刀剣乱舞を知って日本刀を見に行く人への超初心者向け手引き
刀剣乱舞から日本刀へのはじめの一歩。
刀剣乱舞から日本刀に興味を持ったけどどないすればええねんな超初心者向けの手引き。
◎まず初めに。
日本刀に興味を持ってくれてありがとうございます。
興味を持っていただける日をお待ちしておりました。ウェルカーム!!
博物館とか行きづらいし、素人が行っても迷惑じゃない…?
(実際言われたことがあるので同じこと思っている人もいるのでは)
そんなことはないよ!めっちゃ歓迎してくれるよ!!私も嬉しいよ!!!
◎本物の日本刀を見てみたい。
ぶっちゃけ刀剣のお店はハードルが高いですよね。わかります。
まずは博物館に行ってみよう。
地域の市立博物館でも日本刀が見られることが多いです。
平安~江戸時代とか武士のコーナーとかに展示されていますよ。
写真だけじゃなくて本物を見たくなったら是非行ってみて。市立博物館は安い。
お城の資料館とか武将の資料館にはだいたい日本刀があるよ。
ちなみに日本刀は金属の工芸品なので美術ジャンルは「金工」。金工のコーナーに置いているところもあるよ。
私がおすすめしたいのは「特別展」ってつく催しで展示されている日本刀。
「より格好良く見せてやるぜ」という意気込みを感じる展示になっているものも多いので日本刀を好きになりやすい、かも。
◎みんな日本刀って何を見てるの?
形、模様、歴史。だいたいこんなところです。
この違いさえ分かれば花丸💮
・形
短刀:短いやつ
太刀:でかくて曲線なやつ(そのなかでも特にでっかいのが大太刀)
刀:お侍さんが持ってるやつ ※刀剣乱舞は打刀だけど一般的には刀ともいう
脇指:刀より短くて短刀よりもでかいやつ ※脇差という表記もあり
槍:いかにも刺すやつ
薙刀:刺すより切るって感じの長いやつ
【よくある質問「太刀(たち)」と「刀(かたな)」の違い】
日本刀の歴史からすると先にできたのが太刀。
剣・直刀(海外文化の輸入)→太刀(日本独自の刀の歴史の始まり)→刀(太刀の形から変わった)。
「太刀」は馬に乗ったまま使うときに抜きやすいようにカーブを描いてるの。切れる側が下向いて飾ってあったら太刀だよ。
「刀」は歩いている人が刀を抜きやすいように直線めになっているの。切れる側が上向いて飾ってあったら刀だよ。時代劇でお侍さんが持ってるのはこっちね。
切れる側が上向いたり下向いたりしてるのは腰に装備するときの形に合わせています。例外もあるけど(飾った人が見てほしいところによって向きを変えたりとか)。
元々太刀だった日本刀を、歩いている人が使いやすいように短く加工した結果、刀になったものもあるよ。(こういう風に元の長さより短くすることを「すりあげ」っていうよ)
太刀は儀式とかにも使われるよ。神社に奉納するのも太刀が多いかな。
・模様
地鉄(じがね)とか刃文(はもん)とか。
日本刀って鉄を折って伸ばして折って伸ばしてを繰り返すので模様の違いがでるの。
「地鉄」は鉄の模様で切るところの上の鉄を見てどんな模様があるかを楽しむのね。
その模様を木に例えて柾目肌とか板目肌とか
……。うん、初心者にはわかりにくい世界よね。
ぶっちゃけ私もよくわからないぞ!でも特徴的なの見ると楽しいよ!!
日本刀の違いで一番わかりやすいのは刃文(はもん)。
刃文は日本刀の切るところ(色が白っぽくなってる側)にある、先っぽから持つところのほうまで繋がっている線を書いたような模様のこと。
大きく分けると2種類。
直刃(すぐは):切るところに合わせてまっすぐ
乱刃(みだれば):ぐねぐね曲がっている
ちなみに刀剣はだいたい乱刃だ!
