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クトゥルフ神話TRPG【ドロップアウトディスパイア】2021/1/9感想

全体公開 感想 42199文字
2021-01-16 15:58:58

KPふらぺちん PLおぐともさん
PLとして参加したセッションの感想文です。

Posted by @35kayaku

『ドロップアウトディスパイア』感想。
シナリオネタバレしかありません。このシナリオの未通過者など、ネタバレを避けたい方は以降の文章はご遠慮下さい。




まずはシナリオ製作者様である、茶々丸様。
このシナリオを回して下さった、ふらぺKP
そして一緒にこのシナリオを回ってくれた、おぐともさん。

観戦席の方。本当にありがとうございました。とっても楽しかったです!








































































本当に推定時間が6時間程度なのですが、時間があっという間に過ぎるぐらいに濃厚かつ怒涛の展開が続く、ジェットコースターのようなシナリオでした。終わった後の充足感と、それから楽しい時間が終わってしまった……みたいな祭りの後の喪失感みたいな心情が凄まじいです。ロスがでかい……





【探索者紹介】
御山荒野 みやまあれの 女性 職業:届人(犯罪者) 年齢20台前半

STR13 CON9 POW10 DEX12 APP9 SIZ12 INT13 EDU15

回避74 近接:杖75 聞き耳75 精神分析61 図書館55 目星75 変装31 言いくるめ55 医学55 人類学11

武器:仕込み杖1d6+db(1d4) 携帯こん棒1d6+db(1d4)


物怖じしない性質で人と話すのは好きなタイプ。

物心ついたときから人の感情を理解出来なかったため、感情とは何かを理解したがっている。そのため人の感情が噴出する場面を見て、感情というものを理解しようとしていた。
『遺書』に惹かれたのは、それが最期に人が遺したい内容を書面に起こし、自分の感情が最も表れるものであり、そんな生々しい感情が発露された文章を見ることでより人の感情を理解しようとするためである。

仕事上の相棒である蒼井と組むことになった切っ掛け。
元々2人とも個人で裏社会にて生きていたが、蒼井が『自分が出来る唯一のことが殺すこと』と思っていることを知り、そんな彼を利用すれば自分の目的である『人の感情が噴出する様をみること』がしやすくなると考えた。そして彼女からコンビを組まないかと勧誘する。
「貴方の取り柄である“殺す事”が必要なんですよねぇ」
「私が貴方の“出来ること”を最大限サポートしますよぉ。下準備から計画、足がつかない段取りまで。そしたら、貴方のその取り柄がもっと、輝けると思うんですよねぇ」

そして2人は遺書屋として組み、活動することとなった。



「貴方の取り柄、とっても、とっても、頼りにしてるんですよぉ?お陰様で非常に助かってます!いやぁ有り難いですねー!」




届人にします!とHO決めてから探索者は『遺書に固執する理由として、感情が理解出来ないから人の気持ちを理解するため』にしようと決めてました。殺し屋として、しかも遺書という特殊なやり方に固執するには、常人ではない理由を作らないと駄目だろ、と思った次第ですね。

口調は個人的には某月の裏側にいる癌細胞こと、ラスボス系後輩を参考にしたつもりでしたけど、気が付いたら更に良妻賢母な狐様が入っていた……殺伐とした裏社会に場違いなお茶らけた口調こそが逆にこの職業にはしっくりくるなあと思った次第です。

名前は、元々は『ザ・クイズショーというドラマに出てくるMC.KAMIYAMA』を意識した口調にしようと思ったのですが挫折したので、そこから苗字を持ってきました。そして荒野は、『家族ゲームの吉本荒野』から。どちらも演者は、某国民的アイドルのラップ担当です。そういえば『山田太郎物語の御村くん』は……なにこのどう足掻いても櫻井は。個人的に『ザ・クイズショー』は深夜枠のギリジンも土曜夜枠もどちらも好きです。関係ないんですが。


終始敬語で不釣り合いなほど明るくおちゃらけて言っていました。場違いなほどの言動は、たぶん一般的な心情から乖離していて人の感情が分からないというのを表せていたのではないかなあと思うのです。ロールプレイ??滅茶苦茶楽しかったですよ!それは心の底から、です!
恐らく蒼井さんはその辺り閉口しつつも、御山が人の気持ちについて共感性が乏しいというのは分かっていたので、はいはいそうですね、って感じで流してたのも『それぽい~~~!!』と思ってました。ロールプレイ掛け合い、愉しい。
というか、蒼井さん人のこと「AI様」とか言ってましたけど、某正義の社長ライダーの、秘書AIとかと勘違いしてません???心外なんですけど!



一方の相棒である蒼井さんの方は、「何も出来ないが、唯一殺すことは出来た」ということで、何も自分にはできることはないが、それでも人を殺すということは出来るのでそれを行っているという探索者。だから微妙に技能値が低かったり、能力値が低かったり、STR11と13ある御山より低いためダメボがなかったり。そんな風にキャラクターを反映しているの、おぐともさんすっごいな……と思ってた。解釈が深い。
















【本編】
【冒頭~仕事の風景~】

ターゲットを追い詰めて、目的通り『遺書を書かせて殺す』という場面から。個人的には、相方のおぐともさんの相手を追い詰めてトドメを刺していくロールプレイ、処刑シーンとその後の対応。いやもうぞくぞくするねぇ、特等席でこれを堪能できるとか最高ですか。いや本当に良かった。自分が届人で良かった、心の底から感謝した。
だって、おぐともさん光キャラなんだもん。今までだって主人公タイプというか、熱血漢みたいな王道キャラの印象が根強いので。こういったアウトローというか、悪役のロールプレイって見る機会ほとんどないから、まじ最高だった。これ、人の処刑ロールプレイを眺められるという、それだけでもう自分は満足度120%でした。ここから更に天井突き破って上がっていくんですけどね!

一方の自分は、ターゲットが諦めて投げやりで遺書??書けばいいんだろ、書けば!という感じで来られたので萎えぽよ。「遺書を書いてほしいのはそうなんですけどぉ、こんな風に投げやりにやられるのも違うんですよぉ。もっとこう、気持ちを込めてぇ、心情を爆発させてほしいというか……あ、これが萎えるってやつでしょうか?」と言ってたけど、本当にそれである。
御山からしたら、心情を吐露して思いを込めれば込めるほど、切に迫った感情に自分が触れることで人の感情がより理解出来るのではないかと考えているので。そんな適当にやられちゃうと自分の期待外れになっちゃう、とか思ってるんでしょうね。そんな御山に「初めて人間社会に溶け込むAIか」と言われて流石に心外です!

そして遺書をしっかり受け取ったところで、蒼井さんがナイフでとどめを刺してお仕事完了。今回の功労者である蒼井さんに「有能なお蔭で助かりましたよぉ~流石です」と労わったら呆れられたし「最近のAIは皮肉の一つでも覚えたんだな」みたいなことも言われて酷いな!本当に寛大な私に感謝して下さいよ!

まあ蒼井さんにしてみたら「自分に(唯一)出来ることをした」だけに過ぎないと自嘲しているところに、「有能なお蔭で助かりましたよ~」とか言われたら嫌味か皮肉としか思えないもんね。御山は素直に本心から思ってるし、そう取られていること自体理解が及んでないんですけど。



そして手にした遺書を届けようとする御山。普段は遺書を書かせるのは2人で行動して、その後遺書を御山が単身届けることが多いと思っていた。しかし今回は遺書の届け先が近場なのか、どういう風の吹き回しなのか蒼井さんもそれに付いていくことに。

てっきり遺書に蒼井さんは興味が無いと思っていたので、こうして一緒に付いてくるのは珍しいなあと感じながらも同行するなら構いませんけどーというスタンスで御山はいました。

そしたら長とターゲットが言っていただけあって、住所は広大なお屋敷であった。気持ちだけでも整えないと~と言って振った<変装31%>は当然成功せず、顔は何一つ隠せない。これには蒼井さんも「それがお前の整えるなのか……」と突っ込む。

本当は長本人に届けて読む場面まで見届けたかったけども、予想以上に大きい組織で足が付きそうだと思い、屋敷に侵入して裏口の調理場に遺書を置いておく。そのことを蒼井さんが指摘して「てっきり遺書を見た奴の顔を見て楽しんでるんじゃないかと」と言われたが、御山からしたらあくまで遺書を見てその遺書を読んだ人の表情や様子から、人の感情がどういったものかを理解しようとするだけであって『楽しむ』という感情すら分からないんですよね。
「あと何回死体と遺書を見れば経験とやらは積めるんだろうな」と言っていた蒼井に、「経験値とか目に見える数値で表されればいいんですけどねー」と御山は返してましたけど単純に数値化されれば分かりやすいと思っただけです。その後の蒼井さんの「目に見える形に表されても良いことばかりじゃないぞ」と言われてちゃいましたけど。
彼もまた出来ないということが見えちゃって、出来るってことが見えなくて苦しんでるんだろうなあと思いました。まあ御山はそんな感情の機微なんて一切気付かないんですけども。



【仕事を終えたら、本を取り返してほしいと仕事が入る】
町中の人混みに混じればどこにでもある喧噪で、さっきまで裏仕事をしていた自分達すらも紛れ込める。表と裏はある意味一皮向ければ~という感じなんだろうなあと。
そして仕事を終えて解散しようかなと思っていたところ、<目星>で御山が成功して「あれ~なんか細い路地裏でボロボロのローブを纏った男性が素足で走ってくんですよぉ、浮浪者ですかねぇ」と蒼井に報告する。見間違いじゃないのかと返す蒼井さんに、「それに気付かない蒼井さんの方が節穴じゃないんですかー」と言ったら自嘲されたので、「こういうのが卑屈っていうんじゃないんです?」と言ったら「AI様」とまた言われる。

「スリルをお求めでしたら~路地裏を追い掛けるのも良いですし~安心安全な生活をお望みでしたら引き返してもいいんじゃないです?」と提案したら、蒼井さんが路地裏へ行くというので二人して後を追い掛けることにした。

そしたらNPCの白石希空が表れて話し掛ける。人身売買、麻薬取引、武器の密輸入といった事を手掛ける顔馴染みの商人だということ。そんな彼が頼み事といって我々に話を持ち掛ける。どうやらとある本の取引を行う予定であったが、先程その本を奪われたので取引前に奪い返してほしいとのこと。

情報が少ないからもっと欲しいと言えば、とある本は紅いカバーで分厚く、古めの古書で日本語ではないためタイトルは不明。依頼先からはただ運ぶだけでいいと。そして依頼先はとある組織のお偉いさんであった。本を奪った相手は、隠密もなしで単身で突っ込み勢いのまま奪われる。その様子から一般人であった。特徴は茶色い帽子、トレンチコート、白髪の40歳台後半くらいの男性。首から緑色の石が付いた大き目なペンダントを付けていた。先程奪われたため、恐らくまだ近くにいるのではないか。などの情報が手に入る。

そして白石は取引先があるからと去っていく。しかも彼はしばらく連絡が付かず、報告は明日の朝になると告げる。



このとき蒼井さんが「珍しいな、ある程度成功する算段を付けておくお前が依頼を引き受けるなんて」と言って来たことについて、ある程度蒼井さんは御山のことは信頼してるんだなあと思った。個人的にはお得意先が消えるのは困るし、それに仕事が上手くいってもいかなくてもこちら側に被害は及ばないし、上手くいけば白石に恩が売れると思ったからね!それはもれなく彼にも本編中に伝えましたけど。






【本を奪った男が見付かったぞ】

酔っ払いに絡まれて足止めされているターゲットを発見する。そしてターゲットの立ち絵が現れる。なにこのダンディなおじさん、もっとくたびれたおっさんを想像していただけに驚きであった。シナリオにこの方の立ち絵が付随していなかったためと判明。いやあ年取ったらこんな風にイケてるダンディなおじさんになりたいよね。老熟した渋みのあるおじさま、いいと思います!

