同シナリオ2回目のセッション KPミタラン氏 今回はRP中心で。
@35kayaku
シナリオのネタバレがあります。苦手な方は避けて下さい。
文章が支離滅裂で読みにくいです。
2020/0925【オーダーメイド】感想
今回は二回目ということもあって、最初に『PC思考でRP多めでやっていこう』と思って臨みました。
……いやぁあれはちょっと。
冒頭を経て商人ちゃんと初遭遇。最初はよく分からない空間と得体の知れない話せるものに割とテンション高めでリアクションでかめで反応してました。
このとき思ってたPCの性格というのが『オーバーリアクションだけど小心者』みたいな『好奇心旺盛で感情豊か』というイメージだったのでそれにそって扉の絵葉書について文句言ったり、商人ちゃんに喋ったりしてましたね。
そして「商人ちゃんのおすすめは?」「石の扉なのね」「行ってくるよ!戻ってくるよね!?」と言いながら最初に【石の扉】に向かいました。
【石の扉】
狩人と獣の部屋です。最初に狩人の姿が見えたので「撃たれないよね……?」とビクビクしながら近づいて行きました。そして狩人から事情を聴いて獣の状態を見て来てくれと頼まれる。そのことに「いやいやいやいや?!?!」「ナイフが怖いのか?」「そっちじゃないよお!どう見たってあっちでしょ!獣!」「もう動けやしないだろう」「獣とナイフを二度見三度見します、そうじゃないよ、そうじゃないよ!!」「なんだ?図々しい頼みだったか?」「うう……半泣きになりながら頷きます」観戦席、二度見三度見に反応するの笑うから。
そして恐る恐る獣に近付いて、つんつんと突っついて確認しようとしたら……
『そしたら幸運どうぞ』『POWがあるから幸運もあるって?!じゃあCCBで……』<98:ファンブル>『嘘でしょ!!嘘でしょ?!?!』『wwwそしたらピクピクと生体反応がありますよね?』『あはい』『そしたらビクーン!と右腕が上がり、貴方の傍に落ちてきます』「ひぃ、ひぃぃん!生きてるじゃん……生きてるじゃん……嘘つきぃ!」
ここ更にファンぶったり何かあったら失禁してたかもしれませんって。まだ生まれてもないのにうちの子に変な属性付与させないで下さい、てかまず前回振ることのなかった技能振らされた挙句、初手ファンブルってマジですか。
そうこうするうちに、獣の正体について分かってしまいそのタイミングで狩人が戻ってくる。「とどめってさあ……いやだって、この人、大事な人なんでしょ……?」と戸惑うものの、狩人は一向にナイフを返さないことに痺れを切らして脅してくる。それに対して自分の身が怖くなってつい咄嗟にナイフを渡してしまう。指輪は咄嗟の事で出すタイミングを失ってそのままとなる。
そして狩人がナイフで大事な人の獣を突き刺してトドメを刺して血が迸るところまでまじまじと見てしまい、競り上がってくるものにえづきながら最初の砂漠へと戻った。観戦席へ。嘔吐ボイスに需要はありません、たぶん。
「そんな、そんな……つもりじゃ、なかった、のに……」と呆然とするPCに商人ちゃんは心配して気遣ってくれる。
「分かってたのに、何も、出来なかった」
「でも貴方が出来なかったからって何も悪くなかったのね。それに動いたらからっていい方向にいくとも限らないのね」
「知ってた、のに?知ってて何も出来なかったのに?」
「じゃあ貴方が動いてたらどうなってたの?」
「本当は……伝えたかったんだけど、それが伝えられなくて。もっとうまく伝えられてたら、どうにかなってたのかな」
「貴方が伝えられなかったからといって悲しいことが起きたとして、伝えられたからと言って起きないとは限らないのね」
「うん……」
「次はちゃんと動けるようにするのね、大丈夫次のときはちゃんと動けると思うのね」
商人ちゃんの言葉を受けて今度は【金属の扉】へ向かう。
【金属の扉】
そこでは鎖に繋がれた少年がいる。鎖の先は床に繋がられていて、近くにそれをどうにかする道具はない。少年は「殺して」と訴える。
