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鬼滅の刃 第201話感想

全体公開 719文字
2020-04-06 22:09:33

ネタバレ注意。自己責任でお読みください。

Posted by @chi_ma_cho

無惨は、本当に死んでしまったんだな。
炭治郎に継がせた想い、それは、生きとし生ける者への呪いだ。

私なりに無惨が救われる方向を考えてはみたけれど、
結局この化け物は、生まれた瞬間から最期まで
自分1人が生きることのみに執着し、
他に何も考えようとはしなかった。
人に心があることを、
一人一人に生きる意味があることを、
理解しようとはしなかった。
だから、
きっと今も、炭治郎にも想いがあることに気付かずに、地獄に堕ちていく。
それでいい。
心の無い者は、早く消えるといい。
怒りを向けることすら、もったいない。
せめて選別に、やっと死ねて良かったね、と言ってあげる。

無惨に鬼の力と命を無理やり与えられた炭治郎は、
先に肉体だけが息を吹き返し、生存本能の赴くままに人を襲い始めた。
でも炭治郎の想いは、無惨の力に犯されることなく、きっと生きている。
炭治郎の心は、優しさは、きっと無惨が想像も出来ないほど強い。
伊之助の涙を見て、やがて心が目覚め、
あの雪の日の、禰豆子を見て涙を流した自分を思い出すのではないだろうか?
人間だった時の記憶がおぼろげになっていたとしても、
自我を失くしてしまっているとしても、
あの日の禰豆子のように、
自分の今の姿に、涙をポロポロとこぼしはしないだろうか?
駆けつけた禰豆子が子守歌で寝かしつけて、
遅れて辿り着いた鱗滝さんが、抱きしめて涙を流す。
愈史郎が、人間に戻る薬を投与する。
最強の鬼になってしまった炭治郎が、そんなに容易く片付くとは思えないけど、
そんな情景を望んでいる。
そんな情景を夢見ている。

慈しい鬼となった炭治郎が退治される、
その結末は、きっと慈しいのだと信じていたい。


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