PLで打ち合わせして、ターゲットが逃げないように退路を塞ぎたいよね~ということで、御山がもみ合っている場面の間を割って入るように陽動で動き、その隙に退路を塞ぐように蒼井さんが背後から動く。<忍び歩き>を+補正で振るも失敗。まあまあと思いながら話そうと近付こうとすると、ターゲットが「遺書屋……!?」と驚愕して押し退けてその場を立ち去る。

ターゲットは一般人と聞いていたので、自分たちの正体を知られていたことに驚き、一般人という認識を改める。そして逃げるターゲットを追い掛けて、路地裏まで追い詰める。そこで逃げられないと悟った男が震える手でナイフを構える。

戦闘開始で、一番DEXが早い御山が仕込み杖を振るも空振り。走ったばかりでふらついてるのか、と揶揄されるのを「こういうの向いてないんです~!後方支援担当なんです~!」と反論する御山。一方、蒼井さんが小型ナイフを構えて攻撃して1点ダメージ、ターゲットの頬を掠める。
実働部隊である蒼井さんより、裏方役の御山の方が戦闘には長けているという……まあ蒼井さんが『何も出来ない』という人間なので、ダメボがないとかその辺りよく表れているなあと。めちゃめちゃキャラクター作り込まれているなあって本当に思う。
そしてターゲットのナイフを躱して、御山が仕込み杖を当てて5点ダメージ。尻もちをついてよろめくターゲットを蒼井さんがローキックを当てようとするも失敗。そして御山が再び仕込み杖を振り降ろして6点ダメージで男の動きを封じる。戦闘終了。

男が地面に座り込む様子にデジャヴを感じながらも、赤い本の在処を尋ねる。すると財布を出して、その中にあるターゲットの住まいに隠してあると話す。

「お渡ししますけど、しっかり、ちゃあんと、言いたいことをその紙を書くんですよお。じゃないと、言いたいこと、言えなくなっちゃいますから」と御山がターゲットに紙とペンを渡す。すると男が娘に遺書を渡してくれと話す。その娘は黒髪赤目で奈々という。その子は一緒に住んでいるのか、と聞くと一緒には住んでいないとのこと。住所や他にも特徴はないのかと聞けば、娘は一カ月前から忽然と姿を消して行方が分からないと言われる。ターゲットの名前を確認すれば、財布にある身分証明書から彼が糸繰彰人という人物だと判明。

蒼井さんが何で取ったんだと尋ねると、糸繰があの本はもらい受けたものでそれを渡した人物は特徴のない人間で、自分の記憶にも当てはまらないと話す。

自分『ええ~~~違うんですけど!話が!』
小倉『嘘を言ってそうな様子でもなさそうなんだよな』
自分『白石に騙されてる?これ、利用されてません?』
小倉『これ騙されてるんかなあ』
自分『そこに役立つ技能があるじゃないですか、<心理学>っていうんですけど』

という訳で蒼井さんが<心理学35%>で、御山が<心理学初期値5%>で振ることに。そしたら暗がりだったため表情まで読み解けないと。
蒼井さん、人からどう思われているのか知るために<心理学>かじってたのね……うーん業が深い~~~~

ここでPL話で、糸繰の言っている事が本当であるという前提で、白石は取引に使われる本を奪われたと言っていたが本当は取引自体は事実だがその本が手元にないため、それを手に入れるために、敢えて自分の命が危ういことを強調してPC達の協力を取り付けて取引に使う本を奪おうと下のではないかとおぐともさんが考える。自分はそうだとしたら、白石がどのぐらいの悪意で話を吹っ掛けたか分からないが事実と異なること点があるのは間違いないと思う。

御山は、話に若干の食い違いがあるのは気になるが、深入りしてとばっちりを食らうのはゴメンと思って、さっさと男の言うように赤い本を回収して白石に渡そうと考えていた。

そして、話が終わったところでターゲットの男に「糸繰さん、もう思い残すことはねぇか」と最期の意思を確認したところで、蒼井さんがとどめを刺す。「悪いな、俺にはこれしか出来ねぇんだ」と言って首元を掻っ切る。

糸繰を殺して後処理をしたところで、KPから提示があり、蒼井さんが<目星>を、御山が<聞き耳>を振る。すると2人が成功して、なんなら御山が2クリティカルを叩き出す。


KP『ここのクリティカルどうしようかな』
自分『やったー!クリチケだあ!(クリティカルチケットの略。クリティカルが出て特に温情がないときに発行される。任意のタイミングで振り直しが出来る、遁甲符みたいなもの、当然ハウスルールである)』
KP『ではチケット発行します』
自分『クリチケいっつも自分、没収されて使えないんですよねぇ……
小倉『なんでだよwww』
自分『その後でファンブル出して没収されるからです、クリティカルとファンブルが合わさって最強に見える……!』



すると、路地の奥に少女がいたことが判明する。御山は更に「お父さん……」という声を聞く。そして彼女はすぐに去ってしまう。

御山「蒼井さん、今の見ました?」
蒼井「ああ、見られてたな」
御山「お届け先が分かったのは良いですけどぉ、ちょっとぉ厄介なことになりましたねぇ」

2人はその後を追い掛ける。








【あの女の子を追い掛けて、その先は】

追い掛けた先に、尻もちをついた少女がいる。しかし追い付いたところで彼女は逃げなかった。「遺書屋さん?お父さんを殺したのは貴方たち?」と聞く彼女は戸惑っているものの、怯えた様子はなかった。そこには怒り、悲しみといった感情もない。父を殺されたことを理解しているにもかかわらず、だ。

蒼井さんが少女に近付いて腰を落とす。「だったらどうする?」と尋ねると、少女は「時間がないの、あのね、この遺書を……」と答える。

めっちゃストーリー関係ないですけど、蒼井さん良識はありますよね。そこで少女を威圧しないように、目線を合わせるとか。そういうところですよ!

すると、何かが脈打つ音が我々の耳にも聞こえるぐらい大きく響く。そして青褪める彼女が「時間が無い……誰か、私に、光を……!」と震える声で言うのも無視して、背中が膨張して肉を破るように黒くて巨大な何かが突き破って現れる。それは質量保存の法則を凌駕する程に大きく、口や目を表在させてはそれらが一斉に御山の方を見やる。

「え、」「おやあ?」という声も他所に何かが振り落とされる。すると御山の腕が抉られる。そして蒼井さんが動く間もなく、腕を、肩を、脚を、何度も振り降ろされてバラバラになり、最後に頭も潰されてそこには肉塊しか残らなかった。その肉塊を貪るかのように、漆黒の塊は覆い被さって蠢いたかと思うと動かなくなった。

あとに残されたのは、肉片となった御山の返り血を浴びた蒼井さんだけであった。先程まで傍に居た彼女が見るも無残な有り様を迎えたことを見送るしか出来なかった彼はSAN値チェック。→50<60で失敗。1d8で1点喪失。


自分『あれ!大事な友人の死でも1d6ぐらいなのに!』
小倉『(SAN値減少について)たぶん理解出来ないと思う、正気どうこうではなく』


一方の御山は真っ暗な空間に居た。そこには先程の少女がいて、先程の紙を持って「遺書屋さん、これを神様に届けてほしいの……!」と告げる。御山は自身が殺されたこと、不可思議な出来事に巻き込まれていることを察してSAN値チェック。→50>21で成功。1点喪失。

自分『(結果としてSAN値減少値について)同じなんだよな、同じなんだよね!』
小倉『得てして当事者はそんなもんだよね、妙に冷静というか、飲み込めるものなんだろう』
自分『あっちゃ~やられちゃったね☆みたいな感じだね、多分』
KP『君のキャラみんなそんな感じだよ、悲しそうにしないもん』
自分『なんで!もっと命乞いしたらいいですか?!』
KP『クトゥルフに命乞いが通じるとでも?』

自分『KP、一個描写挟む前に確認したいんですけど。持ち物ってどうなってます?具体的に言うと糸繰さんの遺書が……って、自分持ってねぇ!』
KP『もってませんね』
自分『ええ……持ってたら、折角だしこの機会に女の子に渡してお仕事果たしたかったあ』

御山「神様ってぇ、どの神様に渡したらいいです?」
少女「その神様に、光に届けたとき、きっとあなたも助かると思うから……
御山「光って、どういことです?」
少女「そのうち分かるから、光に、神様に届けてくれたら……!」
御山「……まあ、遺書は遺書なので。しっかり受け取っておきますよ」

そういって御山が少女から遺書を貰う。その遺書は内容が書かれておらず、触ると違和感を覚える。そして意識が薄れていった。




一方、蒼井さんは御山の死体を覆って動かない黒い塊が目に映る。糸繰から受け取った遺書は一部損壊しているものの、内容は残っていた。その遺書を見ると、母親の元に逝った娘をあの本に書いてある内容に従って甦らせようとしたかった、しかし化け物にしたかったわけじゃない。今度こそ光と明日がありますように。と、娘への謝罪と行く末を案じる内容が書かれていた。

そして今まで動かなかった黒い塊が大きく動き、やがて小さくなり煙のように消えていく。そこには先程惨殺された御山が五体満足な状態で倒れていた。という光景を目撃して蒼井さんがSAN値チェック。49<80で失敗。1の喪失。

御山を案じて呼び掛ける蒼井さん。焦る蒼井さんとは真逆に、キョトンとしている御山。

蒼井「あの光景をみてそう言えるかよ……
御山「光景……ああ、理解の範疇を超えた化け物でしたね」
蒼井「……ああ、あの化け物は消えた、煙のようにな」
御山「そうですかあ……というかあ、私記憶が確かなら、あの化け物に腕を吹き飛ばされたと思うんですけど。私の目がおかしくないなら付いてます?ちゃんと」
蒼井「俺の目にもそう見える」
御山「あれ、でも私たぶん死にましたよね?」
蒼井「俺の目にもそう見えたな」
御山「ちなみにさっき見かけたあの女の子はどうなりました?」

蒼井さんがそのことに振り返るも、少女の姿は何処にもなかった。

蒼井「ご覧の有り様だ」
御山「ええ~ちょっとぉ、オカルトは私の範疇外なんですけどぉ」
蒼井「こっちの台詞だよ、それは」
御山「あ、オカルトついでなんですけどぉ。走馬灯?ではないのかなあ、黒い空間にあの女のこと私が居たんですよぉ。そしたら遺書を神様に届けてって、言われたんですよぉ」
蒼井「遺書……お前それ持ってるのか」
御山「あ、どういう理屈か分からないんですけどポケットにありましたよ!あとそれから、神様に届けてとか、光の下にとか、なんかそんなこと言ってましたよ」
蒼井「……遺書さえなければ悪い夢でも見たと思えるんだけどな」

そして蒼井さんに促されて、糸繰さんの遺書を御山も確認する。

御山「これってあれじゃないですかあ。分かれて一カ月って言ってましたけどお、死に別れてて、それで糸繰さんが娘さんを甦らせようとして黒い化け物になっちゃったんです?」
蒼井「21世紀だぞ」
御山「ええ信じたくないんですけどお」
蒼井「でも目の前で見たんだぞ」
御山「あのぉ、私たちの仕事はあくまで遺書屋であって~成仏できない幽霊みたいなものを、成仏させるのは職業じゃないんですけどお」
蒼井「ただ、巷じゃ届人と言われているお前が、受け取っちまったじゃねぇか、幽霊から、遺書を」
御山「そうなんですよねぇ、遺書」
蒼井「届けねぇと祟られんじゃねぇの」
御山「神様にどうやって届けろっていうんですー??」


ここでKPに御山の状態を確認する。だって、現状黒い塊が形を成したのが御山だし……
すると、御山の見た目上の異変はなし。更に御山自身も特に自分に異変と言ったものは現状感じないという。

自分『ええ~じゃあ本当にこの身体大丈夫なのかなって、素振りしていいですか?こん棒振って』
小倉『wwwwww』
KP『素振りするんですね、いいですよ』

>>>98致命的失敗<<<

自分『あっははっはっはwwwwwww』
小倉『wwwおかしいよ!』
自分『オチ担当じゃないんですよお?!?!?』
KP『貴方の腕から杖がカランコロンと落ちます』

御山「ちょっとお!手から杖が落っこちたんですけど!」
蒼井「そりゃお前、さっきまで腕無かったんだからくっ付いたばっかで馴染んでないんだろ」
御山「今はちゃんとくっ付いてるんですけど!」
蒼井「てか、お前急に振るなよ。危ねぇな、急にどうした」
御山「いーえ、これ本当に自分の身体なのかなって素振りで確かめたかっただけですよ」
蒼井「……なんだ、違和感でもあるのか」
御山「いいえ、無いのが怖いくらいですよ」
蒼井「あんな小さい身体からあんなもん見ちまったぐらいだからな」
御山「さながらリアルプレデターか、エイリアンっといったところですかね」

蒼井「どうだ、歩けるか」
御山「歩けますけどお、そろそろ時間外延長も、延長しすぎじゃないです?」
蒼井「このまま帰っても眠れる気がしねぇからな」
御山「ええ~?どうしますう?子守歌でも歌いますう??」
蒼井「俺が死ぬときはそうしてくれ」
御山「私の歌は葬送曲じゃないんですよお?」
蒼井「はあ、本当になんて日なんだろうな」

自分『今御山の頭の中には某芸人の「なんて日だ!」というのが出てます』
KP『お笑い知ってるんだ……
自分『たぶん積極的に見てますね。人の笑いって感情は何だろうって理解するために。でも感情が分からないからお笑いが1ミリも理解出来ない』

