@white_colorcat
今回は動画の解説です。
登場した神話生物は、アドゥムブラリ。
詳しくは、サプリメント「マレウス・モンストロルム」の15ページを参照してください。
このアドゥムブラリ、暗黒神話大系シリーズ・クトゥルー11に収録されているロバート・W・ロウンデスの「深淵の恐怖」に登場します。
異次元に生息する影のような存在であり、現実世界で登場させるのはなかなか難しい。
という訳で、用意したのがあの「現像室」です。
フィルムという二次元との媒介。
アドゥムブラリはフィルムに干渉することにより、その被写体にも影響を及ぼしていました。
小西の声、上篠と仁藤の声が「遠くから聞こえる気がする」のは、彼等が半ば二次元に取り込まれた状態だったからです。
小野吹達に被害がなかったのは、干渉する為のフィルムに彼等が写っていなかったからでもあります。
もし上篠や仁藤と共に行動をして、上篠が写真を撮る時に一緒にいたならば、彼等もまた被写体に収まっていたかもしれません。
このアドゥムブラリには、シーカー、探求者、捜し求める者と呼ばれる従者のような存在がいます。
アドゥムブラリが二次元の世界に縛られているために、他の次元から彼等の元に犠牲者を送り込む役割を担います。
当シナリオでは、寮母がそのシーカーでした。
彼女は元々平凡な寮母に過ぎませんでした。
ただ寮にある現像室という「二次元との繋がりを持てる場所」があった為に、シーカーに目をつけられ、取って代わられてしまいます。
上記設定はかなりオリジナルの解釈を含んでいますので、何卒ご注意ください。
原作の小説を読んでいただくと、一部NPCの行動もそれに沿っているのだと理解いただけるかと思います。
仁藤や上篠に相談すれば、寮内の調査も行える予定でした。
現像室には手がかりらしい手がかりはありませんが、寮母が他の部屋よりも入念にあの部屋を手入れしていることがわかります。
そして、判定に成功したなら奇妙な気配を感じます。
姿も何も見えないのに、まるでどこかから凝視されているような感覚。
<幸運>成功で、寮母の部屋も調査自体は可能です。
(上篠と仁藤がいれば、当然反対はします。そこは説得と状況、RP次第)
寮母の部屋では、本来の寮母の手記が出てきます。
彼女は写真の好きな女性でした。趣味が高じて現像室を作りはしたものの、時々妙な気配を感じる。
現像室で起きる怪奇な現象について、手記で知ることが出来ます。
そのまま、彼女は現像室に現れたアドゥムブラリの最初の犠牲者となってしまいます。
また、写真が好きという手記の内容のわりに、カメラ類は最近使った様子は全くないこともわかるでしょう。
中庭を調べるならば、地面を掘ったような痕跡を発見できます。
その中には、寮母の遺体が眠っています。
が、中庭を探索する流れになることは、あまり無いでしょう。
自分達の寮内でも、実は情報が得られます。
黒根に相談をすることで、彼女から一冊の本を手渡されます。
本の名前は「イステの歌」
本を読むことで、原作小説「深淵の恐怖」の最後にある描写を一部紹介するつもりでした。
という訳で、マイナー神話生物を登場させようという主旨のセッションでした。
シナリオを作る側があまりカメラに詳しくないので、描写等腑に落ちない部分も多くあるかと思いますが、何卒ご容赦ください。