この乱刃の中には波の形の種類が分類されていて、「~~~」なゆったりな波型だったり「www」みたいなグネグネの激しい形だったりで、形の違いで呼び方が変わってくるよ。(のたれ刃、丁子刃など)
【よくある勘違い。刃文はどれ?】
白いところの形が刃文じゃない。あれは刃文が見えやすいようにきれいにしてあるところ。
ライトが当たるとその白い中にキラッキラって見える線状のものが刃文。日本刀を見ている人が前でかがんだり動いたりしているのはそれを見てるんだよ。
・歴史
歴史って言っても日本刀の中にはいろいろな情報があるよ。
説明文を読んだらその日本刀にどんな歴史があるのか見えて楽しい。
作られた時代(平安時代、江戸時代など)
作った人(三条宗近、和泉守兼定など)
持っていた人(織田信長、徳川家康など)
作られた場所(備前国、大和国など)
「作られた時代」
作られた時代によって日本刀の形にも特徴があるんですよ。
平安時代は細いとか南北朝時代はごついとか。形を見て年代を判別する、そんな人になれると
…いいな
…なりたいな
……( ˘ω˘ )
単純に1000年前の日本刀って言ったらびっくりしない?
1000年も前からある鉄の塊ですよ。それが
…それがこんなにキラッキラしてるんですよ!うわー美しい凄い!!
鎌倉時代に作られたってことは源頼朝の頃に出来たものなんだ、とか思うとワクワクするよ。
「作った人」
刀剣乱舞から始めた人はここ注目です!名前見て!
貞宗ってあの太鼓鐘貞宗くんの兄弟じゃーん!長船って燭台切光忠さんのファミリーじゃん!
この名前知ってる、わかるー。この人も知ってる!楽しい!!(書いてる人そんな感じ)
同じ作者ってことは作りが似てるってことなんですよ。
そこから、あの刀剣男士の日本刀はこんな風なのかなーって想像を膨らますのも楽しいんだよ。
「持っていた人」
織田信長が持っていた日本刀ってだけでテンション上がりません?
なんで知ってる人が持ってると嬉しくなっちゃうんだろうね。
刀剣男士は「織田信長の刀です」とか自己紹介してくれてるもんだから、ええーっじゃあ宗三左文字さんと一緒にいたこともあるのかな?って思っちゃうじゃん。私はそうです。
(ちなみに書いてる人は大包平が大好きなので大包平を持っていた備前池田家に関係する日本刀を見ただけで「大包平の知り合いじゃね、ヤッホー!!」ってテンション爆上がりになります)
「作られた場所」
作られた場所でそれぞれ特徴があるんだよ。
日本刀の有名どころは大きく分けると5つ。「大和伝(奈良)」「山城伝(京都)」「備前伝(岡山)」「相模伝(神奈川)」「美濃伝(岐阜)」これらをまとめて五箇伝(ごかでん)とよばれています。
刀剣乱舞を開始したとき、最初にサーバー決めたのを覚えていますか。
「戦績」入って「本拠」を見てください。この選んだサーバー名って日本刀で有名なところなんですよ。サービス開始時のサーバーは五箇伝にちなんだものでした(大和国・山城国・備前国・相模国・美濃国)。
自分のサーバーの名前で作られた名前を探したり、地名見て自分ちの近くでこの日本刀が作られたとかがわかると面白いよ。
博物館に行ってやってみるおすすめなこと。
最初は「この展示の中で一番好きなのはどれかな」って見るのがいいよ!
書いてる人は「みんな格好良かったけどなかでも2番目に展示されてた日本刀の刃文のなみなみ感なんかよかった」くらいで楽しんでるよ。
それで日本刀好きって言ってるからね、みんなもそれくらいで楽しんでね!
◎日本刀の名前ってなに
通常の日本刀の展示の紹介文を見てみよう。
「刀 銘 国広」
それだけ!
種類と作った人の情報だけ書いてあるのが基本です。
だがしかーし、有名な日本刀になると変わってくる!
「太刀 銘 備前国包平作(名物 大包平)」
ちょっと長くなったね!最後が増えた!!
