遊馬14歳の誕生日の話。えいさんとアイビーさんから素敵な挿絵を頂きました。
@fu_re_re_ra
<マスターピース2番>脳内マッド①
最終回後。今日は遊馬の14歳の誕生日。
みんなに聞かれて答えた遊馬の「欲しいもの」は、当然、デュエル!
駅前広場で皆が集まり、タッグトーナメントをすることに。
ナンバーズクラブのみんなを始め、凌牙やカイト、ゴーシュにドロワに六十郎じっちゃんに闇川、ロビン、アンナ、トロン一家、ドルベたち七皇まで、あらゆるメンバーが集まった。
皆、遊馬がデュエルで繋いできた絆だ。
<マスターピース2番>脳内マッド②
対戦方法は一斉抽選の「クロス・ランダムマッチ・トーナメント」形式。
たとえば「遊馬と鉄男」のタッグが勝ち進んだ場合、同じく勝ち進んだ「アンナとロビン」とクロス・ランダムマッチ。
次の試合は「遊馬・ロビン VS 鉄男・アンナ」になる。
といった具合に、パートナーが次々入れ替わりながらトーナメントが進む。
<マスターピース2番>脳内マッド③
かつての敵味方が入り乱れて、デュエルは盛り上がりを見せる。
「凌牙とⅢ」「トロンとフェイカー」「アリトとゴーシュ」が勝ち進み、裏では「トロンとドロワ」などという組み合わせも発生。
「カイトとクリスVS六十郎と闇川」の師弟対決が盛り上がりをみせ、「璃緒とⅣ」のペアは強気の璃緒にⅣはたじたじ。その様子をドルベと組んだ凌牙がしきりに気にしていた。
勝ち上がった「凌牙とドルベ」、そして「璃緒とⅣ」のタッグ。次の試合は「Ⅳと凌牙 VS 璃緒とドルベ」だ。
凌牙とⅣは憎まれ口を叩き合いながらデュエルし、璃緒とドルベに快勝する。
<マスターピース2番>脳内マッド④
「トロンとⅣ」がランダムマッチ、対戦相手は「クリスとミハエル」!
父と組めてワクワクと喜んでいたⅣだったが、トロンはどうやらⅣと組む気はない様子。
トロンはにこりと笑ってⅣの背中を押したかと思うと、三人まとめてかかっておいで、と変則バトルロイヤルを提案。
三兄弟は互いにニッと笑い合うと、生き生きと父に立ち向かう。
<マスターピース2番>脳内マッド⑤
次のマッチは「遊馬とトロン」。
喜ぶ遊馬。しかし、トロンは棄権するらしい……?
トロンが代理人に指名したのは、陰から様子を伺っていたベクター!
遊馬にバレて「やべっ」という顔をして逃げ出そうとしたベクターの手を、遊馬は嬉々として掴んで、デュエルの輪に誘うのだった。
一方、棄権したトロンは、何やらフェイカーと大掛かりな機械の最終調整をしている様子だが……?
その裏では、Ⅳとベクターが煽りまくるのにキレる凌牙とミザエルがいた。

<マスターピース2番>脳内マッド⑥
試合は大詰め。
勝ち上がったチームは遊馬とカイト、そして凌牙とミザエルのタッグ。
いよいよ決勝戦、「遊馬と凌牙 VS カイトとミザエル」が開始!
並ぶ最強の二体の銀河眼に、遊馬と凌牙は立ち向かう。
互いにライフは残りわずか。
しかし未来皇ホープの効果は、タキオンドラゴンによって無効化されてしまった。
フィールドには攻撃力0守備力0の未来皇ホープだけ。
絶体絶命のピンチに、遊馬の手に飛び込んだカード。
二人の切り札は、「アーマード・エクシーズ」!
墓地のブラックレイランサーを装備した未来皇ホープは攻撃力2100にアップし
ダブルアップチャンスで、ついにタキオンドラゴンを撃破。
カイトとミザエルのライフはゼロになり
二人は攻撃の風がやむと肩をすくめて笑う。
遊馬はじわじわと笑顔になって、歓喜で飛び上がる。
凌牙がフッと口角を引き上げて、手をあげる。
それを見た遊馬は満面の笑みで、凌牙と勢いよくハイタッチした。
歓声が沸き、応援していた小鳥たちも大きく歓声を上げる。
オービタルが「優勝」のプラカードを掲げた。
<マスターピース2番>脳内マッド⑦
機械の最終調整をしていたトロン。
どうやら「あと少し足りない」らしい。
頭にハテナマークを浮かべる遊馬をちらりと横目で見て、凌牙の態度が急変する。
ついさっきまで共に勝利を喜びあっていたというのに、突然遊馬に「ふぬけてんじゃねえぞ!」と怒号を浴びせる凌牙
タッグパートナーが次の対戦相手になるクロス・ランダム・マッチ形式を続けてきた凌牙は、真の最終決戦だと遊馬を指名する。
豹変した凌牙の態度に戸惑いながら、遊馬と凌牙は一騎打ちをすることに。
凌牙が出してきたのは、ナンバーズ17 リバイス・ドラゴン。駅前広場でこのナンバーズと向き合うのは二度目。
アストラルと出会ったすべての始まりを思い起こすデュエルだった。
<マスターピース2番>脳内マッド⑧:デュエルリンクスZEXALワールド解放CM
トロン、フェイカー、クリス、そしてタッグデュエルを終えたカイトが合流し、機械の最終調整に入る。
このデュエルは、皆から遊馬への恩返し。
遊馬に内緒で、ある計画を立てていた。
皆、知っていた。時々遊馬の視線が、誰かを探すように、斜め上を見上げること。
遊馬が欲しいと言ったプレゼントは「デュエルすること」
みんな気付いている。
遊馬が本当は一番欲しいもの。それは。
「アストラルと」デュエルすることだ。
七皇を始め、紋章を操るトロンたちや、フォトンチェンジを使うカイトやゴーシュ達まで集めてこの大会を開催したのは
この駅前広場にデュエルによって異世界のエネルギーを集め
たった一度きりの「奇跡」を起こすため。
あの戦いで散り、ヌメロンコードで蘇った彼らは皆、デュエルを通してわずかに発揮できる程度の異世界の力しか残っていない。
アストラルの手でそのように改変されたからだ。
しかし、実はたったひとりいる。
あの戦いを生き延び、ヌメロンコードの復活も経ていない、強力なバリアンの力がそのまま残っている存在が。一人だけ。
そう、それは
アストラル世界へ通じる道に穴をあけ
「ゴミを飛ばせる」ほどの、力だ。
皆がそれぞれ、紋章を、デュエルディスクを掲げる。
最終調整を終えたカイトが静かに微笑み、ハルトの肩を持ち、頷く。
ハルトは笑った。
「僕たちを助けてくれた遊馬に」
たった一度きりの
最高の決闘を。
デュエルのエネルギーを蓄積した
スフィアフィールドが起動する。
遊馬は大きく目を見開いた。
遊馬のピンチに、皇の鍵が光り輝く
「遊馬、キミは変わらないな」
希望皇ホープが再び輝く。
アストラルは笑う。
「いや、変わったものもあるようだ。──少し、背が伸びたな。遊馬」
遊馬は、泣き笑った。
デュエルは、遊馬の勝利で幕を閉じた。

<マスターピース2番>脳内マッド⑨:Challenge The Gameのラストの絵
スフィアフィールドの中で
アストラルの姿は、遊馬たちに限らず、全員に見えていた。
みんなが見守る中、遊馬とアストラルのデュエルが始まる。