今ここら辺の会話振り返って思うんですけど、たぶん御山が出てきた当初で蒼井さんは彼女の身を案じて焦っていて、そしてその理由をあんな(御山が惨殺された)光景を見て、というニュアンスで言ってるのに。当の御山はあんな化け物みたらそうですよね~ぐらいの軽い気持ちで全然見当違いなことを言っていて笑った。これ噛みあってなくない?いやでも御山は蒼井さんが心配しているって感情を理解出来ないし、それが自分に対してということも分かってないから仕方ないのかなあ。







【赤い本を回収しに行こう】

そして、PC達はその場を後にして手掛かりである赤い本を回収させるため糸繰の家を訪れることに。その道中、人気のない道へ。しかしそこにチカチカ点滅する蛍光灯の下を行こうとする。しかし御山は足がすくんで動けない。その光に怖いという文字が頭に浮かび、これが怖いという感情であることを理解する。そして更に自分の身体から大きく脈打ち痛みを感ずる。ここから出して……という声とともに。それはしばらくすると落ち着いたものの、その異常な様子は蒼井さんにも分かった。異変を感じてSAN値チェック。御山は49>7で成功、1喪失。蒼井さんは48<93で失敗、1d3で1喪失。

蒼井「おい大丈夫か」
御山「正直言ってあんまり大丈夫ではないですねぇ……
蒼井「傍から見ても大丈夫そうには見えないぞ」
御山「やっぱり~?そうでしたかぁ……
蒼井「どっか痛むのか」
御山「痛むというか……率直に言うと光が怖いです、あの蛍光灯とか。でそのまま下を通ろうとしたら自分の中から「ここから出して~」って謎の言葉が聞こえたんですよお」
蒼井「そうか……
御山「いやあ、あんまり宜しくない状況じゃないかもしれませんね」
蒼井「お前は強いな」
御山「強いというかあ……今まで通り?現状を把握してるだけですよお」
蒼井「この状況可下で現状を把握できてるなら強いよ」
御山「まあそれで現状把握できてるなら良いことじゃないですかねぇ、蒼井さん」
蒼井「……
御山「あ、ていうかぁ。このまま日が昇っちゃったら私、どこにも行けなくなっちゃいますよお」
蒼井「無茶はするなよ」
御山「日光アレルギー……ん?無茶はしませんよ?お気遣いなく~」
蒼井「日光が苦手とかバンパイアか」
御山「そしたら隠居しますね、棺桶の中でも引きこもってますね!」

小倉『いやあこのシナリオすげぇなあ』
自分『時間の割に内容が濃いんですってぇ!これ!』


そしてここまででざっと2時間、休憩を挟むことになる。


自分『開幕一時間以内で肉塊にさせられるとか、ある???』
KP『良かったね、御山ちゃんこれで恐怖という感情を理解することが出来たよ』
自分『そうなんだよなあ、でも正気というか自分が保たれている……その理屈で言うと御山は正気を失えば失うほど人に近付けるのではないかと思っちゃう』
KP『そんなんだから、POWが要らないとか言い出すんだよ、君』
自分『POW、要らなくない???』
KP『クライマックスでSAN値消し飛ぶならまだしも、道中で消し飛んだら目も当てられない』
自分『でも、肉体が残ってるならまだ使い道はあるんじゃないかな?』
KP『そういうとこだぞ』

このシナリオ、やってることは闇だけど展開は光だよねという途中感想が漏れる。確かにアウトローでやってることは決して表沙汰出来るものではないけども、しかし決して暗く重たい雰囲気ではないという。まあコンビが陰険とか不仲ではないから尚更なんでしょうね。



そして、糸繰の住所に辿り着いてみると古びたアパートへと行きつく。周りも古びれた様子で人気はないように感じる。一か所だけ、新聞が溜め込んでた扉があり、ドア周りの植木鉢も花は無くて雑草が伸びている。他の部屋は使われていないことから、ここが糸繰の部屋なのだろう。
ここは借宿というか、倉庫代わりで使っていて本拠地は別にあるのかなとか思いながら部屋に向かおうとする。そして部屋に入る前に、待ち伏せされていたら怖いため2人で<聞き耳>を立てる。蒼井さんは失敗したが、御山は成功して人気や物音が聞こえないことが分かる。

扉は鍵が掛かっているが、かなり古い。周りに人気がないことから、力ずくで壊しても問題はないのではとPC達が判断する。なので、蒼井さんが<STR対抗>で成功して扉を壊す。

室内は散らかっていてゴミ屋敷のような有様であった。そこには机、本棚、クローゼットの3箇所が探索可能であった。既に荒らされていて自分たちの探す赤い本が取られていたら嫌だなーと言いながら漁っていく。

という訳で机から御山が調べていく。ゴミに埋もれた中に20㎝程の大きさの置物がある。それは手が台から伸びて口のようなものが付いている。それを聞いてあ、と察する中の人。しかし御山は<目星>失敗して台に書かれている文字は判別付かない。本棚を調べようとしていた蒼井さんがその様子に気付いて、御山の傍に行く。そして<目星>を振って成功する。そこにはイゴーロナクという文字が。それに息を呑む、PL2人達。あらあらまあまあ。

そして今度は2人で本棚に行く。色々な本があるものの、目立つため赤い本はすぐに見つかった。更に本棚で<目星>が触れることで2人とも振る。すると御山がスペシャル。蒼井さんがクリティカルを出す。本棚から赤い本よりも更に古い本が見付かる。それを手に取ってみようとする蒼井さんの手元から、赤い本から一枚のメモがひらひらと落ちる。それを見ると乱雑に書かれた翻訳メモであった。というわけで2人ともそれを読んで<アイデア>を振る。御山は成功。蒼井さんはスペシャルを出す。そしてその筆跡が遺書を書いた糸繰と同じであることに気付く。

赤い本に挟まっていたメモを見終わって、古書の方を2人で見る。その途端、冒涜的な内容が脳内に飛び込んでいる。ページを見る途中、一枚のメモが挟んでおり、それで意識が取られる。そこで危険な内容だと察して、本を勢いよく閉じると先程のメモがひらひらと舞い落ちる。挟まったメモを読む。

PL達はやばそうだな~~個別に見る?でも一緒に見ちゃうかあ~~発狂したらそれまでよ!と言いながら見ることを選ぶ。そしてグラーキの黙示録第十二巻という文字。げぇと喚く中の人。

そして2人とも冒涜的内容によってSAN値チェック。両者失敗で1d4で、御山が4喪失、蒼井さんが1喪失。

御山「自分、さっきのショックから立ち直りきれてないですけどお、さっきのオカルト染みた話。その全貌がちょっとずつ明らかになってきたんじゃないです、これ?」
蒼井「……お前、本当に強いな」
御山「強いんじゃないと思いますけどぉ。自分でもこれが焦りかって、その感情をちょっとずつ理解してきましたよ」
蒼井「あのおっさん何やってんだよ……本当に」
御山「しかし、メモを見る限り自分がたぶんディスパイアに相当する存在じゃないです、これ?」
蒼井「確かにな」
御山「……まあ最悪の場合は、日の元に当たればいいってことですかね」





本棚を見終えて、今度はクローゼットへと向かう。そこには<目星>で、御山が成功して、蒼井さんが97でファンブル。暗がりで思い切り開けたせいか、蒼井さんが避けきれずお腹に扉をぶつけてHP1点喪失。

御山「ええ~蒼井さん、そこから更にドジッコ属性も身に付けていくんですかあ??」
蒼井「こんな暗え部屋なんだから、それぐらいあるだろ……てか勢いよく開け過ぎなんだよ」
御山「いやあ~加減が効かずに申し訳ないですね☆」
蒼井「さすがバンパイア様は違ぇわ」


御山はポケットからジッポライターを見つける。

自分『油がぽちゃぽちゃしてる……ああ、なるほど!決して油が漏れ出てぴちゃぴちゃしてる訳でなく。油がしっかり詰まってるライターが見つかったよ、と!』
KP『そうですね!決して油が漏れてるわけではない』
自分『てっきり、これだけ燃えそうなものがあるから、油が、あ。といった瞬間、ボッと』

蒼井「なんか見つかったのか」
御山「そうですねぇ~ドンくさい蒼井さんには見つからなかったかもしれませんけどぉ、ライター見つかりましたよお」
蒼井「ライター、まあヘビースモーカーだろうしな」
御山「どうします?火元確保します??持ち帰っちゃいます??」
蒼井「あって損はないだろ。今この状況なら誰が持っていったとは分からねぇから持ってくか」
御山「じゃあそのライターはプレゼントで蒼井さんに渡しますね」
蒼井「俺が持っていくのかよ……
御山「まあまあ折角のプレゼントですよ?もう少し喜んでもいいんじゃないんです?」
蒼井「プレゼントを受け取ったからって全人類が喜ぶんじゃないんだぞ」
御山「ええ~サプライズだと思ったのにぃ」
蒼井「サプライズってのは難しいんだよ」
御山「奥が深いんですねぇ、サプライズって」










【部屋から出ようとしたら、襲撃者が】

部屋から外へ出ようとしたところで補正付きで<聞き耳>を振る。


自分『やったぜ、ファンブル出なかったら成功ですよっと』
KP『おや……ゆにしの様子が……?』
自分『そんな鼓膜が破られるとかないんだが……って、あぶな!』
小倉『うわ、あっぶな』


御山だけが成功したが80だったので補正がなかったら失敗だった。というか蒼井さんも95だからファンブル寸前ですよ?どうして出目が高いの。

すると御山の耳からカランコロンと何かが引きずるような音が聞こえる。しかもそれは徐々に大きくなり、こちらへと近付いてきている。それを蒼井さんに報告する。一先ずナイフや仕込み杖を構えて、身を隠したいと思う。ドアが開く側とか死角になるところとか。でもここ入るときドアぶっ壊しちゃったんだよねぇ蝶番ちゃんとついてる?ドアくっついてる??駄目ですか、あい。

そして外の様子を一度確認すると、そこにはローブを着た男たち……ではなく、それは明らかに生きた者ではない存在であった。経験からあれが死者だと分かり、尚且つそんな動くはずのない者が明確に行動していることにSAN値チェック。御山は44>12で成功、1喪失。蒼井さんが46<52で失敗、1d4で1喪失。本当に蒼井さんSAN値チェック失敗する割に喪失度1毎回引いてくので成功してる私と同じくらい、それよりも高いんですけど。どういうことですの???





【ゾンビ襲来、さてどうする?】

アンデッドが3体いるという前情報により、行動方針の相談タイムに入るPL達。皆失念しがちだけど、本来戦闘って避けられるなら避けるべき案件なんですよね。

自分『PLとしてはアンデッドに気付かれる前にここを撒いて脱出したい……でも目視できる距離なら結構近い??』
KP『割と近いですね』
小倉『そうなんだよね』
自分『しかも冒頭で路地裏走ってくとこ見ちゃったから、このゾンビ走れるの知ってるんですよね。バイオハザードのゾンビじゃない……L4D2のちょっぱやゾンビじゃん』
小倉『ライター……ここで使う?』
自分『そしたら御山は光源から遠ざかりたいよ』

自分『仮にここ逃げれたとしても、もし後付けられて自宅まで来られた方がヤバイ』
小倉『ここでやっつけるしかないと?』
自分『逃げたいけど、あとあとを考えるとここでやっつけるしかないなあと』

自分『どっちがマシなんだろう……狭い路地までおびき寄せて、1体ずつ倒すか』
KP『そうなると貴方方遠距離攻撃持ってないので、PCも一人ずつしか戦えません』
自分『となると、御山が先頭立ってこん棒振るのか……1d6+1d4で……かっとばしてって』
小倉『wwwwかっとばしてって』
自分『おかしいよ!私裏方役ですよ??か弱い乙女ですよ~~~』

自分『ちなみに逃げるとなるとここから離脱出来るもん?』
KP『KPのご機嫌次第かな……(ダイス出目次第)』
自分『あ、じゃあもうこれ各個撃破で、1体ずつ潰そう』
小倉『そうしますか』
自分『逆にこれ、待ち伏せして不意打ち攻撃してもいいんじゃない?行けるかな』
KP『いいですよ、一回限り』
自分『じゃあアンデッド目視して、ここで潰すしかないと、アパート前で待機して近付いて来たところを不意打ちで』




という訳で、不意打ち狙いで戦闘を吹っ掛けることに。
じりじりと近付くアンデッドが、自分たちの射程範囲内まで来たところで獲物を振り翳していく……


蒼井「はあ俺、人以外あんま殺したことないんすけど」
御山「奇遇ですねぇ、私も殺したことないですよ」
蒼井「いや、訂正するわ。昆虫とか魚とか、ちっちゃい哺乳類とか、幾らでも殺してますけど。こういうのは……
御山「悪霊とか、モンスターとか、アンデッドとかのご経験は?」
蒼井「ない」
御山「エクソシストじゃないですもんねぇ」
蒼井「ネクロマンサーでもないですからねぇ」
御山「文明の利器とは」
蒼井「ましてゴーストバスターズでもない」
御山「私たちいったい何を目指しているんですか??」
蒼井「さあな、何かに巻き込まれて相方はバンパイアになってる殺人鬼ってとこ」
御山「ちょっとぉ、属性盛り過ぎじゃないです??」


