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殺人鬼ドヨンシリーズ、今更Kutapedia

全体公開 NCT 5 8 19380文字
2019-01-13 17:44:08

本編で盛り込めなかった人物紹介などをまとめただけのものです。NCT以外(闇探偵ベクやハンソル君など)は今回書いていません。

名前変換

キム・ドンヨン

通称ドヨン、あだ名はウサ旦那。ソウル市警の警部補。検挙率はトップクラスで優秀なため一目置かれている。若手なため疎まれることも多いが、同じ若手の間では結構慕われている。

シリアルキラーという裏の顔を持っている。自分が生まれると同時に母親を殺されるという壮絶な体験が影響し、幼少期から残忍な傾向があったが、その反面家族を想う純粋な人間性も持ち合わせていた。そのことに気付いた父親に掟を定められ、徹底的に教育されたおかげで、ある一定レベルを超える悪人に対してのみ殺人衝動が起きるようになった。

女性を何人も手にかけていた男を殺し、その遺体を解体する最中に男の娘に目撃され、彼女を拉致監禁した。掟では目撃者は殺すことになっていたが気が進まず(この時点で彼の衝動の質は変化しており、悪人でないというだけで殺せなくなってしまっている)、しばらく面倒を見ることになる。その後彼女を自分の助手とし、やがて結婚。一女をもうける。

他の何よりも家族を大事に思っており、特に父親以外で唯一衝動に干渉することのできた名前に執着している。彼女を守るためにドヨンは父親の掟とは別に自分自身の掟を定め、家族を守るためにはいかなる手段も取ると決めている。また友人想い、仲間想いな性格で、彼らに危害が及ぶと衝動が起きる

殺人鬼という裏を除けば比較的常識的。だがかなり過保護で名前やマーク、ニナに近付く人間には不当なほど厳しく当たることもある。また名前に関して非常に嫉妬深く、その相手は男女を問わない(大人ぶってみせてもあとから報復する(名前に))。

家事が得意で、特に掃除は細かい。今では名前の衣服も纏めて洗濯するが、実は監禁時代彼女の下着をどうしても洗濯できずコインランドリーに出していた。意外と繊細。また見た目に反して腕っぷしが強く、父に学んだ体術で薬を用いずとも大柄な相手を気絶させられる(警察学校で習うものとは動きが違うため、同僚にはこのことを隠している)。

ちなみに嫁がクラブ通い時代に着ていた服は本人に気付かれないようにちょっとずつ捨てている。彼女が今着ているものは8割、監禁時代にドヨンが買い与えたもの。機能重視、露出少なめどシンプル。体のラインの出ないゆったり系なので名前も気に入っている。

人参とキュウリが嫌いなので自分が料理をするときは絶対に出さない。だがそのことを話すと「ウサギのくせに人参嫌いとかwww」と十中八九言われるので秘密にしている(でも名前にばらされる)。また名前やヨンホを怒らせると人参攻めを喰らうので、その場合は是が非でも自分が台所に立ちたがる。

殺人の儀式にはいくつかルールがある。生贄を事前に調べ監視し、本当に殺すにふさわしいかを見極め、時が来れば注射器(場合によって体術)を用いて拉致する。儀式の場は自宅地下室か生贄の自宅、その都度人気のない場所を選ぶ。部屋にビニールシートを敷き詰める際には家具や天井なども完璧に覆う。その後眠っている生贄を裸にしてラップでぐるぐる巻きにし、作業台に括り付ける。よく研がれたナイフで生贄の頬を切りつけ採取した血は、スライドにして保管している。そしてその後生贄の罪を突きつけてから心臓を一突きする。本人曰く「頸動脈を切って吹き出す血は好きじゃない」

中国マフィアのクンとのつながりを捜査と儀式両方に用いている。そのことは上司も承知済みだが、そのせいでトラブルに巻き込まれることもある。





マーク・リー

韓国名イ・ミンヒョン、あだ名はカモメペンギン。ドヨンと名前夫妻の弟かつ一家の長男という位置づけにいる。二人の間に生まれたニナを溺愛している。通信教育を受けながらヨンホの店でバイトをしている。

カナダのトロントで生まれ、その後ニューヨークに移った後バンクーバーで過ごす。父親と渡韓したのち父親の事業が失敗し、借金から逃れようとする寸前で父をなぶり殺される。その光景を目撃しつつも助けられなかったことに苦しみ、仇の借金取りを殺そうと襲い掛かったところを、その借金取りを生贄として拉致しようとしていたドヨンと鉢合わせし、同じく拉致された。利害の一致(脅迫)ののちドヨンの協力もあって無事仇を討ち、仲間となる。担当は生贄の監視と場の下調べ。

趣味はサイクリングとスイーツ巡り。もともとはドヨンのアリバイ工作と儀式の準備のカモフラージュだったが、いい場を見つけて来るとドヨンが、美味しいスイーツを買ってくると名前が褒めてくれるため、趣味になってしまった。ごく普通の家庭で愛情深く育てられたため、褒められると照れて喜ぶ。

自分を受け入れてくれたドヨンと名前のことは非常に慕っており、彼らが自分を儀式から引き離そうとしていることにも薄々気付いている。だがマーク自身は自分が人をひとり殺したことを忘れるつもりはなく、自分もドヨンたちと同じ側の人間だと思っている。父親を目の前で殺されたこともあり、家族は彼の逆鱗となっている。

ヨンホの店でバイトしている時にジョンウにアプローチを受け、彼のヤバさに怯えながらも友人関係を続ける。その後自分とその家族を守るためにジョンウが命を懸けてくれたことから彼の想いを受け入れ、恋人同士になる。ジョンウを侮辱されると人が変わったように激怒したり、さりげなく惚気たりするなど、名前曰く「結構惚れている」。ジョンウが文化祭で女装した際には「可愛い」を連発しデレデレになっている。わかりにくいがしっかり変態。

