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パーフィットのパズル

全体公開 2301文字
2020-03-08 20:31:18


20■■/■/■に田群氏の哲学人化が判明しました。
意識調査により、自認が哲学人であることが確定しています。加えて、変異前に重大な違反行為を多発していたことから、研究員としての解雇と哲学人としての再雇用が行われました。

当資料は哲学人情報です。
研究員田群久遠として雇用時の情報はこちらをご確認ください。


名称:パーフィットのパズル Parfit's puzzle
人間名:田群久遠 Tamura kuon
外見:180cm 77kg 外見年齢30代前半
分類:被哲型
能力:テレポート 人間の消滅と完全なコピー体の作成。
解説:当哲学人は壁に設置されていないピンク色の四角いドアです。
このドアを開くと、開いた人間が望む場所がドアの向こうに視認できます。この時、ドアを開けた方向から反対側からドアの中を覗いてもドアの設置場所以外の場所は見えず、その他の異常な光景も見られません。
ドアを開けた側から人間が潜ると、視認先の空間へ移動します。潜った人間は消滅し、視認先である遠くの土地にて身体が完璧に復元された複製人間が生成されます。記憶も完全であるため、その様子は当人、第三者共に「テレポート」であると認識されます。

(20■■/■/■追記)
ドアが消失しました。同時に田群研究員の記憶改変と哲学人化が判明。転送前後は再構築された別人であると判明しました。

(20■■/■/■追記)
哲学人化に伴い、田群氏に哲学人【パーフィットのパズル】に関する知識と、哲学人であるという自己認識、ドアの使用を推奨する軽度の強迫観念、哲学人化前の自分に対する現実感喪失の発現が確認されました。
ドアは田群氏の意思によって任意の場所に出現します。田群氏が認識していない場合、またはドアについて充分な理解をしていない人物がドアを潜ろうとした場合、能力は発動しません。
田群氏の哲学人化後に同様の現象は起きていません。
田群氏はドアの気持ちを代弁するような発言を行いますが、これは人間であった頃からの彼の癖です。実際にドアと意思疏通を行っているわけではありません。

(20■■/■/■追記)
現時点で田群氏は老化の兆候を示していません。この件について、田群氏は違和感を抱いていません。

対応:■■大学附置哲学人研究所低脅威物品倉庫にて開かないようにして保管。
田群氏の雇用によって収容。ドアを使用する場合は担当研究員に申請すること。

発見経緯:■■県■■市の公園に置かれていたもの。アニメに登場する道具に見立てて近隣の児童が遊んでいたところ、児童一名が姿を消したことから通報があり回収された。
児童は後に■■県の遊園地にて発見されている。





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