そして御山が不意打ちで<近接:杖>がスペシャルで火を噴く。不意打ちなので+1追加ダメージ付きで算出すると、1d6+1d4+1→10点ほぼフルスコアである。

自分『頭はどうなる???www』
KP『貴方はですね、アンデッドの脳天をかち割れますね。そして吹っ飛んでいきます。(無言でアンデッド1体が収納される)』

蒼井「前から思ってたんすけど」
御山「はぁ~~い??なんでしょう??」
蒼井「お前がやった方がいいんじゃねえの?」
御山「ええ~~~???か弱い乙女にさせるんですかぁ??」
蒼井「最近のか弱い乙女はあんな得体の知れない化け物を、不意打ちの一撃で吹っ飛ばせんでしたっけ?」
御山「それはぁ~ヒロイン補正だからですよぉ」
蒼井「じゃあ俺はヒーローってか?」
御山「え……ご不満でしたら、お望みの配役を言えばいいと思いますよ?モブAとか」
蒼井「モブAとかモブBとかで十分だ」
御山「そうですかあ」
蒼井「ヒーローなんて……なれるわけないからな。いくぞ」
御山「はいはい、かしこまりましたぁ」


そして蒼井さんが同時で不意打ち攻撃ということで、<ナイフ>を振り成功、1d4で3点他のアンデッドを攻撃する。そこでアンデッドたちが我々の存在に気付き、以降は普通の戦闘に移行する。
確実に頭数を潰すため、蒼井さんが攻撃したアンデッドに御山が追撃する。<近接:杖>で成功して5点ダメージ。一回倒れるものの、しぶとく立ち上がる。

御山「やっぱり、アンデッドってしぶといんですねぇ」
蒼井「そのアンデッドの頭をさっき吹っ飛ばしたのは、どこのどいつだったっけね」
御山「そんな物騒な人居たんですかぁ、こっわ~~い」
蒼井「こっわ~い」

蒼井さんが<ナイフ>で成功して1点ダメージ、まだアンデッドは動いている。アンデッドが御山に<鉄パイプ>を振り翳して攻撃、25=25で成功。なんで1足りてるんですかねぇ???しかし<回避>で成功して躱す。もう一体は蒼井さんに同じく<鉄パイプ>を振るうも失敗。

蒼井「あんなもん振り回して危ねぇな……
御山「ホントですよ!もう!あんな物騒なもの、振り回して!<近接:杖スペシャル>」

>>1d6+1d4で9点ダメージ<<

小倉『これアンデッド……
KP『頭が確実に粉砕しますね』
自分『アンデッド絶対かち割りなう』

御山「あんな危険なもん使ってるのは危なかっしいですねぇ、どこの誰なんでしょうねぇ」
蒼井「ほんっと、どこの誰なんでしょうねぇ?」

蒼井さんが<ナイフ>成功して2点ダメージ。しかしアンデッドは動いて<鉄パイプ>を蒼井さんに振るものの失敗。


御山「いい加減、大人しくしてもらいますよお~?」
<近接:杖 3 クリティカル>
ボーナスで2点貰う、結果1d6+1d4+2→8点
KP『ああ~これは……頭がかち割られますね』
自分『全部かち割ってんだけど?!スイカ割りの如くかち割ってんだけど???』


という訳で戦闘終了。
全てのアンデッドの頭ははじけ飛び、PL達は笑いが抑えきれないものの、その頭から真っ赤な血がたくさん飛び散っていた。そしてその頭を軸に、血文字が書かれていることに気付く。ごめんなさい、こんな化け物になりたいわけではなかった、そんな遺書めいた文章が見えることへSAN値チェック。御山は43<82で失敗で1d3で2点喪失。一方蒼井さんが45>23で成功して1点喪失。流石に御山は自分が脳天かち割ったことにちょっと思う所があったのか。そして相方の惨事には動じない相棒であった。

そして文字ではなく何か図面のようなものを表したものが1つ見つかる。それはここから少し離れた場所を表しているようだ。という訳で、2人とも<知識>を振って成功。それが廃教会の位置を表しているのに気付く。


蒼井「んで。俺たちはゾンビ?と闘って。どっかの誰かさんが頭かち割って」
御山「おやあ?」
蒼井「流れ出た血から文字が書かれて、絵が描かれている」
御山「謝罪の言葉ですかねぇ。そしてこれは廃教会の位置ですかねぇ」
蒼井「あの高速道路が立つってんで壊されるとか聞いてるけどな。何かあるのか」
御山「ていうかぁ、教会って言うと、なんとなくオカルトっぽいイメージあるので何かあってもおかしくないなって思いました」
蒼井「色んな宗教、色んな信仰があるからな、あってもおかしくないか」
御山「確かに、アレも神と言えば神ですもんね。じゃああそこに遺書を届ければいいんですかねぇ」
蒼井「お前はこれを遺書と取ったのか」
御山「じゃないんですぅ?最後に言い残した言葉、という意味ではこれも遺書っていってもいいんじゃないんです?」
蒼井「そうか……
御山「ていうかぁ、時間外労働にも程があるんですけどぉ」
蒼井「俺たちの仕事に労基法は適応されない」
御山「本当にブラックじゃないですかあ、やだぁ」
蒼井「うまい……
御山「こういうときって、座布団をくれるもんじゃないですかあ?」
蒼井「……この仕事が終わったら幾らでも座布団買ってやるよ」
御山「座布団押し付けられても困るんですけどぉー!」
蒼井「ねぇよりマシだろ」



といってPC達が教会へ向かうところで前編終了。












そしてリアルタイムで翌日。後編へと続く。
【教会へやってきた】

血文字に書かれた場所へと向かうと、確かに教会が見える。木々が生い茂り暗くて見えづらいが、石造りの古い建物がある。そして高速道路からトラックが通りがかり、そのヘッドライトの光が木々の隙間を縫って見える。それを見た瞬間、御山の身体が大きく脈打つ。出せ、ここから、脳内から不快な声が聞こえる。更に全身へと痛みが走り、身体を反射的に押さえようとした彼女の屈んだ背中が膨れる。しかしそれは一瞬のことで再び、それは収まった。御山は置かれた状況が、そしてそれを見ていた蒼井さんは相方に残された時間は長くないことを察してしまった。SAN値チェックが入る。御山は41>17で成功して1喪失。しかしここで現在地の1/5減ったことによる不定の狂気を発症。一方の蒼井さんは44<66で失敗、1d4で1喪失する。

小倉『ここでまた1……すごいな、強いんだか弱いんだか』
自分『すごっ!!動揺はしても冷静は保てるのね……つよ』
小倉『強いじゃん、それ普通に』
KP『ではダイスを』
自分『はあ~~い、何が出るかな♪何が出るかな♪』
<1d10で7:心性難聴盲目、または四肢の機能障害>

自分『う~~ん、まず最初に自分が死んだとき。一番最初に吹っ飛んだのって、利き腕でしたっけ?左腕でしたっけ?』
KP『腕だった気がする……
自分『じゃああの記憶がフラッシュバックして、自分の腕が動かない……って感じかな』
KP『利き腕……片腕しか記載がないから』
自分『じゃあ1d2で決めるわ……2、じゃあ左腕で』

という訳で御山の不定の狂気内容は<心性の機能障害、左腕がだらりとして動かなくなる>に決まる。


御山「あれぇ?おやぁ?」
蒼井「おい、大丈夫か?平気そうに見えないが」
御山「結構、表情に出てます?私」
蒼井「あまり。ただ、まともではなさそうに見えるが」
御山「ですよねぇ」
蒼井「大丈夫か」
御山「正直に言いますとぉ、ちょっとここのところ、色々あったせいなのかぁ、左腕が動かないんですよね」
蒼井「動かせない、持てない、握ることが出来ないってことか?」
御山「えーと動かそうとしてもぉ、だら~んとしちゃってぇ、動かせそうにないですねぇ」
蒼井「……そうか」
御山「あ、でもぉ、利き腕は使えそうなので。それなりに使えると思いますよぉ」
蒼井「他におかしなところは?」
御山「そうですねぇ……もしかしたら薄々察してるかもしれませんけど、私もうそんなに持たないかもしれませんね」
蒼井「……縁起でもないこと言うんじゃねぇ」
御山「いやいやいや、でも何となく分かったんじゃないんです?そう、長くはもたなそうだなあ……とか」
蒼井「神様を降ろす方法があるなら、神様をどっかやる方法だってあるだろ」
御山「随分……無茶苦茶なこと言うんですのね、蒼井さん」
蒼井「目の前で無茶苦茶なことが起こってんだ、これぐらい無茶苦茶なこと考えたっていいだろ。脚は?大丈夫か?」
御山「足は問題なく動きますよお、ご覧の通り、そこそこ使えると思いますので。気が進みませんけど、ささっとお仕事終わらせましょう?」
蒼井「……気が進まねぇってなら、ここで引き返すのも手だと思うけどな。今は右腕だけかもしれねぇが、今後足や他が動かなくなる可能性だってある」
御山「そう言いますけどぉ、この身体いつまで持つかわからないんですよお?だったらここで留まるよりは、先に進む方が得策だと思いません?」
蒼井「……はあ、いくぞ」
御山「はぁ~い☆まあ、ちょぉ~っと足を引っ張るかもしれませんけどぉ、そのときは宜しくお願いしますね☆」
蒼井「ああ、なんとか頑張ってみる」
御山「うんうん、期待してますよぉ」


という訳で引き続き、教会へと進むことに。
現場に行く前に<聞き耳>か何かで辺りを確認したいと言えば、KPより<目星>の指示が出る。

>>御山98致命的失敗<<
蒼井さんは普通に成功する。

自分『ちょっとぉ!流石にこれは動揺しますのよ?!』
KP『ここのファンブルなあ、どうしようなあ』
自分『え、またクリチケ没収??』
KP『クリチケ没収しよう』
自分『なんでまたクリチケ発行されるのに、没収されるのお!』
KP『残念ながらクリチケは没収です』
自分『テレッテレッテーー』
小倉『ボッシュート……


御山は何も見えなかったものの、蒼井さんだけは気付く。教会の前、少し開けた場所に赤と白が混じった何かがある。しかしここからでは遠く、それ以上の事は分からない。


蒼井「おい、御山あれ見えるか」
御山「ん?あれって何です?」
蒼井「向こうの教会の方、入り口」
御山「何です?あの白というか、赤というか」
蒼井「分からん、大きさはそこそこあるだろう……なんだあれ」
御山「自分も見当つかないですねぇ」
蒼井「あれがあるからって止まるわけにはいかねぇ」
御山「ですねぇ、注意深く慎重に行くしかないですねぇ」


そして2人が近付くと、赤と白の入り交じったものは死体だと分かった。しかもその死体は見覚えがあった。黄色を基調とした服装、そして金色のアクセサリー、落ちている金色のライターそれらから察したPL達が思わず息を呑む。案の定、それは白石希空の死体であった。先程まで話していた彼であった。その衝撃は大きく、SAN値チェック。御山は47>21で成功。蒼井さんは43>7で成功。喪失なし。大して動揺していないPC達である。


蒼井「嘘だろ……
御山「まあ薄々その可能性はあると思ってましたけど、随分早い結末でしたねぇ……しかし、彼がこうなっている以上。私たち随分とやばぁ~い事に巻き込まれているみたいですねぇ」
蒼井「ふっ、随分やばいことに巻き込まれているのは前から察してたよ」
御山「あらぁ、蒼井さん随分と勘が鋭かったんですねぇ」
蒼井「じゃなきゃ、あんなどす黒い化け物やゾンビと戦ったりしねぇだろ」
御山「そうですねぇ、私たちいつからバンパイアハンター?ゴーストハンター?ゾンビ狩りなんてしてるんでしょうかねぇ」
蒼井「ゴーストバスターズになった覚えなんてねぇぞ」
御山「そうですね、私たち掃除機担いでませんし?」
蒼井「ふっ、行き先に白い化け物が出てきたら笑うぞ」
御山「そしたらお手上げですねぇ、白い化け物の対処法なんて知りませんし」

蒼井「しかし、なんで白石さんがこんなところで、こんな状態で、こんな風に殺されなきゃならねぇんだ……?」
御山「なんとなく、彼が言っていた運ぶだけでいいって言ってた組織が、思っていた以上に危ない所だったんじゃないんです?」
蒼井「だから見せしめに殺された、と?」
御山「だってぇ、あんな化け物とか、ゾンビとか出てくるところですよぉ?どうみたってまともじゃないですよお」
蒼井「……そういえば、そうだな」
御山「まあ他にも何か手掛かりがないか、調べてみるのも手だと思いますけどねぇ」
蒼井「暗いがまあ調べるのも手だな、確かに」