ドヨンから護身術を受けているが、名前よりは筋がよく、刃物を持った相手を制圧できるほど。家事はあまり得意でなく、料理は味見担当。ヨンホの店でも掃除と皿洗いと逃避以外で厨房には入らない。

照れ屋で、からかわれると相手をぽこぽこ叩いて泣きながら逃げる。お酒は飲めるが嗜む程度。ジョンウの家では飲まない(酒に一服盛られてえらい目にあったため)。最近の悩みはヨンホが了承なしに自分を店の後継者にしているらしいことと、ジョンウがちょっとアレなプレイをそれとなく要求してくることと、何故かその辺の事情がいろはに垂れ流され薄い本の題材にされていること。

ソ・ヨンホ

英語名ジョン・スー。シカゴ出身。町の人の憩いの場、喫茶店「SWITCH」のオーナー兼店長。ドヨンの高校時代の先輩。

非常に義理堅く愛情深い性格で、世話好き。困っている人を見捨てておけずつい世話を焼いてしまうため、巻き込まれることも多々。だが町の人には愛され信頼されている。ドヨンが父親を亡くしてから道を踏み外さずにいられたのは、高校時代辛抱強く面倒を見て正しい道を示してくれたヨンホがいたから。そのため娘を預けるほど信頼している。

不憫なほど女運がなく、また騙されやすい。婚活サイトで詐欺を釣り上げる確率80%、ドヨンに「うちの詐欺課に配属したい」と言われるほど。気にしていない風を装っているが、実は自分のストーカーが名前に危害を加えさらに自分を刺したことがトラウマになっていた。だが自分を庇おうとしたマークや名前が気にするので隠している。

最近ジョンウとユタの手引きで同性愛者の集まるクラブに行き、その店のカウンターでおでんを食べていたテイト(クラブの2階に間借りしていただけなので彼自身は同性愛者じゃない)に一目惚れ。「バニラアイス」と勝手に呼びアプローチしているが、テイトの双子の兄であるジェヒョンには目をつけられている。元々愛情が激しいタイプなので、アプローチは若干暑苦しくうざい。食べ物で必死に気を引いているが、バニラアイスはなかなか溶けない。

温厚な性格で、普段からあまり怒ることはないが、ひどく心配した時や誰かを傷つけられた時は冷たくも激しい怒りをあらわにする。冷静で頼れる大人として相談を持ち掛けられることも多い。だが実は喧嘩が弱く、すぐボコられる。いろはとマークが狙われた際はどれだけ殴られても居場所を吐かず、以前刺された傷も悪さして病院に搬送された。

ドヨンのことを大事に思っているため、クンに若干の不信感を抱いている。またドヨンに名前という家族が出来たことを嬉しく思っており、名前に言いよる男がいることを内心よく思ってはいない。だが名前自身相手をぼろくそに言っているので口は挟むまいと思っている。

セラピストのテンは友人で、刺されて以来彼の同僚のテイルの治療を受けている。カバディ大会で負け、女装を経験しているがその写真は絶対誰にも見せたくない(それをちらつかせられるとテンに逆らえない)。





チョン・ジェヒョン

ドヨンの同僚、部下。優秀な警官で勘が鋭く、事件に対する反応からドヨンの違和感に気付いたほど洞察力に優れている。あだ名は餅、桃。

非常に正義感が強く、犯罪者には冷酷なほど厳しいが、公平な性格のため犯人の事情も考慮することがある。腕っぷしは強いが若干馬鹿力タイプ(技じゃない)。署内では若手だが遠慮も容赦もなくズバズバと物を言ってしまうため、ドヨンと同じく年長者には可愛くないと言われている。だが彼自身は割と忠犬タイプでもあるので、ドヨンやテヨン、警部には可愛がられている。

担当した事件の犯人が行方不明になった際ドヨンの違和感に気付き、その頃監禁から軟禁に移行していた名前に接触、彼女の義父の事件から情報を得ようとするが、逆にミスリードされてしまう。いろんな意味で、ドヨンたちの結婚のきっかけを与えたのは彼。名前の義父が殺された事件も担当しており、行方不明だった彼女をずっと案じていた。そのため本人たちには言わないが、少なからず負い目を感じている。

情報屋として元蛇頭のウィンウィンを雇っているが、悪友のような関係でもある。ウィンウィンが名前に構えば構うほどドヨンの自分に対するあたりがきつくなるので、勘弁してほしいと思っている。そして自分をしつこく餅呼ばわりする名前とニナにも勘弁してほしいと思っている。

ロンジュンとチソンを補導した際ジェミンの家でいろはと出会い、一目惚れ。そこそこ年の離れた10代の少女ということと、ユタの従妹ということがネックとなっていたが、ジェミンの告白に触発され同時に想いを告げる。いまいちいろはには響いておらず、自分がBL妄想のネタになっていることが悩み。周囲にはロリコン扱いを受けている。泣きたい。

ジェミンやジェノは恋敵の関係だが、会うと大人げなく喧嘩する仲。ジェノは分署の後輩として可愛がる一方で、真面目な彼をからかって圧をかけている。ジェミンにはちょいちょいおっさん呼ばわりをされるので腕力で対応しているが、ジェミンの境遇には同情しており、警官として助けになったりしている。

長年一人っ子として育ったが、実は生き別れとなった双子の弟ジェオンがいた。彼が子供の頃ニューヨークに住んでいたのは両親がジェオンを探すためだった。その後グレイソン家に養子に出されテイトと名前を変えた弟から手紙が届き、交流するようになる。今では立派なブラコン。テイトがクラブの2階に間借りしていることも、ヨンホにアプローチを受けていることも本当は許しがたい。

キム・ジョンウ

工学専攻の大学生。資産家の家に生まれ、身寄りを亡くした今は会社などを売り払い、莫大な財産といくつかの土地を運用している。金のせいで母親を殺されたこともあり、必要以上に儲ける気はあまりなく、運営も堅実タイプ。

