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【カタシロ】2020/0926感想

全体公開 感想 6411文字
2020-09-27 12:11:41

自卓でのセッション KPふらぺちん PLゆにし PC花仲由利

Posted by @35kayaku

CoCシナリオ【カタシロ】2020/0926感想



シナリオのネタバレがあります。これからセッション予定の方等は避けて戴けたら幸いです。




























































事前に周りからは「ゆにしさんは好きだと思う」「楽しいよ、きっと!」と言われていたので、めっちゃ楽しみにしてたんですよねぇ~ワクワクのうっきうきでしたよ!

……いやあ、好きとか楽しいとかの理由がよく分かるわ。こういうタイマンで会話を重ねて思考を深めていくの大好きです。



思考実験→重大な決断というのがシナリオの大元なんですけど。これ本当に人によって全く異なるから他人のセッションが気になって来ますわ。



このときのセッションは、PCは壊胎継続探索者の花仲由利ちゃんを連れていきました。それで思考や発言はなるべくPCだったら何を考えてものを話すか整理して喋ってたつもりでした。

どこかのセッションで話したんですが、PCとPLを切り離して考えていてもどうしてもPCの価値観や根幹の部分にはPLの人格が反映されるところが出てくるんですよね。最近RP多めでのセッションが増えたことで「この考え、価値観はどこまでPCなのか、PLなのか」とその境界が曖昧になってしまうのが悩みとして出て来てます。完全に分離させるのは難しい……絶対どこかでPLの価値観が出ちゃうんだよなあ。





【思考実験】
PCとしては思考実験について、
囚人のジレンマ→黙秘
テセウスの舟→違う
臓器くじ→NG
身体を譲るか→-
視点→PC



囚人のジレンマ→黙秘
PCの花仲由利は陸上選手だったが事故により選手生命を絶たれたという過去があり「自分の価値観が低い」というのがベースにあります。(この辺ふせったーとかで書いた気もする)
そして壊胎の行動を振り返って、この子は自己犠牲心が強いとも思ったので黙秘。
たぶん、罪を擦り付けるような発言はしたくないし、共犯者である相手に背負わせたくないという気持ちがあるのでは。「誰かに背負わせるのは嫌」と言ってましたけど、それが根幹な気がします。

ちなみにPLの立場で考えると、黙秘ですね。
例えば子供とか自分の後に残される者がいない状況だったら黙秘してしまう。相手にだけ罪を押し付けるような供述は出来ない、が事実は伝えられる部分は話すかと。まあどんな経緯によるかによってこれらもだいぶ変わるんですけども。


テセウスの舟→違う
全てのパーツが変わったら、例えそれらが前のパーツと同じだとしても全く同じだというのは有り得ないのでは?微妙に異なっていく以上それらは違うものではという考えでした。
見た目は同じでも中身や性質が微妙に変わってしまっている以上、本当にそれは全く同じものだと言えるのか?変わっている以上そうとはいえないのでは。
見た目と名前は同じでも別のものがある。(このとき思ったのが、1人目の綾波レイと2人目の綾波レイは全く同じ存在だと言えるのかということで。もっとよく表しているのが、TRPGのパラノイアでの設定にて1人目のトラブルシューターと、クローンで転送されてきた2人目のトラブルシューターは同一人物だといえるのかってことを考えていました)その中身や性質、状況が元のものとは若干違う以上、それは全く同じとはいえず違うものでは。
細胞が一定周期で作り替えられる話が出ましたけど、身体的には同じでも細胞が作り替えられていく中で月日が流れていく以上、中の心や知識は変わっていく。そうして変質しているのに果たしてそれは全く同じ人だと言えるのか?
そんな事を考えていました。これについては、たぶんPCの花仲としては「仮に事故で怪我をする前の身体に戻れたとて、それは果たしてあのときの自分と全く同じ存在だといえるのか?」「練習を重ねて日々刻々と自分の身体機能が変わる状況の中で、全く同じだということがありえる?」「そのときの精神やモチベーションや微妙な環境の違いで大きく(タイムとか成績など)変わるのに、全く同じなんてあるの?」という移ろいやすいものだから、という考えかなあという推察から。

PC的には違うですね。「全く同じってあり得なくない?若干性質が異なる以上、その差異があるならばそれは同質とはいえないのでは?」という考え。いやだって細胞だって変わっていくにしても、どんどん劣化していくんだぜ?細胞分裂してサイクルしていく以上、それは前のものとは違くないか???