という訳で、白石と思わしき死体を調べることに。<目星>か<医学>で分かるし、それぞれ情報が違うという事も伝えられる。まずは<医学>を振ることに、しかし御山は失敗。蒼井さんが成功。

自分『すご!優秀じゃないですか!』
小倉『すごいね、タフだね、君』

死体の死因は出血多量、人間とは思えない力で頭部を引きちぎられたことが原因で、御山が襲われたアレと同じようなものではないかと。そして死後時間が経過しており、今日の昼か夕方辺りに死んだと思われる。
この情報を聞いてPL達に動揺が走る。KPに冒頭で白石に会った時間帯を確認すると、夜22時頃との返答。あのときあった白石が白石(仮)となり、クロだ!と確信する。

自分『白石……怪しいと思ってたけど、もう白石じゃなかったよ……白石だったけど白石じゃなかったよ……
小倉『そうですか、そうですか』



そして<目星>は別に振れるとのことで、それぞれ振って御山が4クリティカル、蒼井さんが24で成功する。KPから乱高下が酷いとコメントが入る。
死体からクシャクシャの小さな紙束とメモを発見する。そこにはディスパイアについての詳細が書かれていた。

自分『読み終えたけど……ええ~これ御山絶望的じゃない?死んでない?』
小倉『そう?』
自分『だってこれ、御山という死体にディスパイアが憑りついているという状態じゃない?』
小倉『ああ、そうか……あれでも、これ御山が引きちぎられている現場は見ているんだっけ?』
KP『みてますね』
小倉『ああ、見てるのか……
自分『どこまで見てたんだっけ。御山が襲われたときの状況が』
小倉『これ、御山が腕を引きちぎられて最後に黒い塊が覆い被さったけど。そのとき御山が生きているかどうか。乗り移ったときに、生きているのか、死んでいるのか』
自分『つまりあれ?ディスパイアが圧し掛かった段階で、御山が息をしていたか否かってこと?』
小倉『そう。だから、そこでまだ生きてると思ってたからこれ見てまだ望みがあるなって』
自分『うう~んどうだろ、こっち視点あ、やべぇと思った時点で次はあの空間だったわけだから。生きてるかというと……死亡診断下せるわけじゃないし(死んだと断定が出来ないと言いたい)』
小倉『奈々ちゃん……あの女の子の場合、彼女は死者だから。だからあのときあるべき姿に、火葬とかされてるだろうから何も残らなかった、で辻褄が合うんだけど』
自分『うん』
小倉『で、もう一個が。バグ=シャースを追い出す手段が、日光または炎などの強い光……つまり僕の持ってるライターとかを使って追い払うだけど。その場合、貴方が苦しむことになる。あ、でもいいのか……いやでもこれ賭けじゃん。貴方が生きた人間なら消滅して終わり、御山が生きて終わり。しかし死んでた場合は……終わりだよ』
自分『でも死体だったとしても、もうこの状態が長くはもたないから。そう遠くない先で御山は、人間体としての御山は死を迎える、よ?あと更にバグ=シャースを追い払い、で続きがあるから更に何かしなきゃだけど……
小倉『うーん……じゃんけんとかで勝つとかならいいけど』
自分『運に任すのは駄目ですって!それマズイです!』
小倉『それでも3割……ないなあ』
自分『ないわあ』


そして更にここからPL相談タイムは続いていく。

小倉『てか何で白石さんこのメモ持ってんだよ……
自分『というか、白石(仮)は何だったんだろう』
小倉『超常現象が起こってるから人になったとしてもおかしくないけど』
自分『え、我々ディスパイアは一体しかいないって思ってたけど、もしかして複数体いる???』
小倉『いや、だったら、それって白石さんがディスパイアだと想定している?だとしたらここに身体が残ってるのがおかしい。あれは本物の身体を操るものだから、ただ他にもディスパイアがいる可能性はあると思う』
自分『いやでも、ディスパイアが取り除かれれば死者に寄生していた場合はあるべき姿に戻るわけだから。となると、死体がそのまま残ったとしても不思議ではない?ただ一個腑に落ちないのが、路地裏を走るローブの人たちを見て追い掛けようとしたところで白石(仮)に話し掛けられた訳だけど。あのとき光源ってあったのかな』
小倉『ただ、表通りだからそこそこ明るかったと思う』
自分『だとするとディスパイアは光にはいられないから、となるとやっぱり白石(仮)はディスパイアではない?』
小倉『なにか、別の……
自分『となると、ディスパイアとも、アンデッドとも、違う何か……

自分『はあ、先に進むしかないかあ』
小倉『まじで??白石さんあんたが黒幕ならまだ納得いったけど、あんたもこんなことなってんだ?』
自分『いや~白石さん黒幕はあながち間違ってないと思う。白石(仮)が黒幕だと思う。ただ、私たちが前から知っていた白石(本物)はこのシナリオが始まる前に、とっくのとんまに、死んでる人だった』
小倉『でもあのメモがある以上何かしらかかわりはあったと思うんだよね』
自分『ええ~そしたらあの赤い本を持ってくだけでいいよ☆って言っていた組織と関わりを持ったが故に、白石さん(本物)……
小倉『あるいはどっかで対抗していたのかもね』
~ここからとあるシナリオのネタバレも含めた雑談になる~
結論から言うと強い武器とか力を持つと慢心して、それがつい欲しくなるよね☆というオチ。フレアドライブやいのちのたまに反動ダメージがあるのと同様に、強力な力に代償は不可避なのである。いやそれでも欲しいから流行るわけなんだけど。


散々会話が脱線してからKPより<目星クリティカル>追加情報があることを告げられる。そして白紙の紙束は触ると違和感があり、御山は少女から渡された紙と同じだと気付く。そしてこれは特殊な素材で強い発火性があることが分かる。

自分『今自分さ、これ炙りだしかな??と思ったけどそんなことはなかった。』
小倉『僕もそれ思った』
自分『紙自体が燃えるわ』

そして少女から言われた言葉を思い返して「この光を神様に届けて」という言葉からPLがひらめく。なるほど、火を放てと。どうして教会はいつも燃えるんだろうか。魔女狩りか。というか化け物とかが火に弱いというイメージが強いからか。あと教会はよく出てくるけど、寺仏閣てあんまし見掛けないよねという話してたけど。寺だって神社だってよく燃えてるよ。昔から。古今東西、信仰対象はよく燃える。
というわけで、少女から渡された遺書を御焚き上げして、バグ=シャースも還って頂こうということに方針がなんとなくまとまる。



御山「しかし人の一生って儚いものですわねぇ」
蒼井「全くだ」
御山「まあこんなところいるわけですし、まともな死に方しませんよね」
蒼井「ま、この世界で生きてる以上。まともな死に方なんてしねぇだろ」
御山「ま、それも一理ありますわね……まとも、まともってなんでしょう?」
蒼井「ふっ、確かに」
御山「蒼井さんは畳の上で死にたいとかあります?」
蒼井「あんま考えたことねぇな……まあどっちにしろ、天国とか。素晴らしい場所には逝けねぇからな。死ぬ時ぐらいは穏やかに死んでいきてぇもんだ」
御山「そうですねぇ、もっとも。天国も、地獄も、あるかもわかりませんけど」
蒼井「……
御山「さてさて、いよいよ本命と思わしき教会の方へ行きます?」
蒼井「そうだな……その前に、最期に、手だけ合わせとくか」
御山「……そうですわねぇ、お世話になりましたし、ね」


そして蒼井さんの提案で、彼はお世話になりましたといった内容のことを心で思いながら白石の遺体に手を合わせる。
御山はね、形だけになっちゃったかなあ。一応お世話になったので、儀礼的に行うけど。案外早いものですねぇ、存外。ぐらいにしか思ってなかったなあ。




2人は教会へと向かい、その中へと入っていく。











【教会内、いよいよ大元へ】

教会内は大きな十字架のオブジェクトがあり、それは中央からずれている。下に何かがあるが、それは近付かないと分からない。しかし、室内には先程のアンデッドが5体おり、彼らに見つからないように進むならDEX×5か、隠密系技能が必要だと告げられる。推奨技能じゃないからな~私に至っては初期値しかないんだよなあ~蒼井さんはDEXの方がまだ高いので、2人ともDEX×5で振ることに。御山は成功したものの、蒼井さんが失敗。更にKPがシークレットダイスを振ることに。
PLは恐らくそれが<聞き耳>とか気付いたかどうかのダイスロールだと思ったので、『失敗しちゃえ!鼓膜破れちまえ!』と野次を飛ばす。
御山は問題なく先に進むものの、蒼井さんはアンデッドの一体と目が合った気がする、直ちにKPが<隠れる>を振るように告げる。初期値10%もあるんですか<隠れる>、だったら<精神分析>の10倍もあるじゃないですかーこれは希望あるな!と軽口叩くも失敗。確実にアンデッド一体と目があう。目と目が合う~♪瞬間、恋とは気付かずに戦闘へと突入することとなる。

PLは懸念として、ここで戦闘したら他の4体がその音に気付いて一斉に集まってくるんじゃないかと不安に思っていたら、KPからある程度の距離があるので直ぐには来ないと告げられる。
それを踏まえて、蒼井さんとアンデッドが目を合わせてしまい気付かれた訳で、御山の存在には気付かれていないわけだから、蒼井さんに気を取られている隙に不意打ち攻撃出来ないかと提案をする。許可が下りたため、蒼井さんが気付かれた時点で御山が片手で不意打ちでこん棒を振ることに。片手で振ることで技能-10補正、しかし不意打ちのため+20補正。合計初期値から+10して<近接:杖>を85%で振ることに。
これには成功して、ダメージ算出、1d6+1d4で最大値、10点、問答無用でアンデッドの脳天がかち割られる、そして戦闘終了。

自分『まじで脳天かち割ったわwww出目やば』
小倉『あのさあ貴方一人でこの仕事やればいいと思う』
自分『そんなことないですよお!蒼井さんがいないと私!』
小倉『思った以上に完璧じゃん』

しかし案の定、かち割った音で他のアンデッド達が気付く。しかしKPが事前に言っていた通り、距離があるためすぐには追い付いてこない。その隙に2人でオブジェクトの方へと向かう。するとそこには隠されていたであろう、地下へと続く階段があった。行かない選択肢はなく、ここで躊躇っていたらアンデッド達に追い付かれる。目配せして2人とも地下へと続く階段を降りていく。











【地下にあったのは??】

そして意を決して地下へと降りていく。光のない暗闇の先を進むと、扉があった。扉を開ければその先には想定よりも広い空間があった。扉を開けたとき軋むような音が立った。その音はこの静けさの中よく響いた。そして次の瞬間、その音に反応するかのように何かが蠢いた。

それは無数の目と口が埋め尽くす、不気味な暗黒の塊であった。一見、御山から出ようとした黒い塊にも似ているがそれよりも大きく、その威圧感は凄まじい。軋む扉の音に気付いてそれが幾つもの目をPC達に向ける。その一方、口のようなものは足元に転がっていた、贄ともいうべき死体に覆い被さって喰らい付いていた。これが、本やメモに記されていたバグ=シャースと呼ばれるものなのだろう。

バグ=シャースが明確に、新たな贄がやって来たといわんばかりにPC達へ覆い被さろうとする……

バグ=シャースを目撃したことによるSAN値チェック。御山は40>13で成功で、1d6で1喪失。強いな、君。自分が依代だから大元も察していたのだろうか、なんて相方に言われてましたけど。見当付いていてショックが少なかったのかな???しかし最低値出すってすごいね。
一方蒼井さんが43<60で失敗、1d20で11喪失。なにここでも1のぞろ目なの??蒼井さん1しかSAN値チェックで数字出さない縛りでもしてるんですか???これは実質ですわ。
PL達はバグ=シャースと散々言ってたけど、その類とか、その一部とかが出てくると思っていたので。まさか本体が出てくるんかよお!という悲鳴が木霊する。そしてSAN値減少値を聞かされて「でしょうね」と真顔になる我々。


そしてここで蒼井さんのSAN値が不定の狂気ゾーンに突入したため、不定の狂気入りとなる。

小倉『あ、そうか発狂じゃなくて、もう不定か』
自分『一時的狂気と不定の狂気の合わせ技という鬼のような事はしないんですね』
KP『しませんね!』

というわけで、蒼井さんの不定の狂気内容を決めることに。
<1d10で10:強迫観念>
小倉『こいつの強迫観念って、なんだ……?』
KP『相方が危ないので、それをどうにかしないと……とか、そういった強迫観念とかでも』
自分『なんだろうねぇ、親玉を見ていよいよ相方の身が危ないっていよいよ自覚したとか?』
小倉『5秒に1回、大丈夫か?とか聞くとか』
KP『確かにルルブでも手を洗い続けるとか、割れ目を跨がないとかあるのでそれっぽいですよね』
小倉『じゃあ執拗に身を案じます。執拗に必要以上に、小倉大好き言葉遊び』
自分『wwwwww』
韻踏めるやんか、これ。


