@maki_ug
ルーク
「もう石像は動きませんね。先に進みましょう。」
デスコール
「まずい!」
「ぐああああああっ!!」
ルーク
「デスコール!!」
レイトン
「デスコール…。」
デスコール
「ひとつ、おまえに言っておくことがある。」
レイトン
「なんだ…。」
デスコール
「おまえは覚えているか。
父と母がさらわれて、取り残された日のことを…。」
レイトン
「なに…。」
デスコール
「あの日から、すべてが狂ってしまったんだ…
私やおまえを取り巻くすべてが…。」
レイトン
「君は、まさか…。」
(ムービー23)
デスコール
「覚えているか、あの時のことを。
私たちは孤児となり、二人だけで暮らすことになってしまった。
両親が遺してくれた屋敷はあったが、寂しく、苦しい暮らしだった。
そんな時、里親が見つかったとの知らせが来た。
だが、引き取ってもらえるのは、一人だけだった。」
レパード
「僕は兄ちゃんと一緒じゃなきゃヤダ!」
エルシャール
「わがままを言うな、お前は今日からレイトンさんの家に行くんだ。」
レパード
「ヤダよ!エルシャールお兄ちゃん!」
エルシャール
「バカ、今日からそれはお前の名前なんだ、エルシャール。」
レパード
「…!」
コンコン(ドアをノックする音)
エルシャール
「ごきげんよう、レイトンさん。
これが弟のエルシャールです。」
ローラン
「君がエルシャールか。
街でも評判の優秀な子だと聞いているよ。」
ルシール
「あなたが…エルシャールなのね」
レパード
「……っ」
ルシール
「ごめんなさいね、二人は引き取れないの。」
エルシャール
「はい、弟をよろしくお願いします。」
ルシール
「…あなたは?」
エルシャール
「ボクは学校がありますし、ここを離れるのは困るので。」
ルシール
「そう…じゃあお勉強頑張らないとね。」
エルシャール
「はい…!」
エルシャール
「……。
強く生きていくんだ。
今日からお前の名は、エルシャール・レイトンだ。」
レイトン
「……!」
デスコール
「おまえは私と入れ替わって
レイトン夫妻に引き取られたのだ。」
レイトン
「私は…記憶の奥に真実を閉じ込めてきたのか。
エルシャールという名が兄の名であることを…。
私の兄だというのなら、なぜ今まで…。」
デスコール
「なぜ今まで邪魔をしてきたのか、とでもいいたいのか。」
レイトン
「……。」
デスコール
「アスラント文明さ…
アスラント文明の謎を解くことが、私の目的だった。
タージェントよりも早く…。」
レイトン
「アスラント文明の謎…。」
デスコール
「私たちが離れ離れになったのは
すべて、アスラント文明のせいだ。
あの…呪われた文明のな。」
デスコール
「考古学者だった父は考古学の常識を覆すほどの古代に
人類が生きていた証拠をつかんだ。
その文明こそ、アスラント文明だ。
アスラント文明の秘密に近付いたせいで
両親は組織に捕らわれてしまった。
その組織こそ、タージェント。
古代文明を崇拝し
その秘宝に憑りつかれた者たちの集団だ。
おまえも知ってのとおり
それから、私たちの孤独な日々が始まったのだ。
やがて私は成長し、考古学者として因縁のアスラント文明とタージェントを追いかけるようになった。
それが私の復讐だったのかもしれない。
私たちから両親を奪い
私たちの人生を狂わせた…アスラント。
だからこそ、この手で調査し
手に入れたいと思った。」
レイトン
「組織にさらわれた…父と母はどうなった?
生きているのか?」
デスコール
「母親は死んだと聞いている。
父は、タージェントにさらわれて研究の手伝いをするうちに…タージェントの思想に染まってしまったのだ。
アスラント文明に憑りつかれ
タージェントの財力を使って、その全てを手に入れようとする汚い男に成り下がった…。」
レイトン
「まさか…!?」
デスコール
「私たちの父親は
ブロネフ・ライネル…あの男だ。
行け、レイトン!
ブロネフを止めるのだ。
これ以上、奴に過ちを犯させるな…うっ。」
レイトン
「しかし、このままでは君は…。」
デスコール
「う…、気づいているんだろ。
アスラントの力を解き放てば
おそらく全員が死ぬ…。」
レイトン
「君にもわかっていたのか、
アスラントの秘宝の正体が…。」
デスコール
「ああ…ナゾを解けるのはおまえだけじゃない。
今はなんとしてもブロネフを止めねばならん。
おまえは先に行くのだ。」
レイトン
「わかった…君はここでじっとしてるんだ。」
▽ふかまるナゾ
「サーハイマン博士」
レイトンの眠れる記憶が呼び覚まされた時
その脳裏に幼きふたりの兄弟の姿が現れる。
エルシャール・レイトンの生き別れた兄
それこそが宿命の怪人デスコールが持つ
隠された真の正体だったのである。
レイトン
「エルシャール、そしてレイトン…。
私は幼い時、この大切なふたつの名前を
たったひとりの兄から譲り受けたんだ。」