@KLEAM_SAN
METHOD_ALTERNATION/. #[DELETED] extracting.
sInIsLYA ut Infel=Phira / インフェル・ピラへと同期し
ag tIhIkLYAtO du ahjeas/. / 承認を求めます
cIzO YAale/. / 貴方の力を貸してください
ag nYAyIgOt YAurgn esyfo……/. / この心を、貴方に委ねます……
LYAsiann, Afs_rawah, inferiare yaha, / 満ちる光、風に舞う花びら、恋人の微笑み
xN rre <-x aAuk YAxinfar/. / それが貴方の華胥の夢
LYAgral, YAgral, Agral, xIveh/. / 全て切り裂いた、稲妻の刃
xI yorr rUfUmO YAxevxl/. / それが貴方の見た絶望
wUhYAh YAnaflansee/. / その温もりを知っている
──wAhYAh YAharphe/. / 『そう、貴女も人を愛していたのね』
wUhYAh YAdahzel/. / その痛みを知っている
──wOhYAh YAolo_ayulsa/. / 『そう、貴女も愛を失ったのね』
Xc=xA rre Nquals jUwLYAeh du inferiare y.z.t. / 私が生かされたことに、何か意味が有るというのなら
-> wAfLYA pAsOwAtza oure wase h.m.m.r./. / 今は何よりも強い力が欲しい
ttu pIswIt Anaflansee/. / 温もりを取り戻すために
ttu yAyLYA Adahzel/. / 痛みを振り払うために
謳わねばならぬ詩がある
届かねばならぬ場所がある
たとえこの名が
露と消えようと──
vIsUk neen sguela vancck/. / 人の身には重すぎる責だと思う
targue gAwLYAn vega vancck/. / それでも背負わずにはいられない
vUsUk neen xorg dejuy/. / 贖うのは傲慢すぎる罪だと思う
targue jIlLYAj vega dejuy/. / それでも後悔せずにはいられない
ttu rElAty LYAsiann/. / 光の台に希望を灯すために
ttu tArLYAm LYAlyuma/. / 星の帳から絶望を払うために
救わねばならぬ生命《いのち》を
報いねばならぬ魂《いのち》さえ
すべてを背負い
この身は 詩になる──
aAuLYAk LYNlyuma/. / 私は在り得ざる星
iwl nNi ut Abalduo_melifan/. / 歴史の闇に消えゆく定めの流星
kAvEnLYAr mArNza oucc Atafane_tyui/. / どうせ消えゆく灯ならば、せめて煌めきと共に消えよう
rLYAwLYE du Aceku_Meta=Falss vezedo/. / この地に生まれた人々を救ってみせる
【解説】
言わずとしれたヒュムノス、詠唱者がI.P.D.クイーンに相応しいか精査し、登録する詩。システム的には、詠唱者が十分なシンクロ率を持っていれば機械的に登録してくれる仕様ですが、詩はその覚悟を問う形式をとります。
公式の本家オルタネイションにおいて、クローシェは為政者となる覚悟を詩によって示しました。しかしキャメラは為政者とは程遠い立場。代わりに示したのは、自らの全てを擲ってでも運命を変えるという決意です。
本来、ヒュムノスエクストラクトは自然に紡げるものではありません。ヒュムネクリスタルを介し、ダウンロードをする必要があります。
あの場でキャメラが一連のヒュムノスを紡げたのは、ひとえに忘れられた御子・インフェルの介入が有ったからなのです。
大鐘堂の消滅は、インフェルにとっても歓迎出来ない事態でした。ハイバネーション契約を知り、守る者が途絶えてしまえば、彼女にとって状況はかなり悪いものとなります。かといって表立って介入することは出来ません。
そこで、クイーンの資格を持つレーヴァテイル──当代のレベル9I.P.D.たちに目をつけたのです。結果的に、状況と思惑に合致したのはキャメラでした。
METHOD_MANIPULATOR_includes.Ex_VISIONDANCE_GLITCHES/. ~nNdn sarr~
(副題:消えゆく灯)
jIzLYAtLYA dn MANIPULATOR du / エクストラクト:マニピュレーターを開始します
sOnIsOza Infel=Phira <=> Sol=Marta, / インフェル・ピラとソル・マルタ間の接続を確立
en exec hymme VISIONDANCE >> Redjena=Olga/1x10 enter sol.infel.mea/. / エクストラクト:ヴィジョンダンスを不正起動します
Ma ki ra gyusya => DV1 -> DV3……yassa. / ドラフターヴィジョンを掌握……成功
Ma ki ra rinc tes CV en haf ADDR:B3. / コンダクターヴィジョン:ベードリエリアにアクセス
Fou yant ga ini zuieg reglle. / システムエラーを無視
Ma num ra gran anw hymme yaserwe ryusse…… / 安全な逃走経路の設計を開始します……
Xc=xO rre Aolga_jouee mNr mea / 触れれば身を焼く神の力
-> mIrNeh goa mea/. / 焼けるのは私1人でいい
xN rre Asarr nNdn, / 肉の瞳はもう要らぬ
ag cAzLYA LYAsarr/. / 地を見下ろす神の眼となれ
xN rre Akeg nNdn, / 肉の腕はもう要らぬ
ag cAzLYA LYAkeg/. / 空に架ける光の橋となれ
