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街っ子にききたい100のこと【ファルゴット】

全体公開 6543文字
2019-11-12 18:37:31
Posted by @ayaka_lvr

※口開いたバージョン&キザ抑えめでお送りいたします。


1.お名前と街での役割を教えてください
「彫金師のファルゴットだよ。よろしく、コマドリ」

2.街に来たのはいつ頃ですか?
「霧の濃い日だった。あの霧を抜けた瞬間、まるでこれまでこそが夢だったように目が醒めた心地だったね」

3.年齢、性別を教えてください
「20と少し、職人としてはまだまだな男さ」

4.身長と体重、靴のサイズを教えてください
「見ての通りだけど……もっとじっくり見ていいよ、かわいい人。もたれかかったなら俺の重さも温もりも伝わるかな?」

5.あだ名はありますか?由来もあれば教えてください
「ファル。誰もが思う俺の愛称だから、君の特別を呼んでもいいよ」

6.視力はどのくらいですか?
「ちょっと悪いから、もっと近づいてもいい?」

7.種族は何ですか?
「人間だよ。ロビン・グッドフェローにもあこがれるけどね」

8.あなたの役割について、具体的にどんなことを生業としていますか?
「木工ならお手の物。日々に寄り添う家具から、妖精の砂糖菓子を隠す小箱まで、ね」

9.どの辺りに住んでいますか?
「果樹園近くの木の上。小夜啼鳥の真似事さ」

10.街にきた経緯を覚えていますか?覚えていればどんな経緯か教えてください
「覚えているよ。あれは柔らかな日差しの冬だった。帰らない弟弟子を探して物置小屋へ行ったんだ。日差しのように柔らかい気質だったから少し気になって」
「扉を開けたら服が破けた。なかなかお気に入りだったのに、腹と背中の二箇所もだ」
「冬の日の白さが霧に変わったのは一瞬だったよ。気づいた時には街中で夢現の境にいた」
……冗談だよ。っふふ、ロビン・グッドフェローが俺のあこがれだからね」