借りて展示しているものだとどこの博物館のものなのかっていう情報も書いてあるよ。
持っている博物館での展示だと省略されるけど、大包平がどこかで借りて展示する場合はその情報も紹介文に書いてあるの。
大包平を持っているのは「東京国立博物館」だよ。
あと、国宝とか重要文化財とか国から特別な価値が認められている場合はそれも書いてあるよ。文化財保護法っていう法律で大切にするためのルールが設けられているものだよ(一年で展示できる期間とか展示していい環境とか)。
大包平は「国宝」に認定されているよ。
展示の時の解説文はこんな感じ。
「国宝 東京国立博物館蔵
太刀 銘 備前国包平作(名物 大包平)」
〈書いてあることの解説〉
国宝→国宝とか重要文化財のものはわざわざ書いてあるのだ!(重要文化財の中で超凄いものを国宝という)
東京国立博物館蔵→この日本刀の持ち主は東京国立博物館だよ
太刀→日本刀の分類(太刀とか短刀とか)
銘(めい)備前国包平作→この日本刀には持つところに備前国包平作と書いてあるぞ
名物 大包平→これは「大包平」って呼ばれてる日本刀だよ
持つところに何もないものは無銘といいます。
備前国包平作が何なのかは、備前国(今の岡山県)の包平が作ったよって言う意味です。
日本刀は基本的に作った人の名前を入れるというルールがあるのです。(銘 国行だと国行さんが作ったってこと)
ちなみに「大包平」はこの「太刀 銘 備前国包平作」につけられた号なのです。
「号(ごう)」というのは日本刀につけられたあだ名。
包平さんがたくさんの日本刀を作ったけれども「大包平」って名前がついているのはこの一つだけ。
「太刀 銘 備前国包平作」だとどの日本刀かな?ってなるけど「大包平」だとこの日本刀だってわかるよね。
※名物○○っていうのはちょっと特別なあだ名だと思ってください。号のなかでも特別な号。
ちなみに日本刀の名前(号)って、三日月模様が見られる三条宗近の作った太刀「三日月宗近」、板部岡江雪斎が持っていた左文字の作った太刀「江雪左文字」のように特徴と作者の組み合わせが基本だよ。トンボを切った「蜻蛉切」やホタルの伝説がある「蛍丸」みたいなダイレクトなあだ名とか本当に色々あるよ。
【注意ポイント。加州清光は加州清光くんじゃない?】
どういうことかというと、博物館で加州清光を見ていた人が「これが沖田君の刀なんだね!」と言っていたけどそれは違うのです。
新選組や幕末の人物が使っていたという刀剣男士たちは刀工名(刀作った人の名前、刀工は刀鍛冶と同じ意味)が刀剣男士の名前になっているの。
陸奥守吉行くんは「坂本龍馬の佩刀として知られちゅうね。」って自己紹介しているね。
陸奥守吉行という刀工が作って坂本龍馬が所持していた日本刀の「刀 銘 吉行」は京都国立博物館が持っているよ。展示の時には「坂本龍馬佩用」とか「坂本龍馬遺物」 って書いてあったりするの。
坂本龍馬の佩刀と証明されているこの日本刀は初期刀の一口、陸奥守吉行くんだね。
(一口(ひとふり)は刀剣類の数え方。「戦績」だと刀剣可能所持数とかの数え方が「口(ふり)」になってるよ。数え方は「一振」という数え方もあるけど厳密には槍は一振とは数えないので、刀と槍をまとめて数えるときは「口」を使うんだって。とはいえ、振りって使うのもよく見るけどね)
刀剣乱舞の陸奥守吉行くんのように「坂本龍馬が持っていたと確信のある陸奥守吉行」は展示されたことがあるけど、刀剣乱舞の加州清光くんのように「沖田総司が持っていたと確信のある加州清光」は残念ながら誰も展示されているのを見たことがないのです。
博物館で長曽祢虎徹が展示されているのを見て「贋作」って言ってた人がいたんですよ。
ちょっとそこのお方、そこに展示されているのは本物ですよ!?
