@mystic_crawler
名前:アマク・マフメット
性別:女
改造基材:砂糖菓子全般、アラザン
能力:悪印象を抱かせない(依存させる)
身長:148cm
特徴:黒砂糖のような色の肌の女性。黒い滑らかな髪と白い氷砂糖の爪を持つ。修道女の姿をしており、フードをかぶり口元を布で覆い隠している。目は輝く銀色のアラザンであり、白目がない。口元の布を外せば、子供の様な無邪気な笑みを浮かべていることがわかるだろう。肌がなめらかなきめ細かい砂糖菓子で出来ており、湿気に弱い。舐めると甘い。だが泣き虫。アラザンの表皮が流れる為、その涙は銀色になる。瞬きをすると銀色の膜は復活するらしい。
南の砂漠からの出身で知り合いがほとんどいない。食べ物を粗末にするとそれはもう怒る。一つ踏み込んでみれば、彼女は実に子供っぽく、少し食い意地が張っているやんちゃな女性だとわかるはずだ。拾われた菓の魔王を親友のように思い、また慕っている。時折彼の持ちかえる(生成する?)、新しいお菓子を首を長くして待っている。
備考:南の砂漠のとある寺院の修道女だった。最低限の質素な食生活を送り、娯楽や菓子などを得る機会もなく、感情の欠落を是とし、砂漠を見守る神へ仕え、砂漠の安全を祈る生活をしていた。彼女が寺院に預けられたのは物心もつかぬ子供の頃だ。キャラバンの一団が既に滅んだキャラバンの一団を発見し、その唯一の生き残りだった彼女を発見し、この寺院に預けたのだ。
砂漠の安全を願うキャラバンが時折この寺院を訪れ、祈りを受けていく。その際、わずかだがと食料を置いていくことがあった。だが、質素を是とするこの寺院ではそれらは捨てられるだけの食物だった。彼女はその事実をひょんなことで知り、その寺院の長である修道司祭へ何故と問いかけた。彼が言うには贅沢は神に許されておらず、あれらはここには必要のない物であるという。だが、食物を無碍にしていることも事実であり、彼女はその矛盾に疑問を覚えていた。
ある時、彼女は掟を破った。見たことも無い黄金、”調味料”を見かけたのだ。興味心に抗えないまま、彼女は一体これは何だと小指を湿らせ、恐る恐るそれを口に運ぶ。……甘い!初めての味覚を得た。そして彼女は時折掟を破り、こっそり持ち帰った砂糖を舐めた。そのうちこの事態が発覚し、最後には、彼女は寺院から追放されることとなった。
知らない外、慣れない運動、砂漠をこえることは彼女には到底不可能な過酷な旅だった。旅の最後、彼女はぱたりと倒れ伏す。砂漠のサソリも狩れた草も、死んだ動物の腐った肉さえも、何でも食べてここまで生きた。だが、やはり、ああ……あの”砂糖”。あれを最後に、もう一度味わってみたかった。口元に砂が紛れ込む。同じ砂だが、砂糖とは比べ物にならない。空には不可思議な飛行機雲がかかっていた。誰かに何かを問われた気がする。意識朦朧のなか、最後につぶやいたのは何だったのだろうか。
次に目を覚ました時、彼女は自身の変貌にすぐさま気が付いた。身体からあの甘い砂糖の匂いが漂っていたからだ。一体これは何だろうと驚く間もなく、目の前には不思議な人たちが現れる。彼らはすべてを説明し、そうして彼らは自らの最期の願いをかなえてくれたのだと理解した。既に変貌した目から涙があふれる。銀色で甘い。涙とは塩辛い物ではなかっただろうか?あべこべだ。その可笑しさに、彼女は思わず笑った。人間性を引き換えに得た身体で、彼女は人間の心を取り戻していくだろう。