songA氏によるDreamtale派生のIF作品であるSwapdreamの翻訳です。作者様から許可を頂いて翻訳と掲載をしております。直訳や意訳、雰囲気で読んでいる部分も有り、あまり上手に翻訳出来ていないと思います。間違っていたら申し訳有りません。参考程度に読んで頂けたら幸いです。
@49nomori
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1 https://song-song-a.tumblr.com/post/186947318469/swapdream-story-1
当初、Swapdreamの背景は全てDreamtaleと同じでした。
(SwapdreamのDreamは兄、Nightmareは弟です。)
村人達はNightmareの事を嫌って嫌がらせをする一方で、Dreamとは仲良く接していました。
(Dreamは村人達が弟を虐めている事をまだ知りません。)
Nightmareは読書が好きだったので、いつも木陰で本を読んでいました。
Dreamは友達と遊ぶのが好きだったので、毎日住民を手伝いに出掛けていました。
なので、兄の立場ではDreamはNightmareの事をとても心配していました。
村人達がNightmareを嫌っている事に薄々気が付いていたからです。
その為、彼はいつもNightmareを心配し、村人達に傷付けられるのではないかと心配していました。
ある嵐の日、Nightmareは不安を感じましたが、Dreamが傍にいて安心しました。
ある日、彼はNightmareに樹の周りの大きな旗を贈りました。
「怖がらなくて良いよ。君は良い子だ。この旗がいつも君を守ってくれるよ、Nightmare」
(Nightmareは太陽が好きで、Dreamは夜空(月と星)が好きでした。)
Dreamtaleでは、兄であるNightmareがDreamと旗に太陽を描きました。なので、Swapdreamでは、DreamはNightmareと月と星を旗に描きます。)
Nightmareはその言葉を聞いて、旗をマントにして、兄が言った事を思い出しました。
2 https://song-song-a.tumblr.com/post/186947353269/swapdream-story-2
そしてある日の事。
いつものように樹の下で読書をしているNightmareの元に住民達がやって来ました。そして彼を罵り、嫌がらせをしました。
Nightmareは為す術も無く打ちのめされました。そして、他の住民から呼び出されて暫くの間Nightmareの傍から離れていたDreamは帰り道にその光景を目の当たりにしました。
Dreamはショックを受けました。彼が心配していた事は本当に起こっていたのです。彼は可愛い弟が人々に虐められている事を知って悲しみました。
一緒に楽しめたら良いのに、どうして喧嘩するの?
彼等の事を理解出来ず、彼はその夜、悪夢に魘されて眠れませんでした。
その翌日、彼は明け方になると直ぐに住民達に会いに行きました。
彼は住民達に何故弟を虐めるのかと尋ねました。
しかし、彼等は嫌いだからというだけでNightmareに嫌がらせをするには十分な理由が有ると言いました。
Dreamは彼等に弟と仲良くして欲しいと頼みましたが、激しく拒絶され、反対され、罵られました。Dreamは初めて人々を嫌いましたが、彼は堪えました。
何故ならここで彼等を怒らせてしまったら、Nightmareを守れなくなると思ったからです。
しかし、この日の出来事で村人達は更にNightmareに怒りを募らせてしまいました。
数日経っても、DreamはNightmareの傍から離れませんでした。
村人達はDreamがNightmareのせいで可笑しくなったのではないか、と考えるようになりました。
Dreamはいつも彼等を助けて仲良く接していましたが、Nightmareを虐めた事でもう村人を助けなくなりました。遊ぶ事さえしませんでした。
村人達はそんなDreamに同情しました。
そしてNightmareに嫉妬し、怒りました。
