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2018年10月8日および11月16日 京都遠征の記憶 三日月・長谷部・長義編

みえろ🌟🌟🌟
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2018-11-24 20:28:41

二度の京博訪問の自分用記録

2018年10月8日および11月16日 京都遠征の記憶 三日月・長谷部・長義編

おことわり
・刀剣鑑賞については完全素人です。想像と妄想と憶測を多分に含みます。
・2回行っただけの記憶を頼りに書いているので、間違っていることもあるかも知れません。
・現実の刀とキャラクターを混同するような感想もありますが、本記事はあくまで個人的な記録であり、全世界に広く公開するものではないということでご容赦ください。
・そもそも自分用の記録にしようと書き始めたものなので大変読みにくいと思われます。


三日月宗近 1回目
 初めての『生』三日月宗近でした。トーハクで展示されている時に行こう行こうと思っていながら結局一度も行けず、初めての対面は里帰り先の京博でになりました。いつかトーハクにも会いに行きたいですね。
 第一印象は「お、おじいちゃんは本当におじいちゃんだった……」でした。この印象はかなり衝撃的で、ショックを受けたとさえ言ってもいいくらいでした。ゲームのサービス開始より3年あまり、自分の中で作り上げた三日月のイメージは「完璧な美しさ」だったのですが、実物を見た時の印象はまったく違いました。とてもとても長い年月を経てきた物なのだということ、作られたままの姿ではなく、使われて、傷ついて、砥がれた後の、消耗した姿であるということを見せつけられたような気持ちになりました。三日月宗近は確かに美しかったです。美しかったんですけど、その美しさに感嘆するよりも、この刀にはあとどれほどの時間が残されているのだろうかということを考えてしまいました。もちろん、わたしの寿命などと比べれば遥かに永く残るのでしょうが、それでもいつか来る終わりを思わずにはいられない対面でした。
 三日月の一番の特徴であるうちのけが、元からあったものなのか、研ぎ減りによって意図せず出てきたものなのか、私には判断できませんが、少なくとも三日月の持つ美は、「技巧を凝らした美しさ」とはまた違うものだと感じました。(余談ですが、少し後に展示されていた国宝太刀国則さんがこの「完璧な美」というイメージに最も近かったように思います)

三日月宗近 2回目
 あまりに人が多すぎて、先に他の刀を回ってから、と思っていたら結局1回しか見られませんでした。うちのけは表側よりは少なく、先端のほうにあったように見えました。茎側に、うちのけと同じ色調で、雲みたいに浮かぶ模様があったように見えたんですけど、あれは何だったのでしょう? 立ち止まらないようスタッフさんが声かけをしておられてたので、残念ながら単眼鏡を使ってじっくり見ることはできませんでした。刃文を鑑賞するのはまたの機会に。先立って行った本能寺刀剣展にて、踏ん張りがあるとか、腰反り高く切っ先付近で伏さる等々の用語の解説を読んでいたおかげで、なるほどなるほどと思いながら見ることができました。


圧切長谷部 1回目
 突然ですがわたしは長谷部の「姿」がめちゃくちゃ好きなんです。身幅広くて反り少ないところ、大鋒、茎尻までの棒樋なども好きポイントです。で、元が三尺を越える大太刀であり、今の姿も豪壮なほうなのだろうとずっと思っていたんですが、京のかたな展にはわたしの想像を上回るゴツイ刀たちがいらっしゃいまして、「あ、もしかして長谷部ってこの時代の大太刀の中ではシュッとしてるほうだった?」などと思ったりしました。
 長谷部に会うのは3回目! 特別仕様の展示ケース&照明のおかげで刃文が見やすい! これが刃文ですよ、見てねー、とレクチャーされているような気持ちにすらなりました。この素晴らしい照明の下で長谷部の刃文を見て改めて抱いた印象は「自由奔放」です。同じ部屋の96番の無銘伝長谷部(圧切長谷部以外だとこの刀がお気に入りです)や号からかしわともまた違う雰囲気を感じました。からかしわは確かにすごく派手だけれど、それでも「元から先まで派手にしてみました」というある種の統一感(?)があったように思うんですけど、長谷部は「思うままに焼いてみました」みたいな感じがしました。鋒側よりも根元のほうがより大きく乱れているので、磨上げによって失われた部分はもっと激しい刃文があったのだろうかと想像してしまいます。叶わぬことだと知りつつも、元の姿が見てみたくなりました。
 長谷部を切っ先側から見るのはまったく初めての体験で、とても興奮しました。薄いんです。想像よりもずっと薄かった。図録によると重さは663.5グラム。三日月等の太刀と比べれば重いんですけど、それでも重量でぶったぎるタイプではないですよね。茶坊主を切った時も、たぶん片手でスッと差し入れたらサクッと斬れてしまったんじゃなかろうかと妄想したりしました。大太刀だった頃でも1キロ弱くらいだっんでしょうか。太刀を担いだ騎馬武者の絵がニコ生で紹介されてましたけど、馬に乗った人間が大太刀長谷部をひゅんひゅん振り回しながら向かってきたら怖すぎるなと思いました。


