@SHOGames5
■マリー_最終面■
stage_final 知られぬ怪の正体_世界間スペース
マリー「…………そろそろかしら。何か気配を感じるわね」
マリー「嫌だなあ。何だかすごーく強そうなんだけど」
????「いやあ、久し振りの人間だ!」

????「こんな場所まで追ってくるとはね。結界の人間かい?」
マリー「ええ、そうよ。その言い方から察するに……今回の異変を起こしたのはあなたで間違いないわね?」
????「ああそうだとも。びっくりしただろ?」
????「アタイはトラ。古来に伝わる大妖怪さ」
トラ「この世界は見ての通り何にも面白いものが無くてねぇ。何百年も暇してたのさ」
マリー「まさか、ただの暇つぶしでこんな事やった訳じゃ無いでしょうね」
トラ「いや、ただの暇つぶしだけど?」
マリー「……呆れた。嘘をつくにも、もっとまともな嘘のつき方があるでしょうに」
トラ「いやぁね。アンタもここで暮らしてみなよ。数日も暮らせば気が狂うよ?」
トラ「昔はそりゃあ、地上の人間共はアタイを恐れてくれるから暇しなかったけどね。今じゃもう、アタイを覚えている者は誰も居ない」
トラ「だからこの異変を起こしたのさ。アタイはここに居るぞ!……ってね」
マリー「要するにただのかまってちゃんじゃない。こちとら大きな迷惑よ」
マリー「だからほら、私が構ってあげる。私があなたに勝てば皆の姿は戻してもらう。それで良いわね?」
トラ「ふふ、それで良いのさ。アタイはこうやって、誰かと遊べるのを楽しみにしてたんだ」
トラ「アタイは強いよ?それこそアンタの世界の妖怪とは比にならないくらいにさ」
マリー「私の世界の妖怪は皆、私の敵じゃないわよ。あんたこそ、私の強さ分かってる?」
マリー「結界の世界を脅かす奴は容赦しない。……さあ、行くわよ!」
トラ「ああ良いねえ、昔を思い出すようだよ。アタイはこれを待っていたんだ!」
トラ「期待を裏切るんじゃないよ?現代の人間の力を見せてみな!」
bad ending
マリー「あいたた……はぁ、負けちゃった」
レジーナ「お疲れ様。マリーがそんなになるなんて、相手は随分と強かったのねえ」
マリー「うん、強かった……でも次は負けないわ。こんなんじゃ、お母さんの後なんて継げないものね」
レジーナ「……ごめんね、無理させて。私は……」
マリー「大丈夫よ、お母さん。今の結界を護れるのはお母さんしか居ないんだから。……だから、この先に居る敵の事は私に任せて?」
レジーナ「マリー…………ありがとう」
結界の綻びのすぐ近く、とある親子は一度里へと戻って英気を養う事とした。
――この異変を解決に向かわせるには、もう少しだけ時間が掛かりそうだ。
bad ending《から騒ぎなお祭り騒ぎ》
good ending
マリー「これで……終わりよ!」
彼女は手の先に魔力を集中させ、目一杯の力で魔法を放つ。その魔法を真正面から受けた相手は、やがて膝をついて動かなくなった。余裕そうな笑みは絶やさぬまま。
トラ「ふー……。いやぁ、負けた!あっはっは、見事!」
マリー「はぁー……疲れた。今までの妖怪でダントツだったわね……」
トラ「何だい、今の妖怪はそんなに軟弱なのかい?情けないねぇ」
マリー「あんたみたいなのがゴロゴロ居たらたまったもんじゃ無いわよ。……それで、ちゃんと異変は直してくれるんでしょうね?」
トラ「ああ、約束だとも。ちゃんとアンタ達の姿は戻してやるよ。……まあ、アタイはだけど、ね」
マリー「……?何よ、他にも関わってる奴がいるっての?」
トラ「さぁてね。……ま、何とかなるだろうさ。何も、異変解決を生業にするのはアンタだけじゃ無いって事ね」
マリー「よく分からないけど……。まあ、これで解決するならそれで良いわ。正直これ以上誰かと戦うのはしんどいし」
トラ「ふふ。アタイも久しぶりに楽しめたよ。こんなに身体を動かしたのは何百年振りだったか……とにかく久し振りの運動だった」
マリー「相変わらず妖怪ってのは時間間隔がおかしいのね。……ま、私も何だかんだで楽しかったし。これ以上こんな異変を起こさないのなら、また会いに来てあげるわ」
トラ「そりゃあ嬉しいねぇ。それじゃあ次は、百年後にでもまた遊ぼうか?」
マリー「……幽霊の私で良ければね」
good ending《宴もたけなわ》