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異性カプと同性カプ

全体公開 2 1735文字
2018-08-15 06:54:02

異性カプ書いたら、色々驚いたことがあった、と言う与太話。

 多分初めて、異性愛ネタ(同性カプの男キャラの女性化)をまとまった量書いたんだけど、異性愛って楽だね。世界観の説明がいらないし、ふたりが外を手を繋いで歩いても、公共の場でキスしても、役所の婚姻届け出しに行っても、何も説明がいらないんだもん。
 こそこそ隠れてそういうことする必要がないし、付き合ってます、結婚しますって言っても、周囲はああそう、で済むし。
 異性愛社会で、異性愛者として存在して、異性と付き合うってこういうことなんだなって、何か改めて、"普通"ってこういうことなんだなって、書きながら思い知った。

 自分としては、書きながら、カプが異人種のペアと言うこともあるかもだけど、頭の中では、気がついたら、男という種と女と言う種の、異種ペア(爬虫類と鳥類ペアみたいな?)になってて、差異の大きい同士が何か必死に分かり合おうとしてる、みたいな。
 まあ、こいつが書くと毎回そういう、違いが大きくて大変みたいな組み合わせなんだけれども(癖らしい)。

 普段男性同士ペアばっかり書いてて、そうなると、異性愛社会での異端としての彼らと言うのがまずあって、彼らが異端であると言う描写がいる。彼らは、外の社会で隠すなり隠れるなり、おおっぴらにはしないことを山ほど抱えて、一緒にいることになる。
 その、隠す、隠れると言う部分がドラマになるわけで、異端でありつつ、その社会で何とか一緒に生きて行こうとしてる彼ら、が多分自分が書きたいことなんだろうなって思ったわけで。
 互いと向き合うことだけじゃなくて、一緒にいることで、社会と常に向き合うことになる。

 異性ペアだと、同性愛の世界にしない限り、そんなのはないわけで、手を繋いで歩こうと、結婚しましたって言おうと、誰もふたりを糾弾したりしないし、隠す必要もない。
 何言ってんだ?って感じだけど、異性ペアだと、向き合うのは自分たちだけ、社会といちいち向き合う必要はない。
 指輪を買いに行って、お店で変な顔もされるかもって思わなくていいし、役所で届けの紙下さいって言って、記入して出して終わり。
 異性ペアと言うのは、すでにあらゆることがお膳立てされてて、考えなくていいんだ、と言うのが、すごく衝撃だった。

 当たり前じゃん、何言ってんの?って思われるかもだけど、四六時中、同性ペアの人生ばっかり考えてて、異性ペアのことなんか割りとOut of 眼中で、異性愛社会で、異性愛者で、異性と付き合うことが、こんなに楽と言うか、すべてがすでにお膳立てされてるって、気づかなかった。

 書いてて、いちいち彼らが隠したいこととか、隠れてたいこととか、そういうのの説明がいらないんだもん。それだけでも、書くのがこんなに楽になるのかって衝撃だった。
 でまあ、結局、自分は同性なり異種なりの組み合わせが、書くのが楽しくて好きなわけで、今回の異性ペアは、書いていい経験させてもらったなあって感じ。
 普段、あまりにも同性ペア(あるいは異種ペア)が、在るものとして自分の頭の中にあって、むしろ異性ペアが自分の脳内では異端なわけで、自分の中では異物=外の"普通の"社会では普通として受け入れられてる、と言う、この認識のギャップと言うのを、書いて、初めて思い知ったと言う。まあ、鈍いにもほどがあるんですが。

 上手く言えないんだけど、異性愛の楽さが、自分が思ってもみなかった部分で、思った以上に大きかったってことに気づいて、びっくりしたと言うか。
 ぶっちゃけると、異性愛ってこんなに優遇されてるんだなって(言っちゃった)。
 同性ペアがひたすら不憫なだけとも思わないけど、異性ペアならしなくていい苦労を、余計にしなきゃいけない、その分のリソースを奪われる、エネルギーなり時間なりお金なりが余計に掛かる、と言う。
 この辺りは、男社会で生きる女、と重なる部分があると思うけど。

 ちょっとびっくりした。そういや、ここまで優遇されてるんだったな、いわゆる"普通の"組み合わせは、みたいな。
 まあそんなことを、ちょっと衝撃だったと言うので、書き記しておきたかったの。それだけ。


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