@kisaki220
◼️プロぺシ(R18)再録本詳細とご注意◼️
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複数冊購入可能ですが、転売目的での購入はお止めください(どうやっても利益でないし、いないとは思いますが……)
複数冊買って人にプレゼントするとか、送り先をプレゼントしたい方にする、というのは大歓迎です。
収録作品はpixivにアップしている以下の作品+書き下ろしの十一作品となってます。
すべて、R18作品となっておりますのでご注意ください。
・独占欲の花が咲く→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11174749#1
・快楽の渦流 →https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10797763#1
・夢々廻々→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11063507#1
・未知に満ち沈み堕ちる夜(グレペシ要素有)→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11537756#1
・堕として堕ちて釣り上げて→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11560539#1
・乳白色に沈む初めての夜(女体化)→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11560717#1
・盲信者の熱視線→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10880316#7
・強欲者の渇望→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11117334#3
・非生産者の渇望と生産者の現実(後半女体化)→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11117334#4とjumpuri:生産者の現実 > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11117334#5
※非生産者の夢想と証をちょうだいを一つにまとめてちょい加筆した話になります。
・咎人の傷痕(女体化)→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11241984#9とhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11241984#10
※咎人の傷跡と掌のregaloを一つにまとめた話になります。
・それは最高の媚薬となる(書き下ろし)→次のページに試し読みあり。
それは最高の媚薬となる
「ふっ、あっ、ぐっ、うう、んっ、んん~!!」
何度経験しても一向に慣れることがない感覚にペッシは、はくはくと口をぱくつかせながら苦しげに喘ぐ。小さな黒目は自然と上を向いて、舌は口の外へと飛び出している。傍から見ればひどくだらしがない顔になっているだろうという自覚はあったが、そんなことに構っている余裕はもうなかった。
ペッシが同性であり兄貴分であるプロシュートと想いを交わし合い恋人という関係になってから年単位の時が過ぎている。ペッシにとってはプロシュートが初めての恋人であるし、恋愛話をできるような友人もいなかった為、世間一般と比べることはできないが、お付き合いは順調であり今では心だけではなく身体も重ねている。二人の間でセックスは既に自然な行為になっており身体を重ねた回数も今となってはわからないくらいだ。その中で様々な体位を試してきているし、今やっているこの体位も今日が初めてというわけでもない。が、覚えきれないくらいの回数の中で言えばこの体位でやった回数といえばまだ片手で足りるくらいだと記憶している。
挿入される側……プロシュートとペッシで言えばペッシの方が主導権を握ることができるこの騎乗位という体位は、何度かやってはみたが、いつまで経ってもペッシがセックスという行為に慣れず自分から動こうとは意気込んでみてもいざとなると尻込みしてしまい、二人共なかなか達せないという状態になってしまう為、最近はあまり試すこともなくなっていたのだが……今日はどうしてだかプロシュートがこれをやってほしいと乞うてきたのだ。正直なところ、これまでペッシの方の経験と技術不足で悉く失敗してきている故にこの体位にあまり良い印象がなく、できれば他の体位の方がいいなァ~、その方がオレも兄貴も気持ち良くなれるし……と思うところではあったのだが、断ることはできなかった。「やってほしい」とプロシュートは言ったのだ。よく使う「やるぞ」という断言でも「やってみるか?」という新しいことを試す時などに使われる疑問形でもなく「やってほしい」と乞い願われたのだ。プロシュートがペッシに命令することは多々あれど、お願いすることは滅多にないことである。ペッシはこの兄貴分からのお願いにすこぶる弱かった。故に、ペッシは首を縦に振った。
「他の体位にした方が、絶対に気持ちイイに決まってやすぜ~」
「上手くやれなくても怒んないでくだせぇよ?」
などと予防線も張りまくったが、それに対する答えは、
「やってみないとわからねぇぜ。前にコレをやってからだいぶ経ってるだろ?」
「怒りゃしねぇよ。オレはオメーならやれると信じているぞ。自信を持て、ペッシ」
というもので。そこまで言われてしまえばもうやっぱやめましょうだなんて言えるわけもなかった。
久々に自分が〝 上〟になるのだと思うと緊張を隠せないペッシであったが前戯はプロシュートのリードによりあれよあれよという間に終わってしまい、その時はやってきた。
