたきみは、このアンケートに答えさえすれば外に出られるのだろう、ということも何となしに理解する。
──同時に、これに嘘を書くことはまずいことかもしれない、という少しのうすら寒さに包まれる。
きみの現在のSAN値を記録したうえでSANC1/1d3


雲井遮:CCB<=77 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=77) → 63 → 成功
雲井遮:1d3 Cthulhu : (1D3) → 3



こうしてきみは、そのアンケート用紙を捲りはじめた。


#1 あなたは なんど ふかしぎな げんしょうに そうぐうした ことが ありますか?
・10どいじょう
・4どいじょう
・2~3ど
・1ど
・なし

──きみは、自然と今までに経験してきた不可思議な現象を頭に思い浮かべることだろう。
何故か、それらが頭にまとわりついて、離れなくなる。
ぐるぐる、ぐるぐると、その光景は浮かび上がり続ける。
SANC1/1d3


雲井遮:CCB<=74 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=74) → 87 → 失敗
雲井遮:1d3 Cthulhu : (1D3) → 2

……
考える間もなく、【・10どいじょう】に印をつける。


#2 きづいたら しらない ばしょに いたことが なんかい ありますか?(このばしょを のぞく)
・10どいじょう
・4どいじょう
・2~3ど
・1ど
・なし

──きみは、不可思議な現象の中で、知らない場所にいた経験があるだろうか。
あるのならばそれは先程から渦巻く不可思議現象の中から浮かび上がり、きみにその姿を見せるだろう。
経験がある場合はSANC1/1d3


雲井遮:CCB<=72 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=72) → 36 → 成功
……
指折り数えて、3以上は数えるのをやめた。【・10どいじょう】に印をつける。


#3 あなたの とくいなことは なんですか?
[             ]

「得意なこと……?あったかなぁ……あ、でも、最近は……
【折り紙】と記入。
「いい歳して折り紙ってなんなんだろう……


#4 ふかしぎな げんしょうで いいことが あったことが ありますか?
・ある
・ない

──きみの頭の中に渦巻く不可思議な現象の中に、いいこと、は、あっただろうか。
あるのならばそれは先程から渦巻く不可思議現象の中から浮かび上がり、
きみにその姿を見せるだろう。

いいこと、が、やさしく脳裏に焼き付く。
けれどそれは不可思議な現象の中の一場面であることに、変わりはないのかもしれない。
経験がある場合はSANC1/1d3


雲井遮:CCB<=71 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=71) → 38 → 成功
……
(いいこと……あったんだよな)
(僕はあれを、いいことだって思っていていいんだよな)
少し考えて、【・ある】に印をつける。


#5 あなたは かみさまを しんじて いますか?
・はい
・はい
・はい
・はい


──きみの頭に、おぞましい感覚が走る。
まるで、この空間の全てに見られているような感覚を感じる。
SANC1/1d3


雲井遮:CCB<=70 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=70) → 32 → 成功
「何だこの選択肢……
(神様か……
(信じるも何も、)
一番上の【・はい】に印をつける。


#6 あなたは じゅもんを となえたことが ありますか?
・はい
・いいえ

──きみの頭の中を今もぐるぐると回る、不可思議現象。
その中で、きみは呪文の知識を得、唱えたことがあっただろうか。
あるならば、その不可思議な文字の羅列は、不可思議現象と並ぶように、きみの脳裏をぐるぐると回りだす。
経験がある場合はSANC1/1d3


雲井遮:CCB<=69 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=69) → 77 → 失敗
雲井遮:1d3 Cthulhu : (1D3) → 3

「呪文って、ああいうのでいいんだよな」
何度か使った呪文を思い出す。
【・はい】に印をつける。


#7 あなたが いま いきている りゆうを おしえて ください
[                     ]

──きみが、この不可思議に侵された世界で生きる理由とは、何だろうか。
誰かのため?自分のため?夢のため?
ぐるぐると、きみの記憶の中は不可思議な現象の記憶に取り囲まれていく。
その中で、きみが生きている、その理由とは。
SANC1/1d3


雲井遮:CCB<=66 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=66) → 84 → 失敗
雲井遮:1d3 Cthulhu : (1D3) → 3

………………。」
怪奇に巻き込まれるようになってから、今までのことを思い出している。
その途中まで、生きる理由は確かにあったと思っていた。けれども途中で失くしてしまった。
失くしてしまった今、生きる理由は。
……いい、かな、これで……
長い間考え込み、【生きる理由を探すため】と記入。
小さな文字は少し震えている。