不定の狂気の強迫観念が<執拗以上に相方の身を案じる>という内容に決まったところでシーンを再開していく。

蒼井「おい、おいっ!」
御山「ん?」
蒼井「おい、おい、大丈夫なのか?」
御山「ん?ええ」
蒼井「腕は?脚は?背中は?大丈夫なのか?」
御山「え?ええ、何です?ちゃんと五体満足ありますけど?」
蒼井「ここに光なんてないな……?ちゃんと暗いよな?」
御山「ちょっとぉ?蒼井さん?どうしたんです?らしくないですよぉ??」
蒼井「化け物に……化け物になんて、させねぇからな」
御山「ちょっとぉ?貴方の仕事のぉ、同僚はぁ、五体満足で、あなたの隣にいますけどぉ?」
蒼井「それで、五体満足でちゃんといるのか?目は見えているのか?耳は聞こえているのか?」
御山「見えてますしぃ、聞こえてますしぃ、大丈夫ですってぇ」
蒼井「大丈夫なのか、本当に」
御山「ええ~触覚とかもぉちゃんとありますけどぉ」
蒼井「本当に大丈夫か?右腕は?右脚は?ちゃんとあるのか?」
御山「ちょっとぉ~~~これ、蒼井さんが大丈夫じゃないじゃないですかぁ!」
蒼井「俺の心配なんかするんじゃねぇ、お前の、」
御山「むしろここで心配しないことありますぅ?!ちょっと!ちょっと!ちょっとぉ??」
蒼井「お前の心配をしろよ、大丈夫か?」
御山「ちょっと蒼井さん、いい加減に……っ」

ここで御山が<精神分析>を掛ける。61>19で成功する。
御山が見かねて、明らかに様子がおかしい蒼井さんの前に自分の右腕を差し出す。

御山「もう、そんなに心配ならぁ触ってみて確認すればいいじゃないですかぁ」
蒼井「あ、ああ……
御山「……あのぉ、別に普通に触ったり握ったりしてくれて構いませんけどお。なんでそんな恐る恐るの手付きなんです??人をこう、危険物みたいに触って」
蒼井「ああ……悪いな……
御山「いーえ、まああんなもの見て正気を保ってられないというか。まじやば!ってなるのは理解できますけど」
蒼井「おい、本当に大丈夫なのか?」
御山「もー!本っ当にしつこいですよ!蒼井さん!私は大丈夫ですって」
蒼井「なら、良かった……悪い」
御山「いーえーお気になさらず。でもそれどころじゃないですよ、目の前のアレ、どうします?」


そういって再び、PC達がバグ=シャースと向き合うことになる。



蒼井「……やっつけるしかねぇだろ。紙、持ってるか?」
御山「紙ならここに。なんならあの時の遺書もちゃんとありますよ?」
蒼井「……先に言っておくが。今此処で灯りを付けたら、お前が苦しむかもしれねぇぞ」
御山「それ、あのメモを見たときに予想付いてませんでした?」
蒼井「改めての確認だ」
御山「別に承知の上ですので、お構いなく~」

最後の確認だと言わんばかりに蒼井さんが本当にいいのかと聞いてくるので、御山は知った上でやるのだから気にせずやってくれというニュアンスで返す。それを聞いて、感嘆する蒼井さん。

蒼井「……強いな、お前」
御山「今ので、案外蒼井さんが撃たれ弱いというか、ヒロインポジションってのがよく理解しましたから」
蒼井「ヒロインね……
御山「守って差し上げましょうかぁ?」
蒼井「ありがてぇ話だ、ただ」
御山「うん」
蒼井「あれをやっつけてからだ」
御山「それもそうですわねぇ」
蒼井「それに、今までも守ってくれてたようなもんだろ。俺一人じゃ出来ねぇこと、あんなこと」
御山「それを言ったら、私も、だーいぶ蒼井さんに助けられてますよお?」

御山の軽口に返ってきた蒼井さんの本音に、御山自身も今まで思っていたことをそのまま口にする。しかしその言葉を受けて、虚を突かれたように蒼井さんが信じられないと言わんばかりの声を上げる。

蒼井「……俺が?」
御山「ですよ、ご自覚、」
蒼井「俺がお前を助けた?」
御山「……ご自覚ないみたいですね。色々と助けられてるってこと、あんまりご理解なさってない様子ですねぇ」
蒼井「はあ……だったら、――
御山「うん?」
蒼井「火、点けんぞ。そこから離れてろ」
御山「はーーーい、じゃあ景気よく燃やしてくださいなあ」

自覚のない蒼井さんに平坦な声音になってしまった御山。彼の言った言葉が聞き取れなかったものの、目の前のバグ=シャースを倒すため、火を放つこととなる。

しかしここで戦闘という扱いとなる。つまりDEX順での行動のため、御山が一番最初に動くことに。まずは現状の荷物を誰が持っていたか把握していく。紙束とライターは蒼井さん、少女の遺書は御山が持っている。PLとして最優先は、火を持っている蒼井さんまでターンを持たせてきっちり火をつけたい。しかし放火する前に脱出経路は確保したい。

ということで、御山が蒼井さんから紙束を貰い、それをバグ=シャースにばらまく。そしてKPから『御山が火を放つ前に何かしたい行動はあるか?』と確認を取られる。それを受けて、PLである私が個茶でKPにやりたい行動を伝える。

御山として火を放つ前にやりたかったことって、少女から渡された遺書がありましたので。その遺書をちゃんとお届け先である神様に渡したかったなという意思表明。つまり、奈々ちゃんに「遺書は届けたよ」と思いながら、着火の際には黙とうを捧げる、と。あとは蒼井さんに言っておきたい言葉があるよ、と。

蒼井さんが紙に火を放つタイミングで、御山が口を開く。

御山「あのですねぇ、蒼井さん」
蒼井「ああ……なんだ」
御山「いえいえ、あのですねぇ……さっきもちょっとぉ思ったんですけどぉ。

君はですね、自分が思うよりも、ずぅ~~っと出来る人間ですよぉ。ていうのは一緒に仕事してきた同僚の私が、よくよく一番理解してます」
蒼井「……どうした、急に」
御山「いやあ?学んだんですよお、言いたいときに言いたいことを、いの一番に言うのが大事だって。あ、勿論今までもず~っと思ってましたよ、それも確実です」
蒼井「…………
御山「だからそうそう、何も出来ないのではなくって。何でも一定以上の事が出来る、というのが蒼井さんなんですよ」
蒼井「ありがとう」
御山「…………
蒼井「ここから無事出れたら……その続きをもうちょっと聞かせてくれ」
御山「ん~~~一杯奢ってくれるなら、よしとしましょう」
蒼井「幾らでも奢るさ」
御山「おやぁ?珍しいぐらい太っ腹ですね!」
蒼井「奢ることぐらい俺にでも出来るんだよ」
御山「へぇ~~~じゃあその言葉、覚えておきますわね」
蒼井「ああ。絶対、その言葉、忘れるんじゃねぇぞ」
御山「まあ覚えておきますよ」


そして蒼井さんが火を放つ。覆い被さろうとしたバグ=シャースがその光によって悶え苦しむ。その身体はちりちりと焼き焦げているようだ。そしてその光に溶かされるように、煙のように消えてあとには何も残らなかった。
しかし御山は距離が離れていたとはいえ、漏れなくその光を浴びてしまう。KPより1d6を振るように告げられる。そして1d6で5点のダメージ。御山は耐久値が11-5=6点となる。

しかしバグ=シャースがいなくなっても、御山の身体の異変は止まらない。もう一度脈打つ音がして、御山は立っていることもままならず、膝をついて座り込む。もう、もたないだろう。









【提案に乗るか、否か。抗うか】

そう思ったとき、奥からパチパチと不似合な音が聞こえる。それは拍手の音だった。振り返るとそこには白石(偽)がいた。どうやら彼は事の次第を全て理解しているようだ。そしてこの状況を見て愉悦を隠そうともしない白石(偽)は事情を話す。御山に乗り移っているディスパイアは間もなく身体を突き破ってくる。母体がいないからそれ自体はその後消滅するものの、御山は死ぬ。しかし白石(偽)がPC達に一つ提案を持ちかける。
御山をディスパイアから解放する代わりに、蒼井さんが白石(偽)に身体を渡すこと。白石(偽)はもっと馴染む新たな借宿を欲していた。なお、ディスパイアを解放する方法は彼の頭の中にしかないため、自分たちの取れる方法は御山を捨てるか、蒼井さんが犠牲になるか、いずれかしかないと告げられる。

痛みで動けない御山が「蒼井さん……聞いちゃ、駄目ですよ?その言葉」と震える声で蒼井さんを制止しようとする。

KPから『今までの情報は読み返して下さい、今までに起こったことも考え直して下さい。PL相談は存分に行ってください』と告げられる。
自分『メタ的なこと言っていい??あいつアレなんですよ、アレなんですよ、悪意の神話生物なんですよ!だから御山的にも、PL的にも誘いには乗れないかなあって感じかな!』

御山としては、自分が既に死人だと思っているから。いずれにせよ死ぬ人間なので此処で蒼井さんが身を投げ打って助けるメリットは一切ないですよ!と思ってました。なので声のトーンはお茶らけながらも震えていて、割と真剣でしたよ。



そしてPL間で現状を正確に把握するための相談タイムとなる。
自分は『ディスパイアは乗り移るときに一度対象を殺してから乗り移るので、やはり御山は死んでいて望みはないのではないか』と意見を言うと、おぐともさんより『それなら、メモの内容には生者はディスパイアに殺害される前の状態に戻る、と書いてある。ならば御山はディスパイアに殺される前、生きて戻るんじゃないか』と反論が入る。

だから『御山をそのままにしておけば、ディスパイアに寄生される前の状態、生きている状態に戻るのでは?』とおぐともさんから意見が出る。しかし自分は『それはディスパイアが取り除かれた場合の話であって、現状ディスパイアが御山に残っている以上そのままではディスパイアが肉体を食い破るのではないか』と反論する。

ここまで意見を交わしたところで、KPより<アイデア>を振るように言われる。御山は失敗、蒼井さんは成功する。
蒼井さんはディスパイアの権限の影響によって、アンデッドの死後彼らの人間的思考が血文字として浮かび上がった。白石(偽)は方法は自分の頭にしかないと言っていた。つまり彼を殺害すれば……という思考に至った。


自分は『恐らく人間ではない、白石(偽)に戦闘吹っ掛けて、倒して、そうしたら死んだあとに、今までのアンデッドが謝罪とか地図とか血文字として出てきたように、彼の頭の中にあるディスパイアから解き放つ方法が、提示される……ということを閃いたってこと……?(震え声)』とKPに確認する。
いやだって、神話生物だよ??確実に白石(偽)はイゴローナクだよ??ソイツに戦闘吹っ掛けて倒せるの???まず神話生物に立ち向かうしかないの???と、マジカヨ顔。絶望といってもいい。そもそもクトゥルフ神話TRPGにおいて、神話生物と闘うということがどんだけ無謀で、どんだけ愚かで、どんだけ勝ち目がないのか。例えるなら、一般人がフリーザ様に立ち向かうみたいなもんじゃん。無理じゃん。

しかしおぐともさんに『でも立ち向かって殺さないと生きれないよ』と諭される。

更に自分の中では『蒼井さんは不定の狂気で、相方の身を過度に案じる状態にあり、その上でこの考えに至ってしまった……ということは戦闘以外ないじゃん!』と喚く。
小倉『ああ……そしたらもう、殺るしかないね』
自分『待ってくださいよお!御山動けませんよ?!撲殺天使!』
小倉『あ。そうか、一人でやらなきゃいけないんだ、そうかあ、こういうシナリオかあ』


というわけで、PLの方針は戦うことに決まる。
蒼井さんがナイフを構えて敵意を向ける。
それでも御山は、戦うことが無意味だと思って言葉で制止する。

御山「行く必要ないですよお、蒼井さん……
蒼井「行かなきゃなんねぇだろ。やらなきゃなんねぇだろ」
御山「無茶、無謀ですって……
蒼井「何でも出来るのか、何も出来ねぇのか……お前の言葉を信じれば俺も大体の事がそこそこ出来るんだろ」
御山「言いました、けど……!」
蒼井「それを証明してやるよ。そもそも、白石さんの身体勝手に使われていることにも怒ってんだよ。それに加えてお前だ」
御山「は、あ……?」
蒼井「これ以上好きにさせてたまるかよ……!」
白石「ふぅん、そうか。僕を殺そうっていうの、言っておくけど僕は遺書なんてそんなもの書いたりしないよ」
蒼井「知らねぇ、関係ねぇ」
白石「ふぅん、そうか、そういう意味じゃないんだ。そうか、ディスパイアの権限を使おうとしているのか、面白い!殺せるものなら殺して見なよ!」