幼少期は両親に愛され幸せに暮らしていたが、父が亡くなり会社の運営に困った母が再婚した男とうまくいかず、また同性愛者であることをその義父に責められたことで完全にひねくれる。その後義父に母親を事故に見せかけて殺されたことから復讐を計画するようになる。

管財人としての義父を尊敬する不幸な相続人を演じつつ、義父が自分を殺せないよう計画しまずい証拠をそろえていた。しかしその後ヨンホの店で働くマークに一目惚れし、ドン引きレベルの猛アタックの末に友人の座を手に入れる。頻発する強盗殺人事件に目を付け、義父がそのターゲットとなるよう誘導、犯行の証拠をマークに託して高跳びしようとした。だがドヨンに自分がシリアルキラーであることを明かされ、マークを守りたければそばにいろと契約を交わす。その際採取された血液は今でもドヨンが保管している。

自分がドヨンの秘密を知っていることはマークに言わず、見返りを要求せず彼を守ることを約束していたが、花屋事件で名前たちを保護した際、マークにそのことを明かす。直後彼らを守ろうと花屋に刺され、生死をさまよった。その事件がきっかけでマークに想いを受け入れられ、マークの誕生日には母親の形見の指輪を渡してプロポーズした。

ジョンウ自身は一般人だが、ウィンウィンのことを知っているなど、裏社会について多少の知識はある様子。ドヨンの秘密を知ってからは儀式の間ニナを預かったり、アリバイを用意したりと外から協力するようになる。一度だけ、雑貨屋の事件で儀式に参加した。

ドヨンから免許証を取り上げられている名前の足代わりにされることが多い。またDIYや教室や何かのトラブルなど、人手が必要な時に使われる。「マークのため」と言ってはいるがなんだかんだお人よし。本人は隠しているが実はマザコン気味。打たれ弱く、実は結構泣き虫であることはマークだけの秘密(マークはそういうジョンウが可愛いので独り占めしたい)。

自身が在籍する大学の文化祭でミスコンに出場を強制され、女装を披露している。いろはを巻き込んだ挙句その美貌で優勝を勝ち取り、最終的にはマークに「女装萌え」という新しい扉を吹き飛ばさせた





ナ・ジェミン

あだ名はナナだが名前以外に呼ばれると怒る、場合によっては殴る。元不良と言ってはいるが今でもゴリゴリの不良なので、顔に似合わず柄が悪い。

幼い頃借金まみれの両親に捨てられるようにして従姉の名前の家に預けられる。その後8歳の時彼が借金取りに売られるのを危惧した名前によって遠くの駅に置き去りにされた。まともな教育を受けたことがなかったため帰ることも名乗ることも出来ず、そのまま保護される。

施設で冷遇され、里親も虐待で逮捕されたことから家出、行方不明になる。その後ソウルで麻薬の運び屋をして生計を立てていた。雇い主の売人がテヨンに逮捕されてからは歓楽街で掏摸やおやじ狩りを繰り返していたが逮捕され、運び屋時代の得意客だったユタに引き取られる。彼の助手として弟子入りし、薬物依存のリハビリを受けながら探偵の道を目指すようになる。

運び屋時代からユタに雇われ彼の手先となって情報を集める「遊撃隊」のリーダーだった。ジェミンが探偵の仕事に忙しくなったため遊撃隊はリーダー不在状態だが、子供達はジェミンを慕っており、彼以外のリーダーを置くつもりはないらしい。またジェミンは非常に喧嘩が強いので、他の不良たちも遊撃隊に手を出すことはあまりない。

幼少期自分を庇い守ってくれた名前のことを慕っており、記憶障害を抱えながらも彼女を天使と思っていた。唯一の味方と思っていた彼女に捨てられたことから怒りを抱え込み、依存症回復プログラムの一環でテンの治療を受け、ナイフを貰う。その後誤解が解けてからは名前を守るために尽力するようになる。好物は名前が作るナポリタンと、いろはの作った卵焼き。

ユタを訪ねてきたいろはと接していくうちに彼女を好きになり、アイス事件を機に告白した。恋敵のジェヒョンやジェノに舌禍を振るい、特にジェヒョンには大人げなく「おっさん」呼ばわりして絞められている。またいろはや名前とは違った意味でユタのことを非常に慕い尊敬しており、彼の命令に忠実。ユタのため、いろはを守るために遊撃隊を動かすことも多い。

趣味は料理だがすこぶる評判は悪い。ストレス発散法はロバート君を殴ることとチソンを愛でること。ユタが用意したアパートは安く狭いが、行き場のない不良たち、とくにロンジュンやチソンのたまり場となっている。

ジョンウとは違った意味でマザコン気味だが、母親の愛情をいっさい知らずに育ったジェミンにとって母親とは名前のことである。ユタに「母性と恋愛を履き違えるな」と釘を刺されるが、いろはに求めているのが母性でないことをしっかり伝えたうえで告白した。

中本悠太

通称ユタ。日本人の探偵。テヨンの情報屋であり、恋人。裏社会と繋がりがある。ジョンウの依頼で名前のストーカーを調べるうちに彼女と知り合った。

高校の時家族と移り住んだ韓国で、外国人であることを理由にいじめを受けていた。そこに付け込んだ教師と付き合い始めるが、結婚を控えた教師に捨てられた挙句、保険として同性愛者であることを学校中に広められた。それがきっかけで家出し、酒と薬に溺れて身を持ち崩してしまう。

元々の洞察力と、自衛のために身に着けた対人能力を活かして探偵となる。頭角を現すものの、当時は薬物依存のせいで仕事にムラがあった。ある依頼を受けた際ビョン・ベッキョンと探偵を二股されたことに激怒するが逆に彼に厳しく批判され、ベッキョンを殴った。ユタがベッキョンを怖がるのは彼が危険人物ということもあるが、それ以前にかつて思い切り殴ったことを根に持たれているのではないかと心配だから。