Fou paks ra gyusya => CL……yassa. / コンダクターレンズを掌握……成功
Ma num ra gran clalliss DDW. / D波照射プロトコルを開始
Wee i ga xest SDW => B3-hao8-folten10. / ターゲット空間の定常D波の周波数を変換
Was ki ra biron anw gyen ganna ryusse…… / 確実な足場の構築に移行します……
Xc=xI rre Aale_jouee xNv mea / 聞けば気の狂う神の詩
-> xIvNeh goa mea/. / 失うのは私1人でいい
xLYA rre Aqraffa nNdn, / 肉の掌はもう要らぬ
ag cNzLYA LYAqraffa/. / 風を掴む軽き翼となれ
xLYA rre Adoodu nNdn, / 肉の脚はもう要らぬ
ag cNzLYA LYAdoodu/. / 雲を渡る者の足となれ
[1]Was wol ra selena re sol yeal na morto / 奏でよ 死の及ばぬ光の橋を
[2]Ma i ga unloee manafeeze…… / 生存本能を抑制……
[1]Was i gaya crushue ieeya oz manaf / 紡げ 生存の可能性を
[2]Rrha ki ga yassa exec enllia…… / プロトコルの続行を最優先……
[1]Was zweie ra sonwe ar foul / 謳え たった一度きりの奇跡
[2]Ma i gaya gyusya NEE…… / NEEを掌握……
[1]Rrha paks gagis / この命、この魂、その全てを懸けて
[2]Rrha quel ga gran flip SHW mea…… / 術者の定常H波の変換を開始……
──mekemekepon. / ──道よ開け
xA rre Aale nNdn, / 肉の声はもう要らぬ
ag cAzLYA LYAale/. / 想いを載せる波となれ
xA rre Aquals nNdn, / 肉の鼓動はもう要らぬ
ag cAzLYA LYAquals/. / 全て捧げて誓いを果たせ
Xc=zz rIw du n.y.k. r.w.eh -> fIrUlI oure/. / 救えたものを救えずに終わる、それが一番恐ろしい
Xc=rLYAw du n.y.k. r.w.eh -> zz yIzLYAt fedyya/. / 救えるものを救うためならば、命だって惜しくはない
zz r.f.m. zz h.m.m.r.…… / 何も見えない、何も聞こえない……
dngle, aNuUkU naflansee……/. / でも、それで良い……
xU rre Aceku gAwNneh Alyuma……/. / この詩で、皆を帰すことが出来たなら……
METHOD_MANIPULATOR_includes.Ex_VISIONDANCE_GLITCHES_over.Ex_VIT=LOF=YEEEL/. ~mArLYA spiritum~
(副題:魂を焚べよ)
……rNfEm, / ……聞こえる
fandel Aale_yeeel, ouwua y.z.t./. / 遠い誰かの、数多の声、数多の願い
wEhAh, / 感じる
YAqraffa, Azalez_warma……/. / 貴方の掌、流れ込む温もり……
tAkdeh ryewa nAeLYAgza r.w./. / 尽きることのない救済の祈りが届く
wAhheh ouwua LYOarhou_quals/. / 飽くことのない生への渇望を感じる
elye zz dAz Aeje/. / まだ、私の魂は燃え尽きてはいない
elye, hAmmLYAr/. / まだ、謳える
Wee i wa slepir flip SHW mea. / 術者の定常H波の変換を停止
Ma num ra ates sosar art na knawa lof. / 不明なアドレスからのリソース供給を承認
Fou paks wa echrra biron clalliss DDW. / D波照射シークエンスを並列展開
Wee ki ra gyen ryusee wase en wase…… / 逃走経路の物質化を加速します……
輪を別つ軛に立ち
通ずる路引け 無碍となれ
鳥よりも尚疾く
焔の座まで いざ届かせよ
mArLYA spiritum/. / 魂を焚べよ
reta mArLYAr LYNlyuma/. / 星を掲げたまえ
zz wAsLYNr Aceku_gral, / 誰1人見捨てはしない
van cyurio/. / 貴方の命さえ
灰降り積む闇に独り
識無く まさしく修羅の業
背負うは永久の慚愧
詠じ説けよ 遥かな幽夢を
mArLYA spiritum/. / 魂を焚べよ
reta mArLYAr LYNlyuma/. / 星を掲げたまえ
zz wAsLYNr Aceku_gral, / 誰1人見捨てはしない
van cyurio/. / 貴方の命さえ
mLYArLYE n.e.g. / 祈りを焚べよ
reta tAkLYAd LYOarhou/. / 数多の渇望を届かせたまえ
zz zAzLYAx Aarhou_gral, / 何1つ諦めはしない
van noes/. / 私自身さえ
Wee touwaka ra selena re sol yeal na morto / 奏でよ 死の及ばぬ光の橋を
Was wol ra crushue ieeya oz manaf / 紡げ 生存の可能性を
Was ki ra sonwe fandel foul / 謳え 数多もの奇跡
──Rrha paks erra mekemekepon! / ──我が鼓動を喰らい、道よ開け!