なんとか彼をここから出す手段はないかと探すも見つからず、「どうしても死にたいの?他にも出るかもしれないじゃん……他にも……他にもあるんじゃないの……?」と問い掛けても少年は死にたいとしか望まない。
そして奥の方の瓶へと向かう。
二回目なのにねぇ、全く答え覚えてないんですよ、なんなら観戦してたというのに。全く中身を覚えてなかった。というわけで再度絵葉書のヒントを眺めてもう一回謎解きをすることに。『また解いてるんですか?!二択で悩んでると思ったのに?!』とKPが困惑する状況。謎を解きながらお菓子について雑談をしていく枠に。
『それで外したら、終わりだっていって頭抱えますよ』『実質5/6ってそんなわけなかったろ!!』とぎゃいぎゃい言っていいながら考えていく。そして優しい毒薬と睡眠薬だと思って二つの瓶を持っていく。『これでポカやったらおめーの記憶が駄目だったってことで。ポンコツということで』と言いながら、少年に「痛みを忘れて眠るか、安らかに死ぬかどっちがいいか」と事前に聞いて瓶の中身を飲ます。
そしたらね、それ、毒薬だったんですよ。血管を切り刻む方の。
そして目の前にいる少年は惨たらしく苦しみながら息も絶え絶えに死んでいった。
PLとしては『あ、やべ』と声が漏れたけど、これPC視点だとこれなら苦しまずに少年の願いを叶えられると思ったら自分の間違いで惨たらしく殺したも同然なんですよね。どれだけこの選択肢でPCの心に残ったのだろうか。
戻って来てからも目の前の惨状に呆然としていて、
「やっちゃった……取り返しのつかないこと、しちゃった……」「せめて、苦しまないようにって、思ったのに……思った、のに」「さっきも知ってたのに、何も出来なかったし……」「さっきも、すくうつもりで、やったの、に……」「やったのに……」と言うしかなかった。
そんな自分に商人ちゃんが「今はできなくても、いつかはきっとできるのね」「失敗したかもしれないけど、ちゃんと貴方は選べたのね、すごいことなのね」と宥めてくれたけども、その優しさを受け取る余力もなくて「取り返しのつかないことしても……そう、いえるの……?」と聞き返して、「例え取り返しのつかないことでも、自分の選んだ選択は変えられないからね。そう駄目だったことに目をやるよりは自分の良かったことに目を向けるのね」と更に言い諭してくれた商人ちゃんは本当にお母さんだった。
でも、2回立て続いて人を失って、直前は自分の失敗で助けられなかったPCの精神は疲弊していて。
「ねえ、商人……私はあと何をすればいいのかな……」
「したいことをすればいいのね」
「したいことって……なに、かな?」
「貴方はなにがしたいのかな」
「なにが……したい……?」「助けたかった」「でも、もう助からなくて」「もう、どうにもならなくて」「なんかもうどんどん悪い方に行ってるけど、本当にこれでいいのかな……?」
とどうしたらいいのか、自分が何をしたいのかを見失って呆然としている状況でしたねぇ。
でも呆然としながらも行かないとという気持ちに駆られて木の扉へと向かう。
「辛いなら休んでもいいのね」と商人ちゃんが気遣ってくれる。
「ううん、いい……休んでも、やらなきゃいけないことには変わりないし」「だって……いかないと……」しかし何かに迫られているPCは必死で行こうとする。それに見かねて商人が何のために行くのかと問い掛けてくる。
「いかない、と……どう?」「なんで……なんで?」「私の、望んでいることって……?」「だって、いや、だって、いかないと、やらない、と」「義務?いやだって……ここから出ないと……でも出るには扉に入って、価値のあるものを見つけないと……」
今振り返っても本当に酷い。
いやでもPCとしては迷走しているの仕方ないんですよね。1回目何も出来なかったから次は動けるようにって思ってたのに、2回目それに失敗してすくえなかったことで精神的衝撃が大きく、疲弊してぼろぼろになるのは無理もない。でも当初の目的である出口へ行かないといけない、という義務感に駆られているから無理くり突き進もうとしている。見ててたぶん痛々しいし、自分が望んで生まれてくる場所の筈なのに、その自分を見失ったらそらあ止められるでしょうねぇ。