全ての責任がNightmareに有ると決め付けたSwapdreamの人々は、悪い考えを持つようになりました。
そして遂にはNightmareを殺そうと計画します。
数日後、
村人達はDreamをNightmareから遠ざける為に樹の下までやって行きました。
そして、彼等はDreamに「弟さんを傷付けてごめんなさい」と謝罪する振りをして、彼を安心させました。
そしてNightmareに“特別な方法で”彼を傷付けてきた事を謝りたいと言い、Dreamに「暫く弟さんと一緒にいても良いですか?」と尋ねました。
彼等を信じた愚かなDreamは快く承諾し、再び村人を助ける為に金の林檎を手にしました。
そして彼がいなくなると、村人達はNightmareの周りに集まり始めました。
「どうしたの、皆…?」
Nightmareの不安を掻き立てるような質問から始まり、
村人達は彼を攻撃し始めました。石を投げ、無差別に暴力を振るって、彼を罵りました。
「私達にお前は必要無い!Dreamさえいてくれれば良い!」
「そうだ!私達はお前が消えても構わない!」
「お前は悪い奴だ、悪魔め!」
「お前さえいなければ、Dreamはああはならなかった!」
無差別な暴力に加えて、悪意に満ちた言葉にNightmareは涙を流し打ちのめされました。
彼等に許しを請わなければ死ぬだろうと感じました。
「ごめんなさい、ごめんなさい。本当にごめんなさい。殴らないで。凄く痛いよ」
ああ、可哀想なNightmare!彼はあまりにも弱く、無力でした。
一方、村人達に会いに行ったDreamは奇妙に感じていました。
町のどこにも人々がいなかったからです。
恐ろしい事でしたが、Dreamは村人達に騙されたのではないかと思うようになりました。Nightmareを一人残した事が怖くなり、急いで樹の元へ戻りました。
村の中心に近付くにつれて、
村人の喚き声や叫び声が聞こえてきました。
彼はますます不安になり、村人達に押し潰されながらも弟を探しました。
「Nightmare!!どこにいるの、Nightmare!!!」
Dreamは弟の名前を必死に叫びましたが、村人達の叫び声に埋もれてしまいました。
とても長い間探し回った末に、
「Nightmare!!ああ、嫌だ…Nightmare、僕の兄弟!!」
Dreamは叫びながら弟の元へ駆け出しました。
3 https://song-song-a.tumblr.com/post/186947370354/swapdream-story-3
彼は血塗れで樹の下に倒れる弟を抱き上げ、泣き叫びました。
村人達は慌てました。
彼等が彼の弟にした事をDreamが知られてしまったからです。
「Dream、ごめんなさい。でも私達は正しい事をしたんだ!」
「ええ、そうです!だって彼(Nightmare)は何もしなかったんだもの!」
「私達に必要なのは貴方だけだから、貴方も私達だけを必要として!」
「ねえ、Dream?」
「……Dream?」
Dreamは弟を抱え揺さ振りましたが、Nightmareは目を開けず、力無く揺さ振られるだけでした。
数分後、Dreamはゆっくりと彼を隣に横たえました。
彼は輝く黄色い涙を拭いました。
そして、村人達を見て、叫びました。
「どうしてこんな事をしたんだ!!どうして?」
「一体何をした?どうして僕の弟を虐めなくちゃならなかったの?!」
「君達はNightmareがどれだけ良い子なのか知りたくもなかったのかい?!!」
Dreamは怒りを感じました。村人達に憎しみを感じました。ほんの少しでも彼等を信じた事が愚かだと感じていました。Dreamは感情を抑える事が出来ませんでした。
「僕が大事だったのなら、弟にもそうすべきだった」
「僕の弟と友達になる事は…そんなに難しい事だったの?!」
Dreamは涙が止まりませんでした。
彼は感情的になり続けました。村人達は戸惑い、その場で何も言う事が出来ませんでした。
その時でした。
彼が感情を露にしている間に、彼の腕の中の金の林檎が滑ってその場に落ちました。そして…
Dreamの黄色い涙が落ちました。Dreamの強い感情、
