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鬼滅の刃 第188話感想

全体公開 680文字
2019-12-23 21:55:13

ネタバレ注意。自己責任でお読みください。

Posted by @chi_ma_cho

座敷牢から、生家から逃れて久しくして尚、自分の中に流れる一族の血を厭う伊黒さん。
彼を女蛇鬼へのいけにえとして飼い、平気で残酷な仕打ちをした親族の女たち。
そんな「女」たちを心底軽蔑していた伊黒さんが、甘露寺さんを好きになったことは、かなり奇跡的なことなのではないかと思う。
彼にとって、生家の女たちとはまるで逆の、甘露寺さんの素朴で素直な性格や健康な立ち振る舞いが、どれだけ眩しく見えた事かと思うと、切なくなる。
生家から逃げ出して、追ってきた女蛇鬼に殺されそうになった時、助けてくれたのは、先代の炎柱、煉獄槇寿郎さんだろう。
息子の杏寿郎さんが上弦の参との戦いで亡くなった時、伊黒さんが静かに怒りと悲しみを露わにしていたのは、きっとこの親子に、当時とても親身に世話になったからではないだろうか。
彼にとって、初めて自分の味方になってくれた人たち。
甘露寺さんも、彼女の事だからきっと、初めから物怖じせず伊黒さんに接してきたことだろう。
伊黒さんは、生まれ変わりたいのだ。
あの家の血を引いていることに、何よりも引け目を感じている。
生まれ変わらなくてもそのままでいい、と甘露寺さんならきっとそう言う。
特異体質の彼女に伊黒さんがそう思って接してきたように、彼女だったらきっとそう思っている。
今の伊黒さんと出会えたことを、甘露寺さんはきっと喜んでいる。
死ぬ必要なんてない。
伊黒さんにしがみつく腐った親族五十人の手は、もうとっくに煉獄さんやお館様、今の柱の仲間、そして誰より甘露寺さんの差し伸べた手で、浄化され、はがされている。
早く気づいて、伊黒さん。


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