テヨンに事件の捜査を依頼され、その際「薬物を断てばさらに報酬を支払う」という提案に半ば意地とラリッたテンションで乗ってしまう。直後馴染の売人が逮捕され、自身はリハビリ施設に放り込まれる。その後依頼を解決するが、捜査対象がテヨンに逮捕されるのを見てはじめて彼が警官と知り、逃げ出す。引っ越しまでするがすぐに見つかり、このままリハビリを続けるなら情報屋として得意客になると持ち掛けられ、さらに薬物についても見逃すと半ば脅迫される。

テヨンと付き合ってからは彼の同棲の誘いを断り続けていたが、先生に拉致された事件の解決後、先生の逆恨みによって自宅兼事務所を壊されたため、転がり込むという名目で同棲を始めた。その後も先生に拉致され脅迫されるなど、恋愛運のなさはヨンホに引けを取らない。

馴染みの売人の運び屋だったジェミンとその仲間の不良たちをシャーロック・ホームズを真似て「遊撃隊」と呼び、情報屋として雇っていた。その後ジェミンの身元引受人として彼を保護し、リハビリを受けさせつつ探偵スキルを仕込む。ジェミンに対しては師弟とも親子とも兄弟ともつかないような愛情を持っており、ユタが依存症再発を恐れる一番の理由は、ジェミンのリハビリに影響が出ることを恐れているから。

中毒時代自分を心配してやってきたいろはには負い目と感謝を感じている。過保護な従兄。いろはに想いを寄せるジェヒョン、ジェミン、ジェノに対して辺りをきつくすることがままある。

最近の悩みはいろはが自分とテヨンをモデルにした薄い本を書いて売っていることと、事務所に置いてある木彫りの「魚を食す熊のアンディくん」(名前作)がこっち見てる気がして怖いこと。テイルの治療を受けている。





イ・テヨン

ドヨンの同僚であり先輩警官だが、階級でいえば部下。ユタの恋人。女子力高めの乙女だが、ユタに対しては満月の狼。いろはの母(的存在)。

優しく涙もろい、義理堅い性格。またお人よしな面もあり、名前が過去を打ち明けた際は一度会っただけの彼女のために涙を流したほど。その反面正義感が強く、犯罪を憎む気持ちは強い。真面目な警官だが規則一辺倒ではなく、場合によっては警官としてではなく自分の正義を優先する。

自分が担当した事件の犯人が法を逃れた際、何とか起訴出来ないかと証拠を集めるためにユタを雇った。その際「優秀だがヤク中の日本人」という噂は聞いていて、同性愛者ということも実は知っていた。だが切羽詰まってユタを訪ね、荒れ果てた捨て猫状態の彼に一目ぼれした。そのため最初は情報屋として雇うだけのつもりだったものを、急遽リハビリ施設を予約した。予定外の出費なので経費では落とせず、それなりに経済的には切り詰めていたが、ユタには余裕があるふりをしていた(ユタはそのことを知ってリハビリ代を返すと粘ったが、最終的に一晩かけて物理的説得を受け、折れた)。

ユタのことを誰よりも大事に思っており、彼に何かあると面倒くさく病む。大の大人の男が椅子の上で膝を抱えて拗ねたりする。またユタの人生を壊した先生のことは心の底から憎んでおり、彼が前の事務所を壊した際にはバッジを外した状態で殴り飛ばした。警官としての誇りを持ってはいるが、ユタのためなら捨てられると言っている。

いろはがユタの婚約者を名乗った際は闇堕ち仕掛けたが、今では妹か娘のように可愛がっている。だが過保護な父親タイプのユタよりは融通が利くらしく、ユタに要求を通したいいろはに、ユタの幼少期の写真で買収されることもある。

またユタを通じて知り合った遊撃隊のことも案じていて、ジェミンのことも可愛い弟分のように思っている。あまり言わないのでわかりにくいが名前に恩義を感じており、ユタを助けた彼女のことを信頼している。クリニックの下でたびたび待ち伏せするのもそのせい。

甘いものが大好きで、ヨンホの店で新作が出ると必ず食べる。マークに美味しいお店を教えたり教わったりしている。休日はいろはと料理をするのが楽しみ。悩みは自分の家族(主に姉)がいろはに色々吹き込んでるらしいこと。

ウィンウィン

本名不明(ジェヒョンは知ってるけどゲロッたら殺すと言われてるので言わない)、通称ウィニ。表の顔は若きイケメン酒屋店主、裏の顔は元蛇頭の情報屋兼人脈屋。

組織では有能かつ戦闘能力も高い若手ホープとして期待されていた。だがある事件を機に組織を離れることを決意。死をも覚悟したがクンの手引きで渡韓、彼が手を回したおかげで組織はウィンウィンに手を出せなくなった。詳しくは語りたがらないが、ウィンウィンがドヨンについて調べられなかったのはクンの圧力が怖いからというより、恩があって逆らえないから。あとマフィアが蛇頭を黙らせられるくらいにはヤバい組織だとわかっているから。

ジェヒョンの情報屋。警察自体は嫌いなので基本ジェヒョンの依頼しか受けない。ジェヒョンとどこで知り合ったかは謎(というか未定)。だがジェヒョンのことは純粋に友人として大事に思っているようで、彼を引き合いに出されるとすぐに引く。

飄々としてどこか腹立つ口調をしているが、半分わざと。名前に好意を持ちアプローチをしているが、当然相手にされていない。初対面の印象が悪すぎた。ちなみに彼女にキスしてドヨンを怒らせたことに関してはジェヒョンからばっちり怒られている。冗談みたいなことしか言わないが、実は結構真剣に名前を好き。

ジョンウが義父を死に追いやったこと、マークが父親の仇を取ったこと、そして名前の義父の死にドヨンが何らかの形で関わっていることなど、いろんなことに勘付いてはいる。だが「その辺突っ込むとマフィア怖いしお姉さんに嫌われちゃう」から触れない。





