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07_roki_ex

全体公開 1379文字
2020-11-14 09:34:14


ロキ「おーおー、随分と盛況だな」

??「あ、あなたは!」



フリッグ「空に飛んでった人ね?ちゃんと戻って来れたんだ」

フリッグ「じゃあそれを記念して。一緒に豊穣の舞を踊りましょう!」


———




ロキ「流石はこの里最大の祭事なだけあるな。すごい人だかりだ」

??「こんばんは」


――――――――――――
恋する乙女の篝火

百目鬼 ミタマ
Mitama Doumeki
――――――――――――

ミタマ「あなたはお一人?せっかくのお祭りなのに」

ミタマ「もっと楽しまなきゃ損するわよ〜?」

ロキ「俺は、皆が幸せそうに祭に参加してるのを見るだけで十分だ。これといって連れも居ないしな」

ロキ「そういうアンタも一人じゃないか。連れは居ないのかい?」

ミタマ「あらあら、お誘いかしら?ごめんなさい、お断りさせてもらうわ」

ロキ「いや誘ってないが」

ミタマ「そ?私みたいな女と並んで歩けば、目を引くと思うけどなあ」

ロキ「この祭の主役は、あの妖精だろ。俺達が目を引いてどうする」

ミタマ「……大人ねー。落ち着き過ぎて、なんかつまんないわ」

ミタマ「もっと本能のままに動いてみたら?恋というは時として、自分の論理を超えて動いたりするものよ」

ロキ「?なんで急に恋の話が出てくる」

ミタマ「うーんつまんない。ここでちょっとしどろもどろになれば可愛かったのになあ」

ミタマ「じゃあもう良いわ、ちょっとした余興よ。ほらほら、あなたの奥底をもっと見せて頂戴!」


———撃破後


ロキ「……お前の訳分からん余興の所為で、向こうの妖精が寂しそうにしてるぞ」

ミタマ「うーん、ちょっとやり過ぎた。ごめんなさいね〜」

ミタマ「それにしてもびっくりしたわ。それ程名が知れてる訳でも無いあなたが、ここまで戦えるなんてね」

ロキ「それを言うならお前だって。こんなに強いのなら、今回の異変解決に乗り出す事だって出来たろうに」

ミタマ「それはいやよ、面倒臭いもの。見てる分には綺麗だったしね」

ロキ「呑気なもんだ。……そういえば、アイツは今何処に……いや、ここには居ないか」

ミタマ「ん?なに、恋人?」

ロキ「お前はどうしていつもそっちに繋げようとするんだ。……違ぇよ、昔からの知り合いだ」

ロキ「今回の異変で少し協力してもらったからな。折角だから何か奢ってやろうと思ったんだが」

ミタマ「ふーん。じゃあ誘って来たら?どうせこの宴は朝まで続くんだから」

ミタマ「一時の行動が、未来の自分に思わぬ結果をもたらしたりするものよ」

ロキ「そんな大層なもんじゃ無いと思うがね。……まあ、適当に探して来るよ。どうせアイツ一人だろうし」

ロキ「お前はあれだ。この微妙な空気を何とかしてくれ」

ミタマ「えー。あなたは手伝ってくれないの?」

ロキ「ふっかけて来たのはお前だろ。これ以上はマジで……あの妖精が可哀想だ」

ミタマ「はいはい、何とかするわよ。……それじゃ、ご武運を」

ロキ「……?なにをニヤついてんだ?」


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