X以外のSNSでの投稿にはPrivatter+がおすすめです

インセイン「3月、君とプラットホーム」

全体公開 10 1 3906文字
2020-03-01 00:21:34

2人2サイクル特殊型/GMレスシナリオ

Posted by @K0muda

早朝の駅のプラットホーム。
大きなトランクの僕と、入場券だけ買った君。
さよならの時間まであとわずか。
未来への期待と、寂しさと、溢れんばかりの狂気を抱えて、
少しだけ、ふたりぼっちで話そうか。

マルチジャンル・ホラーRPG インセイン
「3月、君とプラットホーム」



■ シナリオスペック ■
・タイプ:特殊型
・プレイヤー人数:2人
・リミット:2サイクル
 ワールドセッティングは「本当は怖い現代日本」を想定していますが、セッション参加者が世界観を共有できるのであればどこでも構いません。

■ ハンドアウト ■

PC1【使命】
あなたは、新生活にともないこの街を離れることになった。
早朝の駅のホームには、見送りに来ているPC2とあなただけ。
あなたの【使命】は、「PC2と平穏に別れ、列車に乗る」ことだ。
あなたは初期狂気を3つ所持している。

PC2【使命】
PC1は今日、遠くの街へと旅立つ。
早朝の駅のホームには、列車を待つPC1とあなただけ。
あなたの【使命】は「PC1を見送る」ことだ。
あなたは初期狂気を3つ所持している。

■ 特殊ルール ■
 このシナリオでは、狂気カードの山札を用いません。ファンブルした場合は、自分の所持している未公開の狂気の中から、ランダムな1枚を顕在化させてください。未公開の狂気がない場合は、何も起こりません。
 【錯覚】は効果のないアビリティとなります。また、【共感】などのアビリティで未公開の【狂気】が4枚以上になった場合、通常通りランダムな1枚を顕在化させる処理を行ってください。


◯GMレスで遊ぶプレイヤーは、ふたりとも次ページを閲覧できます。


■ GMレスで遊ぶにあたって ■
 PCたちの内面や関係性の変化を楽しむシナリオです。苦い結末、PCのロストなどの可能性があります。
 自分のハンドアウトと初期狂気を確認して「自分には合わないな」と感じたら、正直に相手に伝えられるようなプレイヤー同士で遊ぶことを想定しています。


1. それぞれどちらがPC1とPC2を担当するか決めてください。

 PC1のプレイヤーはここを確認してください(PASS:3gatu1)。
 PC1は初期狂気として、「狂気A」「狂気B」「狂気C」を所持しています。

 PC2のプレイヤーはここを確認してください(PASS:3gatu2)。
 PC2は初期狂気として、「狂気D」「狂気E」「狂気F」を所持しています。

2. キャラクターシートとダイス、セッションの場所を用意してください。


◯準備ができたら、お互いにキャラクターシートを公開して次ページの「導入フェイズ」へ進んでください。


■ 導入フェイズ ■
 3月、それは別れの季節。
 PC1もまた、PC2のいるこの街を今日で離れることになりました。早朝の駅のホームには、列車を待つPC1と見送りに来ているPC2だけです。
 到着までにはあと少しだけ時間がかかるようです。

 ――列車が来るまでの間、少しだけ話そうか。
 話し始めたのはどちらからでしょうか。


■ メインフェイズ ■
 シーン表はありません。また、追加されるハンドアウトもありません。調査判定の対象にできるのは、PCの【秘密】【居所】【精神状態】(基本ルールブックp.197参照)のみとなります。

 PC1の【秘密】や、「狂気A」「狂気B」「狂気C」が明らかになった場合には、PC1が情報を開示してください。
 PC2の【秘密】や、「狂気D」「狂気E」「狂気F」が明らかになった場合には、PC2が情報を開示してください。


◯【嘆願】の追加シーンを含め、メインフェイズが終了したら、次ページの「クライマックスフェイズ」へ進んでください。


■ クライマックスフェイズ ■
 まず、クライマックスフェイズ開始がトリガーとなる【狂気】があれば、その処理を行います。

 いよいよ、PC1が乗る列車の到来を告げる音が聞こえてきます。そして二人は……

 現状で顕在化している【狂気】による使命変更によって、PCの使命が協力となっている場合は、次ページの「エピローグ」へ進んでください。
 そうでない場合、PCたちの使命は対立しています。PC1とPC2の戦闘が発生します。以下の儀式情報を公開します。

儀式「(自分の現在の使命を入れる)」
・参加条件:PC
・指定特技:好きな特技(自分が修得している特技でなくてもよい)
・ペナルティ:儀式判定が成功したあと、他のPCは儀式完遂の妨害を宣言することができる。儀式判定の指定特技と同じ特技で判定を行い、成功したら、儀式判定は失敗したことになる(儀式判定には、次ラウンドで再度挑戦できる)。

 儀式を妨害する判定を行うときは、儀式判定と違って、錯乱状態でも【生命力】か【正気度】を1点減少させる必要はありません。
 PCのどちらかが儀式を成功させるか、相手のPCを脱落させて勝者が決定したら、戦闘は終了します。この戦闘による戦果は獲得できません。


◯戦闘が終了したら、次ページの「エピローグ」へ進んでください。


■ エピローグ ■
 今まさに、列車がホームへと滑り込んできます。

 PCが対立していた場合には、基本的に儀式を成功させた(もしくは戦闘の勝者となった)側のPCの使命が達成する形で描写を行ってください。
 列車が再び走り出すか、または、PCのお別れが済んだところでセッションは終了します。


◯次ページは「あとがき」など。


■ 背景 ■
 3月のプラットホームで最後の別れをするPC1とPC2。しかし、PC1はこの街での生活によって、PC2はPC1への想いによって、精神的に疲弊しています。腕いっぱいに抱えた狂気は、ふとしたきっかけで溢れ出してしまうことでしょう。
 このシナリオは、狂気の間際でようやく踏み留まる二人が、さよならをしたりしなかったりする短いお話です。


■ あとがき ■
 春の空気を感じたくて書きました。【共感】や【精神分析】などのアビリティや、カウンセリングのいかんによっては、様々な結末を迎えることになるかと思います。
 GMレスのインセインを初めて書きましたので、不備などがありましたら(あるいはどんな結末を迎えたのか)、シナリオ名を書いたfusetterなどを使ってこっそり教えて下さると嬉しいです。

   2020年3月1日 小牟田コウタ

====================
2020/3/2 表記の微修正、補足
2020/3/30 問題なく回っているようで、遊んでくださった皆さまありがとうございます。


投稿にいいねする


© 2026 Privatter All Rights Reserved.