チェン・クン

中国に拠点を置くマフィアの後継者だが、今はソウルで活動している。後継者なので部下たちは当然「坊ちゃん」と呼ぶのだが、18くらいになってからそう呼ぶと銃を向けるようになった。でも呼ばないと彼の父親に撃たれるので皆命懸けで呼ぶ。

町の中国人コミュニティを支配しているが、悪さをしなければ無辜の堅気には手を出さないし、良心的な地代以外に何か(みかじめ料的な)ものは要求しないし、警察より頼りになる、と思われている。ユタ曰く「古き良き、江戸の任侠ヤクザ」。
(“ヤクザ”は一説では“夜叉”が転じたと言われており、本来は自警団のようなものだったらしいです。これを作者に教えてくれたのは高校時代通っていた塾の現国・古文・漢文の先生。あだ名は「おっさんミッ○ーマ○ス」。ありがとう)

彼の母親がストーキングされた際その父親が対処し、その影響でドヨンの母親にターゲットが移ってしまった。そのためクンには最初からドヨンに対する負い目がある。ドヨンが14で最初の儀式をしようとした時からの付き合いで、彼の衝動を知りながら無償で公私ともにサポートしている。

本当は内心名前が気に入らない。それは幼馴染のドヨンのそばにいる彼女を信用していないというよりは、ドヨンが自分より明らかに名前を信頼し、自分には絶対に参加させてくれない儀式にも最初から参加しているから。ドヨン大好きっ子。指摘すると銃を抜くので注意。にっこりおっとりインテリマフィアみたいな顔をしているが、実際は結構拗らせたお子ちゃまマフィア。言うとバラされるので注意。

実は婚約者がいるし、クンが名前たちと会う時はいつもそばにいるのだが、その婚約者はクンの護衛なので気配を消している。名前とジェミンとユウが探偵事務所でボコられていた時(ボコられてたのは主にジェミン)、廊下にいた敵連中を片付けたのも婚約者氏。あとクンはドヨンに負けず劣らず嫉妬深く独占欲が強いので、皆に会わせるつもりもない。
(実はこの辺の設定は僕じゃなくフォロワーの妹子a.k.aれもんちゃんさんが考えてくださいました。ありがとうれもんちゃんさん)

チッタポン・リチャイヤポンクル

通称テン。名前、ジェミン、ベッキョンの担当セラピスト。タイ人で、本名は誰にも覚えてもらえない。ちゃらんぽらんに見えるがちゃんとしたセラピスト。

花屋の事件で殺意を理解してしまった名前を担当した。彼女に怒りをコントロールするための訓練をし、スイッチとなるナイフを送った。そのナイフはそれぞれ違うもので、ジェミンとベッキョンも持っている。

過去に色々と荒れていたらしく、彼自身ナイフで怒りをコントロールしている。友人であるヨンホはその辺の事情を知っていて、相談にも乗っている。だが友人関係であるため彼の治療はあえて担当せず、同僚のテイルに任せた。ナイフや象、豹の理論は恩師から教わったもの。

セラピストとしては優秀かつ真面目で、患者にも信頼されている。「ふざけてるけどいい先生」「たまーに“ざけんな”って殴りたくなるけど、いい先生」「いい先生だよ、頭おかしいけど」と散々なことを言われたりしている。

週末のカバディ大会では無敗記録保持者だった。最弱王のテイルにコスプレさせて仕事させるという羞恥プレイを楽しんでいたが、カバディの後のバナナ馬(タイの竹馬的な遊び。詳しくはエンラ・チェンマイ編を参照)で負け、テイルと共にコスプレすることに。だが本人は結構ノリノリで女装している。ちなみにだいたいいつもテンが貧乳、テイルが巨乳という設定。テン曰く「僕は足で勝負」。馬鹿である。

当面の目標は真顔姫を笑わせること。だが本気なのか冗談なのか、テイルのコスプレで笑わせることに執着しているようで、戦果は思わしくない。女装ネタ目下募集中。最近の悩みはいくら誘ってもジェミンが女装に付き合ってくれないこと。





ムン・テイル

通称「珍種の変態」。テンの同僚のセラピスト。エリートで非常に優秀だが変わり者で、曲者揃いのクリニックに就職した。受付のイェリとはおふざけ仲間。

テンのように怒りを抱えた特殊な患者を診るわけではなく、ごく普通に悩みを抱えた患者を診る。診察中は真面目なため、患者の信頼も厚い。また彼自身優秀なので患者にも高尚な脳みそを持った人がよく来る。

潜入中の捜査官に相談を持ち掛けられたせいで命を狙われたことがある。強盗がイェリを人質に取った時には冷静かつ毅然と人質交換を提案していた。またクンと話をする際にもマフィア相手に物怖じしないなど、かなり肝の据わった性格。どんなコスプレにも真顔対応な名前にも負けずコスプレを続ける心臓毛むくじゃら系男子。

カバディ最弱王の名をほしいままにしている。クリニックの待合室には彼の歴代女装写真が飾られているが、本人は結構気に入ってる。罰ゲームでコスプレのまま仕事する際は、そのまま患者を診るのでかなり動揺を誘っている。いいのかセラピストとして。名前を笑わせるためと銘打ってテンとイェリにカバディ関係なくコスプレさせられているが、貝殻ブラ以外は無抵抗だった。

最近の悩みはニナ含め託児室の子供達が自分を見て号泣することと、いろんな人に「テイル先生がまともな恰好してるとそわそわするね。なんか怖いね」と言われること。彼はいつだって大真面目。コスプレする時も大真面目。テンに負けず劣らずに変態バカ。