11.何か思い出せないことはありますか?あれば教えてください
「そうだね、怒鳴り方なら忘れてしまったかも」

12.趣味や特技は何ですか?
「仕事がそのまま趣味であり特技だね。ああ、後はロビン・グッドフェローを模して身軽だよ」

13.長所は何ですか?
「木工への愛が深い所かな」

14.短所は何ですか?
「正直に言えばこうして山程喋るのは得意じゃない。だって君の声まで隠してしまうだろ?」

15.食事はしますか?するなら好物やよく食べるものは何ですか?
「勿論するよ。蜜の多い果実が好きでね、それで果樹園の近くに住む事にしたんだ」

16.好きなもの、ことを教えてください
「かわいい人の驚く顔を見ることかな?」

17.嫌いなもの、ことを教えてください
「優しすぎる人はちょっと怖いね。俺の声は届かないから」

18.お酒は飲みますか?お酒には強いですか?
「安いワインが好きだよ。バッカスの紫水晶さえ沈めれば幾らでも飲めるね」

19.マイブームはありますか?あればどんなことか教えてください
「人は好きだからね、この街そのものがマイブームみたいなものさ」

20.宝物はありますか?あればどんなものか教えてください
「この頭と、この両腕。足はあったらいいけど、無くても木工は出来るだろ」

21.街に好きだと思う相手はいますか?(恋愛友情等関係問わず)
「親切な人も好きだし、妖精のイタズラに付き合う人も好きだよ」

22.好きなタイプは?
「笑ってくれる人かな。誰もを照らす太陽でなくてもいい。森の泉にだけ静かにはにかむ月にだって、白鳥は恋をするものだろ?」

23.嫌いな、または苦手なタイプは?
「これさっき似たような事を答えちゃったね」

24.恋をしたことがありますか?あればどんな恋だったか教えてください
「馬車で隔たるような、小さな恋だったよ」

25.愛用の道具はありますか?
「使っている工具は一定しているね。この街に来てからのかわいい相棒かな」

26.自分の役割についてどう思っていますか?
「間違いなく幸いだよ。俺が生涯をかけた事を、此処でもやっていけるんだから」

27.自分にはその役割は合っていると思いますか?
「天賦」

28.今欲しいものはありますか?あればそれは何ですか?
「どれだけ入れても軽いままのリュックとかあったらね、工房ごと詰めていけるんだけどな」

29.街の中で、銀色のコインを拾ったことがありますか?
「落ちているのを見た事はあるけど拾った事はないな。もしかしたら幼い兄妹の目印かもしれないだろ?」

30.あの凄惨な事件のことを知っていますか?
「ううん? ちっとも」

31.雑木林に立ち寄ることはありますか?あればそれはどんなときですか?
「木工に使えそうな素材が無いか見に行く事はあるよ。残念ながら使える素材に出会った事はないけどね」