臓器くじ→NG
PCの花仲は「事故で負傷した経験から弱者の立場に立たされていた時期がある」以上、弱者の視点を外せないだろうなと。くじで殺された人間のことを気にせずにはいられないだろう。選手時代は競争社会で勝ち上がってたとしても、そこから弱者として蹴落とされる側になったことで、他人を蹴落としていくことに抵抗はあるんじゃないかな。「自分がもし移植される側で、その臓器がもっと生きられる筈だった誰かの命を奪ったものとしたら受け入れ難い」という価値観でした。
「人のことをよく考えられることが優しいとは限らないのでは?」はたぶん怪我をした当時、周りから気遣ってもらったり、人の詮索とかあったりして、必ずしもそれが一致するとは限らないと思ったのではないかなあ。

PLとしては、個人の事情を鑑みてしまうのでくじというのは受け入れない。しかしこれがもし「自殺志願者」「何らかの事情で生きられないものの、使える臓器がある者」といった相手だったらどうなのだろうか?という考えも少しあるんですよね。
今、自殺志願者で思い出しましたけど昔世にも奇妙な物語で<自殺リサイクル?>山田悠介氏が脚本だったかな?生田斗真氏が主演だった?で、死にたがっている人間を非人道的な実験体として利用する話があったんですが、それに似ているかもしれない……その設定が良い悪いというわけではないんですけども。



そしてこのシナリオの核心、「元の身体を渡すか否か」
……-なのはですね、実は私今回のセッションでその結論に至らなかったんですよ。ちなみに結論がセッション中に言えなかったのは自分だけだったそうです。なんでかなあ。結論は決まってたんですけど。

アキラに会いに彼女の病室へと向かい、事の真実を知り、そこで「君の身体をくれないか」というお願いをされる。

そのとき、その質問には答えずに「アキラちゃんはそのことを知っているんですか?」と聞き返したんですよ、そこで医者が彼女には説明せずに独断で行っていると答えた。だから「貴方が勝手にアキラちゃんにそうしてやりたいって……言ってるだけじゃないですか」と重ねるように言ったのですよね。だって、これ当事者であるアキラちゃん置いてけぼりなんですよ。周りが勝手に動いているだけで、じゃあ実際彼女はどうされたかったの?それが一番大事だと思うのにそこが放置されている。
医者は「それでも、アキラを救いたかった……!」と言ってその気持ちは分かるけども、じゃあ「救いたかったって……彼女はそれを望んでいたんですか?」ってことなんですよ。本人の気持ち抜きにして進めていいことではないのではないか?
医者は「私には分からないよ……何が正しいのか。間違っていたとしても、自分のエゴだったとしても」と言ってましたけど、これに正解はないと思うんです。それもPCの花仲は言っていたね。「正しいか間違っているか、エゴかもしれないですけど。でも自分はそれをどうこう言う権利はないですが……まず、アキラちゃんに聞くべきだと思います」って。当事者に話を聞いて、彼女の意向を聞いてからの【身体を渡すか否か】という答えだと思ったんですよ。彼女の意思を尊重するべきだと。彼女の気持ちが蔑ろにされていると。聞いてあげてよって。

このやり取りしていく中でKPはさぞや頭痛だっただろうなあ。きっついだろうなあ。

そして再びアキラちゃんを起こして、事情を話して彼女の身に起きたことを説明することとなる。そこでPCの花仲は機械の身体に移ったら不具合があるかもしれない、PCの肉体に入れられても同じ可能性があるかもしれない、というリスクを説明した上で、アキラちゃんにどうしたいのかと聞いたんですよね。そしてアキラちゃんは「私のせいで花仲さんが嫌な事背負っていくんでしょ?嫌だよ……」と言ったんです。その上で花仲は今後の話として、自分がもしこの話に乗らなかった場合は人を変えて同じことを繰り返すこととなると伝えたんですよね。振り返ると本当にえげつないこと迫らせてたなあ……「辛いことを……迫らせていた、だけかもしれないです……」と言ったけど本当だよ。

感想戦で指摘されたんですけど、子供にそんな重要な決断を任せるんじゃない、そんなことを聞かせるなよ!と突っ込まれました。
だけどマジレスして言ってしまうと、そこに子供かどうかって関係ないとは思うんですよ。
ここからPLの考えが……というか冒頭でも言いましたけど、この話自体がPCとPLの思考が混ざって完全に切り分けられないので今更なんですけどもねぇ。
アキラちゃん明らかに聡明で事情を理解するだけの思考能力は有している訳ですよ。重度の認知症患者だったり、重篤な意識障害を有した患者といった本人の意思確認が取れない状態ではないんです。なら、ちゃんと事情を説明してその上でどうしますか?と意思を確認するのは必要でしょう。それは年齢とか関係ない。幼過ぎて理解できる知性をまだ持っていないとなると保護者に委ねることになりますけど。
まず治療というか行動するにあたって、最初に状況を説明して、それから幾つかそれに対する方針を提案して、それらを踏まえて貴方はどうしますか?と意思確認を取るのが本来の形だと思うんです。だから感想戦真っ先に「なんで医者なのに、患者の意思確認せえへん?!」とぶっこんだわけなのですが。
PLとしてはまあそう考えちゃうわけですが、PCの花仲としてもこの考えはそう大きくは外れてはいないのではと。まず本人に聞いてみてから、本人の気持ちを聞いてからなのではって思うんじゃないかな……それは実際に彼女が事故で受けた体験もそうだし、彼女を構成するうえで大きく影響している陸上だって選手やコーチ、顧問などの意見を聞いてから方針を打ち出すと思うし。彼女の中で意見を色々聞いてからまとめて結論を出すというのがあるのではないかなあ。