ファン・シューシー

韓国名ウォン・ユッケイ。香港出身の留学生。通称ルーカス。あだ名の由来は「顔の濃さがルーカス」というヘチャンによるもの。ヨンホの店の常連でマークと仲良くなった。

背も声もアクションもでかく、「一挙手一投足が3D」。常にテンションは高め。香港出身で英語が堪能なため、韓国語と英語の混じった喋り方をする。通称「ルー語(not大柴)」。ああ見えて5人きょうだいの長男なのでしっかり者だが、やかましさはきょうだい随一。下に増えるたびに隔離されるようになり、母親に「あんたがいると阿鼻叫喚の地獄絵図になる」とまで言わしめた。

マークの紹介で出会った名前に一目ぼれ。当初は彼女とドヨンが兄妹だと思っていたからだが、夫婦と知ってからも彼女を「ヌナさん」と呼び、アプローチを続ける。ふられると凹み、打たれ弱いが復活は早い。

性格は素直で元気いっぱいのいい子タイプ。あんまり疑うことを知らなそうだが、それでもウィンウィンがちょっとやばそうだなということには勘付いている。動作がいちいち大きいので料理などには向かず、包丁を馬鹿力で圧し折ったほど。

マークのことは友達として大事に思っていて、過去何度かの危機やトラブルの際にもかなり心配していた。またドヨンが死んだときには「付け入るような真似はしない」と名前から距離を取っており、そのせいでドヨンの生存や名前の妊娠をしばらく知らなかった。

名前のことは真面目に好き。でも彼女が色々と苦難を乗り越えて今家族といられるという事情をある程度わかっているので、「駄目だよな、たぶん」と内心思っている。あとマークに友達が増えたのが嬉しいけど寂しい。ジョンウに対してはマークの隣を奪われたこともあり、ちょっと複雑。





ジョン・チェンラー

通称チョンロ、さらに略してロロ。クンの部下であり秘書的役割を担っている少年。親の代からマフィアの構成員なので顔に似合わず言動は完全にマフィア。クンとは親戚でもある。実家は中国随一の富豪であり、総資産額はクンをも上回る。

雑貨屋の事件でドヨンの依頼を受け、クンの命令で雑貨屋を探っていた。絶対に誰にも言わないがクン兄大好きっ子で、クンがドヨンのことばかり構うのが気に入らない。ウサギ、ハゲろと思っている。名前のことも本当はあまり気に入らない。クンはそれがわかっていてわざとチョンロの前で二人を構ったりしている。可愛がられてます。

クンが仕事で無茶ばかりするので手当てには慣れていて、医学の知識も多少ある。またクラッキングも得意で、警察のデータベースにアクセスすることも多い。能力はブレイン寄りだが一応銃も扱える。

クンの血縁ということもあって10代ながら組織ではそれなりに出世している。またクンに唯一口答えでき、暴走した時は説教も出来る存在であるため、部下たちとの板挟みにされることも多い。





イ・ドンヒョク

ルーカスの後輩でマークの友人。元気いっぱいおちゃらけ大学生。成績は結構優秀で、友人には「頭いいのに馬鹿」と言われている。

ヨンホの店の常連である名前を見て勝手にシングルマザーだと思い込み、アプローチ開始。夫がいると知っても諦めなかった。4人きょうだいの長男なので子供の世話には慣れていて、ニナを可愛がっている。

友達想いな性格で、あまり口には出さないがマークが事件などに巻き込まれるとその都度案じている。ジェノとも仲がよく、ジェミンやロンジュン、チソンなど遊撃隊とも付き合うようになった。よくジェミンの家にお菓子を持って転がり込んでいる。チソンをはじめ学校に通わない子供達に教科書のコピーをあげたり、わかりやすく教えたりしている。面倒見がいい。

胸と足なら胸派。曰く「男は自分にないものを相手に求めるものだ」。マノの胸を注視してよくマークに殴られている。





イ・ジェノ

ドヨンの部下の新米巡査。真面目で優秀で正義感も強い。素直な性格なので上司たちにも可愛がられている。

ソウルで最速最年少の警部補となったドヨンを尊敬しており、彼を目標に日々務めている。警察内の組織政治には敏感だが疎ましく思っており、強いて言うなら「警部補について行く」。そのため態度には出さないが一部の警官(若手で活躍するドヨンを疎んだり、警部の足を引っ張ろうとする連中)のことを嫌っている

ドンヒョクの友人で、ジェミンたち遊撃隊とも付き合いがある。実は遊撃隊とはそれまでも勤務中に接触があり、トラブルを起こした遊撃隊を助けたり、厳しく説諭したりしている。子供達からは「頼りになるけど、頼りない」「優しいけどしょっぱい」「いじられキャラ」「口うるさい教師タイプ」と言われている。警察に懐疑的なジェミンもジェノには好意的で、遊撃隊にも何かあれば彼を頼るようにと言っている。

ドヨン宅の夕食会に呼ばれた際には、憧れの警部補を前に舞い上がっていろはの存在に気付いていなかった。だがその後再会し一目惚れ。ジェヒョンとジェミンの2人から圧をかけられるようになったと同時に、ジェミンと二人でジェヒョンを「おっさん」と煽っている(ジェヒョンは一応上司)。

ファン・ロンジュン

遊撃隊メンバーの一人でジェミンの親友。中国人。通称ロン。学校にはほとんど通っておらずバイト漬けで、力尽きては家に帰らずジェミン宅に転がり込んでいる。

父親はクンがいるマフィアの構成員。折り合いが悪く家に居づらいため家出を繰り返しており、ジェミンがユタに弟子入りするまでは彼と一緒に路上生活をしていた。はかなげな美少年風だが、中身はしっかりと野郎。口が悪いが勉強をしてこなかったので語彙が少ない。

学校を飛び出し家にも帰らず街をさまよっていたところを不良に目をつけられ、暴力を振るわれていた時にジェミンと出会う。当時から不良少年たちのリーダーだったジェミンに助けられ、「行き場がないなら俺と来い」という彼とついて行くようになった。当時不自由だった韓国語もジェミンに教わったため、若干品がなく敬語も苦手。

