@YanagiSousaku
「ハイジさんに『昔は『カラテ』という体術があった』と聞いたからやってみたい」とジュンが言うのでアルは情報を検索する。類似該当が多く、一番不要な怪我をしなそうな検索結果を伝えると、やり方を教えろとせっつかれる。アルは自分の腹を殴るよう指示を出すと、躊躇いつつも殴りかかるジュンを待った。
大して速度のないジュンの腕を取ってかわし、後ろ手に捻りあげる。ジュンは驚き動こうとして、痛みに呻くことになった。
「無理に動かないで下さい。骨が折れます」
「動かなくても痛いから放してよ」
どうしてこうなった、とジュンが呟くと、技はかけられて覚えるものとの検索結果からです、と返された。
その後丁寧に動き方を教えてもらい、さぁやるぞと意気込んだところで別の問題が浮上した。アルに自発的に動いて貰わないと形にならないのである。アルは体格差と動作の勢いの問題で、狭い独房ではこれ以上は難しいと説明する。その為だけにアルの身長を変えるのもなぁ、というジュンの呟きを持ってこの場は終了となった。
しかし後日ジュンはアルにいくつかの技を教えてもらい、「敵咎人及び私が同行していない際にモザイク街等で暴漢に危害を加えられそうになった際はお使い下さい」その後すぐに連絡をお願いします、と言われたそうだ。
終