金の林檎が涙に触れて、明るく輝き始めました。
黄金の林檎の光と力で、隣で倒れていたNightmareの傷がゆっくりと癒え始め、Nightmareが動くとDreamは驚きました。
彼は意識を取り戻したものの、呻き声を発しました。
DreamはNightmareを心配しました。
Nightmareは目の前にいる兄を見るや否や泣き出しました。彼は感情的に訴え始めました。
「Dream、Dream、僕は凄く怖いよ。皆が僕を嫌って、殺そうとしたんだ。どうか、どこにも行かないで。僕を守って。ねえ、僕は怖かった。凄く怖かったんだ…」
Dreamは空が落ちてくるように感じました。そしてNightmareを宥めながら考えました。
『僕がもうもっと強かったら、こんな事にはならなかったのに…』
『それなら強くなりなさい』
初めて聞く声が彼に話し掛けました。
『…誰…?』
Dreamは涙を流し、声が聞こえた方に顔を向けました。それは林檎からの声でしたが、まるで母のように暖かい声でした。
Dreamは林檎を手に持ち、まるで魅了されたかのように話し始めました。
「…お母さん?」
『林檎を食べて強くなりなさい。そうすれば自分の力で可愛い弟を守れますよ』
「本当に?」
『ええ、大丈夫ですよ。私を信じて、林檎を食べなさい』
「でも、僕は…」
『今林檎を食べなければ、貴方も弟も死にますよ』
Dreamは大きく目を見開いた。そして首を振りました。
「嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!何で?どうして?」
『なら林檎を食べなさい』
『食べて、力を得て、強くなりなさい』
『そうすれば、世界は貴方の物になるでしょう』
『全てが上手くいきますよ』
「…」
「良いよ、兄弟を守れるのなら」
暫く考えて、Dreamは頷きました。
4 https://song-song-a.tumblr.com/post/186947391364/swapdream-story-4
一方、Nightmareと人々は気まずい思いをしていました。
Dreamは林檎を手にして言葉を交わし、まるで林檎と話しているかのように独り言を言っていた。
そしてDreamは林檎を一口、二口と食べ始めました。
食べて。
食べて、
食べて、
また食べました。林檎を食べれば食べるほど、Dreamは不思議な気持ちになりました。
ますます、どんどん、どんどん。
林檎を食べれば食べるほど貪欲になり、やめなくちゃと思いましたが、彼は力を欲しました。
Dreamが全ての林檎を食べてしまうと、別の金の林檎が樹から落ちて、更に林檎を食べました。
長い間食べ続けて、より多く食べました。
しかし、金の林檎はもう落ちていませんでした。
ですがそれはDreamにとって最早重要な事では有りませんでした。
金の林檎を大量に食べたDreamは、以前とは明らかに異なっていました。まるで林檎に夢中になっているかのように林檎を欲しました。
Dreamがうっとりとしながら最後の金の林檎を食べ終えた時、
黒い林檎が地面に落ちました。
1、2、3…4…
ああ、勿論。その上に実る全ての林檎が。
黒い林檎は力無く地面に落ち始めました。
500個の林檎が次々と地面に積み上げられていきます。
Nightmareは兄の様子が可笑しくなっている事に気付きました。
そして、黒い林檎が突然落ちてくるのは奇妙な事だと思いました。
Nightmareは不安になり、落ちた林檎を拾い上げ、何とかして兄弟を連れ戻そうと近付きました。
「Dream、大丈夫?僕は無事だよ。大丈夫だから、痛くないから、もうやめて…お願いだよ」
しかし、いくら兄弟を呼んでも、Dreamは答えませんでした。
Dreamは当然の事のように、黒い林檎をうっとりと拾い上げました。
そして災害は起こりました。
Dreamが黒い林檎に触れた途端、
黒い林檎は夜空のような自然な色を失い、金の林檎のように黄色く輝き始めました。
DreamとNightmare、彼等が守っていた樹々が突然高く成長し始め、明るく輝きました。
すると、何て事でしょう!
黒い林檎は全て金の林檎に変わりました!
