「なんだお前さん、そんなにこいつが欲しいのかい?」
健全なお風呂上がりの耳掃除のはずなんですけど…どうして雨彦さんがすると全てどすけべ一直線になってしまうのでしょうか。
@toasdm
そんなことありません、と真っ赤に染めた頬は、湯上がりだから赤いのではないことを雨彦は知っていた。やせ我慢はよくないぜ?とにじりより、彼女を壁際に追い詰めると、びくりと震える肩を抱き寄せて、雨彦は耳元で囁いた。
「お前さんが嫌だっていうんならしないさ……だが」
わかるだろう?と雨彦の耳がするりと穴を撫でて、彼女の耳に直接、くちゅりと水の音が響く。
「やっ、違、これ、これは」
「わかってるさ……風呂上がりだからだろう?」
こくこくと頷く彼女の濡れたそこに、雨彦のしなやかな、しかし男らしい指先が這わされる。ひぁ、と情けない声を上げる彼女をぎゅっと抱きしめて、雨彦は徐々に追い詰めていく。
「風呂上がりだったら余計に、このままじゃお前さんも気持ち悪いんじゃないのかい?」
「あ……っ、ふ、はぁっ……んんっ!」
「俺がよくしてやるさ……」
きっと気持ちいいぜ?と甘言を耳に囁いて、雨彦は観念して大人しくなった彼女の手を引いて、ソファへと腰掛ける。自身の膝をぽんぽんと叩き、雨彦は彼女を誘う。
「ほら……膝に乗ったらいい」
「や、やっ、恥ずかしい、です……」
「自分でするよりうんといいはずだぜ……ほら、こいつを使ってやるから……な?」
「っ!?」
雨彦が手にしたそれを見て、彼女は硬直して、期待に喉を鳴らした。そんな、あんなので、されたら……。ぞわぞわと、期待に疼き始めた穴の奥で、こぷりと水が音を立てた気すらした。
「なんだお前さん、そんなにこいつが欲しいのかい?」
目の前で、ゆらゆらと、見せ付けるようにして雨彦はそれを揺らした。先端の膨らみが彼女の中でどんな風に――考えただけで、体は正直に反応してしまう。雨彦が、快楽の最後の一押しをする。
「プロデューサー……おいで」
優しくしてください、と目を閉じて、彼女は雨彦の膝に頭を乗せた。ドキドキしすぎて頭がくらくらする、のぼせるほど風呂に入っていたわけでもないのに、ぼんやりする。ぎゅっと目を固く瞑ったままの彼女を膝の上に乗せて、雨彦は喉奥を鳴らしてくつくつと笑った。
「ほら力抜けよ、暴れるなって……」
「あ、あぅ、だって」
「暴れたら痛いかもしれないぜ?」
敏感なそこをいじられるというだけでも緊張感は相当なものだというのに、痛くするなんて、そんなこと……!身構えて大人しく縮こまる彼女の耳に、雨彦はそっと触れて囁いた。
「入れるぜ……動くなよ?」
「ん、んぅっ、んぁあああっ!」
「はは、すごいな、お前さん……どんどん入っていくぜ?」
「や、やらぁっ! 奥、奥だめ、だめっ!」
身動きもとれずに身を強張らせたまま、彼女は必死で奥だけは許して欲しいと懇願する。お前さんが怖いならしないが、と笑って、雨彦は指をくりくりと器用に動かした。
「あ、あぁっ!」
「奥も綺麗にしてやりたいが……ほら、入り口のところ、気持ちいいだろう?」
「ふぇ、ふぁっん、んぅっ!!」
びくびくと体を震わせる彼女の中をぐりぐりとこすり付けて、雨彦はずるりとそれを引き抜いて、彼女に見せ付けた。
「ほら、見てみろよ」
「あぅ……ふ、ゃあ、恥ずかし……っ」
「お前さん、随分溜まってたみたいだな……たっぷり取れたぜ?」
雨彦が指先でつまんだ綿棒から目を逸らして、彼女は羞恥で真っ赤になった耳を雨彦に晒したまま、恥ずかしそうに呟いた。
「……っと」
「ん?」
ニヤリと口元をゆがめた雨彦の袖口をぎゅっと掴んで、彼女は雨彦に強請った。
「も、っと……して?」
「……はは、了解だ」
雨彦は新しい綿棒をつまみあげると、再び彼女の耳の中へと、慎重に差し込んだ。風呂上がりの水気をすっかり拭われた耳の中は、いつも以上にさっぱりとした。夏の、夕暮れのことだった。