#8 ふかしぎな げんしょうの せいで しにかけた ことが ありますか?
・はい
・いいえ

──いまだ、ぐるぐると脳裏を回り続ける不可思議現象。
それに対して、きみは命の危機を覚えたことがあるだろうか。
あるのならば、それは今までの設問に答えたときのように脳裏にふとその瞬間を顕し、きみを恐怖へと誘う。
SANC1/1d3


雲井遮:CCB<=63 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=63) → 66 → 失敗
雲井遮:1d3 Cthulhu : (1D3) → 1

考える間でもない回答は、なかなか記せない。
落ち着くまで深呼吸を繰り返し、【・はい】に印をつける。


#9 はんぶん! つかれた でしょう きゅうけい してください。
したの かみで すきなものを かいたり つくったり してください。


よく見れば、アンケート用紙の下に、一枚の白紙が置かれている。
それをどう用いるかは、きみ次第だ。


雲井遮:CCB<=47 【芸術(折り紙)】 Cthulhu : (1D100<=47) → 5 → 決定的成功/スペシャル
無心で鶴を折る。


#10 ひとの しんでいる すがたを みたことが ありますか?また どうおもいましたか?
・ある
 [                     ]
・ない

──休んだとはいえど、ぐるぐるといまだに脳内を駆け巡る、不可思議現象。
その中で、きみは人間の死というものを目撃したことが、あっただろうか。
あるのならば、それは鮮明に脳裏に浮かび上がり──むせ返るような血の匂いすら現実のように思い出す。
SANC1/1d3


雲井遮:CCB<=62 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=62) → 55 → 成功
雲井遮:1d3 Cthulhu : (1D3) → 2

ひとまず【・ある】に印をつける。
考え込み、【どうか、ゆっくり休めますように】と記入。


#11 あなたは ひとを たすけられなかった ことが ありますか?また どうおもいましたか?
・ある
 [                     ]
・ない

──どんどんと続いて湧き上がる、不可思議現象の幻影。
その経験の中で、きみは誰かを失ったことが、救えなかったことが、あっただろうか。
あるのならば、それはきみを絶望に突き落とすように、その瞬間を見せる。
経験がある場合はSANC1d3+1/1d6+2


雲井遮:CCB<=60 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=60) → 92 → 失敗
雲井遮:1d6+2 Cthulhu : (1D6+2) → 3[3]+2 → 5

【・ある】に印をつける。
助けられなかった人間の顔が、何人も何人も脳裏にちらついている。
ずきずきと頭が痛み、しばらく机に突っ伏した。
やがて顔を上げ、のろのろと記入していく。
【助けられる方法は本当になかったのかと、いつも考えます】
視界は滲んでいる。


#12 じぶんと たいせつなひと どちらも しにかけています ひとりだけ たすかるなら どっち?
・じぶん
・たいせつなひと


──ぐるぐると巡り続ける、不可思議現象の記憶。
その中で、もし大切な人が巻き込まれ、自分とともに命の危機に陥ってしまったら。
きみは、その不可思議現象が駆け巡り続ける脳裏に、その画すらも容易く思い浮かべてしまう。
SANC1d3/1d6+1


質問文を見て、凍ったように動かなくなる。
何度も問われた命題に、心臓まで痛むような錯覚に陥る。
夢にまで見た光景が戻って来る。
雲井遮:CCB<=55 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=55) → 1 → 決定的成功/スペシャル
紙に零れ落ちた涙をそっと拭き取った。
【・たいせつなひと】に、ゆっくりと印をつける。


#13 ひととは おもえない ばけものを みたことが ありますか?また どうおもいましたか?
・ある
 [                     ]
・ない

──不可思議現象は、ぐるぐると頭の中を巡り続ける。
その中に、化け物と出会ったような記憶は、あっただろうか。
あるとしたら、恐怖を感じただろうか。勇ましく立ち向かっただろうか。それとも──?
SANC1/1d10


雲井遮:CCB<=55 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=55) → 60 → 失敗
雲井遮:1d10 Cthulhu : (1D10) → 4

【・ある】に印をつける。じっと考えてから、ペンを走らせる。
【敵意がないのなら、恐ろしいとは思いません】


#14 あなたの そばにいた たくさんの ひとが しんだことが ありますか?
・ある
・ない

──不可思議現象の記憶が、止まらずに巡り続けている。
その中で、きみはそばにいたはずのたくさんの人を、失ったことがあるだろうか?
もしあるのならば、それはきみの頭を、鮮血や彼らの死体のすがた、血の匂い、それらの感覚とともに、記憶の中から掻き乱す。
経験がある場合はSANC1d3/1d6+1


雲井遮:CCB<=51 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=51) → 34 → 成功
雲井遮:1d3 Cthulhu : (1D3) → 2

