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黒焔艦:本編

全体公開 5426文字
2020-12-12 03:07:39

第一章 春に飛ぶ蚊が誓った忠誠 ――街の東、草原

♪春蘭の彼方へ

中ボス:???



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千鶴「まだ春なのに虫が多くないか?」

?「皆さん、その意気です!」



千鶴「おっと、虫の親玉かな?」

紋「ええ、そうです。この蚊たちは私の友達。さあ、血をいただきましょう!」

千鶴「よこすか!」

紋「あれ、意外と容易かったですね……。」

千鶴「嘘、もう取られたの?」

紋「さて、任務のためにはもう少し血を集めなければなりませんね……。」

千鶴「任務って?」

紋「まあ、血を集めるだけですよ。」

千鶴「誰からの指示なの?」

紋「五月蝿いですね……皆さん、この方に痛い目を見せてあげましょう!」

千鶴「ハエじゃん。」

紋「使ったっていいじゃないですか。別に敵ではないのですから。」

紋「それでは改めて、勝負です!!」

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第一章 ボス

吸血する蚊の親玉

生田 紋
Ikuta Aya

♪ゴシックモスキート

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蚊儀「吸血の舞」 ENHU

「全力スローナイフ」 EN
「全力ブラッディバースト」 HU

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紋「うう……。負けてしまいました。」

千鶴「さて、何から訊くか。」

紋「せめて、この血だけでも黒船に!」

千鶴「あ。逃げられた!」

千鶴「待てー!」


第二章 橋上の水玉、虹彩を放つ ――街の見える緑の丘

♪サンタマリアの桟橋

~移動中~

千鶴「うう、見逃したわね。」

千鶴「――何あれ、シャボン玉みたいな……水?」

千鶴「綺麗だなぁ……って弾撃ってきた!?」

中ボス:橋上の水玉

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千鶴「ふう。こういうのも倒せるには倒せるのよな。相手の砲台的な奴とみなされるから……。」