【抗うため、生きるための戦闘】

御山も時間が少し経ったお蔭で動けるようにはなる。そしてKPから1つダイスロールが行われる。1d3+4で7最大値。これはここからの制限時間であり、貴方たちはそのターン内に行いたいこと全て行って下さいと告げられる。

そして戦闘開始。

イゴーロナクが御山に向けて<手で貪り食う>に成功、しかしこれを<回避>で成功して躱す。

小倉『全てを終わらせ下さいってなんだ?』
自分『つまり……倒して、情報を得る、その情報を元に行動する。つまり御山の中にあるディスパイアを解き放つ方法があるから、それを実行するターンがあるんじゃないかなあと』
小倉『それだわ……つまり、実際は6ターンぐらいで片付けないとってことかあ』

そして躱した御山が、殺意を向けられたことで殺意で返す。<近接:杖>で仕込み杖を構う。しかし不定の狂気で片手が使えないため、-10%補正で65<74で失敗する。そういうとこだよ!元の値だったら成功してたわ!
蒼井さんが<ナイフ>を振るものの、75<81で失敗する。

一方、イゴーロナクが御山に再び<手で貪り食う>を成功、<回避>は失敗して1d4で3……喪失。御山の残り耐久値が3点となる。風前の灯火か。
「痛いんですけどぉ!」と<近接:杖>を振るものの、65<69で失敗。元の値なら当たって(ry
応急手当や医学がよぎるものの、手で貪り食うや光のダメージは治癒不可のため無意味。不定の狂気のため、片手で攻撃しているハンデを精神分析で無くすこともよぎったが、蒼井さんが30%台しかないため普通に殴ったほうが良さそうの結論に落ち着く。
小倉『<組み付き>で成功したら、ターゲットを(組み付いている)自分にだけ向けられませんかね』という提案で、蒼井さんが<組み付き>70>14でスペシャル、イゴーロナクの<回避>は失敗してそのまま一度動きを抑え込む。
これ完全に中の人の発言なんですが。蒼井さんカッコいいな???ボロボロの御山を助けるために得体の知れない化け物にナイフ向けて立ち向かうだけでもすごいのに、しかも手から噛み付いて治癒不可能な怪我を負わせてくるような相手に躊躇いなく組み付いて自分を標的にさせるってマジカッコいいな???いやほんとカッコいい。めっちゃ相方思いじゃん、あんなにずけずけ軽口返してたのに、めちゃくちゃ大事に扱ってんじゃん。いや今までの心配しまくる態度とか、なんだかんだで無視せずに会話してくれてた所からそれは十分伝わってたけど、本当に君相方思いの子だね、熱い。それに比べて御山ちゃらんぽらんで空気も心も読まずに地雷踏み抜いて軽率な発言ばっかでゴメンなって心境。

蒼井さんに組み付かれたイゴーロナクが<手で貪り食う>でスペシャルを出して振り解こうとするもこれを<回避>で躱す。
そして御山が<近接:杖>で攻撃する前にPLからKPへ一つ提案をする。『イゴーロナクが組み付かれているなら、こっちが攻撃する際に+命中補正付きませんか?』とごねて、命中補正を貰う。
KP『では+10%で』
自分『差し引いて、プラマイゼロですね??』
KP『いや差し引いて、で+10』
自分『差し引いて+10?!』
KP『うん不意打ちと同じで元値が+20なので』
自分『つまり、85%で振れる?了解~!』
>>近接:杖85<90で失敗<<
自分『出目やばいんだが?!?!?』
そして蒼井さんが組み付いたまま、首元にナイフを掻っ切るということで<ナイフ>75>70で成功。出目が危ういんだが??それに対するイゴーロナクが<回避>を振るも、致命的失敗。『このまましね!』『しんでくれ』とPL達が祈る。これに対する処理は零距離による攻撃のため、ダメージ2倍+2の攻撃で、2d4+2で6のダメージが入る。

組み付かれたイゴーロナクが<手で貪り食う>で攻撃をする。4クリティカルとか出ちゃうの??KPより『回避不可か、二倍ダメージどちらがいいか?』と聞かれて、おぐともさんが回避不可を選択。1d4で2点のダメージを蒼井さんが負う。
次いで御山のターンだが、『組み付き状態はどうなるの???』ということで、一度イゴーロナクと蒼井さんとのSTR対抗が入る。これに失敗してイゴーロナクが組み付きから逃れる。
そのため+補正なしで振ることに<近接:杖>65<92で失敗。待って?嘘でしょ?4連続失敗??しかも一度は85%で??ラストバトルなのに??
『ヒヤヒヤしてるよ、流石に』と言ってたけど、心の中バクバクである。うっそだろ、6割で成功だぞ、なんなら補正貰って8割5分で成功だったんだぞ、それでも4連続失敗?7ターンしかないのに?これでもし倒せなくて蒼井さんがロストしたら、引き摺るどころの話じゃないって。今まで快調にアンデッドの脳天かち割ってきたのに、ここで揺り戻しきた??
蒼井さんがもう一度<組み付き>を選択、ここで70>69で成功するも、イゴーロナクが<回避>を成功させる。君の30%どうなってるのさ???

そしてイゴーロナクの攻撃、<手で貪り食う>
>>>1決定的成功<<<
しかも対象は御山である。ここでKPからクリティカル処理として『回避不可、もしくはダメージ2倍どちらを選ぶか』を宣告される。
自分『え、決めてくるので。その前にちょっとトイレに行ってきていいですか?』と離脱。出目の揺り戻し本当にどうなってんだろう。というか片手使えないハンデがめちゃくちゃ出目に出てるというか、体調最悪満身創痍の影響か。というか、これたぶん蒼井さん失うかもしれない“恐怖”という感情で動揺をしてしまって手元狂ってる説がある。
ようやく決めてイゴーロナクの攻撃をダメージ2倍にすることに。つまり御山が<回避>失敗したら死亡が確定することとなる。ここで<回避>9スペシャルを出して避ける。
そのまま御山のターン、<近接:杖>で65>60でようやく成功する。イゴーロナクの回避は失敗。1d6+1d4で7点叩く。「思ったよりやるみたいんだね」というイゴーロナクの軽口に、「まだ喋れるんです?しつこい男は嫌われますよぉ??」と御山は返すも、まだ余力を残している様子にヒヤヒヤしている。
蒼井さんが<組み付き>を選択し、70>53で成功。それのイゴーロナクの回避は失敗。組み付いてイゴーロナクの動きを再び抑え込む。

組み付かれたイゴーロナクが蒼井さんに攻撃するも、それは失敗。御山がその隙に<近接:杖>で振り翳す、85>9でスペシャルを叩き出す。1d6+1d4で8点ダメージを与える。
組み付いている蒼井さんにはイゴーロナクの息が荒くなっていることが分かる。
「なんだ……効いてんじゃねぇか」
「僕が……人間如きに負けるわけがないだろ……っ」
「人間ごとき、だから負けるんだよ。お前は……馬鹿にしてんじゃねぇぞ……!」
そして蒼井さんがそのまま首筋に<ナイフ>75>48で成功し、イゴーロナクの<回避>は失敗。2d4で4点ダメージ。「そんなに逃げようとすんなって」と首に突き刺す。

そして組み付かれていたイゴーロナクが<手で貪り食う>を成功、蒼井さんが<回避>失敗して1d4の3点ダメージを負う。ここで反撃を食らった事で組み付きが振り解けたのか、STR対抗となる、これに蒼井さんが40>29で成功。攻撃は喰らったものの、痛みを堪えて拘束する腕は離さずに引き続き抑え込む。
「良いガッツですよっ」と御山が<近接:杖>を振る、85>83で成功、イゴーロナクの<回避>は失敗。「そのまんま、きっちり、抑えてて下さいね☆」と仕込み杖を振り翳す、蒼井さんが「ああ任せてくれ」とそのままイゴローナクを抑えて無防備な身体に1d6+1d4で7点のダメージを与える。しかし息はかなり荒くなっているものの、未だ生きているようだ。
蒼井さんが「これで終わらせよう……終わらせてやるよ」と<ナイフ>を振る……
>>>4決定的成功<<<
自分『うわああああああすごぉおおおおお!!!』
KP『かっこいいぃぃぃ!!!これはかっこいいぃぃぃ!!!回避しません!!回避できません!!!!』
自分『あっははっはっはwwww』

ナイフダメージを2d4+2で算出することとなる。
自分『強ぉぉぉぉぉ……
KP『かっこよ……これにはKPウキウキしちゃうなあ』
ダメージが5点算出され、KPから『そうだね……1個振るかあ』と1d100が振られて74の値が出る。



そしてシーンが再開される。
蒼井さんが組み付いた状態のまま、拘束して無防備に晒されているイゴーロナクの首元にナイフで掻っ切る。瞬間、ドス黒い血が噴き出る。その量は尋常ではなく、致命傷を負ったことを確信する。
「クソっ!!この身体もやはり不良品か……!小賢しい人間どもなんかに……!!」とイゴーロナクが叫び、頭がはじけ飛ぶ。しかし自分たちの予想を遥かに上回る情報と文字量が部屋全体を埋め尽くすほどに散らばる。
戦闘は終わったものの、ここからディスパイアから解き放つための方法を探さなくてはならない。ここでKPより『最後のラウンドです、<目星>を振って下さい』と告げられる。御山が75>61で成功、蒼井さんが65<71で失敗。

御山が薄れかけていた意識の中から、その膨大な文字から寄生を解く呪文を見つけ出す。不慣れながらも書かれた通りに口に出せば、全てを唱え終えた途端に身体から黒い何かが勢いよく飛び出した。その反動は凄まじく、御山の身体は叩きつけられる。黒い塊は奇声を上げながら悶え苦しみ、そして再び御山の身体に覆い被さる。しかしその塊は淡い光とともに消滅していった。

御山の意識が一瞬暗転したものの、再び意識が戻った際にはあの漆黒の塊はどこにもなかった。自分の中にいたディスパイアが完全に消え去ったことを確信する。それは全てを間近で見ていた蒼井さんにも分かったことだ。


御山「ええ~っとぉ……これぇ、終わったんですかぁ?」
蒼井「大丈夫か?」
御山「ちゃぁんと息してますよお?一応身体も五体満足ありますよお?」
蒼井「良かった……本当に良かった……
御山「おやあ?なんだか随分としんみりしてますね、蒼井さん」
蒼井「はあ……
御山「あれぇ、蒼井さぁん?どうしたんです?何かあったんです?」
蒼井「この状況でしんみりしない人間がいるかよ……いや、しんみりというより、身体の力が抜けたような感覚だ」
御山「まあ確かに一仕事?大仕事が終わったみたいなものですし??無理もないかと」
蒼井「ただ、」
御山「ん?」
蒼井「身体の力を抜けたんだけど、逆に、力がみなぎってくるような感覚があるよ」
御山「おお??これはもしや、強敵を倒したことでレベルアップ、とかです??」
蒼井「はあ……だといいな」
御山「ええ~なんか一人で納得したような声出さないで下さいよお」
蒼井「ふう…………飲み行くか、これから」
御山「ええ??今からですかあ??随分元気いっぱいというかあ、余裕があると言いますかあ、今何時だと思ってます?お店やってます?そもそも」
蒼井「そっか……ずっと暗闇の中に居たから時間の感覚がなかったな。悪ぃな、今なら何でも出来る気がしたんだ」
御山「もおー別にいいですけどーさっさとこんなとこ出て、コンビニ行きましょ、コンビニ」
蒼井「ああ」

そして全てを終わらせた2人は満身創痍であったものの、こうして平素のように軽口を叩けるほどの余裕が戻っていた。御山よりもまだマシだった蒼井が先に立ち上がって御山の方を見やる。

蒼井「どうだ、歩けるか?」
御山「あーちょーっとぉボロボロの、ズタボロですけどぉ。歩けないこともないですね」
蒼井「肩貸してやろうか」
御山「おお?随分優しいですねえ?」
蒼井「そう言ったことも出来んだよ、俺は」
御山「うんうん、いいと思いますよお~そういうとこ。じゃあコンビニ行ったらぁ、私の分のぉ、ほろ酔いでも買ってきてくださいよお」
蒼井「はは、ほろ酔いでいいのかよ」
御山「む。ちょっと馬鹿にしましたよね?私にはあれぐらいが丁度いいんです!」
蒼井「そうか。ま、コンビニ行ったら好きな味買っといてやるよ」
御山「わかりましたぁ~はぁ~~~今日一日ずっと働き詰めだったんですけどぉ!大仕事ばっかりだったんですけどぉ!ちょっとは労わってくれたっていいと思うんですけどぉ!」
蒼井「……そういや、報酬出ねぇなこりゃ」
御山「もう~~~ただ働きの骨折り損って、いっちばん、嫌な言葉です!」
蒼井「…………
御山「あ。」
蒼井「どうした?」
御山「今、嫌って気持ちが、いやってほどよく分かりました」
蒼井「……お前も、レベルアップってやつをしてるんじゃねぇの?」
御山「んふぅ?そうです?そうです??ちょ~~っとは人並みになりました?」
蒼井「俺から見ればお前も十分人並み……いや、人並み以上だけどな」
御山「んっふふ~嬉しいこと言ってくれますねぇ」
蒼井「ほら、」
御山「ん?」
蒼井「階段上がんぞ、足元気ぃつけろ」
御山「はあ~い、疲れた体に身が染みる……
蒼井「……今一番、階段が昇りたくねぇな」
御山「ですねぇ……まあ13段無いから大丈夫ですよ、きっと」
蒼井「はは、なら大丈夫か」



気付けば随分と時間が経っていたようで、外は薄明るく、しばらく経てば太陽が上がって朝日がいつものように差し込むのだろう。しかしもうディスパイアから解き放たれた以上、もうその光を恐れる必要はないわけだ。

そうしてまた私たちはお互いに軽口を叩きながら会話を交わして、標的に遺書を書かせて、その遺書を読み、届けた相手の顔を見ていくのだろう。そして、私たちの存在を知るものは姿を見ると口を揃えて言うのかもしれない。「遺書屋」と。



という訳で、トゥルーエンド「遺書屋」
両生還でした!本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!本当に良かった!!!!