ジェミンに対しては恩を感じており、ドラッグの問題を抱える彼が子供達を薬から遠ざけようとするのを見て、自分が目を光らせるようにしていた。薬に溺れて正体をなくしたジェミンのそばを離れず守り、錯乱した彼に殴られても決して離れようとはしなかった。今では探偵を目指すジェミンの代わりに子供達をまとめ上げ(だがリーダーには向かないとジェミンにも言われている)、遊撃隊としてユタに協力している。

当初ジェミンの客だったユタを嫌っており、警官の情報屋としてジェミンを雇おうとする彼に懐疑的だった

名前の顔は好みだが、体が物足りないらしい。これを言った直後彼女に殴られている





パク・チソン

遊撃隊のメンバー。ジェミンがロンジュンと露骨に差をつけて可愛がってくるので、ロンジュンに睨まれている。ジェミンのことは暑苦しく思っているが、リーダーとしての彼には忠実

親は硬い職業のエリートで、息子にあまり理解がなかった。学校でひどいいじめにあい追い詰められていた息子にも冷たく、勉強や内申点などでさらに追い込んでいた。限界に達していたチソンを拾ったのがジェミンで、学のない自分に勉強を教える代わりに居場所を与えていた。またチソンのいじめを知った時点でジェミンはロンジュンを含む数名で下校途中の加害者たちを襲撃し、穏便に懲らしめている。

その後ジェミンがチソンを守るため、脱色していた髪を黒く染め、ユタに服を借りてジェミンの学校の生徒会長に成りすまし、口八丁で丸め込んで転校を了承させた。以降チソンは好成績と引き換えに自由(という名の無関心)を得て、学校をさぼってはバイトに精を出すようになった。

自分を守ってくれただけではなく、漢らしく自分を鍛えてくれるジェミンを当初は純粋に慕っていた。だがそのキラキラした目にジェミンが愛情を爆発させたためにドン引きし、今では若干うざがっている。細身だが成長期もあってにょきにょき背が伸びていて、ジェミンやロンジュンに鍛えられたおかげで喧嘩も強くなった。だが顔が子供なので油断される。

ジェミンが探偵になるため忙しくしていることには寂しく思っているが、ユタのおかげで薬から足を洗えたことは喜ばしく感じている。

ヤンヤン

本名不明。何かとトラブルを招く真顔姫を守る「森羅万象チーム」の一員。非常に戦闘能力が高く、火力も高い。様々な武器・兵器に精通しており、一番のお気に入りはグレネードランチャー。

幼いうちから殺し屋としての教育を受けており、殺傷能力や語学力などその腕は一流だったが、訳あって殺し屋組織を抜け、カナダのとある捜査機関に保護された。そこで一から教育を受け直し、保護監察官兼ハンドラーの捜査官のもとで仕事をしていた。その後その捜査官がシロツメクサの捜査に加わることとなり、情報を得るため潜入した。

潜入から数年後、ハンドラーから日本の公安警察に引き合わされ、クオから名前救出を依頼される。慎重に立ち回り、名前の見張り役の座を勝ち取り、彼女の脱出を手引きした。

生い立ちから善悪の判断は独特で、殺人に対する抵抗感は全くない。だからこそシロツメクサの傲慢な思想を嫌っており、ハンドラーもその揺るがなさに目をつけて潜入させていた。また元殺し屋故の嗅覚で名前やドヨンのある種の異常性にも勘づいているが、危険性はないという判断で気にしていない

職業柄、仕事と関係のない友達を持ったことがなかった。そのためヘンドリーとシャオジュンのふたりのことをとても気に入っており、友達として認識している。ハンドラーに対して忠誠を誓っているつもりはなく、完全な損得勘定で従っているにすぎなかったが、シロツメクサへの嫌悪感とチームの仲間のため、今では積極的に組織撲滅を願っている。

“殺られる前に殺る”が信条なため、名前のようにお人好しゆえにトラブルを背負い込むタイプに苛立ちを覚えていたが、彼女の土壇場での胆の据わり方は気に入っている








シャオジュン

元蛇頭。本名は一応伏せてはいるが、雇い主のウィンウィンいわくシャオジュンというのは本名をただ略したもの。「森羅万象チーム」の一員。戦闘能力が高いが、銃火器を好むヤンヤンと違い、どちらかというとナイフが好き。

蛇頭の生まれで、幼い頃からウィンウィンに可愛がられていた。彼が組織を抜けたときは回りに“ウィンウィンは仕事でしくじって死んだ”と聞かされていたが、数年後ドヨンの依頼で蛇頭の伝を辿っていたウィンウィンからコンタクトがあり、彼の生存を知るとともに蛇頭を抜けることを決心した。

名前、ヤンヤン、ヘンドリーが安全に出国できるよう手配した。当局や組織の目を誤魔化すために船から飛び込むというのはシャオジュンの案だったが、ヤンヤンが名前に言い含めると思っていた。

蛇頭育ちのわりに常識人で、温厚な性格。蛇頭を抜けてからもウィンウィンに鍛えられているので、戦闘能力だけでいえばヤンヤンと互角だが、性格的に全く敵わない。当初は癖の強いヤンヤンとヘンドリーに若干怯えていた。

ウィンウィンを小さい頃から慕っていたことと、蛇頭から身請けしてもらった恩もあり、基本的には忠実。またその育ちから優しくもシビアな性格で、犯罪組織の捜査のために共闘はしていても自分が犯罪者だという意識はある。シロツメクサに対しても“世の中は理不尽なもの”というスタンスで見ており、傲慢な思想よりも人を犯罪者にするシステムに嫌悪感を抱いている。

ウィンウィンが唯一自ら本名を明かし、救出のためマフィアの力を借りてやっと手を切った蛇頭に命懸けで接触し大金を出して自分を身請けし、滅多に見せない涙を流すほどの相手をかなり気にしていた。その名前が既婚者であることも、自分をおざなりにして毎度死にかけているということも気に入らなく思っている。