Nightmareはこの状況を受け入れる事が出来ません。
突然の変化や予期せぬ災害に非常に驚き、困惑と恐怖を感じました。
Dreamは金の林檎に変わった黒い林檎を気に留める事も無く食べました。彼が林檎を食べれば食べるほど、青い空は黄色くなりました。
村人達は叫びました。
彼等は眩しく輝く空に目を奪われました。
視力を失うのに十分なほど、彼等の身体は激しい熱で次々と燃え始めました。
燃え尽きた人々の骨まで溶けるほどの強さの熱が土地を熱し、全ての村人が燃えて溶け始めました。
Nightmareは地に伏したまま、眩い空に目を開ける事も激しい熱に抗う事も出来ません。彼が持っていたのはDreamが食べる前に拾った黒い林檎一つだけでした。Nightmareは叫んだ。まるで眼球が燃えているようでした。
それでもDreamは林檎を食べ続け、何も聞こえず、何も見えないようでした。
世界は悲鳴と苦痛と死に満ちていて、Nightmareは何もしなければ死ぬと思いました。
Nightmareは彼の腕の中でまだ光を失っていない黒い林檎を一口齧りました。ただ生き残りたい一心でした。
しかし、NightmareはDreamのような力を感じませんでした。一体何が問題だったのでしょうか?
人々は強い熱と輝く光によって死にました。
彼等は形を失い、あまりにも惨めで哀れな酷い死に方をしました。
5 https://song-song-a.tumblr.com/post/186947468744/last-swapdream-story
そして皆死んだ。
世界は静寂で染まっていた。
眩い光が収まり、激しい熱は引いていきました。
随分前に燃えた樹の下で、倒れていたNightmareはゆっくりと目を開きました。
Nightmareはこの悲惨な状況を生き延び、世界に唯一残された自分自身と兄を見ました。
全ての林檎を食べたDreamは俯いていました。
「Dream…?大丈夫?大丈夫だよ…!ああ、良かった」
Nightmareは彼に話し掛け、一見元気そうなDreamに安堵しました。
しかし、彼の手がDreamに触れた時。
言葉で表せないほどの大きな危険を感じた。
「Dream…?兄弟?本当に大丈夫?」
Nightmareが不安を感じながら兄の前に立つと、Dreamはゆっくりと頭を上げました。
「…ああ、兄弟」
そして、それは分かりました。
全く違う表情でNightmareを見つめている、Dreamの燃える目と輝く目。
Nightmareは信じられませんでした。
これは一体何?僕が知っていたDreamなの?
Dreamは確かに彼の目の前にいます。
これがDreamであろうとなかろうと、Nightmareはそれを受け入れたくはありませんでした。
Dreamは以前ほど暖かく微笑んでいません。
彼の目の前にいるDreamは…
狂人のように、恐ろしい笑みを浮かべていました。
Nightmareはショックを受け、兄を揺さ振りました。
「どうして?どうしてこんな風に変わってしまったの、兄弟?前はこんなじゃなかったのに。何で…」
Dreamの前にいたNightmareは
目を閉じ、眩いばかりの光を避けました。
「あはははははははははははは!!!」
そして、彼から聞こえてくる狂ったような笑い声に再び目を開け、彼を見ました。
彼の背中に黄色と金色に光る煌々とした一対の翼が広がっているのが見えました。
背中から金色と黄色の血が流れていましたが、彼は全く痛みを感じていないようでした。
Nightmareが再び目を閉じるほどに翼はとても眩しかった。
「どうして?僕は気に入ったよ。僕は好きだ!!!お前も僕を愛しているよね?僕はお前の兄のDreamだよ!ああ、僕の可愛いNightmare!」
「僕は全てを掴み取った!僕が神だ!!最高だよ!はははは!!!」
「お前は僕を愛しているね?僕が好きだね?なら、僕を尊重するね、誰もが僕を尊重するんだ!!ははは!!!」
Dreamは狂ったように笑い続けた。そして彼は弟を抱き締めました。
Nightmareは身体が灼けるような痛みを感じていた。
燃えるような熱の中で、Nightmareは兄に聞きたい事がいっぱい有りましたが、意識を失い、彼の腕に落ちました。
おしまい
これが私の考えていたSwapdreamのお話です。
Swapdreamは弟を守る為に999個の金の林檎を食べて、気が狂ったと同時に強大な力を手に入れました。
あまりにポジティブ過ぎて、彼はもうポジティブの神のようで、彼の力は人々に影響を与えます。
彼は狂ってしまった事を肯定し、思考が歪み、過剰なポジティブの力で人々を狂わせます。
それで、あのね。SwapdreamはDreamtaleの正反対の物語です。
皆、読んでくれてありがとう!