そして、今ある指輪で砂と交換して中身を満たせば出られるのねと商人ちゃんに言われたことで、そうすれば自分にも価値が見いだせるんじゃないかと縋り付くも。
「それがいっぱいになったら、満たされる……?」「満たされたら、私、価値のあるものに、なれるかな……?」「ずっと、間違えたことしかできなかった自分にも、価値って、あるの?」「自分の価値って……どうやって見つけるの……?」「人それぞれって……だって、そうやって判断するもの、なかったら何もわからないじゃん……!」
と、他者に価値観を委ねてしまい更に自分のアイデンティティが崩れていく。
それでも自分に価値のあるものはなにかと探すために【木の扉】へと入っていくことになる。
【木の扉】
おおよそは流れに従って探索して進めてたのですが、ここでキッチンから冷蔵庫からサンドイッチ、スープ、卵を見つけたときに。
『アホな事言いますけど、卵レンジ入れたら爆発させますか?』
『では幸運で』
『wwwまじかあ』
<幸運:失敗>
『ではレンジに入れた卵は爆発します』
『ファーーーーwwww』
というやり取りがありましたね。1回目は料理を自分で食べてからヒントに気付いて空のレンジを温めることになったが、今度は卵爆発をさせるという。
しかもここで幸運成功したとしても、老父が卵を食べようとしたら幸運判定させて失敗したら口の中で卵が爆発してもんどりうつという状況だったと聞いて『あっぶな!!そんなんなってたらPCもう立ち直れんよ!てか失敗して良かったわ!!』と叫んでました。
そして全てのヒントを解いて、炎に撒かれながら老父から鉢植えを受け取る。
「失敗してない……失敗してない……今度こそ、大丈夫……」と探索中言ってたのにねぇ。合ってたけど老父は目の前で火を放って呑み込まれていったよ。
「なんで、なんで、合ってた、じゃん……」「私、間違ってなかった、じゃん……合ってた、のに……だめ、だったの……?」「助からなかった、の……?」合ってたのに今度は間違わなかったのに結局助けられなかったことに呆然としているPCに商人ちゃんが「満足したからじゃないの?」「それがおじいさんにとっての幸せだったんじゃないの?」「未練残して死んじゃうかもよ」「その方が幸せだったこともあるんだよ」と言い諭して宥めてくれたのがPCにとっての救いだったよね。
「そしたら、私、少しは人の役に立てたのかな……?」「私、おじいさんにとっていいひとになれた、かな……?」「うん、それは絶対になれたと思うのね。それは自身をもって、よく頑張ったのね」と肯定してくれる商人ちゃんが凄まじい。
【黒い扉】
痛い思いをする空間。自分が痛い想いをしたくなければ逃げればいい、ただしそのときは自分の知らない誰かが犠牲になる。そう聞かされてPCは一切の抵抗を止めました。だって、自分なんかに誰かが犠牲になる価値はないと思ったので。しかし最後は自分が誰かのための犠牲になれたことで価値を見出せたと仄暗い悦びを覚えながら笑っていました。だからあのとき「貴方は強いのね」と言われたことが理解出来なかったんですよね。本当に強いなら間違えず誰かを救えると思ったので。それができなかった自分は強いと思えないって考えなので。
最後に商人ちゃんがもう一回引っ張って動かせないか両手でつかんで試したんですけど、驚異のツルぴか美白で滑ってどうにもならなかったですね。最初に来た時も試したけどなあ。また会いたいからと寂しくなって一緒に連れて帰りたかったけど駄目だったなあ。
そして商人ちゃんが見守ってるのね、と言ってくれたので。PCはもうちょっと自信が持てるような人間になれるように頑張るから、と商人ちゃんに告げました。
最後に「三度 御傘、です」と名乗って旅立ちました。