Was yea wa yassa gyen ryusee. / 連絡橋の構築を完了
Wee num ra endia clalliss DDW. / D波照射プロトコルを終了
Fou paks wa biron guard li SDW. / 周波数護持シークエンスに移行
Wee ki ra teyys ryusee enrer…… / 撤退完了まで時間を稼ぎます……
hyear, qafl vit mea, inferiare? / 兄さん、見ていますか
Wee yea ra hymme sos fandel manaf. / 私は今、沢山の人を生かすために謳っています
Nn yant gaya na fowrlle yor ides, / 貴方のためにはならなかったけれど
acra rre yanwe na wis gyaje. / 私の願いは、きっと間違いではなかった
薙いで払えよ 破滅の運命《さだめ》
天高く掲げて振るえ 逆しまの剣を
Wee num wa endia hymme VISIONDANCE. / エクストラクト:ヴィジョンダンスの詠唱を完了
Fou jyel wa parge na knawa lof. / 不明なアドレスからの接続を遮断
nAdNn Infel=Phira <=> Sol=Marta/. / インフェル・ピラとソル・マルタ間の接続経路を切断
lArEwLYA du MANIPULATOR/. / エクストラクト:マニピュレーターは正常に終了されました……
【詩の想い】
《ラプランカ魂焚べる磐座の手記》
昔々、その昔、地上には平穏が満たされておりました。
風はいつでも温かく、森の恵みは絶えず、人も獣も飢えを知りませんでした。
神樹インプランタが守る緑の国で、とある少年少女──マオとラプランカもまた、幸せに暮らしておりました。
しかしある時、インプランタの遠い頂から稲妻が落ちて、大地を引き裂きました。
その混乱に巻き込まれ、ラプランカは還らぬ人となってしまいました。
マオは大いに嘆き、悲しみ──この不条理に誰よりも憤りました。
同じように怒りを抱いた人々を引き連れ、マオはインプランタを登り、
そこに座すとされる神に、直談判に向かったのです。
数多の困難を超え、マオはついに大樹の磐座に辿り着きました。
ですが、そこには神なぞ存在していませんでした。
死した女神の亡骸と、暴走する神の力だけが残っていたのです。
今にも再び稲妻を落とそうとする力に、マオは手を伸ばしました。
人の身に神の力は扱えません。彼の掌はじゅうじゅうと焼けました。
それでも、マオは神の力を握りしめました。
神の力はマオの肉体を、魂さえも焼いてゆきます。
その苦悶の中、彼は全身全霊を振り絞って叫びました。
『ラプランカを蘇らせてくれ!』
昔々、地上には平穏が満たされておりました。
風はいつでも温かく、森の恵みは絶えず、人も獣も飢えを知りませんでした。
神樹インプランタが守る緑の国で、とある少女──ラプランカは、穏やかに暮らしておりました。
自分の隣には、誰か大切な人が居たような気がする。
そんな、形容しがたい寂しさを抱いたまま。
──幾度、そんな悲劇を繰り返したのだろう。
幾度となくマオとラプランカは邂逅と別離を繰り返した。
このふたりの物語はいつだって、必ず死別によって結ばれていた。
何度目か。ラプランカはまた命を落とし、マオは神樹の頂に向かった。
そしてそれまでの反復と同様に、神の力に手を染めようとして──それを遮る声が有った。
マオに声をかけたのは、彼に追従してきた一人の少年だった。
『ひとりでは身に余る力なら、みんなで手分けして持てば良い!』
少年は先んじて手を伸ばした。マオは慌てて少年を引き剥がそうとしたが、無為に終わった。
無数の掌が、マオのそれに重ねられていたのだ。
引き連れてきた人々だけではない。
幾度となく命を落としたラプランカ。
決意に身を焼いたマオ自身。
そして、マオの喪失を悼んだ全ての人々。
