@Aogami_project
俺は、ありとあらゆる恨みと憎しみの果てに生まれた霊魂——いわゆる、怨霊だ。
この霊体が生まれた時にはもう、俺は決められた使命を持っていた。我々の無念を晴らせ。我々の仇を討て。結界の力を奪え。
そのどれもが、頭の中を貫くかのように鋭く刺さった。俺は、死んでいった皆の為に存在する。その為だけに、存在している。
怨霊とは本来そう言う物だ。
あらゆる負の感情に突き動かされ、ただ一つの目的に向かって奔走するだけの傀儡。……そうで無ければ、この世に存在する意義など有りはしない。
それなのに、コイツらは。
この世界の怨霊共は。
——どうして、こんなに楽しそうにしてるんだ?