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ともだちのトモダチの話

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2019-07-01 21:07:58

妖怪ウォッチほとんど嗜んでないけど、妖怪のせいな夢を見て寝ぼけた妄想吐き出し(出てくる固有名詞は夢の中の話であり、実在の方とは関係ありません)

ーー大切な「ともだち」達が奪われた。

某駅前通りの裏手の路地でワレワレを含め複数の人が襲われ「ともだち」といた人はそれらを連れ去られた。
その「ともだち」ーー妖怪と呼ばれる、人の世に知られながらその世の外にある存在だーーを取り戻すべく、ワレワレはある人物を追っていた。

ハザマ・ソウイチロウ。

過日襲われたとき犯人が口にした名前をもとに調べを続け、ようやくその影に追いついた。おさえるべきは末端の実行犯ではなく、その黒幕だ。

夜に沈んだ物陰から見る彼の持つアタッシュケースから、なにかが無秩序にもごもご蠢く気配を感じる。
人ならぬその気配はしかし、おぞましさよりも困惑が勝っている気がした。

ーー囚われた「ともだち」が詰め込まれているのかもしれない。

今だ、と思うと同時に体がはじけるように飛び出し、背広姿の壮年に向けて殺到した。
そばにいた秘書を突き飛ばし、その勢いでソウイチロウの身体を抑え彼の頸動脈に力を込め、耳に要求を突き立てる。

「『ともだち』をーー返してもらうッ」

だが、アタッシュケースを持つ彼の手の力は緩まなかった。
証拠があるのか、と逆に問われる。

アタッシュケースの気配だけでは当然証拠にならないが、ワレワレは過日の襲撃の被害者だ。大きな某駅前通りから一本入った裏手の路地で、ビルに囲まれた谷間のようなこういう場所だった……といったところで自分の視界が痛みとともに大きく横にブレた。

ソウイチロウの秘書が人ならぬ長さの腕で、ワレワレの身体を薙いでいた。

秘書がいるのは分かっていたけど、その秘書が妖怪だったなんて。
いや、あれだけ他人の「ともだち」となった妖怪をさらってるんだから、彼の身近にもいないわけなかったか……己の短慮を悔いても遅い。

ーーーーあのときの「ハズレ」だったか。ハズレとはいえこれを知られたのでは、このまま返すわけにはいかんな。

遠くソウイチロウの声が降る。秘書妖怪の足音が迫る。
攻撃の衝撃で、スマフォも飛ばされ手が届かない。このまま自分ごと真相を葬られるのか。せめてスマフォが使えれば……

痛みにうずくまるワレワレの脳裏にある画面が浮かぶ。記憶が記憶をつなぎ、ある発想をもたらした。
ワレワレに妖怪のともだちはいない。だけど、恐ろしくも憎めない愛嬌を持つ妖怪達の世界にやってきた、愛すべきものがいるじゃないか。

妖怪の世界と『ともだち』になったーーーー『彼』が!


脳裏の閃きと、少し離れた自分のスマフォから光が放たれ、迫っていた秘書妖怪の攻撃を弾き飛ばしたのは同時だった。

ーーーーなんだ、その光は?「ハズレ」ではなかったのか!?

「ワレワレに妖怪のともだちはいないけど!”妖怪ウォッチ”とトモダチになった『ともだち』ならいるッ!」

発想を確信として据え立ち上がった胆力が、口上となってビルの谷間の空気を振るわせた。口上に応えるように、スマフォからの光が強くなる。
「”妖怪ウォッチ”とトモダチのともだち」という、首をひねる顔文字が出るような概念を口にしたワレワレを嘲るソウイチロウの声が聞こえる。だけど……

だけど、もう、揺るがない。
ワレワレは『彼』を、トモダチの『ともだち』を、喚べる。
確信が高揚とともに強まり、スマフォからあふれ出ていた光がひとつの形を取る。上下両端の尖った多面体の結晶ーーーークリスタルに。


「一緒におそば食べよ!ーーーーエクスデス!」


宵闇につかの間、晴天の空色がひるがえる。
爽やかと言えそうなその色はしかし、人のかたちにして人ならぬ外殻をかたどる甲冑の色。
幾重にひらめく装束も、晴天に散らばる暗色の宝玉も、古枝のような大きく繊細な手指も、視界を捉えているか分からない兜のスリットも、長年見てきた姿そのままだ。

『手を結ぶぞ。 ーー代償は払ってもらうがな』

声に応えて現れた(ひょっとしたら「おそば」に釣られたかもしれない)暗黒魔道士は、空間を歪ませて金色の剣を繰り出し、相対する壮年の人間とそれにつく妖怪を悠然と見下ろした。

『ワシにひれ伏すのだ。 無の力……見せてやろう』

+++

Q.どこまでが夢なの?
A.妖怪を狙ってワレワレ含め複数人が襲われてたこと、そのロケーション(駅近くの裏通り)と黒幕の名前、動機は不明ながら妖怪奪還に動いた自分がいたのとアタッシュケース、黒幕の頸動脈を押さえた(指で……)のは確実に覚えてる夢。
そこから自分が不利な状況になったあたりはぼんやりと夢であろうことで、トモダチのともだちを喚ぶくだりは寝ぼけからの発想です。
あとは脚色。

Q.ハザマ・ソウイチロウって誰よ
A.夢で鮮明に出た固有名詞、ってだけで、実在のハザマさんともソウイチロウさんとも関係ないです。
ただ文中でハザマハザマって繰り返すとDFF/TFFの中の人を思いだしてしまうので、ソウイチロウ表記で進めました。多分なんかの組織の偉いめなおじさんでしょう。他人のともだち妖怪をさらってアタッシュケースに詰め込んでいたんだから妖怪ブローカーとか?

Q.で、勝てたの?
「”妖怪ウォッチ”というIPとトモダチの、ともだち」=「ぷにぷにでコラボしたDFFNTのエクスデス」なので、喚ばれた彼はぷにぷに仕様かDFFAC/NT仕様かな。
ということは、少なくともデルタアタックは使えるはず。結末までは夢が保障しなかったから「ご想像にお任せします」w
そして、ワレワレが彼に払ったかもしれない「代償」も。


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