本当に相棒の蒼井さんが居てよかった。いなかったら確実にどうにもならなかった。相棒に助けられたよ、やっぱり助けられてるじゃないですかあ!ちゃんとそこのところ、自覚なさって下さい?!

終わった後の感想で、ラストバトル6割4連続失敗でもし終わってたらKPからは『胸糞』と言われたし。自分は『これどんだけの確立かな、ちょっとSイシュタルガチャ引きに行くわ』と言ってたし。本当にあんなに当たらないもんかよお……あれ万が一にも相棒がいなかったら間違いなく乗り切れなかったわ。

そして蒼井さんがイゴーロナクの提案に乗ることを考えたと聞いて「あんなに大事ですよ、出来るひとなんですよって褒めたじゃないですかあ!」と喚いていたら、「だからそっちを選ぼうとした。自分の命を渡して仲間を守ることが出来る人間だって、証明してみようって」と言われたので、「じゃないです!じゃないです!もっと自分を大切にして下さい!」と反論しました。

で、最後の攻撃……切ない。ではなくて。蒼井さんの4クリナイフは神懸っていた。カッコよかったという話で、あそこ本当はイゴーロナクのHPは1残っていて、CON対抗を行って失敗したため倒した判定とした……とのこと。やっぱりあのダイスってそういうことかあ。でも本来ならイゴーロナクという神話生物にCON対抗ってないので、あそこKP温情無かったら制限時間オーバーで死んでたわ。やばい。しかも目星蒼井さんは失敗してたし。本当に綱渡りのような、クモの糸を掴むような、そんな中で掴み取った光のエンディングでしたね。

あとは5~6時間のシナリオな筈なのに内容が濃い。シナリオ上の時間も6時間経ってないのに、本当に短い時間で幾つもの出来事が襲い掛かってくるから内容が濃密すぎる。

それからシナリオ生還報酬のSAN値回復について、本当に蒼井さんがSAN値1しか出目出さなくて笑ってしまった。1以外が出た場面、唯一SAN値回復の4ぐらいでは?














【シナリオ通過後の感想】
【終わった後の自探索者について】
御山荒野ちゃんはやりやすかったし、ポンポン台詞や返しが出てきて楽しかったですね。個人的にロールプレイについてやりやすい又はやりにくいというよりかは、その探索者のキャラクターを掴むのにどれだけ時間が掛かるかという感じなので。一度キャラクターさえ把握すればいつでもどこでもロールプレイはイケるという人間です。その点、彼女はキャラクターを掴むのが超絶早かった。
あと彼女は色んなことをこの短時間に学んで成長したね……!!恐怖や憤り焦り、そして安堵。幾つかの感情を理解した彼女は今後どのような道を歩んでいくのでしょう。



【相方の探索者、蒼井影斉さんについて】
最初にお互いのHOが決まってどんな感じで探索者を作ろうかと相談した際、自分が『感情が理解出来ないから、人の感情が噴出する場面を見て理解しようとしている』と言ったところ。おぐともさんが『殺すことが、自分にできる唯一のこと』と特に何かが出来るわけではない彼が自分で唯一出来ると思っているのが命を奪うこと、という人物にしようかなと言ってましたね。

そのとき、『え、相棒が人の感情理解出来ないヤツだけど仲良くやってけれる??』と不安になったことを覚えてます。でもまあHOで「本心がどうあれ、互いのことを信頼しきっている」と記載されていたので、『人格はさておき、仕事上裏切ることも手を抜くこともないと知っているから、信頼を置いている』という理屈だろうなあ。ビジネスライクのお付き合いってやつだな!と思ってました。

なので実際、彼とコンビを組む切っ掛けも『彼女の目的のため、実行犯として元々活動していた蒼井さんを勧誘して、そのうち利害が一致してコンビを組んでしばらく経つ』という完全に損得でしたね。

でも蓋を開けてみたら、思いの外蒼井さんが結構御山に対して優しくてビックリした……もっとビジネス全開のドライな感じだと思っていたので。あんな人の地雷踏み抜くような、神経逆撫でするような軽口にも無視せずにちゃんと返事返してくれるし。めちゃめちゃピンチな御山のことを心配してくれるし、大丈夫なのか気を使ってくれるし、信頼を置いていることを言葉で表してくれるし。あれあれー?結構蒼井さん、私のこと大切にしてくれてますぅ??という心境。

まあ蒼井さん、小さい奈々ちゃんを配慮して屈んで視線を合わせようとしたり、仕事上付き合いのあった白石に敬意は持っているし、そんな彼を粗末に扱われて憤りを覚えるなど、かなり義理人情に厚い人物ですよね。御山のような、根っからの悪性というわけではないのが出てたのが人間味あって良かった……

一方の御山は、蒼井さんに対しては無視しないで会話に応じてくれたり、案外気遣ってくれたり、そんな彼に懐いてましたよ。自分にとって損得抜きで、大切な人間だと認識してました。


なので、白石との交渉のターン。
御山が交渉に否定的だったのが、PL考えもあるんですけども。御山自身も「自分は死んでどっちにしろ助からないから。そんな自分に蒼井さんが犠牲を払う必要がない」と交渉内容にメリットがないと思っていた以上に、「蒼井さんが犠牲になるのが耐えられない」という心理もあったんですよねぇ。
でも、蒼井さんが止まりそうにないから結果として杖を構えましたけど……自分の身体的不調と、蒼井さんを失うかもしれないという恐怖と焦りが壊滅的な出目をもたらした気がします。まじでロールプレイに出目をシンクロさせるな……!!!

ちなみに、もし制限時間が間に合わなかったら御山は何としてでも蒼井さんを止めようとしました。身体動かないんですけども。それでも言動で。
だって「自分よりも蒼井さんを生かすべきだって。自分の感情を理解できない性分は生来で、産み落とされた時点で人として落伍者だったからどうしようもない。でも蒼井さんは違うでしょう?彼は過程で自己肯定感を得られなかったから、自我や自信が持てないのであって君自身には高いポテンシャルがある。どう見てもどっちが助かるべきなのかは明白ですよねぇ?」と心底御山は思ってましたから。


いやあでもたぶん、蒼井さんは自分の身体を渡しちゃうのかなあ。そうなったら取り残された御山はどうするのだろう。
間違いなく“喪失”という感情を覚えて、“絶望”を知り、いよいよ感情を理解して受け止めるための“心”を壊して失いそうな気がする。
個人的に彼女の「人の感情が理解できない」というのは、あくまで「感情は自分の中で生じているし、言動にも表れているけども、彼女自身の中でそれがどういった感情なのか、ラベリングやカテゴライズ出来ていない」というものだと考えているので。彼女は感情自体は人並みに、いや蒼井さんの言葉を借りれば人並み以上にあるんですよ。
でも、この結末に至ったら彼女はいよいよその感情を生み出す心も失うと思う。そしたら、彼女の中で「遺書は自分が感情を理解するためのツール」にしか過ぎないので。遺書に固執する理由がなくなるんですよね。遺書屋も届人も辞めて、ただ淡々と無表情に仕事をこなすロボットのような殺人鬼に成り果てるような気がします。もしくは、蒼井さんを生き返らせる方法を模索して更に人の道を外れていくか……

いやあそんな結末に今のところ至ってなくて良かったですね。というかああ見えて御山結構相棒である蒼井さんに重たい“感情”を抱いてるので、まじそこはゴメンという感じです。いつも人の探索者も巻き込んで拗らせていくのね……自分って。





【自分の探索者の裏事情について】
だいたいのことは最初に書いてあった紹介文の通りですね。
ここからはセッションを終えて、振り返って思い浮かんだ彼女の事情についてです。たった今生えてきた設定とかいうやつです。

セッション前は彼女の過去に付いて一切考えていなかったんですけども。
たぶん、彼女の生まれや育ちはごくごく普通の一般家庭だったと思います。けど、生まれてきた彼女だけが異常で「人の感情について理解出来なかった」。そして家族も最初はそんな彼女を普通に育てようとしたけれども、育ててしばらくが経っても彼女の異常性が何も変わらなかったことに家族は恐怖を抱いて疎遠になって、結果として関係性が途絶えて絶縁状態ではないのかな。
彼女の知人たちもそんな彼女の異常性に遠巻きになっていたのではないかな。虐めるというよりかは得体の知れない化け物に忌諱して、一切話し掛けないという感じだったのでは。
そして彼女自身もそんな腫物のように自分が扱われることに疎ましさや面倒臭さを感じて、居心地の悪さに姿を消して裏社会に堕ちていったのではないかと。そこから自分の異常性である、感情と向き合うために行動するようになったと。

多分身の回りも「人に良いことされたら、ありがとうって感謝の気持ちを持たなきゃダメ、嬉しいって思わなきゃダメ」とか一方的に彼女へ教えようとしたのかな。でもこれって時と場合によってや、そもそも感情自体は受け取り側によって変わってくるものだから絶対そうでなければならない事でもないと思うんですよね。でも彼女が「じゃあなんでそう思わないと駄目なの?感謝とか嬉しいってどんな気持ち?」と疑問に思ったとしても、「いいからそう思いなさい、そういうものなの!」と押し付けられたのではないかな。

あと周りの人間も遠巻きに見ているだけで、ほとんど話す機会もなくて、会話すら交わしてくれなかったから、他人と喋る機会というのが少ないと思う。
だからコミュニケーション経験不足で、人の心情を逆撫でするような発言をしたり、ズカズカと土足で踏み入るような無神経な距離感だったり、気安く地雷発言をしたり、してしまってるのでは。人の感情の機微が分からないので尚更でしょうね。

そんな中で、なんだかんだで無視しないで会話に応じてくれる蒼井さんの存在というのは御山にとっては大きかったと思います。彼のことを気に入ってましたし、懐いてました。彼女はその辺の自分の感情も理解が追い付いていないので、全くの無自覚でしたが。

人の感情を理解出来ない、サイコパスな狂犬。というのが御山だったかもしれませんねぇ。





そういえば、ドロップアウトってGTOで自分は初めて知ったんですけど落伍者という意味じゃないですか。
で、ドロップというのが落ちるとかそういった意味じゃないですか。

なので個人的にシナリオタイトルの、ドロップアウトディスパイアって。ディスパイアという存在を産み落とされたとか、絶望という状況に落とされたとか、こんなドロップアウトした落伍者である探索者のこと自体を指してたり、あとはそんな探索者がこんな世界に生まれたという意味も孕んでいるのかなあとなかなか面白いタイトルだなあと思いました。この表題めっちゃすごいっすね……!!!!



こんなにめちゃくちゃ文章多くなってしまって、カウントしたら4万文字超えているそうです。『感想文って文字数じゃねぇぞ……!!』と自分でも困惑してますが。ともあれありがとうございました。めちゃめちゃ楽しかったです!

どうやらこのシナリオの続きが今後あるかもしれないという話ですので、期待して待ちたいと思います!


改めてありがとうございました!


















































































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