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07_vana_ex

全体公開 1586文字
2020-11-14 09:35:26


ヴァナ「はあ、鬱陶しい。なんで私がこんな所……

??「あら、あなたは」



フリッグ「前に会った妖怪さん?だっけ?」

フリッグ「ほら、あなたも踊りましょう?折角の、こんなに楽しい夜なんだもの」


———




ヴァナ「アイツに呼ばれて来たは良いものの。何処に居んのよ一体」

ヴァナ「里の広場とか言われても分かんないっての。もういっその事こと、ここら一帯全部吹き飛ばしちゃいましょうかね」

??「こんばんは」


――――――――――――
恋する乙女の篝火

百目鬼 ミタマ
Mitama Doumeki
――――――――――――

ミタマ「かわいい子ね。今日はハロウィンじゃないけれど」

ヴァナ「……これは別にコスプレじゃ無いわよ。あんただって、変な格好してる癖に」

ミタマ「あら、これは失礼。それじゃああなたは、魔族か何かかしらね。珍しい事だわ」

ミタマ「あなたは一人?そんなに可愛いのに、勿体ないわねぇ」

ヴァナ「私だって、こんな場所に一人なんて願い下げよ。ねえあんた、広場って知らない?」

ヴァナ「そこで待ち合わせって言われたんだけど。何処が何処だか訳分かんないのよ」

ミタマ「あらあら、ちゃんと連れが居たのね。それは良い事だわ」

ミタマ「それで、そのお相手とは?どこまでいったの?」

ヴァナ「質問の答えになってないわね。良いから知ってるならさっさと答えなさい」

ミタマ「むー、つまんないわね。もうちょっとこう、照れたりとかしないの?……あっ、照れ隠し?」

ヴァナ「もう良いわ。言葉で分からないなら体で聞いて貰うしか無いわね。ほら、構えなさい!」

ミタマ「あーらあら。いじめ過ぎちゃったかしらね。それとも短気なだけ?」

ミタマ「でも良いわよ。売られた喧嘩はちゃんと買わないと。曲がりなりにも、鬼の精神が廃れるものね」


———撃破後


ヴァナ「……で?広場ってのはどこ?」

ミタマ「ああ、広場はあそこを曲がって道なりに行けば着くわよ」

ヴァナ「……そんなに簡単なら、最初っから教えなさいよ。面倒臭い奴ね」

ミタマ「良いじゃない。折角のお祭りよ、精一杯楽しまないと。……あなたの逢引きを邪魔しちゃったのは、申し訳ないけどね?」

ヴァナ「何なのよアンタは。脳味噌ピンクに染まってるの?」

ヴァナ「アイツとはそんなんじゃ無いわよ。……ただの、昔からの知り合いなだけ」

ミタマ「ふーん。……まあ、それでも良いわ。あなたが独りじゃないと解っただけで」

ミタマ「大事にしなさいよ?そして今日のお祭りは、ちゃんとその子と楽しみなさい」

ヴァナ「なによ急に。別に、必要以上にアイツと絡むつもりは無いわよ、私は。どうせアイツも、今はもう結界の味方なんだし」

ミタマ「うーん、そうねえ。そんなに気を張りつめていたら疲れるわよ?もうちょっと、あなたは適当に生きても良いと思うのだけど」

ミタマ「丁寧に生き抜いて、この世界に見返りを求めても、世界が応えてくれるかは判らないのだから」

ヴァナ「……そうでしょうね。私はもう、一度この世界に裏切られているから」

ヴァナ「それでも……それでも良いのよ。私はきっと、こんな風にしか生きられない」

ミタマ「……不器用な子ね。いつか、そのまま壊れちゃわないか心配だわ」

ミタマ「何か困ったら、誰でも直ぐに頼るのよ?半分くらいの奴はきっと助けてくれるから」

ヴァナ「……それでも半分なのね。やっぱりこの世界は嫌いよ」

ヴァナ「これから会うアイツは……どっちなのかしらね」


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