千鶴「にしても、誰がこんなものを?」

?「呼ばれて参上! 高木 涼!」



千鶴「随分と綺麗な登場の仕方だこと。」

涼「これ私も気に入ってるんだ~。」

涼「さて、私は今骨を集めてる最中でね……。」

千鶴「そういえば、さっきの蚊も血を集めてたわね。」

涼「そうそう、おんなじ目的。ということで骨ちょうだい!」

千鶴「血一滴ぐらいはくれてやるけど、骨抜きは無理だって!」

涼「いいやできるさ、私の能力ならね!」

千鶴「嫌なものは嫌だ!」

涼「じゃあ少し、チャンスをあげるよ!」

涼「弾幕で勝負だ!」

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第二章 ボス

水を操る参謀

高木 涼
Takagi Ryo

♪旋風のスカルギャザー

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骨投「ボーンスラッシュ」

水儀「兵の形は水に象る」

水龍「ウォータートルネード」

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涼「さすがだね~。」

涼「さて、テストも終了したし君を黒船に……。」

涼「……なんだって!? それは大変だ!」

涼「作戦変更だ! 今すぐそっちに行く!」

千鶴「ちょっと待って、そっちってどっち?」

涼「少し時間稼ぎをさせてもらうよ!」

千鶴「はいぃ?」

疑問をぶつける間もなく、突如として目の前の視界が変わった。

千鶴「ここは……どこ?」


第三章 春眠の洞窟には魔が潜む ――時間稼ぎの洞窟

♪イマジナリーケイブ

~移動中~

中ボス:洞窟の水玉

千鶴「また水玉だ。一体どういうつもりなんだ?」

千鶴「……言っても意味ないか。」

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千鶴「うーん。一向に出口が無いぞ……。」

?「貴様があいつが言っていた赤髪か。」



千鶴「おっと、私は千鶴だ。朱鷺野千鶴。」

穴熊「なるほど、千鶴というのか。」

穴熊「ならばこちらも。魔守・穴熊。黒船の長である。」

千鶴「それで、あの青い髪のやつになんか吹き込まれたのか?」

穴熊「貴様はあいつのことを青髪と呼ぶのだな。」

千鶴「だって、その方が分かりやすいじゃん。」

穴熊「フッ、面白いやつだ。」

穴熊「それで、あいつに吹き込まれたことだが。」

穴熊「我が黒船を取り返すには貴様の敗北が必要らしい。」

千鶴「へぇ……。」

穴熊「召喚!魔界より来たる眷属よ、我に勝利を!」

千鶴「何だって、あんただけじゃないの?」

?「くびかくご」

千鶴「へぇ……。」

千鶴「あんたらの方こそ覚悟しな!」

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第三章 ボス

魔と契約せし黒服

魔守・穴熊
Mashu Anaguma

♪咆哮の熊親父

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熊儀「人間の味を知った熊」

苦魔「ナイトメアミート」

「オールド・ブラウン」

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穴熊「悔しいが、負けだ。」

千鶴「ったく、結構時間取られたじゃない。」

涼(戻ってよし!)

千鶴「うわ!引き込まれる!」

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千鶴「あれ、戻ってきた。」

千鶴「一体あいつは何を考えてるんだ……?」

千鶴「そんなことより今は黒船を探さないと。」

千鶴「あ! あれが黒船じゃないか?」

千鶴「そうと決まったら、向かうだけ!」


第四章 暇人の弾幕勝負は突然に ――草原奥地

♪有頂天の頂に

千鶴「さてと、黒船が見えるところまでやってきたけど……静かだね。」

?「あ、こんにちはです。」



千鶴「あれ、いたのか心生。私より先に着いてるなら言ってくれればいいのに。」

心生「ということは、何かの調査ですか?」

千鶴「まあ、そう。え、じゃあ心生は依頼無しにここに来たの?」

心生「ええ、ただの気まぐれですよ。」

千鶴「ふーん……。」

心生「ところで、先輩、暇じゃありませんか?」

千鶴「え。今調査といったばかりでしょ?」

心生「そうだ、もうちょっと黒船まで距離ありますし、爆撃機を貸しましょうか? 条件付きで。」

千鶴「お、ありがたい。で、条件って?」

心生「私と戦うことです。」

千鶴「なーるほど。」

心生「いいですか覚悟は?」

千鶴「やる気しかないじゃない。まあ、迎え撃ってやんよ!」

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第四章 ボス

協会の防衛大佐

大貫 心生
Oonuki Shinsei

♪神出鬼没のウォーリナー

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加勢「太陽の光」 EN
加勢「サニーライト」 HU

減勢「新月の闇」 EN
減勢「ニュームーンダーク」 HU

「光と闇のスイッチ」 ENHU

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千鶴「よりによって時間のかかる耐久弾幕を出しやがって……。なんて奴だ。」

心生「まあ、いいじゃないですか。」

ガタガタガタガタガタ

千鶴「なんなのこの揺れ……って黒船が動き出した!」

心生「やっば!」

心生「よし、準備完了です!」

千鶴「いっけー!!!」

心生の組み立てた爆撃機に乗ると、千鶴は黒船まで一直線に進むのであった。


第五章 三位一体のガーディアン ――黒船目前

♪黒焔エアーシップ

~移動中~

涼「お、千鶴じゃないか。」

涼「ここまで順調だね!」

千鶴「どういうこと?」

涼「てことで、私たちはこれで帰るね!」

千鶴「あ、待て!」

千鶴「なんなんだアイツ……。」

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千鶴「ふう、到着したわね。ようやっと黒船自体の調査ってところね。」