32.街から出たいと思ったこと、出ようとしたことはありますか?
「最初はね。雪が霧になればそこそこ落ち着いている俺だって悪魔の仕業を疑うよ」

33.街は好きですか?
「そうだね、街を形作る人達はまるで雪解けみたいだった」

34.お気に入りの場所はありますか?それはどこですか?
「果樹園だね。林檎も檸檬も食べ放題だから」

35.もし今と違う役割になるとしたらどの役割になりたいですか?
「想像がつかないな。ああでも、君の目を楽しませる今が描けるなら画家もいいかもね」

36.目標はありますか?どんなものですか?
「雲雀の朝寝。燕の止り木。そんな所」

37.他人を信用する方ですか?
「風切羽を委ねる程度にはね。でも、そう誰にでもというわけでもないよ」

38.感情がすぐ表にでる方ですか?
「表に出す方、かな。俺はかわいい人には素直だからね」

39.嘘は上手い方ですか?
「ロビン・グッドフェローはイタズラは好きだけど嘘はつかないよ」

40.自分はお節介だと思いますか?
「どうかな。少女のマッチは買う人間だけど、崖の野薔薇を取っては来れないかもしれないね」

41.悲観的な方ですか?楽観的な方ですか?
「楽観的楽観的。大抵の事ならどうにかなると思っているから」

42.冗談は好きですか?
「いつだって冗談まみれだよ、かわいい人」

43.口癖を含み、癖はありますか?
「鎖骨に触っているね。考え事なんかしてるといつの間にか」

44.好奇心は旺盛ですか?
「生活に支障がない程度には。興味が出始めるとちょっと旺盛かも」

45.トラウマはありますか?
「雪はちょっとだけ苦手。時間の止まる季節だからね」

46.コンプレックスはありますか?あればどんなものか教えてください
「大きな家具を作っている時は、もっと背丈があればいいのにと思うかな」

47.自分は繊細だと思いますか?
「そうだよ、とても繊細なんだ。だからコマドリ、無闇な夜啼きは感心しないよ」

48.どのくらいの時間帯が好きですか?
「明け方の、日が昇っていく静けさが好き」

49.好きな季節はありますか?
「秋かな。豊穣の女神が薄衣を風に揺らして恵みをくださる季節だからね」

50.信じているものはありますか?
「何を裏切りと捉えるかによっては。ねぇコマドリ、君はかかし王子を知っている?」

51.信仰や宗教に興味はありますか?
「まあお国柄。献身的でもなければ、ロビン・グッドフェローにあこがれる程度にだけどね」

52.偏見はありますか?それはどんなものに対してですか?
「ありとあらゆるものに対して。ルンペルシュティルツヒェンは全ての隣人だからね」

53.キザなセリフは好きですか?自分では言いますか?
「好きだよ。喋るのは疲れるけど、コマドリに跪いて左手を乞うのは楽しいから」

54.自分は変わり者だと思いますか?
「変わり者じゃない職人がいたら、周りに角のある友人がいないか探さないとね」

55.街にいて不便だと思うことはありますか?それはどんなことですか?
「うーん……お気に入りのニカワが仕入れられない事くらいかな」

56.1番好きな時間はどんな時間ですか?
「返事の雄弁な木材を、とびきり美人に仕立ててあげている時」

57.暇な時間と忙しい時間ならどちらが好きですか?
「どっちも嫌。でも穏やかを暇というのなら、そっちの方がコマドリとの時間を割けそうだね」

58.知らなければ良かったと思うことはありますか?
「知っていたら良かったのにと思うことばかりだよ」

59.あなたはどんな存在から切り取られたかわかりますか?
「知っているよ。俺と同じ木工馬鹿だ。森を誰より愛したくせに、森からどんどん離れたもんで、ついには森を見失った」
「でも別にそれは不幸じゃない。森の代わりに見つけた物を、彼は誰より愛していたからね。そんなものさ。そんなもんだ」

60.あなたを切り取った後、何が残ったかわかりますか?
「銀貨の銀の比率より多い木工馬鹿から、ちょっと木工馬鹿を取ったってなんにも変わらないよ。ロビン・グッドフェローの気持ちは無くなったかもね」

61.自分から何か切り取ってしまいたいと思うことはありますか?それはどんなものですか?
「面白い事を言うよね。切り取られた側がこれ以上なにを切り取るっていうの? それとも他にもこんな街があって、そこでは此処の住人から切り取られた人が生活してたりするのかな? ……なーんて。冗談、冗談」

62.どうしてもできないことはありますか?どんなことですか?
「エラ呼吸とか空を飛ぶとか? あとはイタズラしない事、かな」

63.街のはんこは持ち歩いていますか?
「あーーー……どこやったっけ……?」

64.はんこに書かれた名前は本名ですか?
「ううん? 俺の本名は向こうの木工馬鹿の物だからね」
「ああでも、だからこそファルゴットはこの街での本名だよ。『A Fabol Fargott』を君は知っている?」

65.どのくらいの間街に住んでいますか?
「そんなに新しくないかな。果樹園には詳しい程度」

66.自分のことは好きですか?嫌いですか?
「好きだよ。だから向こうの木工馬鹿は俺を切り取ったんだ」

67.街で手紙を書いたことはありますか?
「手紙は書けてもポストが見つからなくて出せた例がない。ピクシーだってもう少しは気まぐれじゃないよ」

68.役割の仕事の他に、継続してやっていることはありますか?
「大したものじゃなくていいなら演奏? その時ある端材と弦で適当に楽器を作って弾いてるよ」

69.常に持っているものはありますか?
「リュック。と言いたいところだけど、あれは仕事の時しか持たないから。特にないね」

70.忘れがちなことはありますか?
「会話かな。気が乗らないと喋ろうとはそんなに思わないし。コマドリがいればいつだって歌ってみせるけどね」

71.今疑問に思っていることはありますか?
「疑問しかない街と住人ばかりだよね。解き明かそうとはならないにしても、楽しいよ」

72.不意に孤独を感じることはありますか?
「そんなには。明け方の石畳を自分だけが鳴らす静けさをそれと言うなら毎日だね。結構癖になるよ?」

73.自分は周りにとってどんな存在だと思いますか?
「さあ……喋らない人とか?」

74.あなたがなぜ切り取られたのか知っていますか?
「大事だったから。……これ以上知りたかったら、俺の帳を照らす雲雀になってね。なんて、冗談冗談」

75.あなたは身近なもので要らないものがあったとき、どうしますか?
「端材なら出来る限り使い尽くすけど、それ以外なら欲しい人がいればあげるし、いないなら捨てるよ。大体は燃すかな」

