@i_tenmonooki
ラストステージ
この記事は諸事情により三時と限の最終面を同じページに表示しています。
なので、三時A.B.Cルート、限A.B.Cルートを読み終えた方のみご覧下さい。
三時編→2ページ目
限編→3ページ目
エンディング→4ページ目
三時編
四面《世界間スペース》
三時「あの通路からだいぶ離れちまったぞ…?」
三時「本当にこんな場所にいるのか…?」
???「あぁ…」

祇鶫「何故だ…姿が消えはじめている…」
三時「いきなり物騒ね」
祇鶫「もう私を知る者は一人も居ないのか…?」
三時「少なくとも私はあんたなんか知らない。そんな事はどうでもいいや。」
三時「ところであんた、今の異変を起こした犯人よね?」
祇鶫「…」
三時「沈黙は肯定とみなす。ようわからんテレポート人間にここまで連れてきてもらったんだ。あんたに違いないわ」
祇鶫「渡…彼奴(あいつ)は何をしているのだ…何の為に彼女を…」
三時「どうやら図星のようね」
三時「ねぇ、早く私たちの姿を直してくれない?そろそろ迷惑なんだけど」
祇鶫「…お前ら人間共に何がわかるものか」
祇鶫「私はこれを直すつもりは一切無い。これも生き残る為…」
三時「さっきから何言ってんだか分からないんだけど…」
祇鶫「私は長い間お前ら人間共に亡き者として扱われてきた!死んでも死にきれない妖怪の苦悩などお前らには分からないだろうな!」
祇鶫「第一お前らは私が倒され止めを刺されてからというもの私への恐れの心は無くなっているに等しいんじゃなかろうかねぇ!?」
三時「そもそもあんたを知らないから分からないんだけどさ、とにかく直してくれりゃあいいのよ?」
祇鶫「強引な奴だ…」
祇鶫「私がこの異変を起こした理由、それは私の存在を人間共に知らしめる為!」
祇鶫「人に知られずずっとこの空間で暮らしているのも飽き飽きしてきてな!それに…」
祇鶫「…あぁ、お前がここに来なければ、彼奴は、私の命の綱は途切れずに済んだのに!最後の最後で裏切りやがって…」
祇鶫「私の姿が消えてゆく…私はまだ死にたくは無い!全て…全てお前のせいだ!」
三時「なんで私が責任なすりつけられてんの!?とにかく私はあんたを倒して元に戻して貰うだけ!」
三時「あんたの事情は知らないけど、これも世界のためなんよ!!」
撃破後
祇鶫「…彼奴は死んだ筈…なのに…私が消えていない?」
三時「なんでだろね」
祇鶫「…ハハッ、彼奴は何を考えているのだ…?私には分からぬよ………!」
三時「で、戻してくれない?」
祇鶫「…は?」
三時「へ?」
祇鶫「人間共がどう祈ろうと、やはり直す気は無い。」
三時「仕方ねぇ、限に任せよう…私、強引過ぎたかな」
祇鶫「……済まないな…。本当は直してやりたいのだがな………。」
限に希望を託し、3ページへ
限編
四面《世界間スペース》
限「ちょっと待て、なんであの通路から離れてんの?」
限「元凶ってのはあの通路の先にいるもんだと思ってたんだけどな」
???「…?」

祇鶫「私に何か用か」
限「いや、俺は異変を解決しにきただけだぜ?」
限「みんなの姿がかわっちまってな。明らかに異変だろ?な?」
祇鶫「…そう、だな…」
祇鶫「なぁ、お前…お前は私を知っているか?」
限「勿論しらねぇよ。初対面なんだし」
祇鶫「それか、『鵺』という存在は?」
限「いいや、全く。ぬえってのはどんな奴なんだ?」
祇鶫「…はぁ、ようやく分かった。私が今消えかけている理由…私を知る者が一人も居なくなったのか」
限「へ?いきなり何言ってんだ?」
祇鶫「私はあの異変を起こした者。理由は私の存在を人間共に知らしめる事。」
祇鶫「自在に姿を変える力を利用し、この異変を起こしたのはいいが…やはりだあれも自分の事なんて知らない。」
限「まさか、誰にも知られてなくて、退屈で起こしたのか!?」
祇鶫「そうだな…お前は妖の者か。物わかりが早い。」
限「まぁな。ところで、なんで今の今まで生きて来れたんだ?」
祇鶫「彼奴(あいつ)が居たからだ。私の存在を認めてくれていたのはー、彼奴だけだったのだ。しかし、何故…」
限「…もしかしたら、俺が吹っ飛ばしたかもしれねぇ…」
祇鶫「吹っ飛ばした!?お前、まさか…私を完全に消滅させる気か!?」
祇鶫「許せぬ…お前も所詮は人の血を継ぐ人妖だったか!死ね!今ここで消えてしまえばよい!!」
限「くそっ、こうなったら異変解決どころじゃねぇな…全力で相手してやるよ!」
撃破後
限「はぁ、やっちまった…けど、てめぇ消えてないじゃん」
祇鶫「…へ!?ほ、本当だ…」
限「ま、これも俺のおかげって事で〜」
限「とりあえず、死にたくねぇんだろ?まずは異時空界に来いよ!」
祇鶫「…?」
エンディング
三時「んで、こいつをここに連れてきたと」
限「そうなんだよ。こいつは暇で異変を起こしただけじゃなく、自分が生き延びるためにもこれを起こしたんだ。」
三時「やっぱりあんた、すげぇわ。さすが妖の一族」
限「俺はあいつに寄り添っただけだぜ?」
三時「もうちょい優しくならんとなぁ…」
祇鶫「…なぁ、私はここで何を…」
限「勿論、直しゃあいいんだよ。俺たちの姿をさ。」
祇鶫「お前に頼まれたんじゃ仕方がないな。それ!」
限「お!元に戻ったぞ!?」
三時「なんで私じゃだめだったのよ」
祇鶫「人間共は嫌いだ。」
三時「は?」
限「まぁまぁ、きっとお前のことを人間共が知ったら、きっと恐れおののくぞ〜」
祇鶫「ふふ、良い話もあったものだ。」
???「あなたたち〜」
三時「あ、グリェイさんだ」
グリェイ「やっほ〜」
デストゥイラ「我も居るがな」
限「そんで、何しにきたんだ?」
グリェイ「世界間スペースの様子を見てきたんだけど、あの通路まだ消えてないし、結界の穴も塞がって無いみたい。きっと、もう一つの世界がまだー、解決していないのよ」
デストゥイラ「そこ辺りは時を待つしかない。それと、世界間スペースにて意識不明者を発見した。誰か頼む。」
限「あ!あのテレポート人間!」
三時「なんで?」
祇鶫「渡!?おい、しっかりしろ!死ぬな!」
グリェイ「あんた、そいつとどんな関係なのよ」
祇鶫「ただ一人、こいつだけが私の存在を知っていたのだ…こいつのおかげで私は今まで生き存えてきた。しかし……!」
祇鶫「三時、だっけか?…全てをお前のせいだと言ってしまい…すまなかったな…」
三時「別にいいんよ、許す」
グリェイ「とにかく、こいつはあなたに預けるわ」
デストゥイラ「異時空界の者に頼み、住居も提供してもらえるよう頼むから、そいつの面倒はよろしくな。」
祇鶫「わかりました、承ろう。」
それからというもの、彼の存在は異時空界で知られるようになった。彼はまだ、生きて行ける。
しかし、人々にとって彼は脅威などでは無いということだけは、確かなのであった。