圧切長谷部 2回目
 2回目その前に、行きの電車の中で図録を見ていて気づいたんですが、長谷部の裏側の樋、茎尻のあたりで縁が少し欠けたみたいになってるんですね。磨上げたときにできたものでしょうか?
 2回目、単眼鏡持参で鑑賞してみて感じたのは、長谷部は絶対間近で見るべき、ということです。長谷部を最前列で鑑賞する列がそれなりに長いんですけど、一歩後ろからでよければ並ばなくても見られます。ただ、おそらく照明のせいだと思うんですが、最前列だとすごくギラギラして見えるのに、後方列からだとそのギラギラ感が薄れるというか、単眼鏡を使ってもなにか物足りない感じがしました。加えて、単眼鏡はどうしても視野が暗くなるので、反射した光が視野に入るような角度から見ないといけないのですが、長谷部の展示だとそれが難しかったです。
 刃文は、裏側のほうは表に比べておとなしい印象でした。根元のほうは表同様に激し目ですが先のほうへいくと飛び焼も少なくなっているように見えます。帽子はうまく見られませんでした。長谷部国重の銘も表の銘と比べてどこかつつましいような感じがしません?(←図録見たら全然そんなことなかったので気のせいでした)


本作長義 1回目
 一階に来た時点ですでに赤疲労だったためほとんど記憶がありません。ごめんね長義。

本作長義 2回目
 前回来た時よりも明らかに人が多かったです。時間を変えて何度か展示室に来ましたが、角に近いところなこともあり、常に人が停滞していました。
 パッと見ての印象は「ゴツいな……」です。南北朝時代の太刀の大磨上ということで、長谷部のような姿を想像していたのですが、想像を遥かに上回るゴツさでした。とにかく身幅が広く、切っ先がなんだこれと思うほどに大きい。樋もかなり太いのだけれど、それだけ削っているにもかかわらず、めちゃくちゃ重そうなんです。実際877グラムあるわけなのでかなり重いです。一体元はどんなヤバい豪壮な太刀(大太刀?)だったのかと、今はもう失われてしまった姿に思いを馳せたりしました。(しかしながらこのゴリゴリ重量級の現物をあのキラキラ銀髪美青年にできるとうらぶのキャラ作りは本当に凄いなとしみじみ思います……ただ戦闘台詞にある「ぶったぎる」という言葉は最高に似合ってますね)
 刃取りは何かの波形のようにリズミカルに描いてあるんですけど、刃文はすごく激しかったです。炎のようでした。平らなところから炎が立ち上がるような刃文が、切っ先から根元のほうまでいくつも連なっているんです。長義の刃は反りが少なくて幅が広く、長さがあるので、まるで遠くの地平線が燃えている様なイメージが浮かびました。
 あと、これは長谷部の展示と比べると顕著だったのですが、長義は一歩引いたところからでも刃文が見やすかったです。単眼鏡を使って刀身全体を見渡すようにすると、炎のような刃文の連なりが良く見えました。
 長谷部三日月ほどではないけれど、長義前も人が多くゆっくりと鑑賞することができなかったので、機会があればまた見に行きたいです。

おまけ:本作長義について、音声ガイドで気になったこと
 図録では、堀川国広は長義の磨上げを行ったのか、それとも元から磨上げられていたものに銘を刻んだだけなのかは分からない、となっています。けれど、音声ガイドでは長義は堀川国広が磨上げたと言い切っており、ここがちょっと引っ掛かりました。
 もうひとつ、一回目、山姥切国広とその本歌に関しての前知識なしに最初に音声ガイドを聞いたとき、堀川国広は本作長義を磨上げる前にその刀の写しを作った(=磨上げ前の刀の姿を写しとして残した)のかと勘違いしたんですよね。で、ゲームに本作長義が実装されてその認識が誤りであることに気づいたんですけど、でも、二回目行ってじっくり音声ガイドを聞いてみても、やっぱりそのように聞こえるんです……。いや、わたしの知識のなさと読解力の問題なんですけど……どうしても気になってしまった点でした。以上

参考:音声ガイド一部
『(前略)堀川派を開いたとされる堀川国広が磨り上げた一口です。刀工が磨り上げを行った初期の作品と言えるでしょう。(中略)国広は新たな銘文に磨上げに至った経緯や日にち、刀の持ち主などを丁寧に残すだけでなく、元の刀の写しも製作しています。国広の責任感と誠実な仕事ぶりがうかがえます(後略)』


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