ヘンドリー

マフィアに雇われた天才クラッカー兼技術者。本名はあるが死を偽装しているため、決して明かさないと決めている。「森羅万象チーム」の一員で、主にサイバー面と書類偽造などを請け負っている。

戦闘能力はそれほどでもないが機転が利き、即席で武器を作るなどしてその都度対処する。性格自体はひょうきんで明るく見せておいて、実はチームのなかで一番苛烈。好きな武器は火炎瓶。

幼いときに親をなくし、いとこのルーカス(ファン・シューシー)の家に引き取られた。大家族で家計が苦しいところを拾われた引け目があったため、特技を活かして小遣い稼ぎをしていた。当初は近所のPCや車、家電の修理をしていたが、やがて書類偽造などにも手を出すようになる。香港の民主活動家のために書類を偽造し、当局に逮捕された。その才能に目をつけたマフィアの尽力で釈放され、チョンロに雇われたものの、監視の目を振り切るためと家族を守るため、家に火を放ち死体を用意して死を擬装した。

マフィアに身請けされてからも収容所のトラウマが残り、アルコール依存に苦しめられた。酒浸りになり身投げ騒動まで起こしたことでチョンロに「拾ったことを後悔させるな」と叱られ、断酒を決意した。精神的になんとか安定した頃に名前救出の任務を任された、四人ぶんのパスポートや大使館の身分証明書を偽造した。

シャオジュンやヤンヤンほどシビアではなく、優しさや無茶無謀でトラブルを呼び込む名前の性格には理解を示している。また酒に頼る心の弱さを知っており、名前の依存症に気づいて引っ張りあげ、ジョンウを含めた三人で依存症のサポートグループを形成した。

同じ窓から飛び降りかけた縁で、マフィアに売られホステスとして働いている女性“メアリ”とボイスメッセージをやり取りしている。メアリのために借金を押し付けた伯父を探してマフィアにつき出すなどし、チームの仲間たちにあたたかく見守られている。








大崎将太郎

通称“タロ”、“地球の少年”。シロツメクサの組織の手先として働いていたが、名前に庇われたことがきっかけで組織を抜け、現在は捜査に協力しつつクオの紹介でユウのおにぎり屋で働きつつ、一般的な日常生活に慣れる訓練をしている。組織と接触できないよう、スタンガン仕様のGPS装置を足に装着している。

両親と韓国に来ていたときに交通事故で両親をなくし、轢いた犯人が罪に問われなかったことで人生を狂わされた。一度日本に戻り親戚に引き取られたが馴染めず、そこでシロツメクサに接触された。おっとりと明るく純粋な性格だったがそのせいで影響を受けやすく、シロツメクサの思想を植え付けられた。

悪は悪と断罪し、最大限報復すべきという考え方をする。また善人には徹底して尽くし、向けられた悪意にも真正面から受け止めてしまうため、名前に負けず劣らずのトラブル引力を持つ。純粋培養の思想を持っている上に、敵意などに無抵抗なところがあるため「ズッコケ地雷」と呼ばれることもある。

世界地図の服をよく着たり、大きな地球儀を持ち歩いていることから名前から「地球の少年」と呼ばれている。日本で行方不明になってからはソウルのシロツメクサの傘下の教会に住み込み仕事をしていたが、地球のモチーフに執着する理由は誰にも明かさなかった。

ハリムの指示で名前を尾行していたが、あまりに悲運な彼女を見ていられず接触してしまう。その後ハリムを探るため教会に来た名前に教会の真実を告げられ、クンへの伝言を託された。名前には恩を感じるとともに、そのせいで拉致された彼女に罪悪感を抱いている。

物騒で無防備な性格を問題視したクオにより町へ放流され、そこでトラブルから助けてくれたソンチャンに拾われる。ソンチャンの居候先であるジェヒョンにも心配され、遊撃隊に強制加入させられた。遊撃隊リーダーのジェミンのことは会うたびに怒鳴られ凄まれるため怖がっているが、善良な人として好感を抱いている。








チョン・ソンチャン

地方から出てきたごく普通の大学生。ソウルは家賃が高いため、親戚のジェヒョンの家に居候しているが、いろはの新作になることを危惧したジェヒョンはずっとそれを隠していた。将太郎のお世話役。

明るくさっぱりとしたひょうきんもので、世話好き。大学進学のためソウルに出て、そのままジェヒョンの家に転がり込んだ。人懐っこい性格で、ジェヒョンにも昔からよくなついていた。実はジョンウと同じ大学の後輩で、癖の強い性格のジョンウを面白がって構内でまとわりついている。文化祭で女装ジョンウ姫に票を入れたときは後で絞められた。

ごく普通の家庭環境で育ったが、ふとした縁で遊撃隊に加入した。子どもたちの面倒をよく見て、学校と縁の薄い彼らのために小さな教室を開いてやることもある。学業をフォローできないジェミンに重宝がられているが、その反面世話好きが行きすぎてあれこれ拾ってきてしまい、その都度絞められている。

喧嘩はそれほど強くないが、遊撃隊のメンバーで一番背が高いこともあり、絡まれることには慣れている。ジェミンに鍛えられたおかげでトラブル回避や反撃は得意。ごく普通の家庭で育ったごく普通の優しい子として遊撃隊では珍しい存在。

たまたま外出中に絡まれている将太郎を見つけ、友人のふりで救出した。将太郎の童顔から年下と思っていたが、年上とわかりその無防備な危うさを放っておけずに拾ってしまい、ジェヒョンの家に連れていった。それなりに責任感は強く、それ以来何かと面倒を見ている。

遊撃隊でも類を見ない、将太郎の複雑怪奇な思考回路を面白がっている。人里に慣れないおもしろポケモンを手懐ける感覚で世話をしているが、自分が一番仲がいいと思っているので、他の人のポケモンボールはその都度叩き落としたい姿勢。


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