うーん
…蜂須賀虎徹さんが長曽祢虎徹さんのことを「贋作」って呼ぶからその刀にそう言ったんだろうなぁ。
蜂須賀虎徹、浦島虎徹を作った人は「長曽祢虎徹という刀工」なのはご存じでしょうか。
刀剣乱舞では長曽祢虎徹さんは「源清麿が作った刀でありながら、近藤勇が長曽祢虎徹が作ったと信じているため、あえて長曽祢虎徹と名乗っている」というキャラクター。だから「虎徹
…?」って表示なのね。
ちなみにこの設定、実際に近藤勇の刀がそうだったのかというとはっきりとはわからないよ!
蜂須賀虎徹さんにとって長曽祢虎徹さんは作った人が違うから「同じ刀工じゃない」という意味で「贋作」と呼んでいるの。
じゃあ博物館に展示されている「長曽祢虎徹」を作った刀工はというと蜂須賀虎徹を作った人と同じ人。蜂須賀虎徹さんの真の兄弟というわけだ。(長曽祢虎徹は長曽禰興里入道乕徹とかちょいちょい名前変えてたりするから注意ね、同じ人が作ってるのに刀に表記された名前が違ったりするよ)
このひとが作った日本刀は全部刀剣男士と同じっていうのもあるね。
初代の千子村正(※村正は何代もいる)が作ったものは千子村正さんだからhuhuhuって思っちゃってOKだし、水心子正秀が作ったのはぜんぶ水心子正秀くんだよ。
刀剣乱舞のキャラクターが刀工名のときには「○○の持っていた××が作った日本刀」と「××が作った日本刀は全部キャラクターと同じもの」パターンがあるみたい。
ちなみに巴形薙刀とか静形薙刀みたいに、作った人の名前とかその刀につけられたあだ名じゃなくて「形状」が名前になっている刀剣男士もいるよ。
刀剣乱舞の刀がどれか特定できる刀剣かどうか。
それは自己紹介とか回想でのかかわり方とかキャラクターの説明文次第です。
古備前信房も「庄内酒井家の重宝」という文がなければ集合体キャラクターかと思いました。
【ちょっと知っておいてほしいこと。刀剣男士の名前の名を博物館の人は知らない】
号が刀剣男士の名前になっているものは多いですが、刀剣乱舞は一般的に親しまれていない名前を付けているものもあります。
例えば白山吉光。
白山比咩神社が持っている「剣 銘 吉光」が刀剣乱舞に登場する「白山吉光」ですが、博物館で展示の際にはその名前はあまり使われないようです(白山吉光の名称は以前から使われていたけれど広く親しまれた名前なのかは不明っぽい)。そのへんをちゃんと理解していないと「はくさんよしみつありますか?」「うちはそんな刀ありません」みたいなことになってしまいます。博物館施設に問い合わせる際は所蔵元に記載されている名前にしましょう。
白山吉光参考資料
白山吉光の名称で載っている資料
https://kanazawa-bidai.repo.nii.ac.jp/records/358
小竜景光は博物館の展示では「小龍景光」なので何故「竜」にしたんだろうというところではあります。小龍は誤字ではないんですよ。
小龍景光参考資料
所蔵元博物館の小龍景光紹介
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=F130
【ちょっと勉強。刀剣男士はどれ?】
刀剣男士の元になった日本刀を探してみよう。
「刀 銘 濃州関住兼定作(歌仙兼定)」って書いてあったら歌仙兼定だってわかるよね。
じゃあ「太刀 銘 国行」が飾ってあったらそれは明石国行かな?
