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マリー_最終面

全体公開 2113文字
2020-05-14 20:02:57
Posted by @SHOGames5

■マリー_最終面■


stage_final 知られぬ怪の正体_世界間スペース


マリー「…………そろそろかしら。何か気配を感じるわね」

マリー「嫌だなあ。何だかすごーく強そうなんだけど」

????「いやあ、久し振りの人間だ!」



????「こんな場所まで追ってくるとはね。結界の人間かい?」

マリー「ええ、そうよ。その言い方から察するに……今回の異変を起こしたのはあなたで間違いないわね?」

????「ああそうだとも。びっくりしただろ?」

????「アタイはトラ。古来に伝わる大妖怪さ」

トラ「この世界は見ての通り何にも面白いものが無くてねぇ。何百年も暇してたのさ」

マリー「まさか、ただの暇つぶしでこんな事やった訳じゃ無いでしょうね」

トラ「いや、ただの暇つぶしだけど?」

マリー「……呆れた。嘘をつくにも、もっとまともな嘘のつき方があるでしょうに」

トラ「いやぁね。アンタもここで暮らしてみなよ。数日も暮らせば気が狂うよ?」

トラ「昔はそりゃあ、地上の人間共はアタイを恐れてくれるから暇しなかったけどね。今じゃもう、アタイを覚えている者は誰も居ない」

トラ「だからこの異変を起こしたのさ。アタイはここに居るぞ!……ってね」

マリー「要するにただのかまってちゃんじゃない。こちとら大きな迷惑よ」

マリー「だからほら、私が構ってあげる。私があなたに勝てば皆の姿は戻してもらう。それで良いわね?」

トラ「ふふ、それで良いのさ。アタイはこうやって、誰かと遊べるのを楽しみにしてたんだ」

トラ「アタイは強いよ?それこそアンタの世界の妖怪とは比にならないくらいにさ」

マリー「私の世界の妖怪は皆、私の敵じゃないわよ。あんたこそ、私の強さ分かってる?」

マリー「結界の世界を脅かす奴は容赦しない。……さあ、行くわよ!」

トラ「ああ良いねえ、昔を思い出すようだよ。アタイはこれを待っていたんだ!」

トラ「期待を裏切るんじゃないよ?現代の人間の力を見せてみな!」





bad ending


マリー「あいたた……はぁ、負けちゃった」

レジーナ「お疲れ様。マリーがそんなになるなんて、相手は随分と強かったのねえ」

マリー「うん、強かった……でも次は負けないわ。こんなんじゃ、お母さんの後なんて継げないものね」

レジーナ「……ごめんね、無理させて。私は……

マリー「大丈夫よ、お母さん。今の結界を護れるのはお母さんしか居ないんだから。……だから、この先に居る敵の事は私に任せて?」

レジーナ「マリー…………ありがとう」


結界の綻びのすぐ近く、とある親子は一度里へと戻って英気を養う事とした。

――この異変を解決に向かわせるには、もう少しだけ時間が掛かりそうだ。


bad ending《から騒ぎなお祭り騒ぎ》



good ending


マリー「これで……終わりよ!」

彼女は手の先に魔力を集中させ、目一杯の力で魔法を放つ。その魔法を真正面から受けた相手は、やがて膝をついて動かなくなった。余裕そうな笑みは絶やさぬまま。

トラ「ふー……。いやぁ、負けた!あっはっは、見事!」

マリー「はぁー……疲れた。今までの妖怪でダントツだったわね……

トラ「何だい、今の妖怪はそんなに軟弱なのかい?情けないねぇ」

マリー「あんたみたいなのがゴロゴロ居たらたまったもんじゃ無いわよ。……それで、ちゃんと異変は直してくれるんでしょうね?」

トラ「ああ、約束だとも。ちゃんとアンタ達の姿は戻してやるよ。……まあ、アタイはだけど、ね」

マリー「……?何よ、他にも関わってる奴がいるっての?」

トラ「さぁてね。……ま、何とかなるだろうさ。何も、異変解決を生業にするのはアンタだけじゃ無いって事ね」

マリー「よく分からないけど……。まあ、これで解決するならそれで良いわ。正直これ以上誰かと戦うのはしんどいし」

トラ「ふふ。アタイも久しぶりに楽しめたよ。こんなに身体を動かしたのは何百年振りだったか……とにかく久し振りの運動だった」

マリー「相変わらず妖怪ってのは時間間隔がおかしいのね。……ま、私も何だかんだで楽しかったし。これ以上こんな異変を起こさないのなら、また会いに来てあげるわ」

トラ「そりゃあ嬉しいねぇ。それじゃあ次は、百年後にでもまた遊ぼうか?」

マリー「……幽霊の私で良ければね」


good ending《宴もたけなわ》


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