@chi_ma_cho
炭治郎が帰ってきた!
還ってきた!
言葉に出来ないほど嬉しい。
無惨の汚い卑しい言葉に惑わされもせず、永遠の命など顧みもせず、ただの人間として帰りたいと望んだ。
亡くなった仲間への悔いで一瞬ひるんだ心は、その仲間たちが支え持ち上げてくれた。
煉獄さんの懐かしい優しい腕が、
悲鳴嶼さんの力強い腕が、
玄弥の温かい腕が、
しのぶさんの華奢な腕が、
伊黒さんの添えるような腕が、
時透くんのいたわるような腕が、
甘露寺さんの愛しいものを包みこむような腕が。
そして藤の花の満開の中から、柔らかい禰豆子の腕がしっかりと炭治郎の手を取る。
命ある世界の大勢の手が、炭治郎を無惨から引きはがし、力を込めて明るい世界へと引き戻す。
後はもう、涙で言葉にならない。
無惨は、最期まで空しい存在のままだった。
ワニ先生には、無惨を救う気持ちは、最初から無かったのかもしれない。
自分の今までの行いを一切顧みない、ありとあらゆるみっともない言葉を吐き続けたあげくに、置いて行かれた。
本当に、一方的に炭治郎に期待して、いらない荷物を背負わせて、想いを継げとかあやふやで勝手なことを押し付けて、一体何がしたかったのだろう。
未来永劫、独りだ。
自分の蒔いた種だ。
諫める者は今まで山ほどいたのに。
最期の最後に人間のような未練の言葉を吐いたが、さすがに馬鹿だなと思うばかりで、同情する気すら起こらない。
もしかしたら無惨はこれからも、炭治郎の心の奥底に存在するのかもしれない。
炭治郎の右目は見えていないか、もしくは鬼化のままだ。
左手もどうなっているのか、今は様子が解らない。
ただ、炭治郎が炭治郎でいる限り、これからゆっくりと心の中にいる無惨に語り掛けるのかもしれない。
それか、無惨は消滅しても炭治郎の身体の鬼化は残ったままで、痣の代償で数年後に死ぬ運命を免れるのかもしれない。
炭治郎はヒノカミ神楽を子孫に伝え、再び無惨のような者が現れた時に備えるのかもしれない。
何だか考えがまとまらない。
まぬけな表現しか出来てない。
次号もまた2週間後なので、待ち遠しさが尋常じゃない。
その間に何か思いついたら、また感想を書くかもしれない。