@smtk_tks
「アンソロ作りたいけど金銭的に未知数で不安…」という方向けの話。
【結論から言うと】
紙に印刷する以上はどうやってもお金はかかりますが、
予算の範囲内で企画を組めばいいだけ、という、まあ当たり前のような話になります。
自分である程度コントロールできるものなので、事前にざっくり計算してきちんと抑えておけば怖くないですよ。
【金額計算について】
①<支出>印刷費
これだけは必ず発生します。
金額は仕様や発行部数によって様々ですが、
例えば某印刷所さんで1万円出せば「A5のモノクロ80ページの本」が30部刷れます。
②<支出>その他の雑費
本を執筆者さんにお渡ししたり通販したりするにあたって必要になる、
イベント参加費&遠征費・送料・通販手数料・梱包材など。
③<収入>頒布売上
イベントで本と引き換えにいただくお金。
あるいは通販で振り込んでもらうお金。
自分でつけた頒布価格そのまま(※boothなどは手数料を差し引いた分)ですね。
④<収入>企画参加費
参加者さんでお金を出し合って賄う場合にいただく参加費。
以上4つで考えましょう、という話です。
最悪①②を丸々負担しても問題なしであれば、あとは「売れたらラッキー」くらいの心づもりでよいのですが、
それは無理だからなんとか軽減しなきゃ、という場合は③④を真面目に考える必要が出てきます。
【企画例】
さっきの「A5のモノクロ80ページの本」を例にしましょう。
参加者は10人ということにしておきましょうか。
①全部自分で負担するけど頒布もしないスタイル
頒布はせずに参加者のみに配布するのであれば、
印刷費:10部で5,000円
雑費/梱包材:500円
雑費/送料:500円×自分以外の9人=4,500円
ということで、1万円の負担で完結します。
※梱包材や送料はもちろんやり方次第なのでそこそこ上下します
②全部自分で負担して、頒布はするスタイル
たぶんこれが一般的?
30部刷って参加者さんにはお渡しし、残り20部をbooth頒布するとして…頒布価格は800円+送料370円とかにしておきましょうか。
印刷費:30部で10,000円
雑費/梱包材:1,000円
雑費/参加者さん用送料:500円×自分以外の9人=4,500円
雑費/booth手数料:約88円×20部=1,760円
頒布売上:800円×20部=16,000円
ということで、1,260円の負担になります。
ちなみに頒布価格を900円に上げると620円の黒字になります。
※これも梱包材や送料は(以下略
③お金を出し合う合同誌スタイル
全部負担はつらい、頒布するにしても売れるか分からない、という場合は、
いっそ参加費徴収型にしてしまうのもアリです。
とはいえ、気心の知れた集まりならともかく、
不特定多数を募集する場合はややハードルが高くなる上にお金のやりとりが大変になってしまうので、
例えば「pixivFACTORYで入稿するので参加者さんもそうでなくとも欲しい人はbooth経由で入手してくれ」という形はいかがでしょうか。
注文ごとに印刷~配送までやってくれるシステムなので、
在庫を抱える必要もなければ一度に印刷費用を払う必要もありませんね。
一冊あたりが割高なのがデメリットですが、企画進行・原稿制作以外のあらゆる手間が省けます。
しかもこの場合の金銭的負担は自分で買う分だけになります。
いっそ、いつでも注文できるなら取り急ぎ手元にはなくていいや、というのであればひとまずゼロ円で済みます。
※筆者はアンソロとしてはやったことはなく、「理屈上はこうだよな」で書いてます。個人では試してみたのでお手伝いは可能です!
【まとめ】
いかがでしょう。
意外と少ない負担でできるんだな、と思っていただけたのではないでしょうか。
もちろん諸条件でかなり上下するのでケースバイケースではありますけどね。
支出に大きく影響するのは「本の仕様」「参加人数」なので、
そこにこだわりがなければコントロールしてしまいましょう。
(カラーページを入れたりフルカラーにしたりすると印刷費が跳ね上がりますし、
合同誌スタイルでない場合は参加人数が増えれば増えるほど献本も増えるので…)
試算などなどご相談は承ります!アンソロ作りましょう!!!