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トーデス&レーベン

全体公開 2584文字
2019-01-27 14:51:14

名称:トーデストリープ&レーベンストリープ Todestrieb & Lebenstrieb
「死の欲動、生の欲動とも言う」「タナトス、エロスとも言う!」
能力:欲動の強化。衝動制御障害の誘発。
「俺は死へ向かわせる」「僕は生へ向かわせる」「バランス取れてんだから問題ねーよなー?」「ねー!」
解説:彼らは通常の人間には不可視の哲学人です。彼らを視認することは出来ませんが、異様な欲求と共に『囁く声』が聞こえることにより認知されます。
『囁く声』は常に二人組で、『例え死のうとも本能に従い破壊による安寧を求めよと騒ぐ少女の声』と『より良く生きるために快楽を求め本能のままに行動せよと穏やかに諭す少年の声』に分けられます。本能的な欲求を増幅させる性質から、■■研究所では前者をトーデストリープ、後者をレーベンストリープと呼称しています。
「俺無性なのに!」「僕は両性ー」
彼らの声を聞いた時、その声の内容双方と対応する抗いがたい欲求を感じ、多くの暴露者は欲求に従います。トーデストリープ、レーベンストリープどちらの欲求に従うかは暴露者の精神状態により変わりますが、どちらに従ったとしても身体的もしくは社会的な傷を負う結果となります。代わりに、欲求を満たしたときの幸福感、充実感は普段よりも大きなものであると感じます。
「二択を出されるとどっちかに従いたくなる不思議!」「それ別の心理学さん!」
『囁く声』の内容は、一つの物事について相反する欲求を示すこともあれば、全く異なる欲求を同時に示すこともあります。また、目的や理由こそ異なるものの、同じ結果を求める場合があり、その場合は欲求に背くことは非常に困難となります。

彼らが哲学人ではなく心理的要因から成る幻聴と妄想によるもの(葛藤時の天使と悪魔のイメージ)であると考えるのは早計です。
少なくとも他の哲学人にはその姿が見え、それは天使と悪魔であるとの証言を得ています。
「要るから居るぞ」「居るから居るって言われたんだよ」「そだっけ」「ううん、それは僕らじゃないけど。僕ら含んでた人が」
対応:彼らの存在を知覚した職員は、即刻研究所の心理学部に報告の後、診察を受けること。また、どのような場合であれ彼らの言葉に耳を傾けないこと。
哲学人『超自我』の捜索を行う。

彼らの影響により発声したと考えられる一般事件は■■■■件に及びます。
「必要とされたんじゃない?」「わかんなーい。でも楽しいからいいですよねー」「要らなくても居るからな」
発見経緯:犯罪心理学者■■■氏により存在は示唆されている。





「かみさま楽しそうだもんね」

「かみさま楽しそうだからな」

「僕らも来ちゃった」

「俺は巻き込まれた」

「引っ張ってきた!」

「俺はそん時自我なかったんだぞ?」

「僕にはあった」

「存在非存在のない発生以前の原初に回帰するのが?」

「トーデスの目的ー!」

「戻りてぇー! 普遍的無意識で寝ていてぇー!!」

「だってトーデスが居ないと僕が一人になっちゃいますよ。バランス悪いですよ」

「俺ら二人でイドですもんねー」

「だからトーデスのビジュアルも僕が決めたげたじゃないですか! 僕の正反対! きゃーカッコイー!」

「レーベンはなんでそんなカッコなわけ?」

「僕らが今までいたところの人が楽しそうだって思ったのが僕の始まり。かみさまといえばやっぱり天使!」

「生が天使なら死は悪魔!」

「ぴろりろりろーん! 拾った財布の中身は自分が良く生きるために使いましょう。美味しい物を食べてふかふかのお布団で眠るために使いましょう」

「じゃっじゃーん! 人のモンを奪っちまおうが犯罪だろうが関係ねぇ! やりてぇことをやりゃいいんだよ! 足りねぇなら強盗でも何でもしちまえ!」

「トーデス悪役ー」

「レーベンもだろー?」

「そんなー僕は頭の中の天使なのにー」

「本物の天使は超自我じゃん?」

「あはははははははははは!」

「怒られるぞー! 俺らイドだぞー!」

「堕天使って悪魔だぞー?」

「ひゅーっ! さいこー!」



こいつら犯罪作成機なんで早くどうにかしてほしいんすけど。
まーた見えないからって居ないもんとして扱うんすか。そりゃこいつら自身は物理干渉してこないっすけど……。-機動部隊員■■■



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