そうして全ての扉を通って得たものは、
指輪と、鉢植えと、鏡でした。
そこで指輪と鏡を渡して砂と交換をして、鉢植えは持ち帰りました。
鉢植えはそのまま魔術を取得しました。
これでオーダーメイド、セッション終了となりました。
【ここからは全体的な感想です】
いやあ~~~~本当にねぇ、最初こんなつもりじゃなかったんですよ???いや本当に。もっとわちゃわちゃして、時にはドン引きながらも、時には悩みながらも部屋を回っていくつもりだったんですよ。
こんな、業を背負わすつもりはなかった。
原因は、PLのうっかりミスで【鉄の扉】での毒薬問題をミスったせいですね。あれが今回のセッションとPCの方向を大きく決めてしまった。なんで1回目正解してるのに今回失敗してるんだ???本当にポンコツが過ぎるんだよな???そのせいでPCの性格と方向性がガシっと決まったのである。
商人ちゃんにも言われたけど最初はあんなにも生き生きしてたのにねぇ。【石の扉】で獣の正体を知ったのに伝えられなくて悲劇を止められなかったことに『知ってたのに何も出来なかった』という後悔を抱いて、【鉄の扉】で助けるといいながらも自分が失敗して惨たらしく殺して少年をすくえなかったことに罪悪感を覚えて、『本当に自分はいいのか』と自分を見失って、『自分には価値があるのか』と自分のあり方を定めようとする性格へと向かっていくことに。
この辺のアイデンティティが確立できてない部分や、他者からの評価で自分の価値を決めていくところが10代くらいのイメージだよねと言ってました。大学生ぐらいだなあというのは同意です。
途中アイデンティティが崩壊して、行かないとという義務感だけで動いていたときはKPからは『自分がこうしたい、という気持ちを持って動くものだから。もしこのまま思い悩んでいたら扉が開かないっていう描写でもいいかなって思ってた』だったそうで。ただもしそれなら『じゃあ扉に行かないと……と思ってるのに、それで開かなかったらたぶんボロボロですよ。世界にも拒絶されたって、自分にはその価値がないんだって、これは……ひどい』
いやでも生まれない方が良かったというのはあったかもしれない。そんなに自分がぐちゃぐちゃなら一度母親の中に戻りなさい、そしてゆっくり考えてまた落ち着いてからやり直しましょう、そんな展開も。商人ちゃんも「生きたくない」と言ったらそれを肯定すると言ってましたしねぇ。
そう商人ちゃんですが、彼一度も自分の考えや価値を否定しないで肯定してくれるですよね。全肯定商人ちゃん。でも今回の『もしも、生まれたくなかったら』という話をしていく中で、彼は恐らく肯定しかしないからそれも否定しない。今まで商人ちゃんのことはマスコットのような愛嬌のある存在で、時には探索者の心を慰める精神的安らぎだと思っていたんですけど。この話をしていてゾッとしましたね。全肯定って怖いよ。大事な一線を踏み止まらせてくれるような存在ではないから。本質を知ると手放しで安心できる存在ではないのかもねぇ。
しかし今回いっぱいロールプレイして楽しかったですよ!思ってたキャラ方向性とは全然違う方向へ駆け出して行きましたけど、めちゃくちゃ愛着湧きますもん……幸せになって、どうか。でもきっと性格的に、たぶん君が次に行くのは修羅の道だ。だってクトゥルフだもん。自己犠牲心は悲劇しか生まない。
あと魔術も覚える方が美味しいなって。唯一、すくわれて託されたものだからね、鉢植え。その本人は本当に助けられたのだろうかって思い悩んでましたけど。そうして託されたものはきっと手放せないでしょうから。
でも愛する人ね……彼女、自分も信じられなくて愛せないのに。そんな人間が他人を信じて愛せるんでしょうかね?果たしてこの魔術を使うときは来るのでしょうか。
あ、三度御傘は「三度傘」「三度見」から来てるよ。語感だけだよ。特に意味はないよ!!
そして考えたキャラシがこちらになります。
↓
https://iachara.com/sns/469902/view