そしてアキラちゃんへの意思確認を終えて、花仲が「ごめんなさい……」と謝ったあとで「いや君が謝る必要もない……きっとどうしようもなかったことなのだから」と呟いて視界が暗転して終わったんです。



だから結論が出なかったという。
彼女はこうして自宅に戻されたと、しかし彼らはどうなったのか知る由もないのだけれども、その行く末を案じずにはいられないよね……だって、アキラちゃんがあの状態で生きたいのか、そもそれだって分からないのだから……











重たい、重さが段違いだった、とか言われたの心外である。ゲロ重ってどういうこと?たぶん話的に重たいの仕方なくない????

そして本来のシナリオでは息子なのでアキラくんだったと聞き、更に他のPCでは「星を見に行こう」とか口説かれたと聞いて「おねショタやん!!え、なに????みんなそんなおねショタしてたの????私もおねショタしたかったあ~~~!!」とあらぶってました。そんなにおねショタしたかったなら事前に言っとけよ、というけどそもそもいつ言うタイミングがあるんだ???「カタシロやります~~~~おねショタしたいです~~~~」ってなるか???最初から自分の性癖がそうだったという場合に限りでしょ、これ。いきなりツイッターの名前がおねショタチャンスください、になったのはこれが原因です。

カタシロ感想戦の半分がおねショタだったことは謝罪します。





で、全体の感想なんですが。
これは人のセッションが気になるよねぇ~~~だって人が変われば答えも違うんだから他の人はどんな結論を出したのか知りたくなるよねぇ~~~
あとはどこまでその思考過程はPCのものですか?PLの部分はどこまで混ざっていますか?ってのが気になる。

で、今回自分も含めて6人通って半分「アキラくんの意思は聞いたんですか?」ってクライマックスでアキラくんを再び起こす人ばかりでKPが頭を抱えるという。本来これはシナリオにはない描写なんですって。まあ先生もアキラくんに脳みそだけの存在という真相を知ってほしくないからこそ、この話をするときには寝かせてたんでしょうけども。それを叩き起こして、少年少女に重大な決断を強いらせる探索者たち……いや本当にごめんなさい。

本当に先生を追い詰めてただけだったなあ。蓋を開けたら。アキラちゃんはたぶん自分の身体の真実を知って、その上で生きたいと思うのかなあ……あのあと人の身体を使ってまで生きたくないといった彼女はどういう未来を選択するんだろうか。そしてそれを尊重するしか出来ない医者はどっちにしろ、彼の願いは叶わないわけなんですけど。花仲が指摘しなかったら、たぶん先生は「娘を救いたい」という目標に邁進するだろうし、アキラちゃんもいつか父さんが治してくれると思って生きていて、まあそこそこ希望があって生きていられたんですよね。でもそれを根底から覆して台無しにしてしまったわけで。それってあの家族にとって幸せだったのかというと、とても肯定できないんですよ。一生花仲は人の幸せを壊した、と罪悪感を背負って生きていくんだろうなあ。

でもね、本当に先生が自分のエゴだと言っていた願いを叶えたいと思うんだったら。身体を得て五感を感じて人として生きていけるように娘を救って、その上で一緒に生きていきたいという願いを叶えたかったのなら。それこそ娘の同意も聞かずに、探索者の意思も聞かずに、身体を入れ替えて、娘の記憶も操作して何食わぬ顔でやりとげれば良かったんですよ。自分のエゴを突き通せば良かったんですよ、でもそれも振り切れなかったのでどうしようもなかったから。そこまでやり通すには先生の良心が咎めたんでしょうけど。って思ってしまったんですよね。花仲が自分のエゴで人を助けた女~~~と言われてたけどそうだよ、自分のエゴで、自分が助けたくて助けたんだよ、助けた相手がどう思うかまで考えていないよ。エゴをどこまで貫けるかだよねぇ。

ということを言ったら沈黙になって「息してる???」と聞いたら「地獄を生む才能がある」と言われたの甚だ心外。そんな辛くするつもりもなかったよ!「スナック感覚で地獄を摘まんでいる」と言われたのはどうしてだろうね。自分もこれはなかなか重たいものをPCに背負わせたなあとごめんねと思ったけど、「業を背負わせる」と言われたのはまあそれもそうだよね。
割とPLとしては元気で楽しくやってるんですけどね。ただその過程で他のPLとかがちょっと苦しんでいたり、自分も含めたPCたちが何故か業を背負ったりしているんですけどね。いやまあクトゥルフだし。致し方ありませんなあ。しかし1陣めっちゃ元気だなって言われてたの笑うよ、楽しそうって実際楽しいですよ???でも1陣だけそんな言われるの納得いきませんけど?!?!












いろいろと散らかった感想にはなりましたが、本当に楽しかったです。
シナリオ作者様、KP、観戦席、本当に感謝感激の極みです!
ありがとうございました!

























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