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Playmakerは復讐者!(プレAi)

全体公開 1689文字
2019-10-25 14:49:41

4期は遊作のAiへの復讐でいいんじゃないをちょっとだけ膨らませたんだけどプロポーズにしか見えないのなんで

■PlaymakerとAi

「え、あれ?」
「お目覚めのようだな」
「なんで……!」
「Ai、一つ言いたいことがある」
 冷ややかな空気を感じて、Aiは思わず目をそらす。
「ナンデゴザイマショウカ」
「よくもお前の死に様を俺に決めさせてくれたな」
「そこ!?」
「俺にとっては一大事だ」
「俺だって必死だったんだよ! 分かるだろ!?」
「それを否定する気は無い。だが、お前にとってどんなにそれがリアルでも、俺にとってはただのシミュレーションだ。実現するかどうかは、やってみなければ分からない」
「けど、俺はもうあんなの見たくねえよ……!」
「現実なら起きてもあとたった一回だ。観念してつきあえ。消えるのはそれからでも遅くない」
「容赦ねえな!!」
「お前が育てた復讐者だからな」
 そう言ったPlaymakerは、笑っていた。
……っ」
「お前に復讐することに決めたんだ」
 前を向いた横顔があんまりにすがすがしくて、Aiは言葉を失う。
(謝らせてもくれないのか、お前は)
……俺に、何させたいの」
「俺の相棒でいてくれ、ずっと」
「人質じゃなくて?」
「同じだろう、どっちだって」
「さすがに酷くない!?」
「不服なら言い換えてやろうか?」
「なになに?」

「お前には――救世主になってもらう!」


■遊作とAi

「救世主っていうけどさー……具体的にどーすんの?」
「人間とAIの共存を、俺とお前で始める」
「えっ、あんなにその気なさそうだったのに!?」
……お前、分かって言っているのか本気で言っているのかどっちだ」
 ドスの効いた声で凄まれて、Aiは殊勝に謝る。
「スミマセンデシタ」
「分かれば良い」
 遊作がその気がありそうな素振りを見せなかったのは、Aiが過去の干渉について言わなかったからだ。それを打ち明けてもらえない限り、遊作にできるのは、故郷を守りたがるAiに協力することだけだった。
……ずっと、そういうこと考えてたのか?」
……なんの話だ」
「俺が言ってることがほんとか嘘か?」
……そうでもない。大体はリンクセンスで分かるからな」
「そっか。……便利なようで不便だな~」
……そうだな」
 遊作は、相棒や友達と言われたがるAiの気持ちが本当だと知っていたからこそ、過去については疑うようで聞けなかった。
 Aiは、そんな風に遊作が優しいからこそ、利用したことが哀しくて言えなかった。
 聞けなくて、言えなくて、一緒にいたいと言えなかった。
……ごめんな」
「何がだ」
「ずっと黙ってたこと……
……決闘の覚悟を決めるくらいなら、さっさと言って欲しかったとは思うが」
「面目ない」
「別にいい。……誰が悪いわけでもないだろう」
(やっぱり謝らせてくれないんだなコイツ)
 遊作が飲み込んだ言葉が、Aiには確かに聞こえた。『守れれば良かったのにな、イグニスとサイバース世界』
(そんなのは、お前が気に病むことじゃないのに)
 復讐を掲げているわりには、遊作は誰かのせいにするのを頑なに拒む。これもロスト事件の影響だろうか、いや尊はこういう感じじゃないから遊作の特性だな、などとAiは考えを巡らす。
「お前考えすぎなんだよ! 頭良すぎ!」
「AIがそれを言うのか?」
「あー言うよ相棒だからな!」
「頼りにしている」
 遊作はささやかに笑った。
 静かな瞳に、水面に輝くスターダスト・ロードの光が映り込む。
「なあ」
「なんだ?」
……愛してるぜ」
 いつか過去系で贈った言葉を、Aiは言い直す。
……ああ。……俺もきっと……
……きっと?」
……言いたくない」
「えーナニソレずるい!!」
「そのうちな」
「いいじゃん! もうほとんど言ってんじゃん!!」
「うるさい」
「あっそれ久々……って、今Aiちゃんがほしいのそういうサービスじゃない!」
「黙れ」
(あーほんとにミュートしやがったこいつーーー!!畜生もうこうなったら俺が言ってやる!愛してる!!愛してるったら愛してるぜ!!遊作!!)
(聞こえてるんだがな……


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