刀剣乱舞でお馴染みの有名な日本刀でも号が書いて展示されるものとそうじゃないものがあるよ。
(刀剣男士は基本的に「号」が名前になってるから、慣れるまで正式な名前わかりにくいよね
…(´・ω・`))
刀工さんっていっぱい日本刀を作ってる。
それに違う地域や時代で同じ名前の刀工さんがいたりするの。
特定の日本刀を探すときに注目するのは「どこの誰が作ったか」「昔は誰が持っていたか」「今は誰が持っているか」「日本刀になんて書いてあるか」「大きさや形の特徴はどんなのか」だよ。
明石国行とかは昭和に名前つけられた割と最近の名前で名前が浸透されておりません。
博物館でも「太刀 銘 国行」となっています。大包平のように号が書いてないことも多い。
国行が作ったという太刀は複数あります。これだと1つに絞れませんね。
手がかりの一つは「今は誰が持っているか」。今はどこに保管されているんだろう。
刀剣博物館所蔵の国宝の国行が明石国行だよ。(ちなみに刀剣男士はレア度が高いと国宝の可能性が高いよ)
じゃあ、それで決定
………にはならない!
実は刀剣博物館には国宝の国行は2つあるのです!(※来派の国行と当麻派の国行)
説明文の明石藩主松平家伝来があってようやく「明石国行だ!」って思うわけです。
一応長さとかでも判別できるけど覚えきれんので所蔵元と○○家伝来くらいは覚えておくといいです。
(刀帳とか実装時のキャラ紹介とかでどこのおうちと関係あるか言ってくれてるひとと言ってくれないひとがいるけど
…)
山伏国広はもっと難しいです。
重要文化財「太刀 銘 日州古屋之住国広山伏之時造之天正十二年 二月彼岸 太刀主日向国住」。
これは日本刀に書いてあるもの全部覚えないとわからない「日本刀になんて書いてあるか」パターンです。
山伏していた国広さんがこの年に作った日本刀ですよって書いてありますね。刀剣研究家の本などでは山伏国広の名前で出てきますが、展示だと書いてないことが多い。ちなみに国広の太刀で文中に山伏って書いてあるものが他にもあるんですよ
…。
ちなみに新選組の堀川国広くんは刀工名。山伏国広さんや山姥切国広くんを作った人は堀川国広なんだよ。
(近年の展示は号が書いてあることが増えたみたいです。ご厚意で刀剣男士でお馴染みの号で展示しているところもあります。2020年の『埋忠展』では山伏国広、明石国行と書いてありました。わかりやすい。)
ゲームでお馴染みの脇差や短刀などの分類もちょっと違うこともあるよ。
骨喰藤四郎は刀剣乱舞では「脇差」と書いてあります。しかし、博物館では「薙刀直シ刀 無銘(名物 骨喰藤四郎)」となってるじゃあないですか。
これは刀剣乱舞だと脇差と言っているだけで、明確にはどっちかは決まっていないのです。大きさで分類されているとはいえ結構あいまい。昔から刀って言われていたものは現在でも脇差サイズでも刀だったりします。
ちなみに物吉貞宗も刀剣乱舞では脇差ですが、所蔵している徳川美術館では「脇指 無銘 貞宗(名物 物吉貞宗)」、文化庁のホームページでは「短刀 無銘 貞宗(名物 物吉貞宗)」となっています。そう
…境目はゆるふわで結構何でもありなのです
…。
ちなみに、無銘(むめい)って日本刀に作者の名前書いてないのに何で貞宗が作ったってわかるのか。
それは鑑定士さんが貞宗が作った日本刀の特徴があるから貞宗が作ったものだ!って認定しているからです。
刀剣乱舞でお馴染み藤四郎兄弟。博多藤四郎、秋田藤四郎、乱藤四郎。たくさん短刀が出てくるよね。
この刀は全て「短刀 銘 吉光」なのです。
例えば後藤藤四郎は昔から「後藤藤四郎」って名前で親しまれているから展示の時にも「短刀 銘 吉光(名物 後藤藤四郎)」って書かれているので博物館で見たらだいたいわかります。
ちなみになんで「吉光」なのに「藤四郎」なの?