時空を超えた数多の想いは、ついに神の力を凌駕した。
昔々、地上には平穏が満たされておりました。
風はいつでも温かく、森の恵みは絶えず、人も獣も飢えを知りませんでした。
神樹インプランタが守る緑の国で、とある少年少女──マオとラプランカもまた、幸せに暮らしておりました。
そして、ふたりの友達も、家族も、そうでない人々も皆、幸せに暮らしていたのです。
めでたしめでたし。
【解説】
このヒュムノスは2(+1)つのプログラムが組み合わさって出来ています。
1つ目は「METHOD_MANIPULATOR/.」。これはインフェル・ピラからソル=マルタに不正アクセスし、本来フレリアの権限でしか扱えないモジュールを無理矢理使うヒュムノスです。濫用防止の為にか、I.P.D.クイーン権限を要求する仕様となっていました。
かつては天才科学者グラムルが「I.P.D.の力だけでメタファリカを実現することは出来ないか」と、EXEC_METAFALICA/.を通さず神の製図器を使うために製作したものでした。結局、正規の権限──フレリアのヒュムネコードを持つベータERでなければ、大陸の形成に間に合うほど長時間の製図器の使用は、不可能であるという結論に至りましたが。
しかし、このヒュムノスは当初とは違う形でインフェルに活用されることとなりました。神との戦争当時、インフェルはヴィーナの塔を不正に顕現させるべく、マニピュレーターを使用したのです。
その後、マニピュレーターは他の多くのI.P.D.用のヒュムネクリスタルと共に、歴史の闇に葬り去られましたが……精神体となりインフェル・ピラに潜伏したインフェルのコスモスフィアの中には、そのプログラムは残されていました。
2つ目は「EXEC_VISIONDANCE/.」。設定資料集を読み込んでいる方ならご存知、「天界妖精の舞」です。フレリア専用のヒュムノスエクストラクトであり、第二塔の詩魔法による建設という、ティリアですら余命と引き換えにする他なかった偉業を可能とする詩でした。
膨大な導体D波の照射により、空気という定常D波の周波数を変換し、金属で出来た塔の一部として具現化させる魔法。「GLITCHES」である今回のヴィジョンダンスは、本来の設計図にはない連絡橋を、神の製図器そのものに増設する代物となりました。人の詩によって形成された連絡橋は、大鐘堂軍の撤退を安全に終える可能性を切り開きます。
本来の第二塔建造よりはずっと小規模な具現化ですが、それでも人の身には余る偉業です。フレリア由来の導力は使っていないため、ラキによる制裁はありえませんが、謳いきれば術者は良くて廃人、悪ければその場で死亡するでしょう。
実際、インフェルはそうと分かっていたからこそ、キャメラにクイーンの権限を許したのです。命を懸けて奇跡を起こしたとして、全貌を知り得る術者が死ねば、インフェル・ピラの秘密は間違いなく守られる──そんな目論見で。
3つ目は「EXEC_VIT=LOF=YEEEL/.」。7軸俯瞰により、異世界から無限に等しいエネルギーを供給する、本来ありえない代物です。仮にアルノサージュ管がアルシエルに流れ着いていたとしても、時系列的にとうに雲海の下にあるはずなのです。
ですが、カナタの持つ魔法の本「lof yeeel」は、彼の記憶を対価とし、キャメラに限定的な7軸俯瞰視点を付与しました。それにより、ヴィジョンダンスによってD波に変換可能なエネルギーを吸い上げ、キャメラは自身の魂の代わりに祈りを焚べることが出来ました。
それにより、キャメラの命と引き換えに、いくばくかの人を救って終わるはずだったマニピュレーターは、ラクシャクタウンにて交戦中だった大鐘堂軍全ての撤退を完遂させました。ここで戦死する筈だった将軍アレクセイも、彼の命を購おうとしたキャメラさえ、カナタは救い上げたのです。
インフェルの思惑は外れ、キャメラはインフェル・ピラの真実、そしてリムの真実の一部を知った上で生存しましたが……さて、彼女の処遇は如何に。