既に腹につきそうなほどに勃ち上がったプロシュートの陰茎を後手で掴み自らの尻穴にあてがい、一度大きく深呼吸してからゆっくりと腰を落としその太く硬いモノを胎内に招く。その作業は自分のペースで事を進められるというメリットがある反面、自分がやらねば事が進まないというデメリットもある。セックスにおいても自信がなく覚悟もなかなか決まらないペッシにとってはこのデメリットの方がメリットよりも大きく感じていた。挿入する方……つまりはプロシュートが主導権を握っている体位ならば彼に任せてさえいればいいだけだから気持ち的にとても楽だ。ペッシはプロシュートを信頼しているし、プロシュートは誰よりも自分のことを理解してくれているとも信じている。プロシュートはペッシが本当に嫌がることは絶対にしない。それはペッシの性格やその他諸々を知り尽くしているから限界を見極めることができるからである。それに加えこの件については彼の方が知識も技術も圧倒的にある。だから、ペッシはいつだって「兄貴に任せておきさえすれば安心だ」と彼に身を委ねることを選んでしまうのだ。そして、その選択が間違いとなったことは今の今まで一度もなかった。
だがしかし、このままではいけないということもちゃんとわかっている。任せきり頼りきりではいつか飽きられる。プロシュートとこういう関係になるまで一人で性欲を処理することはあれど誰かとやったことはなかったペッシだが男所帯、しかもアウトローな世界で生きる野郎共に囲まれて生きてきた為、猥談を耳にする機会は多く所謂、耳年増という奴になっていた。聞いた話では片方だけが積極的でもう片方が所謂「マグロ」だと高確率で積極的だった方に飽きがくるらしい。「相手がマグロだと一人でやっている時以上に虚しさを感じるから、それなら最初から一人でマスをかいてた方が楽」とはチームの誰の意見だったか。思い出せないが、そこは別にどうでもいいことだ。ペッシにとっての深刻な問題はこのままではプロシュートに飽きられて捨てられてしまうかもしれないという一点のみである。
それだけは何としてでも避けたい。これまで散々頼りきり任せきりで地に落ちているやもしれない評価を上げるならば今しかない。
よし、やるぞ。やってやるッ! 今日はオレがプロシュート兄貴を気持ち良くさせてやるんだッ!! と名誉挽回すべくペッシは己を奮い立たせたのだった。
……と、ここで回想は終了し、場面は冒頭へ戻る。
意を決して、襲い来る異物感と僅かな快感に喘ぎながらも腰を下ろし自らの尻穴の中に兄貴分の陰茎を収めることに成功したペッシは「はぁ~」と大きく息を吐いた。
思っていたより、なんてコトはなかったなァ~……なんて余裕を見せられればよかったのだが、流石にそれは無理で。プロシュートの腹とペッシの尻臀がぴったりとくっついた頃には息も切れ切れという状態であった。
「んぅ……はっ、ぜっ、全部、入りやしたぜ……!!」
プロシュートの腹の上に遠慮がちに体重を預けつつ、ペッシは報告する。ペッシの媚肉に逸物を包まれているのだから、そんなこと言わずともプロシュートもわかっているだろうと理解しているのだが、それでも口にしてしまうのはベッドの上でも指導者と弟子という関係性を崩さず、どんな些細なことでも自分に報告するようにと指導……否、調教をしてきたプロシュートの努力の賜物なのだが、当のペッシはそれに気づかない。
そのペッシの健気ともいえる報告にプロシュートは「あぁ」と短く答え頷いた。と同時にその口から熱い吐息が漏れ出す。
無事に挿入を終えたならば次にやるべきことは決まっている。いつまでもずっとジッとしているわけにはいかない。この後はプロシュートの方が動くという可能性がないわけではないけれど、体位的にペッシが動く方が自然な流れであり、無理もない。この体位にしてほしいと願ったのはプロシュートだ。きっとペッシに積極的に動いてほしいと思っているに違いない。ペッシはそう判断を下し、
「ふっ……ぁっ、兄ィ~……うっ、動きますぜ?」
怖ず怖ずとお伺いをたてた。
それに対し「いいぜ、やれ」と返事がくるものだと思っていたペッシは返事を待たずに腰を動かそうとした。……のだが、それは「ストップ」という声と腰をがっちり掴んだ手により制止させられてしまった。当然ながら、ペッシは「えっ?!」と戸惑いの声を上げる。どうして止められたのか、その理由がわからない。知らない間に何か粗相をしてしっまったのだろうか? だとしたら謝らなきゃ! とペッシは焦る。
「あっ、あの、オレ……」
何かやらかしちまいましたかね? という問いは、
「なぁ、ペッシィ~。ちょっくら兄ィと勝負してみねぇか?」
そんな突拍子もない提案により遮られた。
「勝負……ですかい?」
この流れで出てくるにはおおよそ似合わぬ言葉である。
この状況で勝負とは? 何をやろうというのだろう? てか、どうして急にそんなことを? 疑問が次々と頭に浮かぶが、その答えは何一つ浮かんでこない。ただ一つだけわかることはこの勝負というやつはペッシにとってあまり歓迎できる類いのものではない、ということだけだ。それを察することができたのはプロシュートが悪戯っ子のような顔をしていたからだ。彼がこんな風に子供のような笑みを見せるのはいつだってロクでもないことを考えている時だ。それは経験上、学習していることで。更に自分のことを「兄ィ」と呼んだとなればこれはもう確定だ。嫌な予感しかしない。詳細も聞かずに嫌だとキッパリお断りしたいが断ったって強制的に話を進められてしまうだろうということもまた経験から重々承知していた。取り敢えず、一旦は話を聞いてみるしかない。話を聞かずに「嫌な予感がするので謹んでお断りいたします」というのも早く続きをやりたいと強請っているようで憚られる。
「そう不安そうな顔をするな、ペッシ。なぁに簡単なゲームさ。兄ィ相手でも気負うこったァねぇ。オメーが勝つ可能性だって十分あるんだぜ?」
拒否することも先を促すこともできず黙り込んでしまったペッシだったが、その複雑な感情をプロシュートは勝負に対する戸惑いだと捉えたようで、勝手に話を進め始めた。まぁ、確かに勝負に対する戸惑いであることには違いないのだが。別に負けるのが嫌だというわけではない。勝負自体がロクでもないことなのではないかと不安に思っているだけだ。
「その勝負って、どんな?」
それを訊かねば話は進みそうにないと観念して問う。
(後略)