レドヒツ②

@tkaruno
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2015-02-03 20:43:55

タグお題その3。


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 とりあえずベッドに横にしたものの、レッドはピクリとも動かない。
「どうしたものかな……」
 ヒィッツはベッドから少し離れた場所に備え付けられていた椅子に腰をかけて眉をひそめた。
 当然の事ながら外傷は無い。急病という訳でもなさそうだ。
 そもそもヒィッツは昨日までレッドと同じ任務に就いていたのだから、万が一にでもレッドの体調が悪かったのなら気づいたはずである。だとしてもこんなに急に、まるで螺子の切れた人形の様にレッドが倒れるなど誰が予想できるだろうか。
「本部に連絡を入れるべきか?しかし……」
 任務完了後、休暇を理由にそのまま帰還しなかった手前、樊瑞や孔明に連絡を取るのは抵抗がある。自業自得と言ってしまえばそれまでだが、ここ数ヶ月のオーバーワークで妙な反抗心があったのが本音だ。そうでなければレッドの提案に乗る理由は無かった。
 だが当の本人がこんな状態では。
「本当に……どうしたものかな」
 ヒィッツは無意識に溜息をついた。レッドはやはり目を覚ます気配は無い。




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カルノ
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