?「おっと、乱の邪魔をする者がいるとは聞いていたが、ここまで来るとは。」



千鶴「ここまで来れないとでも思った?」

進三郎「そう過剰になれるのも今のうちだぞ?」

千鶴「そっちこそ。」

千鶴「で、何の目的で船を走らせてるんで?」

進三郎「幕府への復讐さ。」

千鶴「なるほど。」

進三郎「徳川15人をすべて討つ。これは我らが主、真八郎様の決めたこと。」

千鶴「人を殺すってんなら、見過ごせないわね。」

進三郎「そう、だからこの計画には貴様らは邪魔なのだよ。」

千鶴「そうと決まったら勝負つけるしかないわね。」

進三郎「この怨みを返すまで、朽ちてたまるものか!」

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第五章 ボス

魂を纏う守衛

平 進三郎
Taira Shinsaburo

♪怨恨に愛された守護者

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新田宮流「音抜」

関口新心流「請身」

「トリプルセキュリティー」

「怨霊たちのレクイエム」

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進三郎「つ、強い……。」

千鶴「さて、こうなったら黒船の奴らを片っ端から倒すしかないようね。」

千鶴「まずは黒船の動きを止める必要があるわね。」

千鶴「そうね……操舵室とかあればそこに親玉はいるはずだね。」


千鶴は事の大きさに緊張しながら黒船の中へと足を進めるのであった。

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進三郎「真八郎様、後は頼みましたぞ。」


第六章 復讐の航海をさせるな! ――黒船 操舵室

♪遥か天空の業火

~移動中~

紋「おや、もうここまで来ているとは、どこまで計画を邪魔する気ですか?」

紋「既に真八郎様も復活していることですし……

紋「最後のあがきをしましょう!」

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千鶴「さあ、やってきました。」

?「よくもここまで、小癪な奴め。」



千鶴「あんたが真八郎ね。」

真八郎「ああ、そうだ。我は平 真八郎。」

千鶴「へえ、面白い名前してるじゃん。」

真八郎「乱を起こすにはもってこいだろう?」

千鶴「なるほどねぇ。」

真八郎「さて、貴様はなぜ我が乱の邪魔をする。」

真八郎「深淵から蘇りしこの体ならば、必ずや幕府を討てるものを。」

千鶴「これがやるべきことだから。」

千鶴「平穏を維持するのが私の役目。」

千鶴「あんたも徳川も騒がしいから倒すまでよ!」

真八郎「喧嘩両成敗とはよく言ったものだ。だがな、貴様にはわかるまいこの決意!」

真八郎「さあ、施すべき救済を! あの時誓った復讐を! 今こそこの黒焔が討ってみせる!」

真八郎「いざ、覚悟せよ!」

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第六章 ボス

蘇りし黒焔

平 真八郎
Taira Shinhachiro

♪救済と復讐の黒焔を挙げよ ~ I'm back now!

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「黒船は我とともに」

~戦闘中~

真八郎「これは……面白い!存分に利用してやろう!」

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「異教者の崩れ」

反乱「赤色テロ」

「金頭を砕く怒り」

「乾坤一擲の大勝負」

「乱の終焉」

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エンディング

♪陽炎につつまれて

街の東側、草原の上空。

さっきまで動いていた黒船は、推進力を失いただ浮かんでいる。

舵の前で座り込む真八郎とそれを見つめる千鶴の姿があった。

真八郎「またも、か……。」

千鶴「またってこれが最初じゃないのか。」

真八郎「二度目だ。一度目は散々だっただけに、今回はうまくいくと思ってたな。」

千鶴「ふーん。まあ、関係ない話だから深入りはしないや。」

千鶴「あと、なんか戦闘中に使ってたけどそれ何?」

真八郎「ただの十文字だ。もう力はないしな、くれてやる。」

千鶴「ありがと。」

真八郎「話は終わったか。さあ首を斬るがいい。塩漬けにして町内を引きずり回すも自由だ。」

千鶴「ここでそんなことするわけないじゃん。何のための弾幕勝負よ。」

千鶴「とりあえず、どこから来たのか知らないけど後始末が終わるまで逃がさないからね。」

真八郎「そうなのか……。ならば、ここでゆっくり過ごさせてもらうとしよう。」

真八郎「我が復讐にトドメを刺してくれれば、だ。」

千鶴「まあ、弾幕で打ち倒すだけだけどね。」

千鶴「さてと、あんたの言う徳川が居るのはあの城で間違いないね?」

真八郎「ああ。」

千鶴「さてと。あと少し頑張らなくちゃね。」


GOOD ENDING まず一段階
――お疲れ様!

だが、この異変はまだ終わっちゃいない。
いざ徳川の城へ

第七章 EX に続く……

スタッフロール
♪白夜を灯す焔



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