ペンを持ったまま、ゆっくりと動きを止めた。
(わかっているから聞いているんだろうか)
もう一度深呼吸をする。視界はずっと滲んでいる。
【・ある】に印をつける。


#15 あなたのいる せかいは あなたの うまれた ほんとうの せかい だと おもいますか?
・はい
・いいえ

──この設問を見た瞬間、不可思議な現象が渦巻いていたきみの記憶の流れが、ぴたりと止まる。
きみはこの設問の内容を、改めて眺めるだろう。
そして、きみはその設問の意味を噛みしめる。それはどんな形だっただろうか。
疑心暗鬼?不安?希望?それとも、諦めだろうか。
この質問の内容に心当たりがある場合、SANC1d3/1d10
心当たりが無い場合、SANC1/1d3


雲井遮:CCB<=49 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=49) → 18 → 成功
雲井遮:1d3 Cthulhu : (1D3) → 2

並行世界のことを知っている。
本当の世界という概念がひどく不確かなものであることも。
小さく首を振って、【・はい】に印をつける。


#16 あなたは ほんとうの あなたですか?
・はい
・いいえ
・どちらでもない

──その設問からは、どこか、なんとも言えないおぞましさを感じる。
その言葉が響く者もいれば、不気味な設問だと思う者もいることだろう。
いずれにせよ、きみはその設問にいたく不快な気持ちを抱くことになるだろう。
SANC1d3/1d10


雲井遮:CCB<=47 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=47) → 88 → 失敗
雲井遮:1d3 Cthulhu : (1D3) → 1

(間違えたので振り直し)
雲井遮:1d10 Cthulhu : (1D10) → 1
……。」
……そう、きっとそうだよ」
「あいつらが守ってくれたんだから、そう思わせてくれ……
震えた手で、【・はい】に印をつける。


#17 あなたは ほんとうに ひととして いきて いますか?
・はい
・いいえ
・どちらでもない

──傍から見れば、訳のわからない設問であろう。
けれど、この設問からは、恐怖や悪意すら感じるほどに気圧されるなにかを感じる。
それが当てはまる者もいれば、当てはまらない者もいるだろうが、そんなことはもはや関係ないのだ。
この設問は、きみの中で、とてつもなく大きな、"不安感"となる。
SANC1d3/1d10


雲井遮:CCB<=46 【SANチェック】 Cthulhu : (1D100<=46) → 87 → 失敗
雲井遮:1d10 Cthulhu : (1D10) → 2

(人らしい生き方なんて、もう忘れてしまった)
(こんなことに巻き込まれるまで何を思って生きていたのか、もう思い出せないのがその証だ)
……。)
(でも、できるならまともに戻りたいと思ってるのは本当だ)
(本当だから……
【・はい】に印をつける。


#18 その下には、記名欄と、注意文があった。

さいごに こちらに あなたのなまえを ごきにゅう ください
あなたの なまえから ひきだされる きおくと
しょうごうを おこないます
まちがいのない こたえの ようでしたら おれいを さしあげます
うそつきさんは 17の せかいへ こんにちは!

【雲井遮】と記入。

自分の名前を、正確に、記入する。

途端に、目の前が真っ白に染まり、ふわりと浮遊する感覚がきみを包む。
持っていたペンが自然と手からこぼれ落ちていく。
それと同時に、きみはあのアンケート用紙に何を書いたのかを、思い出せなくなる。
いや、あの白い部屋で感じたことのすべてを、まるで時を巻き戻したかのように、きみは、忘れていく。

「お疲れ様、とても参考になったよ」
「これはお礼だ、好きに使うといい。これからのきみの、愉快な"探索"にね!」
遠くから、そんな声が聞こえた気がした。

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気づけばきみは、とある高層ビルの屋上に立っていた。
目の前には立て付けの悪くなったフェンス。
一歩間違えれば──きみは恐ろしくなったかもしれない。
元いた場所へ帰ろう、と歩みを進めるうちに、
きみはふと、ふたつの変化に気がつく。
どこへ行きたい、何がしたい、何が食べたい。そんなものを、強く感じる。
何より、生きていきたい。
そういった思いが、より強くなったように感じるのだ。


……?」
……お、屋上」
「僕、いつの間にここまで、」
足が震える。
「か、帰ろう、」
ふらふらとよろけながら帰宅。


──そして、きみはその片手に、いつの間にか一枚の紙を握っている。
開いてみると、そこには不思議な呪文のような文字列とともに、

「アンケートへご協力ありがとうございました」

という文字が綴られていた。


Ending - A
生還


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