@sikisima_SB2C
「……ここは……」
私が目を覚まして最初に見たモノは、何の変哲もない、白い天井。
そして―――
「おう、起きたか」
いまいちパッとしない、男の顔だったわ。
「で、色々と訊きたいことが有るのだけれど」
「おう、答えられる事なら答えてやるよ」
とりあえず、質問を幾つかする事にした。差し当たって。
「まず、私は何者?」
そう、私は自分の名前すらも知らない。というかありとあらゆる記憶がない。
あるのは知識だけ。これが記憶喪失というものなのかしら?
「ざっくりと言えば、俺が作った
…………なるほど?一気に疑問が増えたわ。
「……つまり、私は被造物というわけね」
「そ。んで、俺が造物主だ。敬え」
「嫌よ」
「知ってた。まぁそういう性格にしたしな」
造物主()の戯言を斬り捨てて、次の質問をする。
「なら、私を作った目的は何?」
「一つはまぁ、新しい型式の肉体錬成法が使えるようになったからその実験、ってところかな」
「……もう一つは?」
以前から肉体錬成自体は出来たのか、とかは無視よ無視。
「『
「身内当てゲーム、それに『
身内当てゲームがどういう物かは知っている。
同時に与えられた偽の名前も考えれば、コレが何をやらせようとしているのか、見当は付く。
「……なるほどねぇ…いいわ、やってあげる」
「そうかい」
「他にも訊きたい事は少しあるけど、とりあえず」
身内当てゲームをするにも、まず知らなくてはならないことが有る。
「貴方の名前は?」
つまりはanswer。正解がわからなければこちらとしてもやりようがない。
その為に、これは最初に訊いておかなければならないわ。
「―――敷島佑斗だ」