ぶっちゃけわからん。
作った人の名前が粟田口吉光さんの通称が藤四郎だったから
…という説もありますが実のところよくわかっていません。
吉光は鎌倉時代の刀工で、実際に生きていた時代に藤四郎と呼ばれてたのかは不明。いつからそう言われたのかはわかりませんが江戸時代には「粟田口吉光=藤四郎」と認識されているようです。もしかしたら吉光さんという刀工が多いからその区別なのかも。
◎刀剣男士に会いたい
せっかくだから刀剣男士の日本刀を見たい。
めっちゃわかるー!!
気を付けてもらいたいのは「会える男士と会えない男士がいること」!
刀剣男士の元になった日本刀は全てが現在も存在するものではありません。
会えない男士とは、今剣や岩融などの物語の中にしかないもの、薬研藤四郎や御手杵のように焼けたりしてなくなってしまったもののこと。
いま存在をしていてもその日本刀に会えるかどうかの話なんだけど。
まず、博物館の展示には常設展示(いつでも見られる)と期間限定展示があります。ちなみに国宝とかは法律でどれくらいまでしか出しちゃいけないとか決まっています。
そもそもずっと展示してたら日本刀の状態に悪いから見られる機会って短いんだよね。
ちゃんと理解していないと「丸亀市立資料館にあるにっかり青江をみるために週末に飛行機のチケットとって旅行したのに、にっかり青江に会えなかった!」などという惨事が起こってしまいますよ!!!
目的の日本刀を見に行くときには「なにがいつまで見られるかの展示期間の公式情報を確認してから見に行ってください」(めっちゃ大声)!!!
展示している博物館のホームページに出てるから
…ちゃんと見てくれ
…。
うんうん、あなたが会いたい刀剣は「村雲江」と「鶴丸国永」と「豊前江」ですか。なるほど。
村雲江は博物館とかじゃなく個人で持っているものでそうそうお目にかかれないもんなんや
…。
鶴丸国永とか一期一振や鶯丸とかは天皇家の持ち物なのでほぼ見られないもんなんや
…。
豊前江は文化庁も探してる行方不明の日本刀だからどこにあるのかもわからんのや
…。
刀剣乱舞とコラボ企画をしていて刀剣乱舞公式twitterなどでお知らせがあるものもあります。
しかし、コラボ企画をしていなくても刀剣男士の日本刀は展示されているのです!
ぶっちゃけ現在どこかで誰に会えるのかを知るのは難しいです。
「刀剣男士 展示」で検索してまとめられているサイトを見る
…とかになっちゃう。まじで地道な作業してましたよ自分。今も基本twitterで情報流れてくるの見てる感じだし。
一つの方法として「刀剣乱舞ONLINE(とうらぶ) Wiki*」の刀剣展示情報にご厚意でまとめられているのを参考にするのもいいと思います。
『刀剣乱舞ONLINE(とうらぶ) Wiki* 刀剣展示情報』
https://wikiwiki.jp/toulove/%E5%88%80%E5%89%A3%E5%B1%95%E7%A4%BA%E6%83%85%E5%A0%B1
◎東京でいつでも日本刀が見られるおすすめ博物館
美しく日本刀を飾ってくれているところ。アクセスもよし。
・東京国立博物館(上野駅)
だいたい行ったら刀剣乱舞に出てくる日本刀が1つ以上は見られるすごいところ。エブリディ国宝の日本刀が見られる。グッズコーナーにも刀剣男士の元になった日本刀のポストカード、メモ帳、マスキングテープとかがあるよ。
会えるかもしれない刀剣男士(東京国立博物館所蔵):三日月宗近、大包平、獅子王、鳴狐、大般若長光、小竜景光、厚藤四郎、毛利藤四郎、亀甲貞宗、石田正宗、童子切安綱、水心子正秀(※水心子正秀さんが作った日本刀の集合体なのでこちらに関しては号ではなく水心子正秀が作った刀がありますということです)
・刀剣博物館(両国駅)
日本刀がずらーーっと並んで展示されているところ。玉鋼が買える。企画展では所蔵品じゃない日本刀も色々展示されるからこの場所で会える刀剣男士も多い。
両国駅は日本文化いっぱいで江戸東京博物館、すみだ北斎美術館、相撲博物館が近くにあるよ。
会えるかもしれない刀剣男士(刀剣博物館所蔵):明石国行
◎やっぱり博物館行くのこわいやで
…
刀剣男士が展示されてたら必ずってくらいに審神者がいるぞ!!マジで!!!