76.あなたは秘密が多い方ですか?
「ちっとも? 人並みだよ、人並み」

77.今会いたいと思う人はいますか?
「うーん……元気かどうか知りたい人ならいるかな」

78.最近困っていることはありますか?
「どんどんリュックが重くなってくるんだよね。この街ならではのチャーミングな木材が多すぎてさ」

79.どんなときに「生きている」と感じますか?
「誰かが俺の作品やイタズラで驚いたりした時かな? それで笑ってくれたならこの上ないね」

80.どんなときに「幸せだ」と感じますか?
「生きている、って感じた時。そんなもんだろ?」

81.どんなときに「必要とされている」と感じますか?
「んー、特に……泣きつかれたらそう感じるかな? っふふ、ちょっと意地悪だよね」

82.街の外にいくとしたら、どんな場所にいきたいですか?
「どんな場所だっていいよ。誰かがそこにいるのなら」

83.見かけない誰かが困っているとき、あなたは声を掛けますか?
「あからさまに困っているようなら。見かけないといったって、この街の人に変わりはないだろ?」

84.今の自分と全く違うものになるとしたら、何になりたいですか?
「俺が驚いてきたような、この街の不思議な人達のどれかになってみたいかもね。ああ、空を飛べたならさぞ世界が広く感じられるんだろうな」

85.最近見た印象的な夢はありますか?
「そんなに見ないんだよね、夢。おかげでもし会いに来てくれた人がいたとしても、気づかないで起きてしまうんだ」

86.絶対に忘れたくないと思う記憶や物事はありますか?
「どれか一つを選ぶなら、この街に来た時のこと」

87.日記を書いたことはありますか?どのくらいの期間書いていましたか?
「弟子入りしてからずっと書いていたけど、あれは日記というよりも自分に向けた教本だよ。習うより慣れろ。技は見て盗め。ってね」

88.思っていることを言葉にするのは得意ですか?
「得意と言えば得意だし、苦手と言えば苦手かな。口にしようとすればするほど、言葉はぼやけて泡にも風にもなるものだろ?」

89.雨の日は好きですか?
「木工には向いていないけど、空が泣いたら休みだから嬉しくもなるね」

90.生き物を飼育したことはありますか?
「ないよ。村で飼っている犬や、街に溶け込んでいる猫はよく構っていたくらい」

91.家族との思い出や記憶は何かありますか?
「口から産まれた子だねってよく母さんも父さんも笑っていたよ。ずっとお腹の中で黙っていたんだから、楽しくなって喋ってしまうのは当然だって君も思わない?」

92.街での出来事で、1番印象的だったことはなんですか?
「それはまあ、人間じゃないものが当たり前に暮らしている事じゃないかな。驚くよね」

93.あなたにとって「自分」とはなんですか?
「『木工馬鹿』。これだけは、何処でだって誰といたって変わらない、■■■の根幹だよ。……うん? 聞き取れなかった? っふふ、きっと妖精のイタズラだよ、かわいい人」

94.図書館にいた彼のことを何か知っていますか?
「誰かがいた、っていう事だけはね」

95.気分を切り替えたいときはどうしますか?
「果物を食べたり、端材があれば楽器でも作って一曲、かな」

96.「愛」を他のことばに言い換えるとしたらなんですか?
「『温度』、とか。熱に浮かされ、温もりに包まれ、時に身も凍りつき、はたまた溶かされるような、それが『愛』だろ?」

97.過去にした選択で、後悔しているものはありますか?
「後悔したものはあるよ。でも大抵は、引き摺っていてどうなるものでもないからね。今は目の前のコマドリに答えることで精一杯」

98.街にあるもので、要らないなと思うものはありますか?
「そんな人がいたら葬儀屋が仕事してくれるんじゃない? 素敵な街だよ、ここは」

99.街ですごしたことで、自分の中で変わったことや気づいたことはありますか?
「俺がこんなにもイタズラ好きだとは思っていなかったね。ロビン・グッドフェローがいたなら、きっと俺を真の友として認めてくれただろうさ」

100.あなたを切り取ったのは誰ですか?
「■■■、向こうの俺だよ。……また聞き取れない? っふふ、これじゃどっちが切り取られたんだか、ね」


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