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パーシヴァル・フォスター Bee School構成員情報

氏名:パーシヴァル・フォスター Parcival Foster
生年月日:20■■年 7月 16日
性別:男
思想傾向:怠惰 冷静 過激派
役職:学習塾『はちのいえ』所属 学生向け思想誘導 監視

備考:休息を尊ぶ少年です。
 Bee Schoolにあってはならないことですが、労働を強く嫌います。哲学的思慮も労働と認識している点のみ、Bee Schoolの思想に一致しています。
 他者を助け、守る行為への精神的依存があります。
 家庭環境に不満あり。保護を求めた場合、蜂巣設計事務所での保護と思想教育を施してください。

 20■■/■/■に哲学人化した兄殺害に失敗。蜂巣設計事務所に保護を求めました。
 現在は本人の強い希望により、蜂巣設計事務所にて身柄を預かっています。今後の衣食住と教育は蜂家氏が担当します。
 所在が警察各関係者ならびに親族へ露見した場合、保護拠点の移動と逃亡が優先されます。不可能な場合、蜂家氏の指示を仰いでください。

 




蜂家美吐の個人メモ

 


テーマ:救済

自分より恵まれている者、
自分より優れている者、
自分が持たないものを持つ者。

それに手を差し伸べるのは、上からか、下からか。

 

起:可哀想な兄と、上手に逃げた僕。

少年には優秀な兄がいた。
期待された兄はいつも忙しかった。
休む間もなく将来のため、
勉強を続ける姿は悲痛で、
少年は兄を救いたかった。

 

承:可哀想な兄と、手を差し伸べる僕。

毎日両親から叱られる兄。
少年は兄を遊びに誘い、
どこかに逃げてしまおうと誘い、
共に眠ろうと誘った。
少年は叱られたことがなかったから。

 

転:可哀想じゃなくなった兄と、何もなくなった僕。

ある日、少年の兄は勉強を辞めた。
遊びに行くようになった。
説教から逃げるようになった。
穏やかに眠るようになった。
少年の知らない人間の下で。

 

結:可哀想なのは僕だった。

少年は兄を羨んだ。
遊べること、逃げられること、眠れること。
期待されていること、努力できること。
誰かに助けてもらえる人であること。
ずっと羨ましかったのだと、認めた。

 

教訓:誰かを救い上げたいと思う時、誰かより上に立っていると思う傲慢さが潜んでいる。


以上を星とし、天へと上げる。
永久に忘れぬように。





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