刀剣乱舞をきっかけに博物館に行く人って多いんだよ(`・ω・´)
刀剣男士のグッズを持ってる人とか、刀剣男士イメージな色合いのお洋服で楽しんでる人もいるよ。
一人で来てる人が多い。だいたい女性がいる。コワクナイコワクナイ
…ミンナトモダチ
…。
友達を誘ってみたり、フォロワーさんに声かけたりするのもいいかもです。(自分も募集することあります)
審神者主催で博物館に見に行こう企画もあったりするので探してみるのもいいかも。旅行会社がツアー組むこともあるよ。
◎博物館の注意事項
博物館で騒がないこと、会えて嬉しくてもお口チャック!
原則フラッシュ禁止!写真禁止ってあったら撮っちゃダメ!
ボールペンは基本禁止、メモのためには鉛筆を持っていこう!
列やレーンがあるところは順番を守って見よう(ちなみに大体はそんなものないよ)!
ほかの人がいるときには独占しすぎて迷惑かけないように注意しようね!列並びなおそう!
せっかく遠方から来たのに誰かがずーっとお目当ての刀剣から動かないって嫌じゃん、悲しいじゃん!!!
禁止行為は博物館に書いてあるけど、わからなかったら博物館の人に聞くのが一番。
特にお写真については博物館の人に聞いたほうがいいよ!
撮影可でもSNSに掲載禁止とか、個人で楽しむのみOKとかがあるから確認をとろうね!!
(撮影方法はスマホ系のみデジカメはダメ、キャプションはSNSにあげるのダメ等あります)
ライトを持ち込む話も聞きますが、絶対に許可をとってから照らしてください。だいたい不可です。
絶対に主催者側のルールは守ってくださいね!!!
◎さいごに。
博物館に行っても日本刀全然興味を持てなかった
…。
そんなこともあるさ!一回でも日本刀そのものを見てくれてありがとうね!!
最初はただ「鉄の塊が並んでる
…」「武器としては格好いいけど違いが判らん」「違うのは分かったけど凄さとは」「説明文がイミフ」そんなもんだと思います。
格好良かった、きれいだった、歴史で名前を知ってる人が持ち主だった。
それくらいの感想が持てたらパーフェクトです。ちょっとでも感情が動いたら素晴らしい!!
無理に好きになろうと思わなくていいんですよ。私も好きなキャラクターの刀剣男士の日本刀見て好きセンサーが動かなかったとかよくあります。好きな日本刀と好きなキャラクターが別って人は多いんじゃないかな。
実物を見る、以外にも、刀の作者の特徴を知る。刀の持ち主を知る。刀の歴史を知る。刀を撮る。刀を持つ。刀を描く。刀を目的に旅行する。
もっと他にも日本刀の楽しみ方って多様多種でいっぱいあるんだと思っています。
また見てみたいな、刀剣男士の元ってやつをこの目で拝んでやろうじゃないか。
そう思ったらもう一度見に行ってみてください。
また日本刀の前にあなたが立つことをお待ちしております!(*´ω`*)
書いた人が日本刀好きになった経緯
刀剣乱舞をきっかけに東京国立博物館に獅子王と鳴狐の展示されていると知り、実物の刀剣を見に行ったらたまたま展示されていた大包平がめちゃくちゃ格好良いと思ってから日本刀が好きになった。一番好きな日本刀は大包平。ちなみに一番好きなキャラクターは太郎太刀さん。
《日本刀をもっと知ってみよう!》
日本刀に興味を持ってくれたら、もっとその日本刀を知ってくれたら嬉しいな(*´▽`*)
・具体的に刃文とかなんやねんという方は大包平を使った日本刀解説もどうぞ!(∩^ω^∩)